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ブラタモリのまとめ

【奄美大島】ブラタモリ紹介の歴史・地形観光スポットまとめ…2017.3~4

2017/04/02

NHK番組のブラタモリで、奄美大島の歴史や地形を踏まえた観光スポットが紹介されました。旅行の備忘録や教養のためにぜひご利用ください。

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  • 奄美大島(3月4日)は、記事の前半に配置します。
  • 奄美の森(3月25日)は、記事の後半に配置しました。
  • 奄美の海(4月1日)の編集は終わりました。もくじ★印が目印です。

奄美大島とは/ブラタモリ奄美大島

ブラタモリが訪問した奄美大島は、鹿児島市の南380kmに位置する、南西諸島で沖縄本島に次ぐ大きな島です。豊かな自然に恵まれ、大島紬、黒糖が名産品。

大島紬は、黒色の発色が印象的で、高価ですが、奄美大島の成人式では定番です。大島紬は、和服をさすこともあれば、布をさすこともあります。ブラタモリのテーマは、自然を生かした奄美の宝とは?

ブラタモリは、奄美大島の中心・名瀬港の対岸、龍郷町戸口地区からスタートしました(レストラン磯の華付近)。「自然を生かした奄美の宝」を知るには、戸口地区で見学した、赤い土がヒントになります。岩石には様々な成分が含まれますが、雨に流されにくい鉄分やアルミニウムは残り、鉄分が酸化して赤く変色するのです。奄美大島で多く見られる、蘇鉄(ソテツ)も「奄美の宝」に関係するようです。

大島紬の「金井工芸」/ブラタモリ奄美大島

ブラタモリは、龍郷町戸口地区にある大島紬の金井工芸を訪ねます。

※アクセスにバスを利用する場合は、上戸口停または中戸口停下車。体験は1回2000円で、申し込み制。

出典
http://www.poss-kyushu.com/tanken/201407/index_2.html

金井工芸では、島に自生するテーチ木を煮出すことで、染料を作っています。

  • 600kgものテーチ木を2日間煎じます。
  • 次に煮出した液体に、絹糸を漬け込みます。
  • タンニン酸の作用で、赤く染まった糸が完成します。

しかし、これだけでは、大島紬の最大の特徴である、渋く深みのある黒色は生まれません。この後、どのような工程があるのでしょうか?

出典:同上

ブラタモリは、泥田に向かいます。金井工芸の方が、泥田に入り、絹糸を浸すと少し色が暗くなります。そして、工房に持ち帰り、テーチ木を染め出した染液に漬け込みます。これを繰り返すことで、黒色が生まれます。テーチ木由来のタンニン酸が、泥由来の鉄分と化学変化を起こしたのです。

江戸時代に始まった技法です。しかし、化学変化を起こすには、奄美の土であっても赤く変色したものは使えません。金井工芸がある龍郷町には、150万年前の粘土地層土を含む泥田があり、鉄分が空気に触れず残っているのです。

タモリさんは、胸までカバーする防水のズボンを履き、水田に臨みます。泥田の泥は、何度も染め直すと、鉄分が少なくなり黒く染めることができなくなります。ここで、蘇鉄(そてつ)を活用します。科学的な仕組みはまだ解明されていませんが、蘇鉄を投入することで、鉄分が蘇るのです。

タモリさんは奄美リゾートホテルTHIDAMOONで、大島紬を簡易的に試着します(試着は通常は行っていませんが、口コミ評価はまずまず高いです)。

水田干拓の痕跡「裏の橋立」/ブラタモリ奄美大島

ブラタモリは、奄美大島編の北西部にある浦の橋立を訪ねます。ここには、水田を作る場所がほとんどない、奄美大島の工夫が見られます。

※竜郷役場前バス停利用

浦の橋立には、入江を切り取るように不自然な直線道路があります。人工堤防を作り、水田を作るスペースを確保したのです。

約250年前の人口堤防づくりは大変な難工事でした。1つの工夫として、堤防脇の岩山に穴が空けられています。これは、海水を通し、堤防の強度を保つための工法です。「とおしめ」の石碑が、目印となります。一連の開拓工事を取り仕切ったのは田畑佐文仁氏で、今でも奄美大島にその功績が語り継がれています。

「水間黒糖工場」で黒糖と奄美の関係を知る/ブラタモリ奄美大島

様々な工夫をしても、奄美大島では、良質の米を多く作ることができませんでした。そのため、江戸幕府(薩摩藩)の指示で、作物の切り替えを進めます。奄美大島では、米の代わりにサトウキビが作られるようになったのです。

※水間黒糖工場様について、屋号に誤記があり訂正いたしました。お詫びいたします。

ブラタモリは、水間黒糖工場(一般非公開)を訪ねます。黒糖を固める工程で石灰が必要になりますが、サンゴ礁を砕いたものを利用していました。

奄美大島では、1713年に黒糖による年貢納めが始まりましたが、高値で取引されることがわかると、次第に稲作は制限され、幕末には年貢を全て黒糖で納めることとなります。この頃には、島民のほぼ全員が、黒糖の生産に従事することとなりました。黒糖で得た財源は、薩摩藩の近代化に大きな貢献を果たしました。

※楽天市場の説明によると、黒糖には、加工黒糖・黒糖・赤糖の3種類が存在します。

蘇鉄の秘密がわかる「安木屋場地区」/ブラタモリ奄美大島

  • 地図印:金井工芸(大島紬、体験予約制)
  • 地図印:浦の橋立(水田開拓の跡)
  • 地図印:水間黒糖工場(一般非公開)
  • 地図印:安木屋場地区(蘇鉄の群生地)
  • 地図●印:名瀬新港フェリーターミナル
  • 地図印:奄美空港

ブラタモリは、安木屋場地区に移動します。

まず、急な斜面を、無理に段々畑に造成していた場所を見学します。段々畑は、サトウキビの作付面積を増やす苦肉の策だったのです。斜面の下の方にはには蘇鉄が植えられ、土どめとなっています。

奄美大島にはさとうきび畑だけが増え、島民はついに日常の食べ物にも困るようになり、「黒糖地獄」と呼ばれました。このとき、奄美のシンボルとも言える、ソテツが救いをもたらします。なぜソテツが食糧難を解決したのでしょうか?

ブラタモリは、蘇鉄が大量に植えられた場所を訪ねます。

奄美大島では、食料に困窮したさい、蘇鉄を食べて生きぬいたのです。一帯には6万本の蘇鉄が植えられています。蘇鉄には毒があるため、面倒な毒抜きを経て、おかゆ状にして食べられていました。この蘇鉄は、江戸時代だけでなく、戦後の食糧難も救いました。

島民は、奄美を支えたのは蘇鉄ですと、感謝の意を表します。タモリさんは、蘇鉄のおかゆを試食します。味はほとんどない、デンプン質でした。

(1日目まとめ)ブラタモリ奄美大島 自然を生かした奄美の宝とは?

ブラタモリ奄美大島のテーマは、自然を生かした奄美の宝とは? でした。

  • 「金井工芸」で見学した大島紬づくりには、奄美大島のテーチ木と、鉄分を含んだ土壌が生かされている。
  • 「浦の橋立」では、浦に人工堤防を設けて作られた、水田開拓の痕跡が見られた。
  • 「水間黒糖工場」(一般非公開)に関連して、江戸時代の黒糖と奄美大島の関わりを学ぶことができた。
  • 「安木屋場地区」では、サトウキビの段々畑の土留め、あるいは食料として奄美大島を支えた、蘇鉄の群生地を見学した。

2日目テーマは、奄美の森を知る/ブラタモリ奄美の森編

ブラタモリ奄美編の2日目は、龍郷町・赤尾木地区からスタート。海岸線が近い、奄美大島らしい海を見ることができます。天候は曇りでしたが、海の色はエメラルドグリーンです。

ブラタモリ奄美大島編、2日目のテーマは、「奄美は生き物の楽園」です。

場所 固有種数(動物) 固有種数(植物) 面積(ha)
奄美大島 124 29 11,544
知床 71,100
小笠原諸島 161 7939
ガラパゴス諸島 243 103 13,325,500

ハブ対策/ブラタモリ奄美の森編

ブラタモリは、龍郷町・赤尾木地区の海岸にある、民宿さとの家付近から内陸に移動し、ホームセンタービッグⅡ奄美店を訪ねます。

ブラタモリは。NHKの番組ですので、小さなお店を含め、企業名を出しません。奄美編の、「大島紬の金井工芸」「ビッグⅡ」は、企業名がはっきり珍しい編集です。

今回は、奄美の山地を歩くため、タモリさんは、はぶ取り棒の扱い方を練習します。ビッグⅡでは、木製のはぶ取り棒は、4743円。捕まえたハブは、研究等に利用できるため、鹿児島県に3000円で買い取ってもらえます。ただし、沖縄県は、ハブ取り棒は専門家のためのものであり、危険な生け捕りを絶対にやめるように警告しています。

奄美大島が、生き物の楽園になった理由に、ハブはどう関わるのでしょうか?

奄美の地誌である『南島雑話』には、 ハブに打たれ自ら足を切らなくてはいけなくなった人の図柄など、ハブの恐ろしさへの警告が登場します。ハブへの恐怖心が、奄美の山林から人々を遠ざけ、奄美の自然を守ったと言えるのです。

ハブは、沖縄諸島や奄美諸島に生息し、山地や森林に留まらず、人家の周辺でも活動しています。ハブにかまれた場所の約4割が畑となります。

沖縄県内には、22種のヘビが生息し、うち危険度が高いのは、ハブ、ヒメハブ、サキシマハブ、タイワンハブの4種類です。冬眠はしないため、冬も注意が必要ですが、原則夜行性になります。昼間かまれるのは、休んでいるハブに人が近づいたことによります。

※奄美諸島は、鹿児島県です。

奄美自然観察の森/ブラタモリ奄美の森編

ブラタモリは、奄美自然観察の森を訪ねます。

奄美自然観察の森

  • 鹿児島県大島郡龍郷町円1193番地
  • 9:00~16:00(入園無料/募金推奨)
  • 名瀬港より車で約40分
  • 奄美空港より車で約40分
  • 園内は遊歩道が整備され、所要1時間程度。展望台からは、海を見渡すことができる。

奄美自然観察の森では、多くの奄美固有種を観察することができます。

以下4枚の画像出典は、奄美自然観察記様です。

オオバカンアオイ(絶滅危惧種)は、自力では1mの範囲に繁殖するために100年を要します。種はアリが運ぶため、地表近くに花が咲くのではないかと言われています。

ほかにもアマミセイシカ(写真)、アマミテンナンショウなど、固有種の植物があります。

ブラタモリは、取材中に固有種ルリカケス(国の天然記念物)の撮影に成功しています。カラスの仲間です。

ルリカケスは、奄美では、人間が多い低い場所に巣を作り、天敵から身を守っています。

ほかにもズアカアオバト (写真)、アカヒゲ 、リュウキュウコノハズクなどが、奄美固有種となります。

固形種が多い理由を探る/ブラタモリ奄美の森編

奄美自然観察の森の展望台のひとつ「パノラマトリデ」から奄美を見ると、奄美大島の地形が良くわかります。

奄美大島は、山あり、谷ありの複雑な地形です。全体としては、山がちな島となります。一方、奄美大島から見える喜界島は、平らで変化のない島です(比較的新しい、隆起サンゴ礁段丘)。

奄美大島の歴史をさかのぼると、大陸の一部だったことがわかります。1000万年前には、現在の奄美大島の場所は、中国大陸の東のへりだったのです。その後、今から500万年頃前までに、プレートの動きにより、大陸が引き裂かれ、東シナ海が誕生し、最終的には琉球列島は独立することとなります。奄美大島、徳之島、沖縄本島の南部、西表島など、山がちで古い島は、長い歴史を持つため、ゆっくりと隆起や侵食が進み、複雑な地形が誕生しました。

奄美大島などには、大陸にいた生物が取り残されました。一方、大陸の同種の生物は、氷河期や天敵の肉食獣の誕生などで滅び、奄美大島に大昔のままの固有種が残ることになりました。奄美大島は、暖流に囲まれ、天敵の流入がなく、また面積が広く開発の波にもさらされませんでした。奄美の固有種には、アマミノクロウサギ、ヤンバルクイナ、イリオモテヤマネコなどがあります。

アマミノクロウサギは、耳が短いのが特徴です。外敵から身を守るために、進化し耳が伸びたのが現在のウサギですが、アマミノクロウサギは、古いウサギの名残と思われます。

★3日目は、まずマングローブへ/ブラタモリ奄美の海編

ブラタモリ奄美大島編の3日目。タモリさんは、奄美大島の中央付近にある、マングローブ一帯に移動します。

黒潮の森 マングローブ

  • 路線バス 古仁屋行き「マングローブパーク前」下車/西仲間行き「西仲間」下車 徒歩7分
  • 奄美市名瀬から車で20分
  • 奄美空港から車で70分

タモリさんはカヌーを練習したのち、カヌーでマングローブへ漕ぎ出します。マングローブとは、熱帯・亜熱帯における、海水と淡水の境目(汽水域)の生き物の総称です。海と陸の際であり、特に多くの種が見られる場所です。

マングローブの海の生き物/ブラタモリ奄美大島

カヌーを降りて上陸し、干潟を歩きます。干潟には、33種類のカニがいます。

まず、極小のコメツキガニが見つかります。甲羅の大きさは1cm足らずで、食べ物を砂ごと口に入れ、砂の部分は砂団子にして吐き出す特徴があります。

以下2枚の画像出典は、奄美自然観察記様です。

出典:奄美自然観察記

ミナミコメツキガニは、横歩きでなく、まっすぐ進むのが特徴です。特定の巣穴を持たず、敵が現れると、回転しながらその場に潜って隠れる性質があります。

動画の最後の方に、ミナミコメツキガニが回転しながら隠れる様子も収録されています。

ブラタモリは、マングローブにある川のなかで、大型の、ヒルギシジミを発見します。最大15cm前後に成長します。

タモリさんは、(番組の後半で)ノコギリガザミという大型のカニを発見します。

マングローブの木/ブラタモリ奄美大島

出典:ウィキペディア(オヒルギ)

奄美のマングローブでは、メヒルギ、オヒルギの2種類の植物が大半を占めます。

  • メヒルギ  まな板をたてかけたような形の板根(ばんこん)で、泥の上でも安定している。葉が丸い形状。
  • オヒルギ  ドレッドヘアーにも見える、膝が折れ曲がった形の膝根(しっこん)が特徴。葉は丸くない。

これらの根の形状は、泥の上に生育するのに都合が良いからです。また、メヒルギ・オヒルギに共通する、棒状の根を出した胎生種子は、落下して突き刺さり、泥に根づくことができます。

メヒルギ・オヒルギの緑の葉は味が悪いですが、黄色くなった葉は十分に食べられる塩味です。これは、メヒルギ・オヒルギが吸収してしまった塩分を、排出していると考えられています。メヒルギ・オヒルギは、双方とも成長が遅く、陸上の植物間の競争に負け、際(きわ)で生き抜く生態となりました。水に落ちた黄色い葉はエサとなり、食物連鎖ができています。

奄美のマングローブと地形/ブラタモリ奄美大島

奄美にマングローブが生まれたのは、2つの川が合流し、地図右手に堤防の役目をする地盤がある地形が背景にあります。2本の川が土砂を運び、堤防役の地盤によってせき止められているのです。

大島海峡へ/ブラタモリ奄美の海編

ブラタモリは高知山展望台に移動します。

高知山展望台

  • 古仁屋港(瀬戸内町)からクルマで10分。
  • カーナビに「古仁屋ゴルフ場」を入れても良い。

高知山展望台からは、湾が深く切れ込む、リアス式海岸の内海(大島海峡)を見ることができます。穏やかな海ですが、外洋が横切っており、海流が通り抜けられることに特徴があります。これは外見上似ている英虞湾(三重県)とは異なり、エサが大変豊富になります。

ブラタモリ 志摩の歴史・地形観光スポット

大島海峡に生息する、アマミホシゾラフグは、ミステリーサークルのような不思議な造形を、海底に作ります。最近になって発見された、非常に珍しい品種です。

ブラタモリは、大島海峡にある養殖のいけす(一般非公開)を見学します。大きな給餌船などを見学し、船で沖に出ます。いけすに着くと、クロマグロが泳いでいました。この日は、サバを餌にします。奄美の海の温かさは、マグロを3年で100kgにまで成長させます。マグロは繊細なため、水が濁っていると、不安定になり網にぶつかってしまいます。澄み切った奄美の海では、完全養殖に世界で唯一成功しています。

写真はふるさと祭り東京に登場した、近大マグロです。近畿大学は、奄美大島の大島海峡沿岸にも実験場を持っています。

(3日目まとめ)なぜ奄美の海は、生き物の楽園なのか?

  • 独自の地形が生んだマングローブの存在
  • 特殊なリアス式海岸

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