新潟へぎそば発祥の地 小千谷のランチ・観光・ホテルのおすすめ

新潟名産である糊(のり)を使ったへぎそば発祥の地小千谷駅周辺は、東京から近い新潟の穴場。ランチ、観光、ホテルのおすすめをご案内します。2015年7月、2016年4月取材。

新潟へぎそば発祥の地 小千谷のランチ・観光・ホテルのおすすめ

 

小千谷のランチ・観光・ホテルのおすすめ(結論)

小千谷

写真:小千谷駅前の鯉のトンネル

✔ ランチは、へぎそばなら角屋とわたやが2強。「角屋サンプラザ店」、「わたや本店」が観光には便利です(小千谷駅から小千谷本町バス停へ移動)。小千谷駅前の「そば処和田」も味に差はありません。

✔ ラーメン屋では遠方からもマニアが訪ねる「勝龍」で決まり(量多い店)。時間がない場合は「錦鯉の里」至近の「つり吉」です。小千谷らしい昭和風の食堂(喫茶店)なら超穴場「茶居夢」が地元客に人気。

✔ 小千谷の観光地は「錦鯉の里」が定番。歴史に興味があれば幕末・小千谷談判の舞台。さらに、わたや本店周辺の寺社や信濃川散歩もおすすめ。旅行者が少ないためホテルは古いスタイルのみ。ビジネスホテル ニュープラザ小千谷パークの順におすすめです。

小千谷駅周辺の名物はへぎそば

「へぎそば」は小千谷名産の織物の「糊」をつなぎに利用している珍しいしば。食用にもなる海藻です。糊の効果で、強い弾力感と独自の風味が出るぜひ食べてほしいそばです。へぎそばは、「へぎ」と呼ばれる食器にくるりと丸めて盛り付けます。

へぎそばは「角屋」「わたや」が2強を形成

小千谷の町は、駅から遠く離れた川向う。徒歩25分程度(バス5分程度)の「小千谷本町」バス停が中心地。町なかのそば屋は「角屋」と「わたや」が2強となります。

✔ 角屋 … 本店は小千谷ICの近くのため、小千谷本町にある「サンプラザ店」を利用します。「錦鯉の里」や「ホテルニュープラザ」に隣接し便利。お昼のみ営業。

✔ わたや … 小千谷本町の「わたや本店」を利用します。付近には寺社(成就院、五智院)や歴史的建造物の料亭があり観光にも便利です。お昼のみ営業。

わたや本店

わたや本店

わたや へぎそば

✔ つるりとした食感で弾力があり、さらに歯ごたえも良好。糊(海藻)の独自の風味があり、戸隠や善光寺などと比べてもおすすめできるそばです。キンキンに冷やしていないのは自信の証拠。あえて水切りは甘くする方針のようです。

✔ そばつゆはカツオを強めに利かせているため、そば湯を入れたときの完成度が高いです。へぎそば(700円)から。テーブル7席、小上がり3席。2階は宴会席。

JR利用なら小千谷駅前の「そば処和田」

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✔ 上述の2店は電車による旅行客にはやはり不便。「そば処和田」は小千谷駅前に立地。町が離れクルマ社会でもあり不利な立地ですが、長く営業を続けています。内装は、カウンター、テーブル、小上がり。

✔ 和田のへぎそば(700円)は、海藻の味はやや薄めで通常のそばに寄らせてあるようにも感じます。糊の効果によるつるりとした食感や弾力に加え、田舎そばのようなそばの味も。そばつゆは標準的。

※手打ちそばも扱っていますが、数量が限定で「へぎ」盛りはなし。

小千谷の観光のおすすめ

錦鯉の里は万人向け

小千谷 鯉

✔ 「錦鯉の里」では小千谷名産の錦鯉の見学ができます。町の中心「本町中央」バス停から徒歩2分程度です。

✔ 錦鯉の里は入場料が大人510円。大水槽に泳ぐ鯉とほかでは見られない鯉の生産過程を知ることができまずまずのおすすめ。へぎそばの「角屋サンプラザ店」や大型の土産屋と隣接のため便利です。

幕末の歴史に興味があれば

割烹東忠

✔ 小千谷は幕末の「小千谷談判」の舞台。「割烹東忠」(=写真)「慈眼寺」「船岡公園」などが史跡になります。「ちぢみ」の産地であり、全国から商人を介して情報を集め北越戊辰戦争の戦火を回避。さらに新政府軍、幕府軍の両軍を平等に弔った平和の歴史が小千谷の自慢です。

足があれば鯉の養殖池、棚田、スーパー銭湯なども

✔ クルマがあれば鯉の養殖池の景観もおすすめです。棚田に似た景観で小千谷駅の裏手の山間部にあります(市街地とは逆側)。棚田は「外の沢棚田」と呼ばれ小千谷というより越後川口に近い地区です。

✔ その他写真撮影向けの景勝地が多数。池が原の水田、山本山高原から見た信濃川、塩殿地区立野原の魚野川、山本山のそばの花など。

✔ またGW及び暖かい時期の日曜日に「おぢや牛の角突き」が開催されます。さらに小千谷駅からバスで5分程度の湯どころ「ちぢみの里」は、地元客に人気の施設です。露天風呂や岩盤浴もあり疲れたときに便利(900円)。

小千谷土産は「錦鯉最中」など

小千谷 みやげ

✔ 錦鯉をかたどった「錦鯉最中」が地元では有名なお土産。「錦鯉の里」近くのサンプラザや駅前のみやげもの店などで販売。

小千谷 みやげ

✔ 「へぎそば」は2人前237円と安いですがお店の味には及びません。「わたや」の生そば持ち帰り(2人前1512円)などがおすすめです。

ちぢみ羊羹 小千谷

✔ ちぢみ羊かんは独自の包装が印象に残ります。糸を引っ張ってくるりと巻いて切ります。421円と廉価で、錦鯉の絵柄が小千谷らしく、さらに小千谷で8月下旬に開かれる花火大会のイメージを持つ形状も魅力。

小千谷駅ホテルのおすすめ ビジネスホテルニュープラザ

小千谷駅前 ホテル

✔ 小千谷駅前は「旅館川岸屋」のみです。小さな家庭的旅館。楽天トラベルなどに未加入のため電話予約となります。電話0258-82-2161。1泊朝食6700円から。

小千谷 ホテル

✔ ビジネスホテルはいずれも信濃川の向こうの市街地にあります。バスなら5分(小千谷本町バス停利用、170円)ですが、徒歩だと25分程度かかります。複数の場合はタクシーでもよいでしょう。楽天トラベルの評価を参考にすると、ビジネスホテルニュープラザ、ビジネスホテル小千谷パークの順におすすめ。

✔ ビジネスホテルニュープラザも老朽化が目立ちますが、メインは奥の茶色い新しいの建物です。部屋は昭和期のビジネスホテルのイメージのやや手狭なもの。バストイレもやや手狭。

料金等 →ビジネスホテル ニュープラザ(楽天)小千谷パーク(楽天)

※夜間到着時は入り口が極めて分かりにくいです。「MISS SAIGON」「蟻巣(ありす)」「居酒屋あいうえお」など昭和の香りのするネオンそばに入り口があります。セブンイレブンが見えたら行き過ぎです。

ビジネスホテルニュープラザ付近の夕食

小千谷 喫茶店

✔ ビジネスホテルニュープラザ周囲は居酒屋が多く、夕食処は少なめ。セブンイレブン近くの喫茶店「茶居夢」は23時まで営業。

小千谷駅 食事

✔ カツカレー950円。ルーは出来合いのもの思われ普通。カツは揚げたてで肉も良いです。が割高ではあります。まんが本あり。地元の女性客(年齢高め)に人気。

小千谷 食事

✔ セブンイレブン横の「果実の星野屋」は19時LO。果物屋からスタートし、持ち帰りのクレープのほか、店内では洋食やパフェを提供しています。巨大パフェもあります。

小千谷 ラーメンつり吉

✔ 「ラーメンつり吉」は22時まで。ビジネスホテルニュープラザ向かいの「サンプラザ」(錦鯉の里となり)にありますが入り口が奥まっており見つけにくいです。5分ほど歩いて良いなら「勝龍」は遠征組もいる人気店です。肉重視で量多め。

ビジネスホテルニュープラザの朝食

ビジネスホテルニュープラザ 朝食

✔ ビジネスホテルニュープラザは朝食自慢とのことですが、激戦区のホテルに大きく劣ります。しかしほとんど手作りで控えめな味付けですので、中高年は好みそうです。ソーセージが全国の平均的なホテルに劣りますが、焼き鮭はトップクラス。

料金等 →ビジネスホテル ニュープラザ(楽天)

✔ なお市街地を外れますがビジネスでなく旅行なら「農家民宿新助」「農家民宿弥ぜん」「農家民宿峠の茶屋」「おっこの木」「上の湯」の民宿があります。今後流行しそうな農家民宿や古民家を使用した宿です。

コメントをどうぞ(情報ご提供、旅行相談など)

  1. とらべるじゃーな! より:

    匿名様
    川西発祥説も承知しており、小千谷や十日町周辺の方にも何度か尋ねていますが、川西か小千谷かの判断がつきかねています。
    現在は、法律上の商標登録を根拠に、小千谷とさせていただいていますが、川西(十日町市)が発祥である根拠をお教えいただければ幸いです。
    なお、川西地区も含め十日町市、小千谷市とも何度も訪ねたことがあり、どちらかの肩を持つものではありません。

  2. 匿名 より:

    へぎそばは、小千谷発祥ではなく、川西町発祥です。

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