戸倉上山田温泉・荻原館の宿泊レポート

戸倉上山田温泉のうち、千曲川沿いでなく、山側にあるのが上山田温泉。上山田温泉は、明治36年に開湯し、旅館第1号が荻原館です。最上階に露天風呂を備えます。戸倉上山田でも屈指の泉質の硫黄泉が、かけ流しで楽しめます。

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戸倉上山田温泉へのアクセス

戸倉上山田温泉の最寄駅は、しなの鉄道線の戸倉駅です。北陸新幹線の上田駅から15分、長野駅からなら25分前後。しなの鉄道線では、本数は限られますが、戸倉・軽井沢間直通の快速列車も運転しています。

戸倉駅からはタクシーか徒歩がおすすめ

酒蔵  戸倉駅

戸倉駅からは、タクシーまたは循環バスで戸倉上山田温泉に向かいます。循環バスは遠回りすることもあり、乗り心地も良くないので、タクシーが良いでしょう。

徒歩なら、景色が美しい千曲川の大正橋を渡り20分位です。行きか帰りのどちらかは、徒歩で移動するのがおすすめです。戸倉駅前には、写真の酒蔵が保存され、一般公開されています(そば屋、土産物屋があります)。

※荻原館は、人数や時間帯によっては送迎も行なっているようです。

上山田温泉はまちなかの温泉

上山田温泉の温泉街です。千曲川沿いの戸倉温泉から少し離れた山ぎわが、上山田温泉と呼ばれ、写真の道路が中心です。

まちなかの温泉ですが、脇道には、温泉街らしい歓楽街が残っています。コンビニエンスストアに、無料の足湯があるのが面白いところです。

荻原館は古さも感じさせるが上山田温泉開湯の宿

荻原館です。写真ではうまく撮れましたが、実際には少し老朽化が目立ち始めた旅館です。

荻原館のロビーです。少し古いながらもよく手入れされています。

荻原館は、明治36年、上山田温泉開湯と同時に開業した、上山田温泉第1号の旅館です。

荻原館は角部屋がおすすめ

荻原館には、バストイレ付き(ウォシュレットなし)の角部屋と、改装済みのトイレ付き(ウォシュレットあり)の部屋があります。角部屋がやや大きく、平日は1名でも利用できます。

チョイスは迷いますが、やはり広さを感じる角部屋が良いでしょう。ただし、東向きの角部屋は、障子(カーテンなし)から朝日が入りこむため、目が覚めてしまう可能性があります。

景色は、角部屋もそうでない部屋も同じ。山肌に温泉街が立ち並ぶ、上山田温泉らしい景色です。

角部屋は旧式のユニットバス

角部屋はバス付きですが、ウォシュレットがありません。洗面スペースは別に付いていますが、ドライヤーはなく、貸出制となります。

冷蔵庫は昔懐かしい、引き抜くと課金される方式です。持ち込んだお茶類を入れるスペースも空いています。

荻原館は屋上の露天風呂が特徴

荻原館の露天風呂は男女別で、最上階にあります。洗い場やシャワーはありません。

男性露天風呂は、戸倉上山田温泉の温泉街と山々がよく見えます。

温泉はぬめりがあり、硫黄の匂いが立ち込める素晴らしいものです。湯冷めもしません。この時間帯は無色透明でしたが、気候や源泉の状況によっては白く濁る、変幻自在のお湯です♨️

1階にある内湯ほどではないですが、湯量は十分で、源泉かけ流しです。お湯の温度は、写真の時間帯(5月の16時ごろ)はやや熱めで、41.5度位だと思います。季節や時間帯によっては、適温になります。

荻原館1階の大浴場は圧倒的な湯量!

荻原館の1階にある男性大浴場です。昔ながらの脱衣所で、鍵つきロッカーはありませんが、よく手入れされ清潔感があります。

大浴場は、湯量が露天風呂以上に豊富でぬめりがあり、硫黄の匂いが立ち込める大変良いものです。湯冷めもしにくい泉質です。

硫黄の匂い、ぬめり、非常に多い湯量は、草津温泉を彷彿(ほうふつ)とさせます。草津温泉ほど刺激が強くなく、目にしみるようなことはありません。

大浴場の源泉掛け流しは、どんどんお湯を捨てる贅沢なものです。温度は適温で、41度くらいだと思います。

平日に限り女性用露天風呂を無料貸し切り

平日に限り、18時から20時の間、先着4組のみ露天風呂の貸切が可能です。チェックイン時に受けつけますので、早めのチェックインがお勧めです。

貸切露天風呂は女性の露天風呂を使用します。その間女性は露天風呂を利用できませんが、宿では夕食の時間ですので、合理的にできています

眺めは男性の露天風呂よりも良好です。山側の景色がきれいに見えます。湯温は適温で、41度くらいでしょう。

男性の露天風呂から見えない千曲川方面も見えます。千曲川の川面までは見えませんが、橋が見えます。

時間帯で色が変わる荻原館のお湯

貸し切り露天風呂は、18時を過ぎ気温が下がってきたせいか、お湯が白濁していました。荻原間の温泉は、時間によって色が変わることが特徴です。

荻原館の夕食

取材日の夕食は、客数が少なかったため、個室に移ってとなりました。使われている個室は、角部屋ではない方です(バスなし、ウォシュレットあり)。少しだけ手狭になる印象ですが、お手洗いは改装済みでした。

最初にセッティングされている料理です。奥は前菜、右奥は刺身です。刺身には、本マグロが入っていました。手前に見える魚料理のアスパラガスは、長野県・飯山産です。

シェフの腕がはっきりわかる前菜

旅館の夕食で、シェフの腕がわかる名刺ともいえるのが前菜。どれもありきたりではなく、技術やこだわりが感じられ、食感や味つけに非常に幅があります。

温かいものは後から来ます。茶碗蒸し、はカニ肉が乗っていました。ご飯は五穀米です。

千曲川名産の鯉も登場

千曲川の名産、鯉の煮つけです。鯉料理は、癖があることもありますが、臭みがなく食べやすく料理されていました。

肉料理は、牛肉の陶板焼。

水菓子も手作り

和食の料理人は、パティシエではないので、水菓子だけは外注を使う人も多いのです。しかし、荻原館では手作りでした。

荻原館の朝食

荻原館の朝食です。朝食でも、シェフのありきたりのものは出さないという心意気が感じられます。

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