猿島の写真。兵舎や弾薬庫の内部。
![猿島 発電所](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/99B2F921-9705-4C98-8D77-65E271FA6ABD.jpeg)
![猿島 ハンドホール](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/BFF5663F-A9AA-4434-85B0-150C11D554FD.jpeg)
![猿島 ハンドホール](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/A95FAE2A-0758-47A0-AE19-8E449643E6CD.jpeg)
![猿島 電線を通した菅](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/7093DE05-7C98-41BE-9567-43820A134030.jpeg)
![猿島 電線を這わせた工事の跡](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/8009A9D4-FE91-49AA-8215-4306128ADAF9.jpeg)
横須賀の軍要塞跡・猿島にある「発電所」。
- 煙突は敵から見えないよう低め。右手前から石炭を入れる。
- マンホールは「人」が入れる点検口。写真は「手」を入れて電線を点検するので、ハンドホールと呼ぶ。
- 地上に残る、電線を通したパイプ跡。
- 壁面に残る、電線を支えた工事の跡。
![猿島 兵舎](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/03EA86B0-C72B-4811-AECB-8B44C78705E3.jpeg)
![猿島 トイレ跡](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/442A04CE-0B5B-4872-9570-EF4FD58BAF4E.jpeg)
![猿島 英国軍銃弾跡](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/3E474990-CECB-4F9B-A0DD-0AD827F008AE.jpeg)
![英国軍 銃弾跡](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/D9B921B8-7F5D-40A1-BD39-2259E3C494AE.jpeg)
横須賀の軍要塞跡・猿島にある兵舎跡(ついでにトイレ跡)。
兵舎へと続く坂道には、敗戦時に、残兵を警戒したイギリス軍が撃ち込んだ、銃弾の跡が多数。
よく見ると、銃弾は(低い方から)斜めに撃ち込まれています。
![猿島 兵舎跡](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/6E6279E0-37DC-402D-9A10-F5C33A8684CF.jpeg)
![猿島 兵舎跡 内部公開](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/083DDD56-1994-4BAD-A86B-3EE07A5859D5.jpeg)
![猿島 兵舎の内部](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/BE614395-8570-4EA1-AB24-1F09EEB7DEDA.jpeg)
![猿島 兵舎の内部](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/3370F538-D54E-4E0D-8A6B-A7FBA7587A3D.jpeg)
専門家に兵舎の中を見せてもらいました。床には、ベッドを設置した跡。
レンガ作りを漆喰(しっくい)で塗り固めた構造で、少しだけレンガが見えています。
![猿島 切り通し](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/2A2CF04D-5909-46DE-AF35-CBDEBB33D39F-684x1024.jpeg)
![猿島 切り通し](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/CEE1455E-02D3-417B-B49C-2EA477BB4297.jpeg)
![猿島 海図](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/7F341642-0108-40EB-9459-EB7E26CE3AFA.jpeg)
猿島の切り通しの風景。
山を切り開くことで、兵舎や弾薬庫が、島の外から見えない仕組みでした。
猿島は、海外の船舶から、東京湾を守る役割を担っていました。
![猿島 弾薬庫](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/30A38CEA-5D2A-40F5-85B7-2B45DC52AF8A.jpeg)
![猿島 弾薬庫 灯り](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/06ECC0B5-E084-4E4B-A8D1-4C955C5EF18D.jpeg)
![猿島 弾薬庫 弾薬置き場](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/0ADA284B-8949-46F2-8594-3C9B23D9C2D3.jpeg)
軍要塞跡の横須賀・猿島。
これは弾薬庫。左側の小さな入口は何のためにあったのでしょうか?
弾薬庫内に灯りを置く、専用の出入口です。左側は空気が出入りする構造で火は消えません。
弾薬庫に火を持ち込み、引火しないようにする工夫です。
弾薬置き場の落書きは、自由に出入りできた時の名残り。
![猿島 弾薬庫](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/6EF68880-B592-412F-8A71-42AC65FFD409.jpeg)
![猿島 弾薬庫から銃弾を上にあげる煙突状のもの](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/8532924B-88D0-4683-9D35-55AC500358BD-768x1024.jpeg)
![猿島、弾薬を釣り上げる道具を固定する突起部](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/BC78EFE5-BAFF-4DFE-B0D6-EA22391EE6E4.jpeg)
特別なツアーで弾薬庫の中に入ると、空が見える煙突状の何かが! これは、何に使われていたのでしょうか?
これは、弾薬を滑車で吊り上げて、砲台に運ぶためのもの。
外にある石の出っ張りも、弾薬を釣り上げる装置を固定するためのものでした。
![猿島、兵舎から兵士が砲台に上がっていく階段](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/7610961E-C5BD-4763-9A24-AE17FFF4F061.jpeg)
要塞遺産・猿島のインスタ映えスポット、石の階段。実は、兵舎の兵士が、砲台へ上がっていった階段です。
![](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/1A2965BE-B867-4E38-9FD6-628A13EEDD05.jpeg)
![猿島、戦後施設が爆破され、落ちてきた破片を積み重ねた石垣状のもの](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/531E5473-746B-4228-9ED2-375260B6F3F3.jpeg)
![](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/2CA05486-3736-4A0D-9E1A-1E1E59309888.jpeg)
この階段は、もちろん最近作られたものですが、この上で、敗戦後軍設備の爆破処理が行われました。下に落ちてきた残骸は、そのまま石垣のように積まれています。
![](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/244EB39E-DB1C-49CD-812E-BEE17C7F93E4.jpeg)
![猿島、下はフランス積の古いレンガ、上は新しいレンガ](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/1BE0A9F6-D2C5-4EEB-AC7B-BF52D7E80FC5.jpeg)
猿島のレンガには、珍しい「フランス積」もあります。
レンガを、横縦横…と並べてゆき、その次の段は縦横縦の互い違いです。
美しさが特徴。
現存するフランス積は珍しく、他には富岡製糸場にあります。
猿島のあるレンガは、下はフランス積ですが、上は異なります。後から足されたとわかります。
![猿島、房州石](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/6B1E4584-1621-4155-B375-5C7AC4F4A94A.jpeg)
![猿島、比較的新しい房州石](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/7FB87EE2-2DAF-4D3B-930E-D023650A17A3.jpeg)
![猿島、比較的古い房州石](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/BF71D982-41E5-41F3-9696-CD57F0DBD881.jpeg)
猿島にあるこの石垣。
ブラタモリ館山編で扱った○○石を運んできたものです(ヒントは百尺観音)。
大きな切り方と、小さな切り方の場所がありますが、どちらが新しい時代のものでしょうか?
原則として、石は大きく切り出す方が難しく、そちらが新しいものです。
![猿島、レンガのトンネル](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/D4CF7F6E-C237-4B92-A7E4-B5703498B7C2.jpeg)
![猿島、レンガのトンネルの内部](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/36DBE4AF-57BA-4917-A52D-7B8A0D7D6C95.jpeg)
![猿島、レンガのトンネル内、階段](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/7518D5C7-263C-4A8B-828F-0CDF1130BA4B.jpeg)
![猿島、インスタ映えする三叉路](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/FD9722F2-2993-4830-A195-150FA7CCC89D.jpeg)
インスタ映えでもおなじみの、猿島のレンガのトンネル。
実は2階建て構造になっており、内部に階段があります。
![](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/A62E9656-674F-4B74-A1E9-832324B5DC52.jpeg)
![猿島、レンガ、刻印](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/1A9C072B-2E72-4171-BD55-F0F57827DCF1.jpeg)
![猿島レンガ刻印、愛知名古屋東洋組](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/E9DDF9DE-D2E1-47A9-BDDD-5535D2E18AA4-768x1024.jpeg)
猿島の三叉路近くのレンガ。
煉瓦の刻印は、通常は上下の煉瓦との接面になりますが、通常と異なる置き方、かつ出っ張っている場所があります。
「愛知名古屋東洋組」と書かれ、名古屋から運ばれてきたことがわかります。
ブラタモリでは深谷編でレンガの刻印を扱いました。
https://service-news.tokyo/buratamori-fukaya-39761
![](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/438A218F-8707-4515-B371-6AE54F0F3EC8.jpeg)
![猿島から房総半島側を望む](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/F6BE11C4-325F-438F-929B-AE5900FF9B44.jpeg)
猿島から東を望むと、第一、第二海堡が見えます。猿島の砲台から届かないエリアをカバーし、東京湾を守りました。
第三海堡は、ブラタモリ横須賀(https://service-news.tokyo/buratamori-yokosuka-9640)で扱った大型船が行き交うエリア。海難事故があり撤去済み。
![猿島から北川横須賀基地を望む](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/B4B4A8EB-C96D-4987-B14C-DB2C34DAD4B9.jpeg)
![猿島の旧展望台](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/4124EA36-7794-430A-8C0F-7D663555CFB2.jpeg)
![](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/F99D0199-29A4-4CA1-9912-286D94D59F91.jpeg)
一方、展望台からは北側の横須賀基地や☀️なら富士山が見えます。
展望台では仮面ライダーの撮影(ゲルショッカー結成式)が行われました。(C)石森プロ・東映
![猿島の砲台](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/7235B72A-8738-4518-8A35-C1B07590940B.jpeg)
![猿島、砲台](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/F9AF836D-0220-488F-AC90-021AD6170BFF.jpeg)
![猿島、砲台](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/6D850AB9-2B5F-436D-9A33-8DC045D67196.jpeg)
![猿島、砲台](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/C8CBB688-63B3-4520-BBF5-202F93392E5E.jpeg)
外国船から東京湾を守る要塞が猿島。
5つの砲台があります。
![猿島、砲台](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/4CC9754D-4C27-4680-8951-68A4FC7E8012.jpeg)
![猿島、砲台、貝殻が混ざるコンクリート](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/2E6B04B0-5EAE-4A51-8791-A8F47165779A.jpeg)
5つ目の砲台の周囲には、コンクリートに貝殻が見えます。
コンクリートは通常川砂で作るもので、海の砂を使った突貫工事は珍しく、戦線が切迫していたのかも知れません。
![キジョラン](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/F1D66B2D-0373-49F5-9DB4-6D082C8157CF.jpeg)
![キジョラン、アサギマダラが食べた跡か](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/498CF4F6-5237-4B52-A801-ED0CC0F5E110.jpeg)
![](https://service-news.tokyo/wp-content/uploads/2021/07/1E828345-A9C8-469B-8064-6D93C3B52E60.jpeg)
猿島(神奈川)の砲台の近くに生息するキジョラン。
秋になると長い冠毛を持った種子が飛び出す姿が、取り乱した「鬼女」に似ていることが由来です。
「鬼女」の葉っぱを食べたのは誰?
アサギマダラ(資料写真)という蝶です。
海を渡る蝶として知られ、2000キロ先の台湾へ移動した記録もあります!
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