ふたりの湯宿 湯花満開(熱川温泉)の宿泊レポート|静かな穴場でアフターコロナにおすすめ!

とらべるじゃーな!
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このブログ記事では、伊豆・熱川温泉のふたりの湯宿 湯花満開(旧熱川一柳閣)の宿泊レポートを掲載します。 部屋数は20ほどに絞られ、夕食・朝食とも丁寧。海が見える露天風呂を含む6つのお風呂が貸切自由で、アフターコロナに安心です。

(6月1日に営業再開予定)

筆者年に50泊100日の取材旅行を続け、旅行ブログを書き続けています。外部ライターに頼らず、現地できめ細かく取材しています。
主な記事【伊豆半島】 【静かな絶景・温泉・グルメ】伊豆半島1泊・日帰り電車旅行のモデルコースを50回取材し完全紹介!

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熱川温泉は、静かな温泉地でアフターコロナにおすすめ!

熱川温泉は、東伊豆、海沿いの中規模温泉。東京から特急踊り子号で2時間前後。東海道線の快速と伊豆急線の普通を使えば、3千円前後で行くことができます。

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東伊豆の温泉地は、熱海や伊東に比べ、交通の関係で寂れてきており、落ち着いて静か。そのため、旅館の創意工夫が見られ、アフターコロナの旅行に安心感があります。

熱川温泉

熱川温泉は、熱海や伊東を除けば、伊豆半島でもっとも温泉地らしさがあります。湯気を上げる温泉やぐらが特徴。源泉の温度が高く、冬にもおすすめ。2月の中下旬ごろには、駅前で河津桜が迎えてくれます。海水浴場もあります。

宿が数軒という温泉地がよいなら、北川温泉、大川温泉という候補がありますが、こじんまりとした温泉街の雰囲気を求めるなら、熱川温泉がおすすめです。

ふたりの湯宿 湯花満開(旧熱川一柳閣)

ふたりの湯宿 湯花満開(旧熱川一柳閣)

ふたりの湯宿 湯花満開は、1951年!に創業した伝統旅館(熱川一柳閣)が、2018年7月にリニューアルした宿です。海に面していませんが、部屋からは海は見えます。目の前には、温泉地らしい小川。ロケーション的にやや不利な分、貸切の露天風呂や料理が充実しています。

ふたりの湯宿 湯花満開(旧熱川一柳閣)

フロントそばには、バーカウンターと休憩スペース。「ふたりの湯宿」を名乗っており、小さな神社があり、絵馬やおみくじの工夫がありました。

「ふたりの湯宿」と聞くと、カップルが多いのかと思いましたが、古くからの常連さん、シニアのグループなど客層は多様ですので、心配はいりません(笑)

ふたりの湯宿 湯花満開の部屋

ふたりの湯宿 湯花満開の部屋

ふたりの湯宿 湯花満開の部屋です。

お着きの菓子の桜しぐれは絶品! 冷蔵庫で冷やしてありました。

広縁からは、目の前に小川、斜めに海が見えます。

湯花満開は、大浴場がないかわりに、6つのお風呂が空いていれば貸切自由! さっそく出かけました。

6つのお風呂が空いていれば貸切自由!

湯花満開の露天風呂 マップ

湯花満開は、少し珍しい大浴場を設置しない宿です。その代わりに、小規模から中規模まで、さまざまな貸切風呂が6つ。安心感が強く、アフターコロナにおすすめできます。

まずは、3階の3つある露天風呂へ。平日15時台でしたが、早目にチェックインしている温泉好きも多く、大きめのだいもんじは埋まっていました。

※ネットには、夜中12時に自動消灯と書かれていますが、深夜2時まで利用可に改善されていました。

熱川温泉・湯花満開 貸切温泉①あまてらす

熱川温泉・湯花満開 貸切温泉①あまてらす

こちらは、あまてらすです。湯舟は小さめですが、 木の浴槽に風情があります。湯舟に写る陽の光に風情があります。源泉かけ流しです。

熱川温泉・湯花満開 貸切温泉①あまてらす

丸窓が風流♪ 向こうには、海が見えます。

熱川温泉・湯花満開 貸切温泉②せいげつ

熱川温泉・湯花満開 貸切温泉②せいげつ

丸窓のあまてらすより大きな、せいげつも空いていました。

熱川温泉・湯花満開 貸切温泉②せいげつ

せいげつは、丸いタイルを貼った円形のお風呂です。5人くらいは楽に入れますが、1人でも2人でも貸切自由です! 予約やフロントへの申し出は必要なく、鍵が開いていれば利用できます。 

熱川温泉・湯花満開 貸切温泉②せいげつ

湯量は驚くほど豊富! 源泉かけ流しです。熱川温泉は、源泉の温度が高いため、湯もみをするか水でうめます。透明泉ですが、泉質はぬめりがあり、温泉らしさは満点。木の格子の向こうには、東伊豆海岸が見えます。

給湯口には湯の花がたまりますが、泉質はそれほどきつくないです。ただし、肌が弱い人が長時間入り過ぎた場合、少しかゆくなるそうです。

熱川温泉の泉質

洗い場やアメニティも充実

熱川温泉・湯花満開 シャンプー

貸切の露天風呂は、シャワー設備がないことが多いです。しかし、湯花満開では、全ての貸切温泉にシャワーがあり、シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、洗顔フォームがそろいます。

貸切内湯3か所には、さらにドライヤーやアメニティもあります。

熱川温泉・湯花満開 脱衣所

湯花満開は、貸切風呂ながら脱衣室が広いのも特徴です。一般的に、あとから作った貸切風呂は、敷地に無理があり、脱衣所が狭いことも多いので、印象に残ります。

追記 脱衣所は、さらにリニューアルされています。

熱川温泉・湯花満開 貸切温泉③だいもんじ

熱川温泉・湯花満開 貸切温泉⑥だいもんじ

深夜1時頃、目が覚めたので、3つの露天風呂のうちまだ見ていなかった、だいもんじに入ってみました。10人は入れそう! 岩のお風呂に、かけ流しのお湯がなみなみと注がれています!

小さ目の旅館なら、大浴場として設定されるレベルのこのお露天風呂が、予約なし、別料金なし、空いていれば入り放題、深夜2時までOKというのは、ほんとうに素晴らしいサービスです。

熱川温泉・湯花満開 貸切温泉⑥だいもんじ

深夜の海です。対岸の伊豆大島の町明かりが望めます。

熱川温泉・湯花満開 貸切温泉⑥だいもんじ

翌朝のだいもんじの様子です。朝日が昇ってきています。

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湯花満開では、貸し切り内湯も充実!

湯花満開 貸切内湯

露天風呂を楽しんだあとは、1階に3つある貸切内湯へ! 初日の夕食後に訪ねましたが、混んでいるかと思ったのですが、全て空いていました。

まずは、半円形の湯舟が特徴という、さくらをチョイスしました。

熱川温泉・湯花満開 貸切温泉④さくら

熱川温泉・湯花満開 貸切温泉③さくら

貸切の内湯、さくらです。脱衣所兼休憩室が和室! ガラスの向こうが湯舟です。畳と、円形をモチーフにしたデザインは落ち着きます。

熱川温泉・湯花満開 貸切温泉③さくら

さくらの湯舟。温泉はかけながし! 3階の露天風呂と比べ、1階なので景色は望めませんが、窓は開き、外気を入れることもできます。

熱川温泉・湯花満開 貸切温泉③さくら

和室。窓を開けると、川と川沿いの小道です。海も見えます。湯上りの休憩用に、飲み物などを持ち込んでおくと良いでしょう。

熱川温泉・湯花満開 貸切温泉④なのはな

熱川温泉・湯花満開 貸切温泉④あじさい

貸切内湯なのはなです。入ってあっと驚く洋室タイプ。さくらの和に対して、洋でまとめてあります。

熱川温泉・湯花満開 貸切温泉④あじさい

湯舟は形がおもしろい! 

ここも源泉かけ流しです。熱川温泉は温度が高いため、写真手前に見える、プラスチックの湯もみ道具で湯もみするか、水で少しうめます。湯もみ道具はプラスチックで風情がないように感じるかもしれませんが、このタイプは、草津温泉でもよく見かけます。

熱川温泉・湯花満開 貸切温泉⑥あじさい

熱川温泉・湯花満開 貸切温泉⑤あじさい

湯花満開の貸切温泉・あじさいは、比較的シンプル。内湯にしかないドライヤーやアメニティが小さく写っています。

熱川温泉・湯花満開 貸切温泉⑤あじさい

あじさいは、寝湯ということですが、お風呂の底がカーブになっておらず、寝湯としての利用はやや厳しいでしょうか。半身浴くらいに考えておくと良いでしょう。

熱川温泉・湯花満開 貸切温泉⑤あじさい

3カ所の貸切露天風呂同様、シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、洗顔フォームを備えます。

熱川温泉・湯花満開の休憩所(ロビー)

熱川温泉・湯花満開の休憩所(ロビー)

湯花満開の2階には、湯上りなどに使える休憩所があります。面白い雰囲気です。

熱川温泉・湯花満開の休憩所(ロビー)
熱川温泉・湯花満開の休憩所(ロビー)
熱川温泉・湯花満開の休憩所(ロビー)

ふたりの湯宿 湯花満開の夕食

夕食(メイン料理チョイス<伊勢海老or鮑>季節の鍋物付コース)のスタート時です。2名に1匹、大きな金目鯛! ふたがしてある鍋には、アワビが入っています! ふたのない鍋は、豚肉の鍋。

前菜はかなり凝っています。大旅館にはない味わいです。広間食のプランもありますが、部屋食のプランもあり、アフターコロナに安心できます。

金目鯛(2名に1匹)は、肉厚! 金目鯛はやや甘口の味つけ。

メイン料理チョイス<伊勢海老or鮑>季節の鍋物付コースの鮑(アワビ)です。身の硬さがちょうどよく、鮑をよく選んでいるようです。ふたりの湯宿 湯花満開の部屋は、約20部屋の旅館ですので、料理はいくつかコースがあり、しっかり作りこんである印象です。

メイン料理チョイス<伊勢海老or鮑>季節の鍋物付コースの伊勢海老です。丁寧な作業が目を引きます。

季節の鍋物は、シンプルな豚肉のお鍋でした。コース全体に、量が多過ぎず今風のもてなしです。

評価したいのは、お飲み物はどうされますか?との声が一切かからないこと。メニューも部屋のパンフレットに組み込まれているので、テーブルに置かれることはありません。伊豆ではおなじみのニューサマーオレンジを使ったサイダーは、甘さ控え目でおすすめです。

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温泉つきの部屋も

ふたりの湯宿 湯花満開の部屋です。お風呂付きの部屋

ふたりの湯宿 湯花満開には、お風呂(温泉)付きの部屋もあります。さまざまなデザインがありますが、写真は岩風呂タイプ。お湯はたっぷり入ります!

源泉かけ流しで、新鮮なお湯が24時間自由に楽しめます。お湯は、給湯口にうっすらと湯の花がつくくらい。肌の弱い人でも大丈夫ですが、長湯をすると肌が多少かゆくなります。無色透明ですが、お湯はぬめりがあり、良い温泉だと感じます。

お風呂は部屋によって異なります。ついていない部屋もあります。

ふたりの湯宿 湯花満開のお酒や別注メニュー

ふたりの湯宿 湯花満開では、お酒や飲み物も幅広く用意されています。取材時のものなので、参考程度にご覧ください。

別注料理も豊富ですので、お風呂がない部屋にして、料理にお金をかけるのも良さそうです。

ふたりの湯宿 湯花満開の朝食

ふたりの湯宿 湯花満開の朝食

ふたりの湯宿 湯花満開の朝食です。海老でダシをとったみそ汁は、鍋で温めて食べます。意外なところでは、サラダがおすすめ。丁寧に氷水に通したのか、野菜がシャキシャキです。

伊豆らしい、干物もつきます。

【まとめ】ふたりの湯宿 湯花満開(熱川温泉)の宿泊レポート

ふたりの湯宿 湯花満開(旧熱川一柳閣)

以上、ふたりの湯宿 湯花満開(旧熱川一柳閣)にの宿泊レポートでした。古い建物を改装した旅館ですが、内部は完全リニューアルされており古さはありません。

中規模である分、料理が丁寧です。空いていれば自由に貸切にできる6つのお風呂が魅力。3つの露天風呂だけでなく、3つの内風呂も趣向が凝らされています。

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