旅行で訪ねた燕三条の物産センターで見て購入したフライパンが非常に良かったので、その他の製品も含め簡単に紹介するページを作ってみました。
鋳物(いもの)とは?
鋳物(いもの)とは、土や砂で鋳型(いがた)を作り、鉄を流し込んで作る伝統的な工法です。土や砂の型で作るため、完成品の表面に目に見えない凹凸があり、非常に焦げづらくなります。
古いフライパン(まだ十分使えるが、コーティングが取れていることが大半で、捨てずに使ってしまいがち)では失敗しやすい餃子も楽勝です。味の素などの、焦げない工夫を凝らした餃子ではなく、格安の餃子でも焦げず、破れずに完成します。
肉・魚料理は、焦げやすい粕漬けや味噌漬けでも、まず失敗しません。鋳物専用の鉄である鋳鉄(ちゅうてつ)は、炭素を含んでいるため遠赤外線効果で、炭火焼きの味になります。外はカリッ、中はジューシーが特徴です。
餃子、卵焼き、肉・魚、炒飯など、少し難しい料理が、失敗なくお店の味になります。極端な例では、ちくわを焼くだけでも、びっくりするほどおいしくなります。
上は今回使用している24cmです。
フライパンは24cm、26cmが主な選択肢
フライパンは、24cm(左)、26cm(右)が主な選択肢ですが、20cmもあります。
24cmは1~2名家族にちょうど良いサイズで、コンパクトなため鉄製品としては軽く、ガス台の上で、ほかの鍋とぶつからないメリットがあります。ただし炒飯をひんぱんに作ったり、ふちが高いことを活用しスープや煮込み料理にも使いたいという場合、26cmが良いです。
26cmは3~4名家族向けです。通常の料理は問題ないです。炒飯は一気に4人分作ることもできますが、2度に分けた方がおいしくできるそうです。鉄製品としては従来の2分の1の重さですので、女性でも扱いに問題はありません。
蓋つきもあります。直火、AHヒーター、オーブン対応です。
デザインにこだわったユニロイブランドも
鋳物のフライパンは、デザイナーが付き、デザインにこだわった「ユニロイ」というブランドもあります。
1つまえで紹介した「SSCシリーズ」は地元のデザイナーが設計したとのことですが、筆者はSSCの方がシンプルでよいと感じ、X(Twitter)でも男性フォロワーに好評でした。持ち手はSSCの方が手になじむでしょう。
好みの問題になるかと思いますが、女性はユニロイが良いと感じるかも知れません。
ホーロー鍋は国際的に高い評価を受けた
鋳物のホーロー鍋もあります。上段が煮込みやスープに適した深型、下段は浅型です。いずれも20、22、24cmがあります。
通常の鍋では、コーンスープやカレーなどは焦げやすく、ホーロー製は便利です。
煮込み料理は、遠赤外線効果で味が良くなります。筆者は鋳物のフライパンしか持っていませんが、フライパンでスープを作っても、明らかに味が良くなります。
このシリーズのホーロー鍋は、国際的なコンテストで高い評価を勝ち取り、将来のホーロー鍋のスタンダードとなるべき商品との評価を得ています。しかし、現在のところ三条特殊鋳工所でしか技術的な再現が難しいようです。
注目したいキャンプ用品
注目したいのが下のキャンプ用品。ソロキャンプにも対応しています。X(Twitter)では、キャンプで料理をするときは焦げると処理が大変なので、アルミホイルを使って焼いている方を見かけます。鋳物を持ってゆけば、味は全く異なるはずです。
筆者は、キャンプには詳しくないため公式ページに説明を譲ります。
鋳物自体に興味がある方は、ブラタモリが分かりやすいです。
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