【ブラタモリ横浜港・川崎港】全ルートをまとめ|タモリさんが新本牧ふ頭と京浜工業地帯を訪ねる#203

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NHK番組・ブラタモリ横浜港・川崎港編で、タモリさんが、横浜港・川崎が東京湾をどう進化させたのかを探ります。このページでは、京浜工業地帯など、ブラタモリ横浜港・川崎港編のルート、内容、関連情報をくわしくご紹介します。(再放送・見逃し情報はこちら

😎鎌倉2024年版
(#260・261)幻の御所と2つの寺院
😎鎌倉2015年版
(#5,#6)鎌倉の地形を探る
横浜港・川崎
(#203)東京湾はどう発展?
葉山
(#143)御用邸と幻の鉄道計画
😎武蔵小杉
(#125)なぜ発達古い武蔵小杉
😎湘南
(#115)江戸時代の湘南は大磯!
箱根
(#71,#72,#114)七湯のしおりが箱根の原点
😎横須賀
(#42)なぜ横須賀は要港すか?
😎横浜
(#38)中心は神奈川駅だった
😎小田原
(#28)難攻不落・小田原城の守り
😎は現地取材

拡大を続ける横浜港の埋め立て現場を目撃!|ブラタモリ川崎・横浜(東京湾)

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ブラタモリは、横浜港のシンボルタワーからスタート(地図)。ベイブリッジが見える人気の場所です。

船の信号所も兼ねています。例えば、塔の上部にFの字が出ていると、出入りが自由(フリー)になります。

横浜港、川崎港、東京港は隣り合った、日本を代表する3つの港です。東京湾は、ブラタモリ東京湾編で扱いました。

通路からは、新しいふ頭の建設現場を見ることができます。ケーソン(フランス語で箱。防波堤や岸壁をつくる際に使われる、鉄筋コンクリートでできた箱)を駆使し、徐々に埋め立て地を広げる地道な作業です。

動画は1:20からご覧ください。

新本牧ふ頭 地図
横浜市公式 新本牧ふ頭

大さん橋からスタートした横浜港は、コンテナ船の大型化や貨物量の増加に対応するため、新たな埋め立てを進めています。新本牧ふ頭と呼ばれます。

タモリさんは、ケーソンに加え、土砂を運んで海水に落として埋め立てる土運船を見学し、大喜びでした。

新本牧ふ頭 地図
横浜市公式 新本牧ふ頭

新本牧ふ頭周辺は、東京湾としては水深が深い場所です。

大型のコンテナ船が接岸可能な、大水深・高規格のコンテナターミナルと、原材料の調達から消費者の手に届くまでを管理する、ロジスティクス施設が作られます。

小さな漁村だった横浜が大きな港町になった理由|ブラタモリ川崎・横浜(東京湾)

ベイブリッジ 海上
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ブラタモリは、横浜ベイブリッジをくぐり、横浜港の内側に入ります。氷川丸を見学し、横浜港の原点である、大さん橋に向かいます。

赤レンガ倉庫、大さん橋 遠景

赤レンガ倉庫の対岸が、大さん橋(地図)です。

タモリさんが訪ねたとき、大さん橋には、超大型クルーズ客船・飛鳥Ⅱが停泊していました!

かつての横浜 海の中
「横浜の歴史」の地図を加工

横浜港開港前の横浜は、小さな砂州の上にある、寒村に過ぎませんでした。横浜村と呼ばれ、現在の山下公園の近くにありました。

横浜村の発展の歴史は、ブラタモリ横浜編で扱いました。

横浜村の海は比較的深く(地図ではやや濃い目の青色)、開港前にも、大型の船が停泊できました。そのため、ペリーの黒船が、浦賀入りの翌年にやってきて、山下公園付近(諸説あり)に停泊しています。

ブラタモリ「横浜・川崎」ペリー艦隊停泊場所について
ブラタモリ「横浜・川崎」(5月21日放送)で、ペリー艦隊が停泊した場所は、現在の山下公園付近と推定されるとお伝えしました。しかし、現在の山下ふ頭付近に停泊したという資料もございます。明確な停泊場所については、ペリー艦隊の横浜来航が西暦1854年のことであり、厳密に特定できるものではありません。番組でお伝えした内容は、複数の資料や、専門家の意見を参考にしたものですが、他の説を否定しているものではありません。

NHKブラタモリ公式サイトより

浦賀については、ブラタモリ横須賀編で扱われています。

幕末、米国が提案した開港地は、大坂、長崎、平戸、京都、江戸(江都)、品川でした。江戸や品川では、外国人との軋轢が心配で、大坂など遠方では、江戸が廃れてしまいます。

横浜港は、ほかの候補地と比べ、江戸に近からず遠からずという点で、開港の場所に選ばれました。

横浜の街なかで発見!石垣の秘密とは!?|ブラタモリ川崎・横浜(東京湾)

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タモリさんは、横浜の街なかで石垣を発見します。これは、何のための石垣だったのでしょうか?

古地図を見ると、砲台があります。神奈川台場の跡だったのです(地図)。石垣は、台場の角の部分でした。

アクセス 京急神奈川駅から徒歩12分。神奈川駅にはブラタモリ横浜編のスポットが多数ありますので、同時に見学がおすすめ!

この台場は、東京のお台場のように外国船を砲撃するためではなく、国外の来賓が訪ねてきらときに、歓迎の礼砲(空砲)を撃つ場所でした。国王や大統領の誕生日には、祝砲が放たれます。国際港としてのたしなみだったのです。

かつての大さん橋(横浜港)の様子

大さん橋周辺に船で戻ったブラタモリは、現在も残る波止場(波を防いで船を停泊させ、荷物の揚げおろしの通路も兼ねる)である「象の鼻」を見学します。上の絵は、かつての様子です。

 「増補再刻御開港横浜之全図」橋本玉蘭斎画 慶応2年(1866) 横浜市歴史博物館蔵を加工

開港当時は突堤が2本だけでしたが、うち1本の突堤の先にあたる場所が、象の鼻になりました。

ブラタモリ
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積み降ろした荷物は、大消費地の東京に送るものが多くあります。その運賃は、横浜・ロンドン間とほぼ同額だった時期もあります(大正時代)。なぜなのでしょうか?

横浜と東京のあいだには、広い干潟が広がっていました。

船はそれを避けて進む必要があり、座礁の危険もありました。波も高く、横浜で1週間近く待機することもあり、横浜・東京間の海運は、保険料を含めたため高額な船賃がかかり、日本の貿易のボトルネックとなっていました。

この課題を解決したのが、浅野総一郎です。

京浜工業地帯を生んだ実業家・浅野総一郎の計画を探る!|ブラタモリ川崎・横浜(東京湾)

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ブラタモリは、横浜市、川崎市、東京都にまたがる日本最大の工業地域・京浜工業地帯を船で訪ねます。

浅野総一郎は、横浜から東京の間に防波堤を作り、その内側に運河を作りました。こうして、京浜間の輸送のボトルネックは解消。日本の貿易の発展の基礎ができました。

旅のヒント 京浜運河の見学は、鶴見線の海芝浦駅がおすすめです。海芝浦駅は工場内のため改札外に出られず、次の電車まで1時間以上空くこともあります。

京浜工業地帯 川崎地区

さらに浅野総一郎は、運河を掘った土砂で干潟を埋め、京浜工業地帯のもととなる工業地を開発。ボトルネックの原因であった干潟を、大工業地に変えたのです。

東亜建設工業 公式サイト

ブラタモリは、大正時代に浅野が残したドックを訪ねます。現在も稼働しています(一般非公開)。

ドックでは、ケーソン(防波堤や岸壁をつくる際に使われる鉄筋コンクリートでできた箱)を作り、干潟の埋め立てが行われました。このほか、水道、電力や鉄道も、浅野氏は手がけています。

再び船に乗ったタモリさんは、外に出られない終着駅、鶴見線の海芝浦駅周辺を通ります。

東扇島周辺

ブラタモリは、日清製粉(全国の1割の小麦を保存)、JR東日本の発電所(4割の電力を担当)、東扇島(全国の1割の食を保存する冷凍冷蔵倉庫)を海上から見学します。

新しい人気スポット・海から見たきれいな工場夜景の秘密|ブラタモリ川崎・横浜(東京湾)

京浜工業地帯 海側 夜
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ブラタモリは、新しい人気スポット・海から見たきれいな工場夜景の秘密を探ります。

ブラタモリで紹介された昭和電工(別名ホワイトキャッスル)です。

おすすめの撮影場所 昭和駅徒歩3分(地図)。JR川崎駅東口より「川22系(臨港バス)」または「川13系(川崎市バス)」に乗車し、扇橋下車でもアクセス可。

  • 撮影できる構図は限られているものの、独特な工場夜景が眺められることから人気があるスポットの1つ。
  • 2022年5月22日 日の入りタイム18:45、夜景ベストタイム19:12
工場夜景 煙突

工場の照明は、安全のためのもので、桜のライトアップのようなものとは、少し異なります(タモリさん談)。

ブラタモリ
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  • 横浜港、川崎港、東京港は隣り合った、日本を代表する3つの港です。東京湾は、ブラタモリ東京湾編で扱いました。
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