【ブラタモリ横浜編】タモリさんが横浜の原点を、関内や神奈川駅で探る#104

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NHK番組・ブラタモリ横浜編で、タモリさんが、横浜の歴史を探りました。このページでは、ブラタモリ横浜編のルート、内容、関連情報をくわしくご紹介します。

神奈川でブラタモリ内容
鎌倉2024年版(#260・261)
😎現地取材 鎌倉2015年版(#5,#6)鶴岡八幡宮と山側の町づくり。材木座と海側の町づくり。後編は鎌倉の外へ。江の島との意外な関係が?
横浜港・川崎(#203)タモリさんが、横浜港・川崎が東京湾をどう進化させたのかを探ります。
葉山(#143)
😎現地取材 武蔵小杉(#125)武蔵小杉になぜ広大な土地が? タモリさんは古い武蔵小杉を訪ねます。
😎現地取材 湘南(#115)江戸時代に湘南と呼ばれていた大磯を訪ね、現在の湘南エリアまで歴史を探ります。
箱根(#71,#72,#114)箱根温泉を知る七湯のしおりとは? 箱根、芦ノ湖の成り立ちも探ります。
😎現地取材 横須賀(#42)ブラタモリは、軍施設の見える横須賀駅前の公園から。なぜ横須賀は要港すか?
😎現地取材 横浜(#38)かつての横浜の中心は、神奈川駅。ブラタモリは空中にある三宝寺を訪ねます。
😎現地取材 小田原(#28)上杉謙信、武田信玄らの攻めを避け難攻不落と恐れられた小田原城の守りとは?

横浜の秘密はハマにあり?|ブラタモリ横浜

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ブラタモリ横浜編は、国際客船ターミナル大さん橋からスタートしました。

大さん橋は、海の玄関口として130年以上の歴史を誇る、横浜港の象徴。現在は、世界各国のクルーズ船が寄港する、国内有数の客船ターミナルです。

アクセス みなとみらい線・日本大通り駅3番出口下車徒歩7分。

横浜市の人口は370万人。市町村区では第1位です。観光客は年3425万人。テーマは「横浜の秘密はハマにあり」です。

横浜は小さな漁村だった?|ブラタモリ横浜

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横浜には、浜とつきますが、どこに「ハマ」があるのでしょうか? タモリさんは、横浜の「ハマ」を探して歩きます。

ブラタモリは、海から離れ、大さん橋から中華街東門を訪ねます。

アクセス 元町・中華街駅2番山下町口すぐ

中華街の門は下り坂になっています。坂の下にある中華街はかつて海。坂の上は「横に突き出した砂州」(横浜の語源)の名残りです。

「横浜の歴史」の地図を加工

上の図、太い赤い矢印が、ブラタモリが見た角度です。

かつての横浜駅(現在の桜木町駅)は、海に突き当たる場所にある終着駅でした。(ブラタモリ日本の鉄道スペシャル

現在の神奈川県のエリアは、鎌倉幕府の影響を受け、徐々に開けていきます。しかし、室町時代の文献によると、横浜は、湾を横切るように突き出た、小さな小さな浜。狭く、砂地が水を通しやすく、稲作に向かない寒村でした。

神奈川宿(横浜市の北側)や小田原に大きくおくれを取っていた横浜が、370万都市に躍進したのはなぜだったのでしょうか?

ページは後半に続きます。

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ブラタモリ
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横浜・関内はかつて海の底だった!|ブラタモリ横浜

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かつての横浜村は、現在の山下町(横浜マリンタワー=2022年9月にリニューアルオープン、などがある)付近にあたり、現在繁栄している関内駅周辺は、海の底でした。

「横浜の歴史」の地図を加工

関内の名前の由来は、外国人居留地を分ける、関の内側という意味です。桜木町駅~石川町駅のラインより西側が「関外」、東側が「関内」と呼ばれました。

「関内」は横浜村の地形を活用し、短期間で埋め立てられ、大きな島の形に造成されました。関内と関外を区切る、桜木町駅~石川町駅のラインには、かつては派大岡川が流れていましたが、現在では消失しています。

関内駅の改札の真下に地下空間があり、派大岡川の護岸の痕跡を見ることができます(一般非公開)。これは、2015年に発見されました。

江戸時代の中心地・神奈川駅へ|ブラタモリ横浜

神奈川駅
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ブラタモリは、京急神奈川駅周辺を訪ねます。

江戸時代には現在の神奈川県の中心は、神奈川宿でした。

 三寳(宝)寺 …空中にあるお寺。マンション7階とつながる(裏手坂上から見学可)。
 大網金刀比羅神社 …航海の安全を見守る神様。
 割烹 田中家 …かつては海に面していた旅籠。
■■■ ブラタモリでタモリさんが歩いたルート(東から西へ)

神奈川駅を出て、跨線橋で線路を渡り、三寳さんぽう寺近くを通る細い道(旧東海道)に入ります。この旧東海道には、関所や一里塚(大網金刀比羅神社前)がありました。

三寳寺 三宝寺
写真左が神奈川駅、右が三宝寺

ラタモリは、京急神奈川駅ホームからも見える三寳さんぽう(宝)寺を訪ねます。

お寺の真下の緑道(写真で茶色く見える道)の地下には、東急東横線が走っています。1950年までは神奈川駅がありましたが、横浜延伸で廃止になりました。

三寳寺 三宝寺

三寳寺(三宝寺)は高所にあり、手前マンションの7階とつながる、特殊な構造です。

三寳寺 三宝寺

かつてはお隣、大網金刀比羅神社(赤い屋根)と同じ高さにありましたが、マンション建設のときに支柱を設けて、空中に移転したという珍しいいきさつがあります。

三寳寺 三宝寺

三寳寺(三宝寺)は浄土宗の寺院ですが、外来者参拝はほとんどなく、檀家さんのための寺院のようです。

海を見守った大綱金刀比羅神社と割烹田中家|ブラタモリ横浜

大綱金刀比羅神社
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大綱金刀比羅神社おおつなことひらじんじゃは、かつては眼前に東海道と海を見守り、旅行者や船舶の安全を祈願していました。

右隣(鳥居を背にすると左隣)にあった三寳(宝)寺が、空中に移動したため、現在はお寺を見上げる形です。

大綱金刀比羅神社

大綱金刀比羅神社の境内。

かつての大綱金刀比羅神社の様子です。海と山が迫る狭小な土地のため、本堂は山を切り崩して建てられたことがわかります。現在、本堂は残っていません。

割烹田中家
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タモリさんは坂を上がり現在はマンションに囲まれた割烹田中家を訪ねます。

階段の下はかつての海

かつては、海の絶景が旅人の疲れを癒やし、坂本龍馬の妻おりょうが勤めていたこともあります。

割烹田中家
田中家ウェブサイト

かつての風景です。神奈川は、多くの人と船舶が行き交う場所だったのです。

なぜ「神奈川」から中心が移ったのか(本覚寺)|ブラタモリ横浜

本覚寺
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なぜ「神奈川」から、現在の横浜に中心が移ったのでしょうか?

外国船の来航が大きな契機でした。

日米通商修好条約が締結され、幕府は米国の要求に従い、「神奈川」の開港を約束しました。しかし幕府は、栄えていた神奈川を開港することによる、日本人とのトラブルを危惧し、横浜に場所をずらしたとされます。

本覚寺 アメリカの領事館

「神奈川」の本覚寺は、開港に備え、アメリカの領事館として接収されました。

湾内や横浜を見渡すことができる高台にあったこと、渡船場に近いことが、領事館に決まった理由です。

※同様に慶運寺もフランス領事館として収容されました。

着々と準備が進んみましたが、幕府は、横浜も同じ湾に面しており神奈川の一部だと強弁し、横浜が開港され、関内が整備されました。

不便だった横浜への陸路をどう解決した?|ブラタモリ横浜

東海道と横浜
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横浜は、東海道から離れた、非常に不便な場所でした。そのため、山地を切り崩し切り通しとし、その土で海に堤を造成することで、新橋からの線路が敷かれました。

ブラタモリ日本の鉄道スペシャルでは、新橋・横浜(現在の桜木町)間の鉄道の開業について、扱っています。

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ブラタモリは、初代横浜駅(現在の桜木町駅)に近い、掃部山公園周辺を訪ねます。

写真 桜木町駅近くに保存される開業当時の蒸気機関車(ブラタモリ日本の鉄道スペシャル

蒸気の高圧を動力とする蒸気機関車には、海水でなく真水が必要です。海に面した横浜駅(現在の桜木町駅)では、どのように真水を手に入れていたのでしょうか?

掃部山公園付近の湧水が、利用されていました。かつての取水場所には、トンネルが残っています(一般非公開)。タモリさんが、トンネル内を進むと、礫層、泥岩層(ローム層)の境目から、水が染み出しています。トンネルは、2つの層の境目に沿って掘られたのです。

横浜は急速な発展を遂げ、明治15年には人口が7万7000人に膨れ上がります。

相模川から、「しりこすり坂」を超えて野毛山まで、44キロの近代水道が敷かれました。水は始点より終点の高度が少しでも低ければ、途中には上り下りがあっても、動力なしで運搬することが可能です。

アクセス しりこすり坂は、日の出町駅から徒歩12分程度。野毛山動物園の西側です。

神奈川でブラタモリ内容
鎌倉2024年版(#260・261)
😎現地取材 鎌倉2015年版(#5,#6)鶴岡八幡宮と山側の町づくり。材木座と海側の町づくり。後編は鎌倉の外へ。江の島との意外な関係が?
横浜港・川崎(#203)タモリさんが、横浜港・川崎が東京湾をどう進化させたのかを探ります。
葉山(#143)
😎現地取材 武蔵小杉(#125)武蔵小杉になぜ広大な土地が? タモリさんは古い武蔵小杉を訪ねます。
😎現地取材 湘南(#115)江戸時代に湘南と呼ばれていた大磯を訪ね、現在の湘南エリアまで歴史を探ります。
箱根(#71,#72,#114)箱根温泉を知る七湯のしおりとは? 箱根、芦ノ湖の成り立ちも探ります。
😎現地取材 横須賀(#42)ブラタモリは、軍施設の見える横須賀駅前の公園から。なぜ横須賀は要港すか?
😎現地取材 横浜(#38)かつての横浜の中心は、神奈川駅。ブラタモリは空中にある三宝寺を訪ねます。
😎現地取材 小田原(#28)上杉謙信、武田信玄らの攻めを避け難攻不落と恐れられた小田原城の守りとは?

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