【ブラタモリ京都宇治】宇治の歴史・地形・観光ルートまとめ #103 - トラベルジャーナ

【ブラタモリ京都宇治】宇治の歴史・地形・観光ルートまとめ #103


NHK番組のブラタモリ京都宇治編で、タモリさん推奨の宇治の歴史・地形を踏まえた観光ルートが紹介されました。この記事では、現地取材をもとにブラタモリ京都宇治編のルートを、アクセスなどの情報とともに紹介します。

トラベルジャーナは、年50泊旅行取材(証明写真)の個人ブログです。


ブラタモリ宇治編のポイントは?
  • ブラタモリ現シリーズを初回から見て、全て記事にしている旅行好きです! 機会があり、自宅から遠い京都も現地取材できました! 
  • ブラタモリ宇治編では、京阪宇治駅→宇治橋(茶屋のつうえん)→茶師宅跡→平等院鳳凰堂→駅を回るコースが基本です(所要90分くらい)。
  • ブラタモリマニア?の方は足利義満が興した宇治七名園で、唯一現存する奥ノ山茶園にも足を延ばしてください。番組では紹介できなかった、直営の茶店も紹介します!
後悔しないために重要です!
便利なリンク
ブラタモリ全放送回のまとめ
ブラタモリ(Facebook) … いいねすると、記事完成時に自動連絡
宇治の宿(楽天トラベル) … 楽天4.3点以上は安心です

Yahoo!トラベルの方はこちら

ブラタモリ京都編のおさらい

(注)順に、順次現地取材版に書き換えます(現在1、3、4、5、6は書き換え済み)。ご関心のある記事は、上に説明があるはてなブックマークで保存可能です。

新しい順記事へのリンク概要
京都御所編(#142)天皇の住まいだった京都御所が、なぜ今の場所にできたのかを探ります。消えた天井川に大きな関わりが?
京都西陣編(#139)織物の町・西陣はどうできたをテーマに、西陣織特有の織り方から応仁の乱の実際までを探ります。
宇治編(#103)日本3大茶の1つが宇治茶。宇治川、平等院鳳凰堂の湧き水などをめぐり、その秘密を探ります。
銀閣寺・東山編(#102)将軍・義政が隠居のために建てた銀閣は、引き算の美が特徴。義政のどんな思想が読み取れるのでしょうか?
京都祇園編(#70)舞妓さん・芸妓さんが歩く、日本一の花街である祇園。祇園は、意外にも分業制で成り立っていました。
清水寺(#69)清水寺は、はるか西の嵐山の辺りと同じ地層。なぜなのでしょうか? 崖の交差点に立つ清水の立地を探求。
伏見編(#37)外国人が選ぶ観光地第1位・伏見稲荷大社の千本鳥居が有名。秀吉は伏見の2つの城に4年間居住しました。
嵐山編(#36)風景写真でおなじみの渡月橋や天龍寺の紅葉は、自然と人為の力が合わさってできた絶景でした。
新春特番(おどいなど)京都の郊外にある盛り土(おどい)。応仁の乱で荒廃した京都を広げて、守る豊臣秀吉の思いが見られます。

宇治川と宇治橋:ブラタモリ宇治

宇治橋

ブラタモリは、宇治川にかかる宇治橋付近を訪ねます。

  • アクセス:京阪宇治駅すぐ。JR宇治駅から、茶師宅跡などを見学しながら徒歩8分。

宇治のお茶

宇治 茶畑
宇治の茶畑

京都市の南15キロに位置する宇治市は、鎌倉時代以来、日本三大茶と呼ばれるお茶の生産で知られています(ほかは、静岡茶、狭山茶)。

お茶は、鎌倉時代初期に宋(中国)から持ち込まれ、京都の栂尾(とがのお)につぎ、宇治にも植えられました。当初は栂尾のお茶が中心でしたが、南北朝時代末期に、宇治のお茶が大きく発展しました。

宇治は、お茶の産地であるほか、平等院鳳凰堂があり、源氏物語・宇治十帖の舞台としても知られています。

通圓 (つうえん)の店頭。奥に見えるのが京阪宇治駅。
通圓 (つうえん)の店頭。奥に見えるのが京阪宇治駅。

タモリさんは、宇治橋のたもとの通圓 (つうえん)で 抹茶のソフトクリームを試します(写真は抹茶ソフト350円。タモリさんは、宇治金時600円を試食)。テーマは、なぜ宇治は茶どころになったのか、です。

茶屋・通圓(つうえん)

茶屋・通圓(つうえん)

ブラタモリは、江戸時代の宇治橋の絵にも描かれている、創業800年の茶屋・通圓(つうえん)を訪ねます。いまの主人は、24代目。

店内には、豊臣家の紋所や一休和尚が彫った彫像など、貴重なお宝が飾られています。写真は、豊臣秀吉が宇治川の水をくみ上げたといわれる、千利休作とされるつるべ(釣瓶)です。

豊臣秀吉が宇治川の水をくみ上げたといわれる、千利休作とされるつるべ(釣瓶)

高級抹茶(30gで5400円)を、タモリさんは試しました。

  • アクセス:宇治橋のたもと

平等院鳳凰堂:ブラタモリ宇治

平等院へ続く道には、お茶屋が軒を連ねます。

ブラタモリは、宇治橋を西に渡り、平等院鳳凰堂を訪ねます。平等院へ続く道には、お茶屋が軒を連ねます。

  • アクセス:京阪宇治駅から徒歩9分(JR宇治駅から徒歩12分)
平等院鳳凰堂

平等院鳳凰堂は、10円硬貨にも刻まれた国宝の建物です。平等院は、もとは藤原道長の別荘でしたが、その息子(藤原頼通)が寺院に改めたのが鳳凰堂です。

平安貴族のリゾート地として、宇治はブランド価値を持った場所だったのです。極楽浄土と阿弥陀如来を思い描くために建てられたのが、平等院鳳凰堂です。

ブラタモリは、平等院鳳凰堂の前の池に注目します。この池に、宇治がお茶の産地になった秘密が隠されています。この池の水は、宇治川から引水したわけではありません。水はどこから来ているのでしょうか?

平等院鳳凰堂の南側(博物館の鳳翔館側)に、阿弥陀水と呼ばれる湧き水の跡が見つかります。写真の石碑の手前の、ふたがかぶせてあるところです。

周辺は扇状地で、地下を流れた水が、扇状地の際(きわ)にある、平等院付近で湧いていたのです。扇状地は、柔らかい砂地からなり、根が伸びやすく、お茶の旨味に良い影響があります。この扇状地は、宇治川が作っているものではありません。どの川が、扇状地を形成したのでしょうか?

扇状地を作った川:ブラタモリ宇治

ブラタモリは、宇治簡易裁判所付近を訪ねます。

  • アクセス:JR宇治駅からバスで2分、総合庁舎前下車。または、奥ノ山茶園や堀井七茗園(茶屋)からタクシー5分(徒歩10分)。
おすすめの回り方
JR宇治駅🚙=(タクシー4分、急な上り坂です)=奥ノ山茶園(善法青少年センター向かい)…徒歩1分…眺望地…下り坂徒歩4分…堀井七茗園(茶屋)…徒歩10分…宇治簡易裁判所付近…徒歩10分…茶師宅跡(喫茶アーム付近)…徒歩7分…平等院鳳凰堂…徒歩7分…宇治橋と通圓 (つうえん)…すぐ…京阪宇治駅
※歩くのが大変な場合、堀井七茗園(茶屋)🚙=タクシー3分=宇治簡易裁判所付近(総合庁舎前バス停周辺で、少しだけ停車してもらい写真撮影)=3分=茶師宅跡(喫茶アーム付近)

ブラタモリは、暗渠の上に作られた写真の道路を歩きます。両側には崖が残り、扇状地に流れ出る川の跡と分かります。道を下り、扇状地の始まりとなる交差点(宇治壱番交差点、写真奥の信号)にたどり着きます。周辺には、お茶の農園が今でも見られます。


長屋門の痕跡:ブラタモリ宇治

ブラタモリは、宇治橋通りに向かいます。

  • アクセス:喫茶店アームをめざす。宇治駅から徒歩5分、平等院鳳凰堂から徒歩7分。地図では、扇状地の始まりからのルートを示しています。

ブラタモリは、お店同士を貫く長い梁(はり)が特徴となる、複数のお店を訪ねます。喫茶店アームのなかには、梁(はり)をお店の雰囲気に合わせて加工した部分があります。

  • 複数のお店:喫茶店アームとその両側のお店。

なぜ1本の梁が、複数のお店を貫いているのでしょうか?

江戸時代の長屋門 宇治

これは、江戸時代の長屋門を再利用したものです。長屋門は、両脇に居住スペースを備えた、横に長い門です。長屋門には、誰が住んでいたのでしょう?

お茶を扱う商人です。茶師と呼ばれた商人は、お茶を流通させるだけでなく、お茶の選定や調合にも関与し、名字帯刀が許された特権階級だったのです。


室町時代からの奥ノ山茶園:ブラタモリ宇治

ブラタモリは、奥ノ山茶園を訪ねます。

  • アクセス:宇治駅からタクシー4分。徒歩11分ですが、急な上り坂があります。善法青少年センターが目印。
奥ノ山茶園

奥ノ山茶園は、足利義満や足利義政が認めた宇治七名園の中で、唯一現存している茶園です。室町時代から受けつがれた、お茶の木が残っています。

奥ノ山茶園

奥ノ山茶園には、日光の当たり方を調整する、黒いビニール製のシートが備えられています。日が当たりすぎ、渋みが強くなりすぎないように、調整しているのです。かつては、よしずと藁を使い日光を調整していました。覆下(おおいした)栽培と呼ばれ、宇治にのみ認められた栽培方法でした。

奥ノ山茶園のすぐ北側にある、扇状地を見下ろす場所

ブラタモリは、奥ノ山茶園のすぐ北側にある、扇状地を見下ろす場所を訪ねます。アクセスは、善法青少年センターを背に、敷地左手の路地を入ります。

  • 宇治駅側:扇状地(低くなっている)
  • 奥ノ山茶園側:段丘(高くなっている)

扇状地では味の濃いお茶、段丘では香りの高いお茶を生産することが可能だったのです。

堀井七茗園の工場

ブラタモリは、お茶の工場(堀井七茗園)を訪ねます。1分に52回転と決められた石臼で、1つあたり、1時間につきわずか40gの抹茶が生産されています。北側には、適切な光を取り込む拝見場があり、お茶の品質のチェックが行われています。

お茶の品質のチェックのあとは、扇状地のお茶、段丘のお茶を適切にブレンドし、宇治のお茶が出来上がります。

堀井七茗園の店舗(番組未紹介)

堀井七茗園

堀井七茗園の工場の近くには、店舗があります(番組未紹介)。

奥ノ山茶園で生産されたお茶は、原則として抹茶になります。

  • 奥ノ山(20g) 2700円
  • 無門(=銘柄はあさひ)(20g) 3240円
  • 成里乃(20g) 3240円

いずれも奥ノ山茶園産ですが、奥ノ山は苦みを抑えた味、無門は昔ながらの苦みのある味、そしてお店おすすめで農林水産大臣賞を獲得した成里乃は、うま味成分が非常に多く苦みのない独自の抹茶です。

堀井七茗園の店舗では、基本メニューの抹茶+和菓子(1000円)では、奥ノ山茶園のお茶は扱っていません。ただし、場合によっては、奥ノ山などのリクエストに応えてくれます。筆者訪問時は、奥ノ山を金額アップで提供してもらえました。

足利義満や足利義政が認めた宇治七名園の中で、唯一現存している奥ノ山茶園で採れた、室町時代から伝わる、貴重な抹茶です!

便利なリンク
ブラタモリ全放送回のまとめ
ブラタモリ(Facebook) … いいねすると、記事完成時に自動連絡
宇治の宿(楽天トラベル) … 楽天4.3点以上は安心です

Yahoo!トラベルの方はこちら


ブラタモリ京都編のおさらい

(注)順に、順次現地取材版に書き換えます(現在1、3、4、5、6は書き換え済み)。ご関心のある記事は、上に説明があるはてなブックマークで保存可能です。

新しい順記事へのリンク概要
京都御所編(#142)天皇の住まいだった京都御所が、なぜ今の場所にできたのかを探ります。消えた天井川に大きな関わりが?
京都西陣編(#139)織物の町・西陣はどうできたをテーマに、西陣織特有の織り方から応仁の乱の実際までを探ります。
宇治編(#103)日本3大茶の1つが宇治茶。宇治川、平等院鳳凰堂の湧き水などをめぐり、その秘密を探ります。
銀閣寺・東山編(#102)将軍・義政が隠居のために建てた銀閣は、引き算の美が特徴。義政のどんな思想が読み取れるのでしょうか?
京都祇園編(#70)舞妓さん・芸妓さんが歩く、日本一の花街である祇園。祇園は、意外にも分業制で成り立っていました。
清水寺(#69)清水寺は、はるか西の嵐山の辺りと同じ地層。なぜなのでしょうか? 崖の交差点に立つ清水の立地を探求。
伏見編(#37)外国人が選ぶ観光地第1位・伏見稲荷大社の千本鳥居が有名。秀吉は伏見の2つの城に4年間居住しました。
嵐山編(#36)風景写真でおなじみの渡月橋や天龍寺の紅葉は、自然と人為の力が合わさってできた絶景でした。
新春特番(おどいなど)京都の郊外にある盛り土(おどい)。応仁の乱で荒廃した京都を広げて、守る豊臣秀吉の思いが見られます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました