高峰高原ホテルの宿泊記です。朝食・夕食・アメニティ、周辺のハイキングコースから、日帰り温泉・ランチまで、旅行専門ブログが宿泊レポートします!
内容はもくじから。
知る人ぞ知る絶景!浅間山・高峰高原ホテルの旅
塾講師時代の元生徒で、大学進学後、時間講師として活躍してもらった人が何人かいます。予習や教材作りの負担は相当なものでした。今回は、元上司としての罪滅ぼしも兼ね、1泊旅行に招待しました。
アクセス|バスタ新宿から3000円で行ける、浅間山・高峰高原
長野県の浅間山・高峰高原へは、バスタ新宿から直行バスが出ています。片道わずか3000円程度。
4列シート、USB充電可能、コンセントなし、トイレあり、休憩は上下とも寄居(お弁当、パンなどの品ぞろえが悪い)でした。
着きました! 時期は6月。東京より10度気温が低いことは分かっており、2人の同行者にも再三伝えましたが、なかなか実感が湧かず、濃霧と冷蔵庫のような空気に驚いていました。標高は2000mです。
高峰高原ホテルの玄関。
高峰高原ホテル自慢の展望カフェスペース。晴れていれば、佐久平の町並みが一望できます。高峰高原ホテルは、浅間山を背中に背負い、上田・小諸を見下ろす場所にあります。
なお、展望カフェスペース(喫茶店)や温泉は、日帰り利用も可能です。
高峰高原ホテルの基本情報
項目 | 説明(取材時の情報です) |
アクセス | バスタ新宿から直行バス(4列シート、USB充電可能、コンセントなし、トイレあり、休憩は上下とも寄居=お弁当、パンなどの品ぞろえが悪い) |
駐車場 | あり |
バス・トイレ | 部屋にバス・トイレなし。部屋に洗面台あり。共用のトイレは、ウオシュレット。温泉大浴場は、ドライヤー、シャンプー、リンスあり。 |
周辺 | 高峰山(登り50分、下り30分)、湿原(行き80分、往復160分) |
夕食 | カジュアルフレンチ。パンが絶品。楽天トラベルの信州黒毛和牛ディナープランがおすすめ。 |
雲海 | 朝5時ぐらい(6月の場合)から見え、早朝が美しく、午前中が限界。 |
朝食 | 和食スタイル(写真)。デザートつき。 |
イベント | 星空観察ツアー(晴天時、無料)。朝の雲海観察ツアー(晴天時、無料) |
日帰り | 日帰り温泉可(11:00~17:30)。ドライヤー、シャンプー、リンスあり。展望カフェスペース(喫茶店)も利用可。 |
ランチタイム | 11時~14時(土日祝日は14時半LO)。信州太郎ポークデミグラスロースカツ丼(1300円)(メニュー) |
カフェタイム | 松本市の清水牧場直送。日本経済新聞ヨーグルトランキング1位のヨーグルト(540円)など。 |
高峰高原ホテルの部屋
山のホテルのため、客室はシンプル。晴れていれば、佐久平、気候によっては雲海が見えます。バス、トイレはありませんが、洗面台つき。共用のトイレは、山岳ホテルにも関わらずウオシュレットです。
[周辺散策]霧の中の高峰高原ホテル周辺を歩く
高峰高原ホテルの周辺には、散歩ルートが多数あります。
時間があれば高峰山(登り50分)、湿原(行き80分)へ。ビジターセンターか高峰高原ホテルフロントで案内してくれます。
霧が出ていても、高山植物の見物ができます。
高峰高原ホテルの展望レストランと夕食
高峰高原ホテルの展望レストランからの風景です。晴れていれば、徐々に町あかりが灯る時間です。
2種の前菜の1つは、野菜のキッシュロレーヌ チーズ添え。フレンチとしては中の上くらい? ただ、手が込んでいますし、山岳ホテルとしては、十分合格点です。
パン。これは絶品です。普通の焼きたてパン屋では、全くかなわないレベル。水がおいしいのと標高の関係で、味が変わるそうです。アルプスの少女ハイジの白パンのイメージ。
パンは、おかわり自由ですが、同行者がおかわりをし過ぎ、在庫がゼロに(笑) 数個ずつの準備のようです。
今回、予約したプランは、楽天トラベルの信州黒毛和牛ディナープラン(13500円)です(梅雨時、30日前予約の早割の価格)。
信州黒毛和牛は脂が乗った部位(上)と赤身の2枚あり、サイズも大き目。この1皿でほかの料理が霞むような、素晴らしい味です。少し高くなりますが、黒毛和牛プランがおすすめです(デザートも品数が増え、レストランの席も良くなるよう)。
地ビールの中でも特に地元色が強い、浅間連峰。麦の味がしっかりで、飲みやすいです。
黒毛和牛プランだと、デザートが増えます。外は暗くなっています。晴れていれば、遠景から夜景、そして星空に変わる時間帯に、夕食が設定されています(この日は18時から)。
デザート。
同行者がパンをおかわりし過ぎ、在庫が尽きましたが、よく見ると売店にカップ麺がありましたので、夜中も安心です。
高峰高原ホテル自慢の夜景が見えました!
深夜0時ごろ、霧と雲が一時消え、夜景と星空が見えました! スマホでは夜景は写らないため、双眼鏡を使って撮影しています。
※晴天の日には、星空観察ツアー(無料)が行われます。
雲海は、見られたのでしょうか?
翌朝、自慢の雲海が……!
翌朝、曇りの天気予報でしたが、部屋の窓から待望の雲海が登場!
展望カフェスペースからの雲海! 時刻は朝5時ごろ。
展望カフェスペースからの雲海!
大浴場からの雲海! ホテル側の宣材写真を上回る力作です(笑)
[日帰り入浴]高峰高原ホテルの日帰り情報
- 11:00~17:30
- 雲海は昼頃に消えてしまうので、早めに到着し、展望カフェで待機したい。
- 大人800円(12~3月は500円)
- 駐車場あり
- 加温、加水、循環、タンクローリーだが、塩化物泉で湯冷めしにくく効果あり。都心のタンクローリー泉より、かなり良い。
- 露天なし(外には出られます)
- ドライヤー、シャンプー、リンスなどあり。
- 貴重品用金庫あり。
- 徒歩20分程度でランプの宿とかけもち可能(内湯、眺望は森の景色)。冬季は積雪で、移動できない。
朝の雲海ツアーが急遽実施に!
前夜には、みな中止だと思っていた、朝の雲海ツアーが急遽実施されました。7時から所要40分間のため、朝食を8時に予約しておくと、参加できます。
雲海の上に、小さく富士山も見えています。
朝の雲海ツアーのひとコマ。朝の鳥の声が、案内の声をかき消す勢いです。
雲海は、手が届く場所にあり、吸うこともできます……。ちなみにこの不真面目な方の同行者は、寝坊したため、雲海ツアーには参加せず。朝8時頃の様子です。
高峰高原ホテルの朝食
朝食時、レストランからの景色です。雲海は朝に出ることが多く、宿泊がベターです。
朝食は、和食。卵の殻に入っているのは、プリンです。高峰高原ホテルは、山岳ホテルには珍しく、シェフのほかにパティシエも置いています。
[ハイキング]高峰高原では、夏場はハイキングも可能
標高2000mの高峰高原ですが、ハイキングも可能です。6月で最高気温は10〜15度と、東京より10度程度低いため防寒の準備は必要です。
- 高峰神社(高峰山)へ登るコース … 登り50分、下り30分程度。晴天向け。
- 湿原へ行くコース … 林道を通れば、片道80分程度で湿原入口。曇天でも。
※防寒、雨具の準備。濃霧の可能性。熊は、ホテル側は危険性はないとしますが、目撃情報はあります。浅間山の火山情報を確認のこと(取材時は火口付近の規制)。ヘルメットは高峰高原ホテルで貸し出し。
高峰神社(高峰山)へ登るコースは、高峰高原ホテルの裏の白い鳥居が登山口です。20分程度登り坂が続きますが、あとはずっと尾根づたいなので楽です。
尾根づたいの道に出ると、あとは平坦。左が筆者。右は、真面目な方の同行者です。
高峰神社へ登るコースに咲いていた花。山桜?
高峰神社山頂
巨岩が見えると、高峰神社山頂はもうすぐです。
パノラマ写真。
高峰神社山頂です。佐久平が一望できます。佐久平は、浅間山の噴火によってできた台地です。ご参考までに、軽井沢も浅間山の噴火が関係する台地です。
高峰神社山頂から、高峰温泉ランプの宿に下る
高峰神社山頂からの下りは楽で、30分程度。高峰高原ホテルに戻ることもできますが、今回は、高峰温泉ランプの宿に下りました。宿泊者以外も利用できるカフェは、高度が低いですが、バードウオッチングができます。
カフェ。
高峰温泉ランプの宿は、自噴温泉。白みがかった、本格的な硫黄泉です。お湯だけなら、高峰高原ホテルを上回るでしょう。
※高峰高原ホテルの温泉は、タンクローリー輸送、加水、加温、循環と、温泉マニアなら逃げ出す条件ですが、湯冷めしにくい塩化物泉。その効果は、源泉かけ流しの群馬の名泉と比較しても、遜色はありませんでした。
高峰高原ホテルへは、スキー場を横切って戻ります。
[ランチ]高峰高原ホテルの昼食
高峰高原ホテルに戻りました。ランチの時間帯には雲海は消え、平常モードの景色になります。
ランチメニューです。
信州太郎ポークデミグラスロースカツ丼(1300円)。脂がさす、良い肉です。
[展望カフェ]高峰高原ホテルのカフェスペース
高峰高原ホテルのカフェスペースでは、松本市の清水牧場のメニューがおすすめです。
清水牧場から、高峰高原ホテルへの定期のお便り。
食べるヨーグルト(540円)は、超絶品。チーズの食感と味を兼ね備えたヨーグルトは、日本経済新聞ヨーグルトランキング1位。日経は、ステマをしないので、信頼度は高いです。
ヨーグルトにかかっている、オリジナルのコケモモジャムは、お土産コーナーの主力選手です。
おすすめの旅のプラン
高峰高原ホテルは、雲海が目玉のため、念のため2泊してもよいと思います。ほかの場所も回る場合は、軽井沢がおすすめです。
軽井沢【裏】ランチランキング~1000円前後の安く人気の穴場店~
「知名度より本物」をテーマに、少人数向けずらし旅を紹介しています。
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