【現地取材】NHK番組のブラタモリ軽井沢編で、タモリさん推奨の軽井沢の歴史・地形を踏まえた観光ルートが紹介されました。この記事では、ブラタモリ軽井沢編のルートを、アクセスなどの情報とともに紹介します。
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😎過去回ロケ地 完全収録
ブラタモリが、長岡→燕・三条→新潟市を、信濃川なしには語れない地域としてまとめてくれそう!😎
— ブラタモリ (@buratamori2018) August 27, 2023
漏れる糸魚川、上越、村上などは北前船航路でカバー🚣♂️
信濃川、北前船で理解しやすく全県を売り出せば、まだまだ観光客は来そう!
動画は十日町市に信濃川が作った河岸段丘で、このエリアもカバー。 pic.twitter.com/pFJF4tlKW3
群馬でブラタモリ | 内容 |
😎現地取材 前橋(#227) | |
😎現地取材 草津温泉(#146) | 草津温泉のたっぷり、アツアツ、ピリピリのお湯は、なぜ生まれたのでしょうか? |
😎現地取材 浅間山(日本のポンペイ鎌原村)(#145) | 浅間山の噴火のなかでも、歴史に残る天明の大噴火。最後の1日は驚くべきことが続きました。 |
😎現地取材 沼田(#31) | 沼田はフランスの教科書にも載る典型的な「ある地形」。駅から町へは階段を登って向かいます。 |
軽井沢への道(横川・碓氷峠)編(#24)|長野県にも分類 | 世紀の難所・碓氷峠ですが、意外になだらか? タモリさんはめがね橋、アプト式の遺産を見学。 |
😎現地取材 軽井沢(#16) | なぜ標高900mに広大な平地が出現し、またなぜ軽井沢は斜陽から復活を遂げたのでしょうか? |
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旧軽井沢に宿場町として栄えた痕跡|ブラタモリ軽井沢
ブラタモリ軽井沢編は、旧軽井沢からスタート。軽井沢はなぜ日本一の避暑地になったのでしょうか?
- 旧軽井沢:軽井沢駅から北へ、徒歩20分強。軽井沢郵便局をめざす。
江戸からの旅行客が碓氷峠を越え、ちょうど一息つける場所にある旧軽井沢付近には、最盛期には30の宿屋が立ち並び、宿場町として栄えました。
本陣と旅籠(はたご)の跡
大名や役人が泊まった、もっとも格式が高いのが本陣。本陣があった場所に、ショッピングモールのチャーチストリート軽井沢。レストランなどが入ります。隣には、脇本陣江戸屋というカフェもあります。
- 本陣跡 軽井沢郵便局すぐそば。
軽井沢郵便局の隣にある靴店のSASH!軽井沢は、お店の奥行きがとても深く、裏側の道まで建物が続いています。
この奥行きの広さ(13m×70m)が、旅籠であった痕跡です。江戸時代は、通りに面した間口により課税額が決められていたのです。お店には、武鑑と呼ばれる、大名や幕府の役人の、家紋・石高・居城などが確認できる冊子が残されています。豊かな加賀藩(ブラタモリ金沢)の大名が来ると、2ヶ月分の収入が手に入りました。
- 旅籠萬屋跡( 靴店のSASH!軽井沢) 軽井沢郵便局のとなり。
明治時代になり、大名行列が中山道を通うことがなくなると、旧軽井沢は衰退してしまいます。一時期は、人々が細々と暮らす寒村になりました。
旧軽井沢のブラタモリ訪問地
- ●印:本陣跡
- ●印:旅籠跡(靴店のSASH!軽井沢)
- ●印:軽井沢ユニオンチャーチ
- ●印:八田裕二郎別荘(非公開)
- ●印:軽井沢会テニスコート
大正時代に復興した軽井沢|ブラタモリ軽井沢
明治時代に軽井沢の宿場町は衰退します。しかし、その後、英語の看板が溢れる町に変貌し、年間400万人が訪れる国際的な観光地の基礎が築かれます。
なぜ、明治から大正にかけ、軽井沢は中興を遂げたのでしょう?
ブラタモリは、軽井沢ユニオン・チャーチ(地図 ●印)を訪ねます。
明治21年、軽井沢の雄大な高原と涼しい気候に惹かれた、カナダ人宣教師A・C・ショー氏は、旧軽井沢に別荘を建てました。標高900mの場所に、広い平原が広がる光景は、珍しかったに違いありません。その後、口コミで外国人の別荘が増え、集会の場所として、軽井沢ユニオンチャーチが作られたのです(明治39年)。
教会は、どの宗派でも礼拝できるように、シンプルな作り。宣教師は、日本中に散らばっていたため、ここで母国の人と会うのを楽しみにしていました。
明治の終わりには、別荘が100軒以上となり、寂れた宿場町に変化が現れます。
西洋化した軽井沢のお店
経営が苦しくなっていた旅籠・萬屋は、宣教師により、西洋化に備え、靴の勉強をされてはどうかと勧められ、靴屋に商売を変更しました。このほかにも、ジャムの販売など、宣教師たちを相手にしたのれん替えをして、旧軽井沢は生き残りを図りました。
なかでも、沢屋のジャムは、アド街選定の軽井沢グルメランキングでも12位に登場したように、現在でも絶大な人気を誇っています。
軽井沢初の日本人別荘
旧軽井沢には、明治26年に建てられた、八田裕二郎の別荘(地図:●印)が現存しています(非公開、外から見えます)。
日本人大工が建てたため、外観は日本家屋風。しかし、知人と交流するために半屋外のテラスが備えられたように、部分的に西洋の設計を取り入れています。
長崎(ブラタモリ長崎)や函館(ブラタモリ函館)のように海に面している訳でないのに、外国人が文化を形成しているのは、非常に珍しいケースだとタモリさんは感慨深げです。
ブラタモリでは、テニスコートの恋の舞台である、軽井沢会テニスコート(地図 ●印)にも立ち寄っています。軽井沢ユニオン・チャーチの近くにあります。
なぜ標高900mに広大な平地が出現したのか|ブラタモリ軽井沢
ブラタモリは、なぜ標高900mに広大な平地が出現したのかを探るために、軽井沢の南西、ゴルフ場に沿って流れる小川をボートで下ります。
- 小川 牛角軽井沢店南の路地を入る。突き当りから乗船(地質調査船に同乗)。
軽井沢と軽石
タモリさんが、川沿いを見ると、軽石からなる地層があります。これは2万年前の噴火により生成した地層です。軽井沢の語源は、軽石沢だという説も存在します。
この軽石の由来は、浅間山の大噴火ではありません。軽井沢に平地を形成した噴火は、浅間山より軽井沢駅にずっと近いある山の噴火です。
- 浅間山大噴火により、いくつかの湖ができた。
- 2万年前、1つの湖の中で噴火が起こった。
- その火砕流が湖を埋め尽くしできた平地が軽井沢だった。
川沿いの地層は、軽井沢に平地を形成した噴火の上に、直近の浅間山噴火による地層が重なっています。
標高が高い場所に、広大な平地があるという特殊な地形が、避暑地や観光地としての軽井沢の価値を生み、発展の原動力になりました。
軽井沢の緑化
また、現在の軽井沢は森に囲まれていますが、火砕流によって生成したというその成り立ちから、もともとは平原に近い土地でした。野沢源次郎という人物が、軽井沢の緑化に成功したのです。
ラウンドアバウト
軽井沢駅北西にある、別荘地の道をよく観察すると、中心から円を描くような配置になっています。
中心は六本辻となっており、海外のような回転式の交差点があります。野沢源次郎は、パリのような西洋的な街並みを計画したのです。
(まとめ)軽井沢はなぜ日本一の避暑地になったのか?
- 浅間山の噴火で湖ができ、さらに湖底の噴火で、標高900mに平地が形成された。
- 中山道の宿場町ができ、一定の人口が定着した。
- 一時寂れた軽井沢を、宣教師ACショーが気に入り、口コミを広めた。
- 外国人のニーズに合った商売へのれん替えが進んだ。
- 野沢源次郎らが軽井沢の緑化に努めた。
- キリスト教の影響で「低俗に流れない善良な避暑地」の路線が堅持された。
群馬でブラタモリ | 内容 |
😎現地取材 前橋(#227) | |
😎現地取材 草津温泉(#146) | 草津温泉のたっぷり、アツアツ、ピリピリのお湯は、なぜ生まれたのでしょうか? |
😎現地取材 浅間山(日本のポンペイ鎌原村)(#145) | 浅間山の噴火のなかでも、歴史に残る天明の大噴火。最後の1日は驚くべきことが続きました。 |
😎現地取材 沼田(#31) | 沼田はフランスの教科書にも載る典型的な「ある地形」。駅から町へは階段を登って向かいます。 |
軽井沢への道(横川・碓氷峠)編(#24)|長野県にも分類 | 世紀の難所・碓氷峠ですが、意外になだらか? タモリさんはめがね橋、アプト式の遺産を見学。 |
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— ブラタモリ (@buratamori2018) August 27, 2023
漏れる糸魚川、上越、村上などは北前船航路でカバー🚣♂️
信濃川、北前船で理解しやすく全県を売り出せば、まだまだ観光客は来そう!
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