鎌倉のあじさいの3大名所の1つである、北鎌倉の明月院。混雑・行列が激しく、平日の開門前でも100人の行列ができるほどです。狙いはズバリ閉門前、あるいは前泊して早朝に並ぶ作戦です。2023年6月22日更新。
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北鎌倉・明月院のあじさいの混雑状況
北鎌倉・明月院のあじさいの混雑状況です。
鎌倉あじさいの3大名所 | ①明月院 ②長谷寺 ③成就院(工事であじさいは大幅に減りましたが、だいぶ育ってきました。逆にねらい目とも言えます) |
明月院の2大名所 | ①丸窓 ②鎌倉石の石段 |
明月院のアクセス | 北鎌倉駅徒歩10分(地図、現地に案内表示多数) |
明月院の開門時間(見ごろの時期の時間) | 8時~16時30分(17時までに退出) |
明月院のあじさいの見頃(2022年) | 6月15日前後、とくに人気がある明月院ブルーが見ごろ。6月末まで咲く。 |
例年の明月院のあじさいの見頃 | 6月第2週~月末 |
北鎌倉・明月院のあじさいの2大名所の1つ、鎌倉石の石段です(筆者撮影)。上のような写真がネットにはありますし、多くの人が撮影したいと思うものです。
しかし、実際に撮影できるのは上のような人ごみの写真。どのようにしたら、あじさいの季節の明月院の混雑は回避できるのでしょうか?
北鎌倉・明月院のあじさいは閉門前が混雑軽め!
写真は、2018年6月1日(金)16時30分頃の明月院の正門です。
閉門30分前のため、右手の出口から帰る人は多くいますが、入ってゆく人はほとんどいません。
結論から言うと、明月院のあじさいの混雑・行列を回避するためには、下の2パターンがおすすめです。
混雑回避のパターン | 時間帯 |
①閉門前 | 16:00頃に到着する |
②開門前 | 前泊し朝7時台には並びたい |
【参考】明月院の拝観時間(2023年開花シーズン) | 8時~16時30分(17時までに退出) |
訪問者からの情報によると、2022年6月13日(月)朝8時30分頃、線路にぶつかる曲がり角まで行列となりました(上の赤いライン)。また、2023年6月19日(月)朝9時30分頃には、北鎌倉駅前の円覚寺まで行列となりました。
一方、2023年6月20日(火)の朝8時頃には、門前に数十名人の行列で収まり、かなりブレ幅があります。
土日は例外なく混み、朝7時台には数十名規模の行列となり、朝8時台には、最大で行列が北鎌倉駅に到達します。例えば2023年6月17日(土)は8時半頃に駅に到達しました(一方、2023年6月18日(日)は、朝8時半現在、葉祥明美術館までの行列で済み、日による波があります)。
土日は、周辺で携帯の電波が通じにくくなりますので、スマホでの連絡はご注意ください。
なぜ閉門前は狙い目なの?|明月院のあじさい鑑賞
明月院では、閉門直前なら……。
ほんの少し待てば、人のいない写真を撮影することが可能です!
明月院のあじさい鑑賞で、混雑・行列を回避するなら、1つ目の狙いは閉門前です。閉門前に人が一気に減る理由は、2つあります。
- 明月院(それほど広くない)での所要時間をイメージできない人が多く、早め早めに訪ねる人が多い(所要時間は、通常20分間、混雑40分、大混雑で60分程度です)。
- 混雑回避は開門前というイメージが強い。また、プロの写真家は、朝のあじさいにこだわる人も多い。
このような理由から、明月院では閉門直前が、混雑回避のねらい目の時間になります。もう1つ、あまり大きな声では言えませんが、明月院はあじさいの撮影者に非常に親切で、17時ちょうどの完全退出時刻直前までは、撮影を許してくれる雰囲気があります。
そのため、16時頃到着し、17時ギリギリの退出が、混雑・行列回避のためには狙い目となります。なお、丸窓は例年、完全閉門時刻(2023年は17時)の30分前には締めますので、早めに撮影します(丸窓は、1分たりとも延長はありません)。
鎌倉石の石段は、閉門まぎわがチャンス
明月院の2大名所の1つ、鎌倉石の石段は、閉門まぎわには登り降りする人が少なくなり、撮影チャンスは大きくなります!
石段の一番下に人だかりができますので、順番を待ち、しゃがんで見上げる角度で撮影するのがコツです。
できれば、手前にピントを合わせ、奥をぼかす構図も撮影しましょう。プロのような、インスタ映えする写真となります。
明月院のもう1つの名所が丸窓。
敷地奥の本堂のそばにあり、並んでいる人がいるのですぐに分かります。行列は、平日の閉門間際は、行列は20名ほどでしたが、土日は混雑が見込まれます。
例年、閉門時刻(2023年は16時30分)の5分前になると、まもなく丸窓が閉まるのでお急ぎくださいとのアナウンスがあります。したがって、16時30分ぎりぎりに丸窓を撮影し、その後、石段に移るのが「勝ち筋」です!
なお、大きな声では言えませんが、丸窓は閉鎖時刻後も5分間は空いているようです(その後障子が締まります)。年度により方針が変わる可能性もありますので、目安とされてください。
寺院内マップ|明月院のあじさい鑑賞
朝の来訪で、もし行列の先頭付近に並べた場合は、最大のポイントは、鎌倉石の石段を人がいないうちに撮影できるかです。
拝観口で入場料を支払うことになりますので、入場料を支払った後、右、左と歩くことがポイントです。
- ×拝観口を入ってまっすぐ …桂橋という木の橋を渡り、石段には行けない。
- 〇拝観口を入って右、左と移動 …鎌倉石の石段(総門へ上る石段)の下に出る。
石段は、人が登り始めると、風景としてはかなり落ちますので、人が歩き始めないうちに撮影を済ませます。ポイントは、階段の1番下の手前にしゃがみ、①通常のショットと、②手前のあじさいにピントを合わせ奥をぼかしたショットを撮影することです。
前泊ならこの4施設がおすすめ
明月院の開門前を狙い、前泊する場合、鎌倉はホテルや旅館が少なく、驚くと思います。都内から日帰り可能なことが要因です。宿泊需要が多い外国人向けに、ゲストハウスが目立ちますが、相部屋で居住性はかなり落ちます。
おすすめは藤沢のホテルエン。撮影日、北鎌倉へは、JRでアクセスします。チェックインのときは、鎌倉方面から江ノ電や路線バスでアクセスできます。
ホテルエンを楽天トラベルで見る鎌倉、北鎌倉へJRで1本のスーパーホテル戸塚は、温泉つきでコスパがよくおすすめです。
スーパーホテル戸塚を楽天トラベルで見るまた、相部屋がメインのゲストハウスですが、シーサイドゲストハウスは完全個室で、シャワーでなく浴室(共用)もあります。
丸窓の撮影のポイント|明月院のあじさい鑑賞
丸窓の撮影場所は、上の地図の●印です。丸窓撮影は、順番制ですので、人に邪魔されることはありませんが、本堂裏の後庭園を公開している場合は、人影が写ってしまうことがあります。
丸窓は、通常はアップのショットが多いようです。アップでは、裏庭園のあじさいが見えます。
手前の屏風(びょうぶ)を入れる撮影もできます。
16:9(ワイドスクリーン)なら、手前の障子を入れても良いでしょう。
以上、北鎌倉・明月院のあじさい 混雑・行列回避は閉門前を狙え、でした。
姉妹サイトに撮影例があります。
鎌倉のあじさいの3大名所の1つ、長谷寺も別の魅力があります。
北鎌倉駅周辺には、民家のカフェ、高級ランチ(ディナー)店、予約制ランチ店しかありません。ランチ(夕食)は、鎌倉駅への移動がおすすめです。あまり混雑せず、写真の整理がしやすい穴場は、駅前のあしなやです。
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