上田駅 観光・ランチのおすすめ~名店・鯉西など現地取材~

大河ドラマ「真田丸」で注目を集めている北陸新幹線「上田駅」。現地取材によるランチや観光の情報です。

上田駅で見逃せない観光とランチ(結論)

上田駅 真田幸村

写真:上田駅前の大看板は映画のロケ地、真田幸村を強調

✔ 上田市の観光プランは「映画のロケ地(サマーウォーズなど)」または「真田幸村ゆかりの地(上田城址)」の2強。宿泊地は「別所温泉」が人気。

✔ ランチは「川魚」か「そば」が2強。夜は「美味だれ焼き鳥」も。

映画の舞台としての上田~サマーウォーズなど~

✔ 上田駅の駅前には2009年のアニメ映画「サマーウオーズ」の舞台になったことをPRする大きな看板があります(取材時)。首都圏の男子高校生である主人公が上田の旧家に特別なアルバイトに出向くストーリーです。上田市の町なかに映画に登場したスポットがいくつかあり「聖地巡礼」に訪れるファンも多くいます。

✔ 上田市は多数の映画にロケ地を提供しており、ここ数年でも「イカロスと息子」(2016年)、「過ぐる日のやまねこ」「サムライフ」(2015年)、「あの電燈」(2014年)、「ナナとカオル第2章」「シグナル~月曜日のルカ~」(2012年)、「呪われたパワースポット」(2011年)、「ありときりぎりす 」(2010年)など多数の映画のロケ地になっています。

✔ 上田へは事前に興味がある映画を見てから訪問するのがおすすめです。

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歴史の舞台としての上田~真田幸村の父が築城した上田城~

真田丸 上田

✔ 大坂冬の陣、大坂夏の陣で豊臣秀吉側につき大善戦した名武将・真田幸村(真田信繁)の父が築城したのが上田城です。現在は天守閣がなく、門や櫓(やぐら)のみですが多くの歴史愛好家にはおすすめです。城跡内の眞田神社もみどころです。

✔ 真田幸村が大坂冬の陣、大坂夏の陣で大坂城の南に築いた陣地を「真田丸」と呼びます。真田丸は大坂冬の陣では徳川家康側の部隊を総崩れさせた歴史を持ちます。

詳細 真田丸ゆかりの地 上田城の歴史と徳川撃退の秘密……ブラタモリ2016.01.02

✔ 鉄道ファンなら上田駅裏手を流れる千曲川を渡る赤い陸橋(上田電鉄の千曲川橋梁)がおすすめ。名撮影地として2015年の映画「サムライフ」にも登場しました。鉄道ファンやお子さんのいる家族の場合民宿のあずさ号(楽天)が隠れた人気。

川魚かそばの2択

上田駅周辺のランチスポットとしては、現地取材で得た情報や口コミを総合すると、以下の3店がおすすめです。

西(こいにし)
ば刀屋
将武士(もののふ)
西のつけば小屋(GW~秋季)

珍味を求めるなら大人向けの「鯉西」

上田 鯉西

✔ 鯉西(こいにし)は駅から2〜3分。火曜定休。

上田 鯉西

✔ 鯉西は1階が同じ経営の魚屋(煮つけなどを販売)のため、2階にあります。座敷のみで懐かしい雰囲気です。ランチでも自家製の漬物3種のお通しが出てきます(無料)。漬物の味からお店の力量は容易に察することができます。

✔ 鯉こく定食(1000円)が観光客の定番。一品料理の定食化も可能で、鯉あらい、鯉刺身の定食もちょうど1000円になります。このほかどじょう、かじか、いわな、あゆなど川魚が揃います。「鮎(あゆ)ラーメン」が新規に加わりました。

鯉西 上田 ランチ

✔ 「鯉こく」は鯉(こい)を味噌で溶いたものです。骨が多く、ワタがたっぷり入る大人向けの味。あっさりしていますが脂が乗っており濃厚な要素もあります。川魚特有の苦味や泥臭さがあり、野趣あふれるという味。溶けるほど柔らかいので、骨に注意すればお年寄りにもおすすめです。

✔ 鯉には胃がないため「お腹がふくれる」ことはなく、常に餌を食べ続けなければ息絶えてしまいます。そのため強靭な歯を持ち、藻類、小魚はもちろんのことエビ、ザリガニも食べます。ときにはミネラル分を得るために泥も食べそれが泥臭い味のする原因なのでしょう。しかし150年生きた例もあるように長寿で、栄養価が高い食材。海老で鯛を釣ると似た「麦飯で鯉を釣るという」ということわざもあります。

✔ 時間がない場合鮎飯弁当(880円)を作ってくれます(予約制)。

0268-22-5124 ※お問い合わせの際は「とらべるじゃーな!を見た」とお伝えいただければ幸いです。

GW~秋季限定で鯉西が「つけば小屋」を千曲川沿いに店開き

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出典:鯉西 つけば小屋

✔ 鯉西は4月下旬から10月下旬まで、千曲川沿いに風流な「つけば小屋」(テント式半屋外)をオープンしています。上田駅の裏手側の上田駅温泉口から徒歩5分。コースは3千円~4千円が最低予算となります。

そばは「刀屋」、ラーメンは「麺将武士」(もののふ)

✔ 刀屋は上田で有名なそば屋で行列になることもあります。かなり堅いそばで賛否があります。味噌だれの真田そば(1050円)が旅行客には人気です。地元客にはもりそば中(650円)が人気で、普通(700円)だとかなりの大盛りになります。土曜や祝日のランチは11:30までに並ぶのがおすすめです(11:00~18:00、日曜休み)。

✔ お城口を出て左すぐの駅ビル内にある、ラーメンの麺将武士(もののふ)は、濃厚醤油とんこつ「左近」(680円)とあっさり魚介白醤油「雪村」(670円)などがあり、好みに応じて選択できます。

テイクアウトなら「上田から揚げセンター」

上田からあげセンター

✔ 駅弁替わりやホテルへの持ち帰りのお弁当を探される場合、上述鯉西の鮎飯弁当(880円)が候補になります。

✔ このほかお城口を出て左すぐの駅ビル内の「上田から揚げセンター」はお弁当(626円)の持ち帰りが可能です。蜂蜜とりんごを使ったたタレが唐揚げと好相性。シンプルなから揚げ弁当ですが、地元の弁当需要も狙っているようで駅弁に比べお値打ちになります。11:00~24:00。

夕方以降なら「美味(おい)だれ焼き鳥」も候補

美味だれやきとり

出典:「FRIDAY」 右上がめめ家、左下がつづらや。

✔ 上田地区では地元で人気のある「美味(おい)だれ焼き鳥」の名物化をすすめています。ニンニクをすりおろして加えたしょうゆだれが特徴。パンフレットはこちら(PDF)

✔ お店は40軒もあり選ぶのが大変ですので、ここでは週刊誌「FRIDAY」の1月29日号が取り上げたお店を紹介します。

・「めめ家」 … 地元の人気居酒屋が出店。辛さ抑え目のクセのないタイプ。つくね、ハラミ、ねぎま、カシラ各1本、150円。FRIDAYの記載は19時から(HPには17時からと記載)。火曜休み。0268-23-2008。

・「つづら家」 … ニンニク風味のシンプルなタレ。焼き鳥はほぼ全て1本100円。17時から。日曜祝日休み。0268-25-1248。

・「やきとり横綱」 … 昭和36年創業以来値上げなし。1本60円。タレの隠し味に生姜、りんご、そしてバナナを使用。17時から。日月休み。0268-23-3398。

カフェなら3店


✔ カフェは駅から3分圏内では「マフラージ」がおすすめでしたが2015年に閉店。カフェと言うよりもウッディー調のシンプルな喫茶店「カフェラウンジ ポプラ」が代案となります。穴場となっており地元民しか利用していません(鯉西の隣)。

✔ 駅から15分程度歩くなら古民家の「ルヴァン」が人気です。


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