【旅行記】稲取温泉の旅行ブログ|済広寺(かやの寺)、港の朝市、竜宮の使い、踊り子の名撮影地

伊豆半島で50泊した旅行ブロガーが書いた、稲取温泉の旅行記。済広寺(かやの寺)、港の朝市、竜宮の使い、踊り子の名撮影地などをたずねた。

筆者年に50泊100日の取材旅行を続け、旅行ブログを書き続けています。外部ライターに頼らず、現地できめ細かく取材しています。
主な記事【伊豆半島】 【静かな絶景・温泉・グルメ】伊豆半島1泊・日帰り電車旅行のモデルコースを50回取材し完全紹介!

東伊豆の温泉

東伊豆町には、大川、北川、熱川、片瀬、白田、稲取の6つの温泉がある♨️ 稲取は、東伊豆で最大規模の温泉地。漁村のまち+海沿いに大きな旅館が立ち並ぶ雰囲気だ。稲取は、エリアが広いため、駅から遠い旅館もある。

温泉アクセス特徴旅館泉質共同浴場
大川伊豆大川駅すぐ海沿いの静かな漁師町4軒塩化物泉、硫酸塩泉あり(海沿い)
北川伊豆北川駅すぐ海沿い、そこそこの規模。吉祥亭が代表格。9軒塩化物泉、硫酸塩泉黒根岩風呂
熱川伊豆熱川駅すぐ海沿いの古い温泉街。電車からも見える温泉井が特徴。19軒含芒硝弱食塩泉高磯の湯、立ち寄り湯多数
片瀬伊豆熱川・片瀬白田駅の中間海沿いの道路に旅館が数軒。数軒弱食塩泉片瀬館ひいなは立ち寄りあり(多客期除く)
白田片瀬白田駅川沿いの内陸部にある異色の温泉。10数軒食塩泉 
稲取伊豆稲取駅徒歩20分海沿いに大きな旅館が立ち並ぶ。30数軒硫酸塩泉記事内で紹介

稲取温泉のまちを歩く

稲取温泉は、伊豆東海岸に突き出た、小さな半島部にある。この半島は、伊豆急の車窓からもよく見える♪

観光的には、伊豆稲取駅から、稲取港を通り、足湯を出て海岸へ出るのがメインルート(駅から徒歩約20分)。足湯の周辺は公園となっており、少し寂しいものの、稲取温泉の中心地となっている。

なお、高台を走る135号線(東伊豆道路)からは海岸線に、非常に出にくくなる(経験済み)。駅から徒歩で向かう場合、必ず市街地を歩く。

稲取温泉

稲取港の様子♪ 稲取温泉の温泉街は寂れてきており、現在は大手の温泉旅館で持っている形だ。

駅から近い順に、済広寺(かやの寺)朝市(土日祝日のみ)稲取文化公園の足湯、海岸線くらいしか見どころはなく、 早めに旅館に入り、観光は伊豆急下田や、周辺の観光地、動物園などへ向かう形がおすすめ。

旅館の前に済広寺(かやの寺)に立ち寄る

済広寺(かやの寺)

済広寺(かやの寺)は、伊豆稲取駅近くにあるユニークなお寺♪ 徒歩で、足湯や海岸に向かうときの通り道となる場所。

済広寺(かやの寺)

済広寺(かやの寺)は、小さなお寺だが、仏像、お地蔵さまなどがとても印象的♪ いわゆるインスタ映え。さらに、地下にある参拝ルート(不動消災の道)には、アッと驚くしかけがあった。住職に声をかけ、少額のお布施を収めると、地下に案内されるので、ぜひ体験してみてほしい!

不動消災の道

不動消災の道への入口!

港の朝市は、土日祝日に開催

港の朝市

旅館に行く前に、港の朝市会場の下見もおすすめ♪ 暑さ寒さ対策なのか、倉庫のような場所だった。

見どころが少ない稲取温泉のなかで、人気を上げているのが港の朝市だそうだ。土日休日、朝8時から12時に開催の、観光向け朝市。11時過ぎに行ったところ、店じまい済みのお店もあったため、11時までの訪問がおすすめ。

写真右奥に見える、キンメダイの釜飯を食べられるお店は特に人気で、活気がある!(食べてはいないけど笑)

稲取温泉 ところポンチ

港の朝市の締めのデザートには、トコロテンを使ったトコロポンチがおすすめ♪ いわゆるインスタ映え狙いだが、日なたで撮るべきだったかも。

雛の足湯(10時~21時)

東伊豆町公式サイト

稲取温泉の中心が、稲取文化公園。屋内型の足湯があるほか、冬には雛のつるし飾りまつりの会場となる♪

雛のつるし飾りまつりへ(1月下旬~3月)

1月下旬から3月なら、足湯の近くにある、雛(ひな)のつるし飾りまつりに立ち寄るのもおすすめ。

もともと、稲取には、高価な雛飾りを買えないご家庭で、雛のつるし飾りを作る習慣があったそうだ。この習慣は一時期廃れたが、現在地元の協力で復活。伊豆稲取駅にも、雛のつるし飾りが飾られている。

稲取海岸の中心 ウキウキビーチ

稲取ウキウキビーチ

稲取文化公園のすぐ先に海岸(ウキウキビーチ)があり、そこが稲取の旅館街の中心部! 東伊豆海岸の絶景がみられる。

夏は海水浴場になる。岩で囲まれており全体に浅く、波の高さが穏やかで、子ども連れが多い。親は素潜りを楽しんでいる。なお、海中も含め砂浜ではなく岩場なので、脱げにくいサンダルなどが必須。

堤防の上には、デッキつきの貸しパラソルがあり、電車での訪問も便利。すぐそばにプールもあり。夏休みの午前中に訪ねたが、比較的すいていた。現在、熱海や伊東までしか来ない人が増えたようだ。

稲取海岸の展望露天風呂

稲取海岸の展望露天風呂をいくつか紹介しておく。基本ウキウキビーチにある。泊まったのは、竜宮の使いだが、あとから紹介したい。

立ち寄り可能 東海ホテル湯苑

稲取 東海ホテル湯苑
公式サイト(稲取 東海ホテル湯苑)

稲取 東海ホテル湯苑の5階・展望露天風呂は、稲取温泉でも有数の人気。立ち寄り湯も行っている(15時~20時)。ウキウキビーチの近く。

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立ち寄り可能 石花海(せのうみ)

石花海(せのうみ)
公式サイト(石花海)

石花海(せのうみ)の展望露天風呂も人気がある。日帰りは14時~21時。朝の時間(7~10時)も、立ち寄り湯が可能な珍しい旅館。ウキウキビーチの近く。

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宿泊は、新旅館・竜宮の使いへ

竜宮の使い

今回は、ウキウキビーチ周辺の旅館でなく、2018年にリニューアルオープンした旅館・竜宮の使いに宿泊♪ 古くなった海沿いの宿泊施設を、デザイナーズホテル風にイノベーションしたものだった。

竜宮の使い

客室は全て海が見えるデザイナーズルーム。畳にベッドの新発想は、想像以上に落ち着く♪ なお、オープン日に泊まったので、チェックイン第1号だった。

宿泊時には大浴場だけだったが、その後海が見える露天風呂がオープンしている。男女共用で水着着用がルール(湯あみもある)。

竜宮の使い

竜宮の使いの注目は、バイキング。シェフが串揚げなどを揚げたてでサーブするほか、刺身の別皿もついた(取材時)。宿泊費は、オープン日ということもあってか、かなり安かった。

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姉妹サイトに宿泊レポート♪

【宿泊レポート】伊豆稲取温泉・竜宮の使いは、かけ流しとバイキングがすごくてまだ予約可能!!

(参考)露天風呂より料理を売りにする旅館も

稲取は、伊豆急が開通するまでは、農業と漁業で成り立つ陸の孤島だった。さらに歴史をさかのぼると、伊豆石の生産で栄えた時期もある。伊豆急開通後も、小さな旅館が多く、料理の良さでお客を集めていた歴史がある。そのため、現在でも、温泉大浴場よりも料理を売りにする小旅館が残っている。

磯膳 まえだ苑では、料理旅館にしては珍しく、屋上に露天風呂を設置し、部屋の改装も進んでいる様子。

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前後の観光|熱川温泉の高磯の湯(2021年8月末で終了)

高磯の湯

稲取温泉には、海を望む公共的な露天風呂がない。時間があれば、熱川温泉の高磯の湯に寄るのもおすすめだ。

高磯の湯…徒歩15分…伊豆熱川🚄⇒8分⇒伊豆稲取駅

伊豆熱川駅から徒歩15分の場所にある、高磯の湯は、太平洋を望む露天風呂。脱衣所などが整備された、整った施設だ。

【旅行ブログ】熱川温泉の旅行記|温泉やぐら、ひもの、高磯の湯、貸切温泉の名旅館

(参考)伊豆北川駅から向かう黒根岩風呂は、脱衣所などが簡素だが、海面からの高さが低く、寝転がっても太平洋が見える。

前後の観光|動物園銀座

伊豆稲取周辺には、3つの動物園がある♪ もっとも便利で有名なのが、熱川バナナワニ園だが、新設された体感型動物園 iZooも含め、好みで選べる。

熱川バナナワニ園温泉の熱を利用して、ワニなど熱帯の動植物を管理している。もぎたてのバナナのデザートが、隠れた人気商品。伊豆熱川駅から徒歩。
体感型動物園 iZoo爬虫類・両生類に直接触れることを売りにした新しい動物園。ヘビ、トカゲなどもおり、苦手な人は難しいかも。河津駅からタクシー。
伊豆アニマルキングダム上の2つの動物園に比べ、典型的な動物園で誰でも安心して訪ねられる(写真右)。伊豆らしさは薄いが、2010年にリニューアルされ、ホワイトタイガーを間近に見られるレストランなど、工夫が増えた。伊豆稲取駅からバス(1時間に1本)。

前後の観光|果樹園銀座

東伊豆は果樹園銀座といえる場所で、とくにみかんの栽培が盛ん。近年注目されているのは、伊豆の旅館のデザートで行く出てくる、ニューサマーオレンジ。稲取周辺の果樹園では、収穫体験農園 ふたつぼりが便利。

なお、クルマでしか訪ねられないが、JA伊豆太陽みかんワイナリーは、珍しい、みかんやニューサマーオレンジのワインを扱っている(伊豆稲取駅からタクシーで7分)。

【稲取の穴場】特急踊り子の名撮影地

特急踊り子の名撮影地

伊豆稲取駅を出て右に向かうと、高台がある。高台からは、海を背景に伊豆稲取駅付近を写真に収めることができる。特急踊り子号の車両は、2種類とも老朽化し、入れ替えが決まっている、貴重な写真が撮影できた♪

【稲取の穴場】稲取高校北ジオサイト

稲取高校北ジオサイトでは、伊豆東部火山群の火山から噴出したスコリア(しぶき)が降り積もったなかに、溶岩の塊が見られる。溶岩は稲取にある黒根岬を作り上げている。

筆者年に50泊100日の取材旅行を続け、旅行ブログを書き続けています。外部ライターに頼らず、現地できめ細かく取材しています。
主な記事【伊豆半島】 【静かな絶景・温泉・グルメ】伊豆半島1泊・日帰り電車旅行のモデルコースを50回取材し完全紹介!

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