丸源ラーメンはまずい? 味の評価&レビュー

とらべるじゃーな!
とらべるじゃーな!

丸源ラーメンは、豊橋市(愛知県)から、箱根峠を超え全国進出したラーメンチェーン。全国ラーメン数百杯の食べ歩き経験者が、丸源ラーメンの味評価、レビューをお届けします!

※きゃべとんラーメン(旧二代目丸源)との違いも説明しています。

著者 Yahoo!ニュース公式旅行ライター。日本テレビに旅の専門家として出演(2023年4月)。JTB旅行地理検定合格。関東圏の穴場★ずらし旅歴は約500泊(Twitter)。

結論ファースト 丸源ラーメンは肉そばの「1枚看板」

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: DSC00572-1024x683.jpg
  • 丸源ラーメンでは「肉そば」の完成度が抜けています。熟成醤油味で、昔ながらの中華そばのイメージですが、豚バラ肉を煮込んだうえ背脂を加え、現代風に濃くしたラーメンです。
  • 肉そばに次ぐ人気が、白とんこつ、黒とんこつ。白は肉そばほど完成度は高くなく、黒は濃いため人を選びます。この辺が「まずい」との口コミにつながった可能性があります。また、サイドメニューは全体にいまひとつだと感じます。

丸源ラーメンのメニューでは、肉そばが1番人気

とらべるじゃーな!
とらべるじゃーな!

丸源ラーメンのレギュラーメニューは、全店統一です。年齢や好みを問わないバランスがある、肉そば(税抜690円、税込759円=2023年10月現在)が1番売れているメニューです。

肉そばは、開業後しばらくして、期間限定メニューとして登場。通年化を経て、看板メニューまで上り詰めました。

豊橋発祥の丸源ラーメンにとって、このメニューの登場が、箱根峠越えを果たした原動力。関東には、家系ラーメンなど競合が多いのですが、現在では中高年やファミリーを中心に定着しています。

肉そばのスープの特徴は、3種から成る熟成醤油と香味野菜、宗田かつお。ベースのスープは、豚骨と鶏ガラです。

とらべるじゃーな!
とらべるじゃーな!

肉そばです(税抜690円、税込759円)。脂が浮きこってりに見えますが、見た目の印象よりも、ずっとさっぱりしており驚きます。

ベースは、昔ながらの中華そばのイメージですが、味の深い熟成醤油と背脂の分、しっかりとした食べ応えもあります。ただ、トータルで言えばあっさり系に属する味で、メインターゲットは中高年でしょう。女性客にも合うと思います。

とらべるじゃーな!
とらべるじゃーな!

チェーン店としては、突出した完成度と言って良いと思います。チェーンが嫌いな方でも、正直うまいと思う方も結構いるはずです。

オレンジ色のもみじおろしの苦味や辛さが、アクセントになっています。

  • 肉そばでお腹がゆるくなったとの口コミもありますが、味から受ける印象以上に背脂が入っており、家系ラーメンなどでお腹が緩くなる方は注意が必要!
  • 調味料感が強いとの口コミもありますが、比較的調味料感が出やすい醤油系としては、そこまで前面に出ることはないと感じます。

まずいとのイメージは、肉そば以外のメニューから?

とらべるじゃーな!
とらべるじゃーな!

丸源は、まずい、という評価もありますが、チェーン店としては、決して悪くはありません。多メニューで焦点が絞れない感のある、ライバル花月嵐と比べても、強いメインがある点が強みです。

丸源ラーメンがまずいという口コミは、メインの肉そば以外の印象から来ている可能性も感じます。

ある支店のスタッフによると、あっさり系の肉そば以外では、脂分多めの白とんこつや黒とんこつが売れ筋とのこと。

お店によっては肉そばに次ぐ人気メニューという、白とんこつ(税抜730円、税込803円)です。結論としては、ベースのスープに加える背脂を多くしただけのように感じられ、脂分が濃いだけで、味はほぼ全く印象に残っていません。

丸源のラーメンは、ベースのスープで豚バラ肉を煮込んだ形がベストであり、ほかはバランス的に厳しいのかも知れません。

丸源ラーメン 黒の熟成醤油とんこつ

こちらは、肉そばに次ぐ人気の一角を占める黒とんこつ。スープに浮かぶマー油が印象的で、白とんこつよりは、好印象です。

マー油は、濃厚な風味で、使う店は限られますので、これが目当てという方もいるでしょう。(上から見た写真

ただ、豚骨に、ニンニクを焦がして作る黒マー油、さらに背脂も加わりますので、相当濃い味です。濃さに濃さを重ねる味の構成で、丸源のターゲットと思われる、中高年には少し濃すぎ、やや若い方向けです(から揚げなどと合わせる若い人もいるよう)。

チェーン店では、必ずしわ寄せがあるチャーシューもしっかりしており、テナント料が高い、駅前やフードコートを極力避けた戦略が生きています。

昨日の夜は丸源へ。黒とんこつの大盛りと唐揚げ、そして替え玉。
ちょっと食べ過ぎた気もする。サウナ行こ。

みんな丸源ラーメンいこうな
肉そば、チャーハン、からあげ、餃子みんなうまいよ

ページはサイドメニューに続きます。

チャーハン、餃子は弱い。から揚げは(わざわざ買いに行くレベルではないが)まずまず。

とらべるじゃーな!
とらべるじゃーな!

サイドメニューのチャーハンは、見ためはかわいらしくインスタ映えしますが、味は単なる焼いた味つけご飯。これは、れんげ食堂(旧中華東秀)に習った方がよいくらいです。

ただ、ラーメンのサイドとして、ごはんモノが欲しいときにはおすすめできます。

丸源ラーメンでは、丸源餃子が代表格のサイドメニューです。ただ、Google検索で口コミを分析すると、餃子と比べ、6倍以上からあげが好評です。チャーハンはやはり不評でした。

餃子は、焼きが良いものの、オーソドックスすぎ特徴には欠きます。テイクアウトでも、お店によっては、からあげを推しているようです。

比較的評価が高いからあげのなかでは、からあげ、またはタルからあげが売れ筋とのこと。

からあげは、恐らく若鶏で、衣のパリッとした揚げ方も良いですが、やはりからあげメインの店よりは、落ちる印象です。

餃子よりは、からあげの方が良いと思いますが、わざわざテイクアウトするほどではないという感想です。また、タルタルソースは写真に惹かれますが、油分が多く、100円の価格差ほどの価値はないと思われ、ノーマルのからあげで良いと思います。

  • 丸源は、看板メニューの肉そばの税抜690円に合わせ、餃子は290円。足して千円を切るように設計されています。
  • サイドの完成度から考えると、たくさん食べたい方は、下のツイートのように「肉そばの肉ダブル+替え玉」がハイコスパです。

丸源はいつも肉そば肉ダブルでサイドメニュー無しの替え玉ばかり

なお、ソフトクリーム98円(税抜)は、家族をターゲットとしている証拠ですが、おいしいという声を見かけました。

【カップ麵】丸源ラーメンのカップ麺の評価は?

熟成醤油ラーメン 肉そば カップ麵
とらべるじゃーな!
とらべるじゃーな!

丸源ラーメンは、カップ麵「熟成醤油ラーメン 肉そば」を発売しています(278円税別)。全国のコンビニエンスストア、スーパーマーケットが対象です

カップ麺 熟成醤油ラーメン 肉そば 中身

お湯を入れる前です。麺が期待できそうな見た目をしています。ひき肉も見えますが、かなり小粒です……。

インスタントラーメン 熟成醤油ラーメン 肉そば 調理後

5分で完成。麺が絶品! 

中太ちぢれ麺は、お店の麺と印象が異なりますが、高級袋めんの中華三昧とほぼ同じ食感。鍋を使わずに、このレベルになるのは、驚きました。

スープは普通なのですが、付属の熟成醤油入りオイルをきちんと絞り出したかそうでないかで、味がかなり違います。オイルを完全に絞り出すと、お店には劣りますが、熟成醤油感はあります。

残念ながら、お店の特徴である鶏ガラ感はほぼなし。また、ひき肉は小さく行方不明。具材は、ごくごく小さなチャーシューとネギでした。

とらべるじゃーな!
とらべるじゃーな!

しかし、麺は図抜けた完成度で、熟成醤油入りオイルを絞り切れば熟成醤油感はありで、1度試す価値はあり。自宅で食べるなら、ゆで卵が合いそうです。

味変の調味料が充実

とらべるじゃーな!
とらべるじゃーな!

丸源には、味変の、各種調味料がそろいます。どろだれラー油は、不思議な舌触り。つぼで提供するスタイルは、花月嵐の壺ニラを研究した結果かも知れません。

どろだれラー油のほか、揚げニンニクなどがあります。酢は、ラーメンスープを飲みやすくアレンジできるもので、最後の締めにおすすめです。

丸源ラーメンの内観は広く、テーブル席とカウンター

とらべるじゃーな!
とらべるじゃーな!

丸源ラーメンは、支店にもよりますが、テーブル、カウンターともゆとりがあり、感染対策も安心です。

写真は三島店(静岡県)です。訪問時(新型コロナ流行中)は、カウンターは座席を半減させ、席の間にクリアパネルを設置していました。

こちら西府中店(東京都)は、テーブルのほか小上りがありました。カウンターは向かい合わせで、目隠しの下半分が空いているため、感染対策としては、多少心配がありました。

こちらは深谷店です。カウンターが見えていますが、テーブル席がメインです。

丸源ラーメン、二代目丸源(きゃべとんラーメン)の違いは?

丸源ラーメン三島店
写真 丸源ラーメン三島店
とらべるじゃーな!
とらべるじゃーな!

丸源ラーメンときゃべとんラーメン(二代目丸源から順次屋号変更中)は、経営母体は同じです。

丸源ラーメンのほうが歴史が古く、看板メニューは、肉そばです。

二代目丸源(「きゃべとんラーメン」に順次移行中)は別業態で、きゃべとんラーメンが看板メニューですが、丸源の肉そばのほうが完成度は高いです(……と思います)。

二代目丸源ラーメン富士宮店

二代目丸源ラーメン富士宮です。現在はきゃべとんラーメン 富士宮店に名称変更しています。

丸源二代目

丸源の熟成醬油肉そばとは異なり、きゃべとんラーメン(二代目丸源)の看板メニューは、熟成醤油きゃべとん(2022年3月現在、税抜730円)です。

熟成醤油きゃべとん
とらべるじゃーな!
とらべるじゃーな!

熟成醤油きゃべとんです。丸源ラーメンのスープと同じ、熟成醤油が前面に出た味の構成ですが、背脂感と調味料感はやや強いです。

キャベツの食感は悪くないですが、直前に油をくぐらせたイメージ。麺は、細い縮れ麺で、小麦の味がしっかりと感じられます。

チャーシューは薄く、見た目の印象より弱いです。味の深みが弱い印象で、丸源ラーメンの肉そばには及ばないと感じました。

テーブル席を設定し、テナント料が高くなるチェーン型のラーメン店では、チャーシューにコストをかけられないため、チャーシューでの勝負は、ソロバンを弾きながらの調整だと思いますが、なかなか難しいようです。

コメントをどうぞ(情報ご提供、旅行相談など)

  1. とらべるじゃーな! より:

    さっそくページを改善いたしました。
    ・結論ファーストの部分をより分かりやすく改訂し、目立つように色を付けました。
    ・関連のラーメン記事へのリンクを、序盤から中盤に移し、内容もシンプルにし分かりやすくしました。
    ・見出し「丸源ラーメンの看板メニュー『肉そば』は個人店に迫る完成度|評価・レビュー」をカットしました。
    (記事の初期段階では、Googleに内容を伝えるために、やや見出し等過多となることがあります。無駄があるとお感じの場合、コメントにてお知らせください)

  2. とらべるじゃーな! より:

    コメントありがとうございます。
    次回改訂の際に、内容を調整いたします。

  3. 匿名 より:

    凄く内容が分かりずらい。
    読むよにストレスが多い。
    大した情報が無い。
    面白く無い。
    二度と読みたく無い。

タイトルとURLをコピーしました