大宮駅には「大勝軒」が２つあります。「大宮大勝軒」は永福町系と呼ばれラーメン推し。「大勝軒まるいち」は東池袋系と呼ばれつけ麺推しです。分裂騒動で注目されていますが、「のれん会」「味と心を守る会」には属していません。

大宮駅　大勝軒まるいちは甘口つけ麺～のれん会・味と心に属さない東池袋系～

もくじ（クリック可）

山岸一雄氏直伝　東池袋系の大勝軒まるいち

旅先で「つけ麺」を食べたくなったときに「大勝軒」を候補とされる方も多いと思います。大勝軒と言ってもいろいろな系列があり、山岸一雄氏が創業した東池袋系がつけ麺を主力にしています。

大宮駅東口から徒歩３分程度の「大勝軒まるいち」は山岸一雄氏の書が掲げられる東池袋系でつけ麺を主力とします。しかしながら「のれん会」「味と心を守る会」には所属していないいわば中立系です。

大宮駅東口（ソニックシティと逆側）を出て右へ。飲食店が立ち並ぶ商店街を抜けます。

大勝軒まるいち大宮店は路地の奥にありますが、目印の看板が出ています。

大勝軒まるいち大宮店店頭の様子です。

大勝軒まるいち大宮店
048-644-0110
埼玉県さいたま市大宮区仲町1-20-4
１０時開店。日・祝は２３時まで、月〜木は２４時まで、金・土は２５時まで。

大宮駅東口から大勝軒まるいち大宮店まで徒歩３分程度です。

なお、地図や写真にあるように、線路沿いの道を進むと道なりに進めば見つかりますので分かりやすいです。

大勝軒まるいちの店頭の看板では麺の量が並盛６００ｇと書かれています。しかし、フロア担当の店員さんに訪ねると３００ｇ程度だそうで入店しました。看板は茹で上げ後の麺量を示しているようです。あとから調べると正確には３５０ｇのようです。この辺のアバウトさが大宮らしいところです。

大勝軒まるいち大宮店ではつけ麺７５０円がベースとなるメニューです。

つけ麺（７５０円）。麺の量は恐らく３５０ｇ（茹で上げ後６００ｇ）。平均的な１人前は２００ｇですので、並盛でも平均の１．５倍あります。若い男性ならちょうどよいと思いますが、私の場合はこの日は夕食はいりませんでいた（食べられない量ではないですが、満腹感が長時間続きます）。

麺は太麺で小麦の味がしっかりと残るタイプです。

魚介系豚骨のつけ汁は最近の主流よりは濃くなく、スープ割にしなくても飲めるくらいです。濃さに頼らず深い味わいを引き出すことでつけ汁として成立しています。味はやや単調で追いかけてくる二の矢は強く感じませんでしたが、濃くドロドロの流行店とは一味違う伝統店ならではの技術です。

麺とつけ汁のからみが少々弱い気がします。また「濃い」「ドロドロした」という口コミも見かけますので、日によって仕上がりにばらつきがあるのかも知れません。この辺のニュアンスがマイペースな大宮らしいところです。

最近は食べログの点数だけ見れば、つけ麺では「蕾（つぼみ）煮干し分家」の方が人気があります。煮干し分家はメニューを絞り煮干しにこだわりブレなくつけ麺を提供するタイプで細かい客が多い東京の飲食店のセンスを感じます。カップルの客も見かけます。

大勝軒まるいちは、立地、味の安定度、接客など大宮らしいおおらかさがあるように感じました。男性のサラリーマンや学生が目立ちます。もちろんボリューム勝負なら大勝軒まるいちに軍配が上がります。なお清掃はきちんとできており、紙エプロンや紙おしぼりも希望すればもらえます（厨房のところに置いてあります）。

大勝軒まるいち大宮店の食べログ上のラーメン店内での順位は次の記事にまとめました。

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