茨城県観光のおすすめ 笠間焼きを見てそばと名物稲荷寿司

東京から近いにも関わらず穴場が多い茨城県。東関東の焼き物と言えば益子焼(栃木県)が有名ですが、茨城県の笠間焼も忘れてはなりません。笠間稲荷神社周辺の変わり稲荷ずしや県産のそばも名物。バランスの良い日帰り観光地です。

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出典:google map

JR常磐線の友部駅で水戸線に乗り換えて10分弱で笠間駅に着きます。観光ルートは時計回りに、笠間駅→笠間稲荷神社→(笠間中学校付近)→芸術の森公園→笠間駅と回るか逆に回るかの2択となります。

・笠間駅~笠間稲荷神社 駅を背にまっすぐ行くだけ。徒歩15分ほど。
・笠間稲荷神社~芸術の森公園 笠間中学校を目印に少し地図を見ながら。徒歩20分ほど。急ではありませんが登り坂が続くため車いす、お年寄りは要注意(稲荷へ向かう場合下り坂)。
・芸術の森公園~笠間駅 下り坂を徒歩15分ほど(駅から公園へ向かう場合登り坂)。

茨城県観光のおすすめ 笠間焼きを見てそばと名物稲荷寿司

茨城県観光のおすすめ 笠間稲荷と変わり稲荷ずし

笠間稲荷神社

笠間稲荷神社は日本三大稲荷ですが敷地はそれほど広くありません。しかし短い参道には露天があり、門前には土産物屋などが並び雰囲気があります。

笠間駅 稲荷ずし

門前の土産物屋街に店を構える「きむらや」。笠間では変わり稲荷ずしを名物として売り出し中です。他店ではセット売りが多いなかきむらやはばら売りをしてくれます。笠間稲荷を出て左手に30秒ほど。

笠間駅 観光 おすすめ

左からそぼろ稲荷、そば稲荷、れんこんの稲荷です。値段はいずれも100円強。全て手作り。素材の良さが分かる素朴な味わいです。食べログの評価はまだ低めですが全く問題ありません。きむらやを含めて「そば稲荷」を推す店が目立ちます。酢飯の代わりにそばが入っています。

 

茨城県観光のおすすめ 笠間の郊外のなだらかな芸術の森へ登る

茨城県の笠間は小さな町ですので市街地はごくコンパクト。笠間稲荷を背にして左手(駅を背にして右手)にはなだらかな丘陵地が広がり、芸術の森(笠間焼展示・販売総合施設)を中心に焼き物店が散在しています。

笠間

丘へ登ると背後に市街が広がります。火の見櫓(やぐら)が印象的。笠間は東京に近いため実用的な焼き物の一大生産地でした。しかし、輸入物や大量生産のものに押され衰退し町は危機を迎えます。そのときに打った手が芸術志向への転換。実用を目的としてきた背景があり細かいルールがなく、全国から創造力を発揮できると多くの陶芸家が移り住み町は再生しました。

笠間 芸術の森

笠間芸術の森。メインは笠間焼の展示と販売ですが、陶芸体験も実施しています。

芸術の森 陶芸 販売

お土産用の企画物はいま一つですが、芸術性のある陶器には良いものが揃います。全て展示と販売を兼ねています。常設の展示・販売のほか、作家ごとの企画展・販売も行われています。

笠間焼 値段

笠間焼は1点1000~2000円のものも多く手が出ない金額ではないことも特徴です。

笠間 お土産 おすすめ

お土産のおすすめはこれ。笠間名物の栗を使用しています。ようかん5個入りですが1つがかなり大きめ。ようかんの味は濃厚ではありませんが甘さを抑えたすっきりしたもの。栗は地元産で日持ちも長め。

笠間焼 土産

笠間焼と名産の栗をうまくコラボレーションさせた気の利いた土産。700円。

笠間 土産 茨城甘納豆

安さで選ぶなら甘納豆1パック300円。

 

芸術の森周辺には陶芸展が点在

笠間焼 陶芸展

笠間芸術の森周辺には個性的な陶芸展が点在します。単独の作家でなくセレクトして複数の作家の作品を扱う店も多くあります。

笠間焼

特徴がないのが特徴と言われる笠間焼。抹茶茶碗も作家により大きく趣向が異なります。

 

笠間には茨城県産のそば粉を使用したそばの名店

笠間駅周辺(3キロ以内)で食べログの評価が3.3以上のそば処は以下の通り(取材時)。

①泰然 … 笠間駅と芸術の森の中間付近の人気店。ランチ時間帯のみ。

②山桜 … 笠間駅の南東の山中にある隠れ家的なそば屋。駅からは山道を30分近く歩きます。ランチ時間帯のみ。

③そば切り一兵衛 … 芸術の森のすぐそばにあり便利。18時まで開いているのも貴重(2015年5月取材時)。ただし売り切れじまい。

 

手打ちそばを出すそば切り一兵衛

笠間 そば 一兵衛
石碑が印象的な外観。芸術の森のそばにあります。

笠間芸術の森 そば ランチ

店内で白い上品なそば(更科そば?)と田舎そばを打っています。

笠間 グルメ そば

 

田舎そばを注文しましたが閉店間際で切らしていたため、せいろそば(840円)になりました。白く上品なそばです。なかなかの量があります。

笠間駅 そば おすすめ

店主の好意で残っていた1人前には満たない田舎そばも出てきました。幸運にも食べ比べができましたが、田舎そば(840円)の方がそばの風味が強く感じられ印象深く感じました。

芸術の森 笠間 登り窯

芸術の森にある登り窯。登り窯の方が仕上がりが良いと言われています。東日本大震災で笠間の登り釜は大きな被害を受けましたが、ボランティアの手も借りて復旧が進みました。

芸術の森 笠間市

芸術の森の入り口のひとつにある陶器のモニュメント。

以上笠間の観光やランチのおすすめでした。

 

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