東京駅の駅弁屋「祭」では飽き足らない常連が使うのが地下1階の「グランスタ」。専門店が揃い、新しいものが随時追加されるのが売りです。そのなかで、とんかつまい泉は、ブランド力から人気を集めています。
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まい泉 たっぷりロースかつ弁当(933円)の感想
たっぷりロースかつ弁当(933円)。量は多いものの「とんかつ」は、良くも悪くもないという程度です。東京駅構内で、牛肉や豚肉を使ったコストパフォーマンスの高い駅弁はなかなか見つかりません。立地条件が良く、店舗使用料が高額で、ペイするのが難しいのかもしれません。
たっぷりロースかつ弁当は、肉質が悪いということは決してありませんが、肉質、衣のサクサク感、脂のサシの入り方など、際立ったポイントがないというのが正直な感想です。
まい泉のブランドを有難がる東京の人と、そうでない人で印象が割れる可能性があるでしょう。定期的にバックヤードから出来立てが入荷されますのでそれが狙い目です。
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まい泉 ヒレかつサンド842円(6切)の感想
ヒレかつサンド842円(6切)は、まい泉の定番で人気が高いものです。写真は421円の3切入りです。お弁当と同様、悪い肉ではありませんが、これだという要素がなく、冷めた時の味にひと工夫必要と感じます。しかし、有名なサンドイッチのため、特に東京出身の方には喜ばれるチョイスです。
なお、数量限定の「東京駅丸の内駅舎三階建て弁当」(972円)が出ることがあります。1つ1つは小さいですが、ひれかつサンド、かつ重、そぼろご飯の3階建て。ただし、店頭にないことの方が多いです。
まい泉とは
まい泉は、東京上野のとんかつの名店である井泉(いせん/元はせいせん)から暖簾分けされた有名ブランドです。地方ではお店が少なくまだ浸透していませんが、東京では知らない人はまずいない屋号で「東京の駅弁」らしさがあります。

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