東北新幹線の小山駅。隣接する大宮駅や宇都宮駅と比較し「ランチ不毛の地」と考えている人もいるようです。

小山駅ランチのおすす小山駅ランチのおすすめ〜不毛の地ではない！～観光・温泉案内

小山駅周辺には観光地がなく出張客も多いとは言えません。そのためランチは地元のユーザーが重要なのですが、栃木県はクルマ社会。小山駅周辺の国道沿いにはチェーン店がずらりと並びます。しかし、駅前にもちょっと見つけにくい名店がいくつかあります。

小山駅なら東口のそば「今昔」で決まり

小山駅の東口を背に斜め右方向に歩いて3分程度。駅前にある白鴎大学の右手の大きな駐車場のさらに右手です。

小山駅周辺では「ビストロ・ぽわぶる」「ステーキハウス 武蔵野」「そば今昔」の名前が挙がることが多いです。しかし全国区で勝負ができるのは「そば今昔」。

「そば今昔」は１０００円を超えるイメージがありますが、せいろそば８００円のメニューがあります。

お店の奥にはそば打ち台があります。

せいろそば（８００円）。白い更科系のそば。鉄瓶で届くそば湯が印象的です。

まず驚くのがそばを氷水で冷やしていないことです。それなのにおいしい。氷水でキンキンに冷やさなくても、全国区の有名そば店と好勝負。そばは、更科系にも関わらずそばの味がしっかり。黒い田舎そば好きも納得するはずです。そば湯は普通。そば湯だけで飲んでもよいとメニューにありますが、その点は期待されない方ががっかりしません。

おもしろいのがそばつゆ。かなり濃く作ってあり、かつお出汁よりも醤油のうまさで食べさせる珍しいつゆです。この辺はこだわりがあるのでしょう。大根おろしを入れるとベストバランス。全国級のそば屋と考えて間違いないと思います。

内装も手を抜きません。お手洗いの花も生け花でした。現在（２０１５年７月）長く勤めていた方が辞めてしまって、募集しても店員さんが見つからないそうです。そのためオーダーその他少々時間がかかります。その反面最大限客の様子を見て機敏に動いていますし、店員さんの数が揃えば接客もハイレベルになるでしょう。

小山駅西口　ビストロ・ぽわぶるの花咲オムライス

小山駅西口を背にしてドン・キホーテの敷地に沿うように左に徒歩３分。

ビストロ・ぽわぶるの玄関口の様子です。

ビストロ・ぽわぶるは「花咲オムライス」を看板に最近人気を集めている洋食屋。

「花咲オムライスランチ」は８８０円から。

花咲オムライスランチ（トマトソース）８８０円。

評価の高いオムライスを食べなれている人にはパンチ不足かもしれませんが、地元でトップクラスであることは間違いありません。駅から近いにも関わらず店内にはゆとりがあります。地元の女性御用達という雰囲気でしょう。

小山駅東口　ビストロ オチアイも系列店

ビストロ オチアイは小山駅の東口、新しく開発された側にあります。駅を背にして右斜めに徒歩３分程度。白鴎大学のビルの右手に大きな駅前駐車場がありますので、その敷地に沿って歩きます。ビストロ オチアイは以前はビストロ・ぽわぶる東口店として経営していたので姉妹店かと思われます。

訪ねた時には不運にも臨時休業。店内をのぞいてみると花咲オムライスは９００円でした。注目は小山和牛ハンバーグ１０００円。小山和牛は周辺が売り出しているブランド牛です。

後日フェイスブックを見てみると、臨時休業が事前告知されていました。ボルドーワインの研究に外出のため臨時休業ということでした。

小山駅東口　穴場レストラン「ガリエラ」のヒレカツ、生姜焼き

レストランガリエラは小山駅の西口すぐ。駅を背にまっすぐのびる道の左手です。徒歩1分かかりません。外観と2階へ上がる階段が地味なためか、それほど話題にはならないお店です。

内装は昔ながらの庶民的な洋食屋。

とちぎ和牛カレー（おやま和牛ということではないようです）。カレーとしては悪くありませんが、とちぎ牛感はあまりありません。

おやま牛のヒレステーキランチは２５００円になるので、１０００円以下ということなら「おやま和牛」「とちぎ和牛」にこだわらず、豚ヒレカツ、豚ロース生姜焼き、牛スタミナ焼きなどの７００円～９００円のメニューがおすすめです。地元では有名な「ステーキハウス 武蔵野」の陰に隠れがちですが、常連を多く抱える押さえておくべき穴場です。

小山駅周辺の観光スポット

小山の自慢は以下の通り。

・はと麦の生産量日本一
・ブランド牛「小山黒毛和牛」を生産（ブランド豚「おとん」も生産）
・白菜、レタスの生産量が多い

小山に限定はされませんがいちごの「とちおとめ」やかんぴょうも栃木県の名産品です。

小山市では徳川家康を関が原の戦いで勝利に導いた「小山評定」が開かれた土地。それにちなんで「開運の町」として売り出しています。

・須賀神社　…　小山駅西口１２分。
・小山評定跡　…　小山駅西口８分。

写真では３つ目に挙がる「小山政光・寒川尼石像」（西口徒歩１２分）はさすがに観光地としては苦しいところ。広大な敷地を誇る須賀神社か、日本史に興味があれば小山評定跡がよいでしょう。

小山全体として「開運スポット」も「おやま和牛」もいまひとつ盛り上がらないのは、観光産業の比重が小さいからかも知れません。小山市は大宮、東京方面へ通勤する中間流出人口も多いですが、工場も多いため流入人口もほぼ同等です。いずれにしても観光に関心がある層は限られていようです。

なおおやまゆうえんちは閉鎖され、跡地に「おやまゆうえんハーヴェストウォーク」というショッピングモールができています。これは地元居住者向け。観光なら同施設に隣接の「思川温泉」がおすすめです。小山駅から無料バス運行。遠目に川を眺める露天風呂があります。

今回の途中下車情報は以上です。

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