沼津港では海鮮の人気が絶大。ほとんどの人が海鮮丼、寿司かフライを選んでいます。しかし毎日のように沼津港に通うタクシー運転手さんの鉄板おすすめは何とハンバーグ店「道灌(どうかん)かがり」。さらにラーメン店「松福」も絶対の自信があるとご紹介頂きました。
静岡県の漁港と言えば沼津港。安い海鮮を期待して訪れる旅行客が大半ですが、待ち受けるのは混雑と観光地値段です。「沼津港の安い海鮮ランチ」シリーズでは16回に及ぶ現地取材で地元客の支持を受けるおすすめの海鮮、ランチを千円以下で発掘します。
沼津港のタクシー運転手のおすすめ
沼津港付近でタクシーに乗った際に運転手が勧めてくれたお店は以下の通りです。
①梅や … うなぎと海鮮の優良店でしたが、閉店しました。事情はわかりませんが、沼津港のうなぎ店では京丸が強く押されたのかもしれません。海鮮が同レベルで安いお店としてたか嶋をおすすめします。
②沼津我入道漁協即売所 … 取材レポートがあります。
③丸天
④道灌かがり
⑤松福
夜は高級のステーキ「道灌かがり」 ランチは格安
華やかなエントランスです。タクシーの運転手さんによると、夜はかなり値が張るがランチならということでした。
ハンバーグランチは920円。ハンバーグランチが一定の人気ですが、ランチ時間帯でもステーキランチ(2600円~)を注文する方もおりました。
鉄板が作り付けられた楕円形の大テーブルが2つ。片側は調理スペースですので、知らないお客と至近距離で向かい合うことはない設計です。カウンター形式といえばカウンター形式ですが、比較的品のいい客層でくつろぐことができます。
このようにシェフが目の前で焼いてくれます。
焼き目が付くと蒸し焼きにします。肉が厚いので蒸し焼きには10分弱かかります。口コミを見ると接客について低評価がありますが、シェフが大人しい方のためそう取られるのかもしれません。女性がメインのフロア&調理補助担当は大きな荷物があればクローゼットに収納してくれるなど特別にサービスが悪いわけではありません。
沼津は東海道沿いのため静岡など同列に扱われがちですが、東部伊豆地方に属します。それほど東京じみた接客技術が浸透しているわけでなく、静岡でも人情味豊かなエリアです。表面的な如才なさよりも、内面的な思いやりが強い地区です。
格安のハンバーグランチ(920円)が登場
味噌汁、漬け物、小鉢がつきます。ご飯は1回おかわりできます。
鉄板上で食べやすい大きさに切ってくれます。そのときに肉汁があふれだして期待が高まります。
大きさは横長で厚みも十分。味の方は値段も値段ですので驚くほど良い肉というわけではないですが、塩コショウ中心の味付けでソースもごく少なめ。安い肉に化学調味料をたくさん入れソースでごまかすのが安いハンバーグの常道だけに、この値段で肉メインのシンプルなハンバーグはありそうでないものです。
化学調味料とソースに頼らないため子どもや若い人向けではないかもしれません。実際に客層も平均年齢は40歳くらいだと感じました。ジャンクなハンバーグでなく、超王道の自然派ハンバーグで全体としてはおすすめです。
ラーメン松福(しょうふく)もタクシー運転手のおすすめ
沼津港のお向かいにあるラーメン松福も地元の人に人気があります。
お昼時は沼津港や周辺の水産工場などの従業員で店内に行列ができています。「沼津に来たらぜひ寄って欲しい」とタクシー運転手もおすすめのラーメン店です。
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