北茨城市の磯原駅。情報が少ない町ですが、現地取材に基づき、食事（ランチ、グルメ）、テイクアウト、ホテル、観光を１ページでお伝えします。
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「広い土地、ない雑音」 茨城県は、都会のストレスが大きな方にもおすすめしたい、日本のふるさとの風景があります。
広い土地を生かしたフルーツ・野菜王国が茨城。食にも新たな発見があるはずです。
茨城は新幹線がなく、特急ひたち。交通費が断然安いのも魅力。「広い土地」に隠された名所が多数あります。
磯原（北茨城市）とは？
磯原は、北茨城市（人口４万人）の中心駅。文字通り、茨城の最北端に位置する、海沿いの田舎町です。
観光客は少なく、駅周辺の工場・公共機関・店舗等で働く人や、そこに出入りする人の利用が多い駅です。住宅地、工場、海岸から成る、静かな町です。
海岸線は平凡ですが、北に徒歩25分のホテルシーサイド磯原付近からは、岩場の見どころが出てきます。さらに北にある大津港駅周辺には、観光地の六角堂があります。あんちゃん、こうちゃんのゆるキャラで分かるように、漁、とくにあんこうが名物です。
磯原駅の食事・ランチ１位 秀寿司は寿司の定食850円からの格安！（テイクアウトOK）
磯原は、漁港のまち北茨城市ですので、地元向けの安い寿司屋さんが多いです。中でも、安さと入りやすさなら、秀寿司が断トツ。
磯原駅の海側。磯原駅東口を背にして、大きな通りに出たら右。徒歩３分程度です（地図）
営業時間（2021年９月現在）公式サイト
- 11：00～14：00ランチ営業(土～日もランチ有り）
- 16：00～22：00営業(酒の肴、豊富に有ります。裏メニューも有り）
- 定休日 火曜日 予約等により変わる場合があります
秀寿司の並寿司定食は、愕きの850円。ネタはそこそこですが、タコは新鮮でおすすめ。あら汁、手作りの茶碗蒸しもつき、非常にお買い得です。
主なメニュー（2021年９月現在）
- 並寿司定食850円
- 中寿司定食1200円
- 上寿司定食1500円
- 刺身定食1100円
- 刺身定食1100円
秀寿司の内装は、カウンター、テーブル、小上がりと全てそろい、お手洗いもきれいです。
磯原駅の寿司屋めぐり
磯原駅はあんこうの町として知られますが、お寿司屋さんが集中している駅でもあります。食べログのライターもほとんど訪問できていない、穴場ばかりです。いずれも磯原駅から徒歩２〜５分程度。
（定休日は2021年９月現在）※すべての店で中休み（ランチ後から夕刻）があります。
扇寿司は、店内が広く清潔で、日本酒もそろっています。人気があるのは、マグロ。鉄火巻きも一味違うと評判です。鶏の竜田揚げも、外せない人気メニューです。
磯鮨は海側にあり、個室もあり小料理もそろうお店です。磯原に何度か旅行をされている方から推薦がありました。ただ、口コミは評価が分かれます。お昼のバラチラシがお買い得で人気。
磯原駅の食事・ランチ２位 洋食ならパンプキンで決まり（テイクアウトOK）
磯原駅の西口から徒歩３分に、自然食レストラン パンプキンがあります。店内の雰囲気は、木目調で落ち着いています。ピアノやギターが置いてあります。
磯原駅西口は、メインルートがなく碁盤の目になっており、分かりにくいです。エレベーターで降り、セントラルホテル磯原と中央労働金庫（銀行）に挟まれた道を進むとわかりやすいです（地図）。
営業時間（2021年９月現在）公式サイト
- 12時00分～14時00分, 18時00分～21時00分
- 定休日 日曜日
パンプキンの玄米和風醤油オムライス フレッシュサラダ付（890円＝ 2021年９月現在 ）。星をちりばめたような外観に、期待が高まります。
玄米は、硬くい健康食のイメージですが、磯原駅のパンプキンは全く違います。玄米が驚くほど柔らかく甘く、柔らかい卵ともよく合います。玄米は、圧力なべで３時間かけて炊いているそうです。
パンプキンの方によると、本来、圧力なべを使うのがよいのですが、もし炊飯器の場合、かなり水を多くして炊き、炊きあがったあとさらに水を足して、もう１度炊くのが裏技だそうです。足す水の量については、２合なら１カップ（200ml）くらいかなあということでしたが、お店では炊飯器は使わないので、目安ということです。
磯原駅のテイクアウト１位 持ち帰りなら地元民しか知らないばんばん亭（弁当）！
営業時間（少し前の情報ですので電話でご確認ください）0293-43-3479
- 09:00 ～ 18:00
- 月曜日のみ09:00 ～ 14:00
ばんばん亭は、磯原駅西口をエレベーターでなく階段で外に出て、駅を背にしてまっすぐ５分。（地図）
お弁当のばんばん亭は、ボリュームがある自然な味。毎日食べたいお弁当で、近隣の工場労働者、学生、晩御飯のおかずを求める主婦などに圧倒的な人気を誇っています。
写真は、から揚げ弁当480円！（価格変更の可能性） 大きなからあげがびっしりと盛られています。食べやすい自然な味つけで、食が進みます。写真のご飯は、少な目でお願いしました。通常はもっと多いです。
かつて磯原は、大繁栄していた？
大正時代の磯原駅は、現在よりずっと大きな構内を誇っていました。これはなぜなのでしょうか？
北茨城市のエリアには、旧石器時代から人が済み、古墳時代の後期には、鏡やガラス玉、金銅装の直刀を副葬した古墳が見つかっていることから、権力者の影が見えてきます。鎌倉、室町時代には、立地から、周囲の権力者が入り乱れ、争いに翻弄されました。
江戸時代になると、北茨城市北部の平潟港が、東廻海運の寄港地となり繁栄します。その頃、磯原は、小さな村落だったと思われます。しかし明治時代に、石炭の採掘がはじまると、茨城無煙炭鉱㈱、茨城採炭㈱の輸送の基地となった磯原は、大きく発展します。
石炭産業で栄えた磯原駅周辺には、料亭が10軒、芸妓置屋が２件、旅館が９軒立ちました。しかし、石炭需要の終焉とともに、磯原は静かな田舎町に戻っています。
磯原の温泉ホテル 磯原シーサイドホテルはオーシャンビュー！
磯原駅前にはビジネスホテルのみですが、徒歩30分（タクシー４分）の場所に、磯原シーサイドホテルがあります。
写真のような絶景の屋上露天風呂があり、楽天トラベルでは、宿泊費もビジネスホテル並みです。
屋上の露天風呂は比較的新しく快適。
15時〜、19時〜、朝5:30〜が女性、17時〜、21:30〜、朝8:30〜が男性となっていました（2015年８現在）。女性は日の出の時間、男性は夕刻が狙い目です。
１名でも割り当てられるツインルームは、やや高級感に欠きますが、十分な広さです。
写真は、ビジネスプランの夕食です。
ビジネスプランは、ダブルかツインルームを１人での使用でき、夕食つきは約2000円加算されます。金額の割にはオーソドックスですので、お寿司のテイクアウトでもよいでしょう。このページの前半にあります。
朝食バイキングはおすすめ
磯原シーサイドホテルの朝食は、宿泊客が多いとバイキングになります。朝食が売りのビジネスホテルにも負けないこだわりです。ほとんど手作り。
ちょっと手抜きに見えるフライドポテトとナゲットは、子ども用のコーナーにあったものです。
朝食では、デザートもしっかりしています。
シーサイドホテル磯原の部屋の窓からは、名勝二ツ島を見ることができます。震災で一ツ島になってしまいましたが、大きな岩の方が生き残りました。
磯原駅近くのビジネスホテル セントラルホテル磯原、ビジネスホテルアーバン
磯原駅の近くには、セントラルホテル磯原があり、まずまずの評判です。
ユニットバスが狭く、やや古くなり水回りのにおいがするという評価もありますが、駅から非常に近く大浴場（男性24時間、女性は申請し貸切）があることが、一定の評価につながっています。
朝食はシンプルなバイキングですが、手作りが好評。月～金曜日は和食、土・日曜日は洋食です。コンビニは、少し離れています。
お向かいのホテルエリアワン北茨城（旧ビジネスホテルアーバン）は、改装しホテル名が変わりました。
ホテルの印象は、壁紙とカーペットが大きく、部屋内の改装で一気に価値が上がりました。木目調を生かした、スタイリッシュな内装です。ただ、客数が少ない地域によくあるパターンで、ユニットバスは古いままのようです。
朝食は焼き立てパンがメイン（ほかに簡単なサラダ、スープ、ヨーグルト）。ピザもありますが、品切れのこともあるようです。朝食は、部屋へのテイクアウトも可能で安心です。
磯原駅周辺の観光地 野口雨情生家
磯原駅から徒歩10分強に、野口雨情生家があります（地図、近くに野口雨情記念館もあり）。
野口雨情は、「しゃぼん玉」などの作詞で知られています。海沿いの道は、歩道もありますがダンプカーの通行が多いため、内陸の道もおすすめです。入館料は正門付近には書いてありませんが、100円ほど回収されます。館内撮影禁止。
１駅先が最寄り駅ですが、海沿いの六角堂も人気があります。
北茨城市（磯原）のゆるキャラは、あんちゃん・こうちゃんです。こうちゃんは、猟師のあんちゃんに釣り上げられたアンコウです。幸い食べられる前にウマが合い、あんちゃん宅に居候（いそうろう）することになりました。
磯原駅はおみやげも格安 大きな磯原まんじゅうは80円
お土産なら地元民の定番、やまみつの磯原まんじゅう80円がおすすめです。かなりの大きさがあり、５個でもずっしり、10個ではかなり重くなるので注意が必要なほどです。
磯原駅西口。エレベーターでなく階段で外に出て、駅を背にしてまっすぐ４分程度。左側です。（地図）
手作りで、特別な工夫は見受けられませんが、大きさと素朴さ安さが特長です。売り切れ次第終了。できたての場合もありますが、冷ました方がおいしいです。
「広い土地、ない雑音」 茨城県は、都会のストレスが大きな方にもおすすめしたい、日本のふるさとの風景があります。
広い土地を生かしたフルーツ・野菜王国が茨城。食にも新たな発見があるはずです。
茨城は新幹線がなく、特急ひたち。交通費が断然安いのも魅力。「広い土地」に隠された名所が多数あります。
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