新潟駅南口側の穴場ホテルが、ターミナルイン。施設は古くて、部屋は狭く、朝食も普通ですが、筆者は大常連です。その理由をお伝えします。岩盤浴（抗酸化陶板浴）やアメニティも紹介。
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外観は昭和遺産のターミナルイン
新潟駅南口側の穴場ホテルが、ターミナルイン。外観は昭和遺産ですが、実は平成初期の建設のよう。
新潟は、雨や雪が多いのが特徴。ターミナルインは駅の出口からなら１分とかからず、雨や雪に濡れないのがメリット。
しかし、駅の非常階段のような場所を下るアクセスルートは分かりづらく、ホテル激戦区の新潟では、選択肢がほかにもあるのは事実です。
部屋は変則的な場合も
変則的な家具配置で狭く感じる場合もあります。
開業当初は構想していなかった冷蔵庫を加えたため、無理な配置となったのではないかと思います。なお、手狭に感じる分、ベッド幅はほかの部屋より広く、ベッド幅と家具配置がトレードオフになっているのかも知れません。
また中庭に向いた、景色のない部屋もあり、スマートフォンの電波が届きづらい場合があります。Wi-Fiが混雑で通じづらいのは、ビジネスホテルあるあるですが、スマホの電波が届きづらい場合があることは、念頭に置くとよいです（部屋で仕事をする方は、吹き抜け側の部屋はできれば避けてほしいと予約時に要望しておくと安心です）。
こちらは当たりの部屋。冷蔵庫がハンガーケースの下に入り、すっきりとした配置です。中庭に面し、スマホの電波が弱い点は困りましたが、駅前の古いビジネスホテルとしては、部屋は広い方です。
この部屋はデスクが大型で、（電波を使わない）仕事をするには便利です。
こちらは、テーブルが狭いバージョン。ホテル全体が、吹き抜けを囲む部屋群を、外向けの部屋が囲む独特の凝った設計のため、部屋の個性が強めです。
ベッドで過ごす時間が長いなら広いベッドの部屋を、デスクが重要ならデスクが大きい部屋を、電波が重要なら外向きの部屋をリクエストしてみるのも手です。
清潔感は満点
10回以上宿泊していますが清掃は完璧で。特筆したいのは、古いホテルで手を抜きがちなカーペットが、日々新しく更新されていることです。
カーペットは足が触れるため、汚れがあると、かなり満足度が下がります。
バストイレは古いタイプで、入るのが楽しみ！とは言えませんが、清掃がとにかく上手。古いホテルのような、洗面台の汚れが見当たりません。
また、お湯を張ってみると横幅があり、お湯が深く溜まります。アパホテルなどで流行りの節水型の卵型の浴槽で苦労？されている方には、おすすめです。
入浴剤、ドリップ式コーヒーがフリーなのは、低価格のビジネスホテルでは珍しいです。ドリップ式コーヒーのほか、フロント前にウェルカムコーヒーのサービスもあります（恐らく回数制限はなく、チェックイン後部屋にも持ち込めます）。
ロビーに置いてある雑誌『財界にいがた』は、週刊文春の地方版のような雑誌で一見の価値があります。
朝食バイキングは普通の印象
数年前の朝食バイキングです（現在は変更になっている可能性大）。
ビジネスホテルの競争が激しい新潟は、朝食バイキングの質が高いです。そのなかでは、はっきり言えば少し劣るでしょう。ただし、男性ビジネスマンには好まれるタイプのラインナップかも知れません。
見栄えは悪くありませんが、味つけがやや平板で新潟名物の登場もなく、おすすめ度は少し低めです。現在は、味が変わっている可能性もあります。
最新の朝食は、楽天トラベルで確認できます。
ターミナルイン最大の魅力はサウナタイプの岩盤浴
古くて部屋に当たりはずれがあり、朝食も（個人的には）今ひとつなのに、筆者がターミナルインに10回以上宿泊しているのは、安さや清潔感以外にも理由があります。
ターミナルインにリピーターが多いのは、駅に近く低料金ということ以外に、サウナタイプの岩盤浴の存在が大きいです。正式名称は、抗酸化陶板浴。
サウナと異なり、低温のため30分以上入ることができ、翌日著しく体調が改善します。筆者は自宅の近くで抗酸化陶板浴がないか探したり、機械の値段を調べたりしたくらいです（65万円だったため現在貯金中）。
マッサージが、その場の心地よさをもたらすのに対して、抗酸化陶板浴は体調自体を底上げするため、特に疲れやすい方におすすめです。外来では1800円かかりますが、ほとんどのプランで宿泊者は無料になります。
※特に疲れがひどい場合には、クリニカルカイロプラクティック駅南の併用がおすすめです。危険のないソフトカイロで、筆者の新潟在住の友人も通っています。
2024年の新潟駅の改装で便利に
2024年の新潟駅の大改装でさらに便利に。新幹線は「東改札」を出ることだけは、覚えておいてください。
東改札を背に、お土産物が並ぶコーナーを突っ切ると、新しい本屋さんが。奥に見えるラーメン横丁的な場所の出口を出ます。
ビッグカメラの横を通り、階段を降りたらすぐに左へ。非常階段のような場所があり、ターミナルインへの近道となります。ほとんど雨や雪に濡れることはありません。（手前にエレベーターもあり）
途中通るラーメン横丁的な場所（2024年開業のニイガタバル☆麺横丁）には、いっとうやという新潟の名店が入りました。
筆者が、徒歩で往復40分かかけて通っていた人気ラーメン店です。このほか、「東横」という味噌の名店もホテルから徒歩圏です。
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