沼津港には観光客向けのお店以外に、地元客や漁師、漁港労働者が通うお店があります。その筆頭はずう。不思議な名前ですが、海鮮の質は折り紙つき。沼津港を語るなら外せない、ずうの口コミレポートです。
関東圏。静かな名湯・絶景穴場・田舎。取材年100日。プロフィール。
地元客しか知らない 刺身が新鮮で安いずう

沼津港屈指の名店、ずうは完全に地元客メイン。かなり詳しい観光客が少々混ざる程度です。早朝営業はなくなり、9時から13時すぎまでの営業です(繁忙期は早仕舞いにご注意ください)。

ずうのメニュー

ずうは、地元客向けのため、店頭にメニューは出していないことも多いです。2019年7月現在のメニューは、以下のようになります。値段は、ずうだけに、ずうっと変わっていません。

ずうは、冷凍物を扱わないため、時期によりメニューが異なります。金目鯛を除くと、最高値でも上刺身定食の1300円! いかに格安かが分かります。
- 【おすすめ】上刺身定食1300円
- 刺身定食1200円
- 海鮮丼1200円
- マグロ漬丼1000円
- ミックスフライ定食1100円
- あじフライ定食900円
- シャケと目玉焼定食900円
- タチウオ塩焼定食1100円
- さば正油定食刺身付1000円
- さば塩焼定食1000円
- 【人気】あじのフライとあじの刺身定食1100円
- ヤリイカの丸煮定食1100円
- シャケ粕漬定食1000円
- エビフライ定食1200円
- 地金目鯛煮付定食刺身付1800円
【人気】あじのフライとあじの刺身定食(1100円)

ずうの人気メニューは、あじフライとアジの刺身定食(1100円)。この値段でフライと1匹分の刺身がつく店は、ほかにはありません! 刺し身は、注文後、ケースから運んできて〆てくれます。非常に新鮮です。

フライは、アジが柔らかく驚きます。

フライの名店、にし与と比べても、互角以上。
刺身もみずみずしく新鮮

アジの刺身は新鮮。時期によっては、甘さを感じることもあります。
【おすすめ】上刺身定食(1300円)

上刺身定食(1300円)です。この値段で、アジは切り身でなく姿造りであることに驚きますが、見るからに上質のまぐろの刺身が4切れ! 沼津港では圧倒的な安さです。

アジの活造りは、くさみが全くなく、みずみずしさを感じるほど。この日は感じませんでしたが、時期によっては甘みも感じられます。
まぐろは赤身が2切れと、中とろが2切れ。赤みは、新鮮で食べると後半に、甘みが感じられます。トロではなく、まぐろの赤身に甘みがあるということを知ることができる店は、ほかにはありません!
中とろは、脂がメインのものも悪くないですが、本物は赤身とのバランス。その点でずうの中とろは、本物だと言えます。
ずうの内観
店内は、4人がけテーブル3席とカウンターのみ。テーブルはやや手狭な印象ですが、カウンターはそれほど窮屈ではありません。
地元客向けのため、接客は最低限ですが、質と安さの面ではずうだけに図抜けた存在です。特に、甘さを伴うまぐろの赤みはぜひ試してほしい味です。インスタ映えなら、アジの刺身が入るメニューがおすすめです。
ずう(営業日・時間は取材時)
静岡県沼津市千本港町122-3
9:00~13:00すぎ(繁忙期は早仕舞いの可能性もあります)
土曜定休(火曜日不定休)
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