伊豆・下田で是非楽しみたいのは、山に囲まれ小さな島がある下田港の景色。ロープウェイも候補ですが、黒船遊覧船・下田港内めぐりは、間近に下田湾の景色を楽しむことができます。アクセスや見どころを、現地取材でご案内します。
下田港と黒船遊覧船乗り場へのアクセス
下田港は、日本で最初に開港(函館も同時)した港です。下田の町は、神奈川の浦賀に来航したペリーが、江戸幕府に駐留を指定された場所です。海流が複雑な外洋に比べ、下田港内は穏やかで、海が荒れたさいには、多くの船舶が避難してきます。
黒船遊覧船・下田港内巡りは、石廊崎岬めぐりのような絶景ではありませんが、穏やかな景色とアクセスの良さが魅力です。できれば、下田ロープウェイから湾の地形を見てから、遊覧船に乗るとより楽しめます。
アクセス
- 伊豆急下田駅から橋を渡って徒歩15分
- 伊豆急下田駅から、バス停2つ目、下田開国みなと下車。
- 道の駅下田開国みなとと隣接。駐車場あり。
黒船遊覧船の1階と2階
黒船遊覧船の1階通常席です(1200円)。屋内の窓ぎわの椅子は、船の進行方向を向いています。
黒船遊覧船1階のデッキです。海の側を向いた座席はなく、立って海を見る人が多いです。写真は乗船前の様子で人がいませんが、実際にはデッキの方が混雑します。
黒船遊覧船2階の屋内席です。ガラス窓の向こうにデッキが見えます。2階でもデッキの方が、人気があります。2階には運転台があり、すぐそばで運転の様子が見られることも大きな魅力です。
ソファは豪華で、全て海側に向けられています。
黒船遊覧船(下田港内めぐり)からの景色 犬走島
黒船遊覧船からの見どころの1つ、犬走島です。陸地から細く長い犬走堤防でつながっており、釣り客の姿が見えます。
犬走島の周囲には、プロの漁師も出航しています。夏はアジやイワシなどが獲れ、秋以降は、ムツなどが釣れます。
犬走島と陸地は、写真のように、犬が走れる程度と例えられた、犬走堤防でつながっています。この堤防は、下田の市街を守るような位置にあります。
黒船遊覧船(下田港内めぐり)からの景色
犬走島付近を過ぎると、遊覧船は陸地を離れ、湾の中心部を進みUターンに入ります。下田港を外洋の荒波から守る、長く伸びた半島などが一応の見どころです。
やや変化が少ない部分ですが、運が良いと、海上保安庁などの船舶と至近距離ですれ違うことがあります。
海上保安庁の船舶は、黒船遊覧船の向かい側に着岸していることもあります。
下田の歴史や地形を知るためには、ブラタモリ下田編の情報が最有力です。
【ブラタモリ伊豆・下田編】下田の歴史・地形・観光ルートまとめ #107
ランチは、遊覧船乗船口そばの道の駅でも良いですが、伊豆急下田駅まで歩くとより落ち着く店があります。
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