上諏訪駅からバスで向かうパワースポットが、諏訪大社 上社本宮です。この記事では、上社本宮でぜひ見ておきたい見どころ(回り方)を、紹介します。
関東圏。静かな名湯・絶景穴場・田舎。取材年100日。プロフィール。
- 上社本宮の読み:かみしゃほんみや
諏訪大社4社の回り方は、下の記事をご覧ください。
【諏訪大社】電車・バスでのアクセスと回り方の順番~諏訪で現地取材~
諏訪大社 上社本宮
諏訪大社上社本宮は、上諏訪駅からバスで向かいます(または茅野駅からタクシー)。諏訪大社4宮は、平等とされていますが、現在の上諏訪が栄えるまでは、諏訪の中心だった場所です。4社のなかで規模は最大であり、実質的には中心の神社ではないかと思われます。
上社本宮へのアクセスは、次の記事に示しました。
【諏訪大社】電車・バスでのアクセスと回り方の順番~諏訪で現地取材~
上社本宮への正式な参道は?
上社本宮は、北参道(地図右下)が栄えています。お土産物屋が軒を連ね、大駐車場が完備され、路線バスも北参道側につきます。
しかし、本来の参道は、東参道です(地図左上)。境内の案内図でも、一度東参道側の入口門に寄るように順路が示されています。この記事では入口門からの参拝経路をご紹介します。
上社本宮で外せない見どころ
- ①東参道と鳥居
- ②入口御門(そばに二の御柱・三の御柱、絵馬殿)
- ③渡り廊下(布橋)
- ④神楽殿と土俵
- ⑤幣拝殿(周辺に一の御柱・四の御柱)
諏訪大社 上社本宮の外せない見どころ
①東参道と鳥居
東参道の鳥居を境内から見た様子です。この先には昔からの参道があります。上社前宮を参詣した人は、徒歩でこの参道に出てきます。
②入口御門(そばに二の御柱・三の御柱、絵馬殿)
東参道の鳥居のすぐそばには、国の重要文化財・入口御門があり、その先にはひさしのある廊下(布橋)が続いています。
- 入口御門の左右には、2本の柱(ご本尊)が立てられています。
- 入口御門の左手には、絵馬殿があります。全国から納められた、巨大な芸術品の絵馬が飾られています。
上社本宮 二の御柱(東参道・入口御門そば)
上社本宮 三の御柱
東参道・入口御門そばですが、木製の門の陰になっており見つけにくいです。
絵馬殿(額堂)
絵馬殿(額堂)は東参道・入口御門そば。絵馬は、神様が乗るとされる馬を納める代わりに、信仰者が納めるものです。
③渡り廊下(布橋)
渡り廊下のように見せますが、名称は布橋。貴人が通る時には布を敷いたためです。入口御門と幣拝殿(諏訪大社4社は、は屋外の御柱が神様のため、本殿はありません)を結ぶ重要な経路であり、聖へ近づくことを感じさせる道のりです。
ワンポイント:布橋から見える「摂末社遙拝所」は、見落としがちですが、神事では数十名の神職が幣拝殿の次に訪ねます。ここは本宮中宮の系列の39もの神社に1度に参拝できる場所です。
諏訪大社・上社本宮はなぜUターンして参詣するの?
諏訪大社上社本宮では、入口門を入ったあと、上の図のようにUターンして拝殿(幣拝殿)へ向かう、非常に珍しい配置です。なぜUターンをする配置なのでしょうか?
門前町の方は、山がちで敷地に限りがあったのではと言っていましたが、様々な説があるようです。1つは、かつて拝殿の背後に何か重要な建物がありそれを拝む方向にしたのではという説。また、東参道の方向は、かつてはたくさんのお寺がありましたが、神仏分離の政策でほとんどが壊されています。寺院の中に重要な建物があったという説もあります。そのほか、まっすぐに参道を作ると、神様に対して失礼になるのではないかという見方もあります。特に退出時はずっとお尻を向けることとなります。
写真は、東京都の武蔵野八幡宮です。鳥居をくぐり右斜めに曲がり、さらに向き直った場所に本殿があります。Uターンは少し極端ですが、このように参道が曲がっている例は、決して少なくありません。
④神楽殿と土俵
神楽殿は、神様に奉納する音楽を演奏します。渡り廊下(布橋)を歩くと見えてきます。すぐわきには、神様に相撲を奉納するための土俵があります。相撲は神事に原点があるのです。お土産物屋が多い北参道(正規の参道でない)から入ると、すぐ左手の場所です。
⑤幣拝殿(周辺に一の御柱・四の御柱)
拝殿は、参拝のための建物。幣殿は、貨幣の弊の字が見られるように、紙に関係する場所。つまり、紙などでできた幣(ぬさ)を神様に備える場です。その2つを兼ねたのが幣拝殿です。上社本宮の幣拝殿は、横に長く、神事の際には数十名のお坊さんが参加します。
※神事は不定期ですが、神事がある日の午前中に、笛の演奏など、形式にのっとった様々な奉納が行われます。
一の御柱
一の御柱は、幣拝殿のそば(北参道の鳥居のそば)の目立つ場所にあります。四の御柱は、近づけませんが、幣拝殿を背にして左側にあります。
(まとめ)上社本宮で外せない見どころ
- ①東参道と鳥居
- ②入口御門(そばに二の御柱・三の御柱、絵馬殿)
- ③渡り廊下(布橋)
- ④神楽殿と土俵
- ⑤幣拝殿(周辺に一の御柱・四の御柱)
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