下諏訪駅から徒歩圏のパワースポットが、諏訪大社 下社秋宮です。この記事では、下社秋宮でぜひ見ておきたい見どころ(回り方)、紹介します。神職の方にも伺いました。
関東圏。静かな名湯・絶景穴場・田舎。取材年100日。プロフィール。
- 下社秋宮の読み:しもしゃあきみや
諏訪大社 下社秋宮
諏訪大社下社秋宮は、下諏訪駅から徒歩10分。ほとんどの方が、下社春宮と同時に回ります。甲州街道(甲府経由)と中山道(高崎・軽井沢回り)の2つの街道が交わる高台にあります。
諏訪大社の4社を回る順番は、次の記事に示しました。
【諏訪大社】電車・バスでのアクセスと回り方の順番~諏訪で現地取材~
諏訪大社 下社秋宮の外せない見どころ
①手水舎と千尋池
②鳥居と根入りの杉
鳥居を入ってすぐの根入りの杉は、樹齢が800年もあります。
諏訪大社の参拝の基本
諏訪大社は、最も古い上社前宮を除き、以下の3か所は必ず回りたい場所です。
- 神楽殿 … 神楽(笛や太鼓などの音楽)を神様に奉納するための建物
- 幣拝殿 … 参拝し、幣(ぬさ。紙などによるお供え物)を納める場所。
- 御柱 … 神様そのもの。御柱は4本あり、幣拝殿を囲う形。
※屋外の柱が神様のため、通常の神社にある本殿はありません。
③神楽殿
しめ縄は、出雲大社関係者の指導を受けて作ったものです。上社春宮の神楽殿とよく似ていますが、大きな違いは1対の狛犬。青銅製では全国有数の作品と評価されています。
④幣拝殿
拝殿は、参拝のための建物。幣殿は、貨幣の弊の字が見られるように、紙に関係する場所。つまり、紙などでできた幣(ぬさ)を神様に備える場です。その2つを兼ねたのが幣拝殿です。
下社秋宮と下社春宮はなぜそっくり?
下社秋宮と下社春宮は、建物の配置や作りが非常によく似ています。
A:下社秋宮の幣拝殿
B:下社春宮の幣拝殿
なぜ下社秋宮と下社春宮の作りはそっくりなのでしょうか? これは、かつて諏訪では宮彫の2つの流派が対立していたことによります。高島城(上諏訪)で知られる高島藩主は、争いに決着をつけるために、秋宮を立川(たてかわ)流に、春宮を大隅流に依頼し、同時に作らせました。結果は立川流の評価が勝ったようですが、いずれも素晴らしい宮彫です。
※日光東照宮は幕府御用・大隅流によります。しかし、大隅流から分かれた立川流も、諏訪での評判もあり、のちに幕府御用に取り立てられます。2派が競い合うことで、より素晴らしい宮彫が作られたのです。
⑤御柱
下社秋宮の神様は、4本の御柱です。弊拝殿を囲むように建てられていますので、奥の2本は近くには行けず、少し離れて参拝し望遠レンズで撮影します。
二之御柱
三之御柱、四之御柱は、すぐ近くには行けません。写真は弊拝殿の左にある三之御柱です。
下社秋宮付近では、旧中山道沿いの古い温泉旅館がおすすめです。
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