千葉・茨城・栃木・東北(ランチ・観光)

不人気観光地1位 茨城県に魅力がない理由〜なぜイメージが悪いのか?〜

更新日:


最も魅力がない観光地は、茨城県。これは、ブランド総合研究所の地域ブランド調査で、茨城県が最下位の常連であることが根拠にあります。なぜ茨城県は魅力がないのでしょうか?


データが示す  最も魅力がない観光地は茨城県

毎年秋、株式会社ブランド総合研究所は、地域ブランド調査の結果を発表しています。過去6年間の結果は以下の通りです。

映像:NHKウェブ

茨城県は、2013~2018年の6連続最下位のほか、2009、2010、2011年の合計9回にわたり最下位を記録しています。なぜ茨城県は、魅力のない県として定着しているのでしょうか?


旅行や外出の前に、旅行まで2週間 見た目と写真写りを良くする裏ワザ!をお読みください。

茨城県の不人気理由①  魅力に乏しい地形

茨城県は、海の県か、山の県かと聞かれたら、あなたはどう答えるでしょうか? 多くの人が、答えに困ってしまうと思います。

最も高い山は、標高1000mを下回る筑波山。海岸線は変化に乏しく、茨城県のウェブサイトが「茨城県の海岸は太平洋に面しほぼ南北方向に伸び、延長約190kmの単調な形状をしています」と説明しているほどです。

日本人が好むのは、基本的には富士山やアルプスのように高い山です。また海岸線は、入り組んだ岩場の地形や、弓なりの浜が日本人好みです。

茨城県には、華厳の滝、那智の滝と並ぶ日本三名瀑の袋田の滝がありますが、滝はやや玄人好みのイメージです。

知名度の低い温泉地

茨城県は地形的な限界だけでなく、有名な温泉地が少ないことも特徴です。ある調査によると、茨城県の人気の温泉地は、1位が袋田温泉、2位が五浦温泉、3位大子温泉とのことです。しかし、これらの温泉の名前を聞いたことがない人も多いでしょう。

茨城県不人気の理由①

日本人が好む、地形的な変化に富んだ要素が少ない。温泉や歴史的な建造物が目立つわけではない。全体に、日常の都会を離れた別世界という要素に欠いている。

茨城県の不人気理由②  県を象徴するイメージがない

人気都道府県常連の北海道は、広大な大地。京都府は、歴史の風格と寺社。沖縄は、透明度の高い海やサンゴ礁。いずれも強い象徴を持っています。

人には、まず象徴を思い浮かべ、周辺に情報を足してゆくクセがあります。そのため大手企業ほど、ロゴマークのデザインには高い費用をかけています。

茨城県のイメージは、納豆……!。確かに、他県の納豆よりもおいしく、手に入りやすい値段も魅力です。舟納豆のように、珍しいものもあります。しかし、納豆は日常の隣人であり、旅先や別世界のイメージを想起するものではありません。

納豆以外では、牛久大仏が候補になるかもしれませんが、あくまで地元で愛される大仏。ひとつの作戦としては、人気が上昇しているひたち海浜公園(写真)を、全県あげてバックアップすることです。しかし、波及効果の恩恵を受ける地域が狭すぎ、微妙なところでしょう。

茨城県不人気の理由②

県の象徴が納豆……! 日常感が大きすぎる。

茨城県の不人気理由③  首都圏から近すぎるから?

茨城県の不人気の理由に関して、首都圏から近すぎて観光地として行ってみたいと言うよくが低くなる、という意見があります。しかし、これはあまり説得力が無いように感じます。

なぜなら、東京から近い鎌倉や東京ディズニーランドは、大変人気のある観光地だからです。首都圏から近いため人が茨城を訪れないのではなく、内容つまり観光地としてのコンテンツに魅力がないからというのが、本当の理由ではないでしょうか?

知名度は低くても、ご当地グルメで盛り上げる小鹿野町

人を集める海や山や温泉がなくても、気概がある観光地は、地元の人が一丸となって観光客を迎える雰囲気があります。

例えば、小鹿野町(埼玉県、地図はこちら)は、ご当地グルメのわらじかつ丼で盛り上げを図っています。夏は、かき氷を名物にしようと町をあげて取り組んでいますし、夜は商店が協力し手作りのネオンサインを点灯させており、遅く到着した旅行客も楽しませようとしています。

参考:秩父 わらじかつ丼ランキング〜西武秩父駅・仲見世から安田屋まで〜

鉄道会社の取り組みを地域住民が良く知っており、一体感がある

また、千葉県の銚子やその沿線も、鉄道会社と住民が一丸となって、一生懸命魅力を作り、観光客を喜ばせようとしています。

関連:【写真31枚】 銚子電鉄で行く銚子の観光地と海鮮ランチ

茨城県にそういった試みが全くないとは思いませんが、県外までその取り組みが伝わってくるとは言えません。

茨城県不人気の理由③

地理的なハンデ(首都圏から近すぎる)は本当の理由でなく、観光地としてのコンテンツ不足、努力不足が原因。

茨城県の不人気理由④  観光客や出張客を大切にしない

筆者は、関東・甲信越・静岡・南東北を中心に、数百回以上の旅行や出張をしてきています。そのなかで、もっとも旅行者や観光客を大切にしていないと感じる県が茨城県です。もちろん9割以上の人は、親切で素晴らしい対応なのですが、数パーセントが強烈に印象を落としています。

数百回も旅行をすると、宿や飲食店とのトラブルが何件かは出てきます。筆者の場合、3件のトラブルのうち2件が茨城県です。1つは水戸、もう1つは土浦です。

意思疎通の悪さ、または怒りっぽさがトラブルを生む?

ここで詳細を記すことは避けますが、意思疎通の悪さ(初めての人との会話が苦手、相手の状況を推し量れない)または、怒りっぽさがトラブルを生むような気がします。この結果、常連客が、家族や知人に茨城県を勧めるケースが減ってくるのではないかと推察します。

ご参考までに、ほかでトラブルにあったのは、山梨県の郡内(富士五湖地方)です。郡内は、県内でもっとも遅れていると地元の方がおっしゃる地域です。ここでも、意思疎通の悪さや怒りっぽさがトラブルを生んでいるという印象を持ちます。

茨城県のなかでは、北茨城市はもっとも田舎の方だと地元の方はおっしゃいます。しかし、北茨城の方は、人に警戒心を抱かない、結果として意思疎通ができるのではないでしょうか? これは、東北の人と通ずるところがあります。福島に旅行すると、首都圏では考えられないほどの人懐っこさや人柄の良さに驚くことがあります。

茨城県不人気の理由④

ほぼ100%の茨城人は親切。しかし、数パーセントの茨城人の、意思疎通の悪さと怒りっぽさが、旅行客とのトラブルや、印象の悪さを生んでいる。都会のサービス業にある如才なさと、東北人の人懐っこさやのどちらにも傾かない面がある。

茨城県に関する口コミ

偕楽園は、一般に思われているより素晴らしい場所ですが、一般受けという点では限界があります。

人気の温泉地がないことは、日本の観光地としては致命傷です。

一般的な茨城県のイメージは、水戸、納豆、インスタ映えする花畑(名前は出てこない)くらいが現状です。

例えば静岡県を見習ってみてほしい

海や山などの自然の条件が悪い茨城県ですが、ご当地グルメのような、旅行客を呼ぶ工夫も少ないと感じます。

これは、例えば、静岡県を見習ってくださいとしか言いようがありません。富士山、伊豆、世界遺産三保の松原などを擁しているにも関わらず、なお活性化への努力を怠りません。富士山の周辺だけ見ても、富士宮焼きそば、三島コロッケ、沼津港のタワー天丼など、さまざまな工夫があります。富士山があるのに、なお創意工夫を切らしていない点が注目されます。

茨城県に近い地域でも、例えば、銚子は、ジオパークに指定されるほど豊かな地形を持つにも関わらず、銚子電鉄や地元の飲食店やホテルが必死の工夫をこらしています。

例えば、銚子電鉄の終点の戸川駅は、町自体には決定的な魅力はありませんが、銚子電鉄は古い車両を駅に置き、スタッフ2名をつけて案内しています。近隣の食堂では、珍しい天ぷらラーメンを開発し、旅行客にはありがとうシールをプレゼントしています。

関連:【写真31枚】 銚子電鉄で行く銚子の観光地と海鮮ランチ

この旅行客をもてなす全力の努力が評判を呼び、新しいお客さんを連れてくるのだと思います。

茨城県 観光人気で最下位独走の理由のまとめと提案

茨城県の不人気理由①  魅力に乏しい地形

  • 国営ひたち海浜公園の成功例に続き、第2、第3の大きな開発が必要。
  • 偕楽園は、現在でも千波湖の借景が素晴らしいが、梅のイメージが強すぎる。通年の魅力の訴えと強化が必要。水戸城址は、現在の復元を進めつつ、天守閣の再建が必要。
  • マリンスポーツなどの切り口も悪くないが、需要のすそ野が大きい温泉地の振興が不可欠。

関連:水戸偕楽園 県外客のみ有料化の愚策。口コミは?

茨城県の不人気理由②  県を象徴するイメージがない

納豆を上回る名物の開発が必要。納豆も、天ぷら化やソフトクリーム化など、人気を呼ぶ味覚(塩気、油感、甘さなど)への昇華や、丼もの化など、インスタ映えの要素が必要。また、健康食を充実させるもの作戦の1つ。

茨城県の不人気理由③  首都圏から近すぎる?

東北より近く旅行感がない、千葉より遠く時間がかかるといった考え方をやめ、敬遠の本当の理由である、旅行客を向いたコンテンツ不足、努力不足を解消する。

茨城県の不人気理由④  観光客や出張客を大切にしない

一部に見られる、意思疎通の悪さと怒りっぽさを解消する。首都圏への接客研修が有効。


でも、やっぱり茨城を訪ねてみたい方におすすめの穴場

編集中

 関連記事

水戸偕楽園 県外客のみ有料化の愚策。口コミは?

【ブラタモリ水戸編】水戸の歴史・地形・観光ルートまとめ #61

旅行まで2週間 見た目と写真写りを良くする裏ワザ!

関連記事(一部広告を含む)

-千葉・茨城・栃木・東北(ランチ・観光)

Copyright© トラベルジャーナ , 2019 All Rights Reserved Powered by STINGER.