【完全試食】草津温泉　温泉まんじゅうおすすめランキング

草津をもっと知る　ブラタモリ草津温泉　草津のお湯の秘密とは？
ランチ　草津温泉バスターミナルや湯畑に近い、穴場のランチ店がとり彦
アクセス　【図解１発】特急草津・座席編成表とおすすめの席｜景色・自由席の混雑状況も

温泉まんじゅう　他サイト様の試食数と順位

サイト名	試食店舗数	１位推奨	２位推奨
Ｌ様	０	ちちや	菓匠清月堂
ＭＧ様	３	松むら	ちちや
Ｋ様	３	ちちや	松むら
Ｉ様	０	松むら	ちちや
Ａ様	５	ちちや	亀屋
Ｈ様	０	ちちや	松むら
Ｄ様	５	順位なし
弊サイト	10	松むら	山びこ

温泉まんじゅうとは？　温泉まんじゅうは、文字通り、温泉地で売られているまんじゅう。白や茶色の蒸しまんじゅうが多い。香保温泉で、湯の色をイメージし、団子屋勝月堂が発明したというのが定説（元祖温泉まんじゅうの写真）。

温泉まんじゅうマップ

こしあん派　草津温泉は粒あんが基本ですが、松むらを除き粒感は控えめ。完全なこしあんが良いなら、富貴堂、田島屋がおすすめ。
クルマ　亀屋の並び（南側）にある、ちちや、松むらの支店に駐車場があります。

草津１位　松むら饅頭｜あずきの豆感が強いあんに、二層の変化がある皮。全国屈指の本物志向！

松むら饅頭は、湯畑から西の河原へ向かう途中にあります。

※すぐ手前には、地味ながら、こしあんで、粒あんが多い草津温泉のなかで差をつける「冨貴屋」がありますので、比較もできます。

松むら饅頭の温泉まんじゅうは、あんも皮も非常に手が込んでいます。あんは、砂糖に頼らず、はっきりと小豆の味を感じ、豆や皮の食感をしっかり残してあります！　皮は、適度な硬さと柔らかさの二層構造。

こだわった余り、形が崩れたり皮が破れたりしやすいのが欠点。お土産にする場合、バラではなく箱詰めで。バラを旅館で食べる場合、短時間での持ち運びでも、こわれやすく要注意です。

あん	皮	姿形	評	特徴
◎皮を残す独自の粒あん	◎２層が別々の食感	△崩れやすい	Ｓ	極めて手が込んでおり、完全に全国区の温泉まんじゅう。質で他を圧倒。

松むら饅頭の温泉まんじゅうは、多少でも味が分かる方なら、食べればここを推すはず。

草津温泉の松むら饅頭は、草津温泉では、ちちやと並び２大温泉まんじゅうと理解している人もおり、旅館のお着き菓子にも採用されています。人気のちちや、品質の松むらといったところでしょう。

２大温泉まんじゅうの比較では、品質で松むら饅頭が圧倒。ちちやは、湯畑の前という場所が人気の１つの要因ですが、湯畑から少し離れている松むら饅頭は、圧倒的な品質だけで評価を勝ち取っています。

松むら饅頭では、夕方には売り切れることがあります。日帰りや帰宅日に訪ねる場合は、早い時間帯がおすすめです。

松むら饅頭のもう１つの特長は、日が経っても風味が劣らないことです（蒸したてのふかふかを試食させるまんじゅう屋のものは、持ち帰って食べるとごく普通で少しがっかりすることがあります）。ただし、繊細で壊れやすいため、バラでなく箱詰めにしてもらう必要があります。

原材料（多い順）小麦粉、砂糖、小豆、鶏卵、カラメル、重曹

• ◯ 和菓子にうるさく、本物志向が強い人。
• ◯ 全国の受賞暦のある温泉まんじゅうを知っている人。
• △ インスタ映え狙いやお子さんなら、カラフルな田島屋が良いかも。
• △粒感が強く、こしあん派には全く向かない（となりの富貴屋へ）。

草津２位　山びこ｜揚げ温泉まんじゅうが人気。普通の温泉まんじゅうは姿形が草津一

山びこは、湯畑に面したお店。大手・ちちやのすぐそばですが、揚げ温泉まんじゅうで徹底対抗。現在では、揚げ温泉まんじゅうの食べ歩きは、湯畑の風物詩でテレビ番組にも登場しています。

ちちやの蒸したての温泉まんじゅうも捨てがたいですが、山びこは普通の温泉まんじゅうがしっかりしていることから２位に抜擢。

山びこの揚げ温泉まんじゅうは、湯畑の手すりの上で写真撮影を。草津らしさ満点です。

揚げ温泉まんじゅう（左側）は、普通の温泉まんじゅうに衣をつけて揚げたもの。衣の食感と味が素晴らしく、あんは油に負けない強めの甘さで、塩の隠し味が効きます。塩を効かせた温泉まんじゅうは、珍しいでしょう。

山びこの温泉まんじゅうのあんは、甘さが強め。甘さを控えた温泉まんじゅうなら、富貴堂（こしあん）か松むら（粒がはっきり感じられる粒あん）がおすすめです。

また、揚げ温泉まんじゅうは、持ち帰ると、温め直したとしても揚げたての再現は難しいです。お土産にせず、目の前の足湯など、食べ歩きがおすすめです。

あん	皮	姿形	評	特徴
〇甘さ強めの粒あん	◎揚げたての衣が素晴らしい	崩れないが、時間が経つと味落ちる。	Ａ	油に負けない甘めのあんに、１つまみの塩が決定打。

衣には黒ごまが見えます。

揚げた皮と、温泉まんじゅうの２層構造が楽しめます。揚げ油や砂糖、塩の味がしっかりしており、味が繊細なお菓子はちょっとという方や、お子さんにもおすすめ。

見落としがちな普通の温泉まんじゅうは、姿形が草津一で、崩れにくいためお土産向き

また、皮が硬いため、職場や学校などでのプレゼント向き。箱から出して、バラで持ち帰っても壊れにくく、職場や学校で食べても、手にはがれた皮がつかないからです。

良い温泉まんじゅうは、皮の部分が表面が少し硬く、中が柔らかいことです。山びこの温泉まんじゅうは、その点で合格点ですが、どちらかというと表皮の硬さ・もちもち感は強く出ています。あんの品質は標準的ですが、少し甘すぎるので、苦手な人もいるかも知れません。

ヒント　あんの品質で選ぶなら、松むら。ただし、はっきりした粒あんです。

山びこは、湯畑の目の前にあり、隣が人気店・ちちや。対抗するために、揚げ温泉まんじゅうを開発して人気を得他のだと思いますが、実は山びこでは、普通の温泉まんじゅうも隠れた実力派です。

山びこの揚げまんじゅう以外のメニュー

• あげまんじゅう（200円）
• あげぽてスイート（250円）　…スイートポテトの天ぷら。温泉まんじゅうではありませんが、徐々に認知を上げてきています。
• あげもち（200円）　…冬季限定。

※価格は2023年８月現在。

まとめ

• ◯ 揚げまんじゅうの食べ歩きをしたい
• ◯ 職場や学校へ、普通の温泉まんじゅうをお土産に（型崩れしない、手につかない）。
• △ 持ち帰り（揚げまんじゅうは、温め直すと質が落ちてしまう）
• △ 甘さを抑えた味が好み

草津３位　本家ちちや｜とろける蒸したての温泉まんじゅうは必食！（甘さがやや強すぎ、持ち帰り版は普通）

ちちやは、湯畑のすぐ目の前！　お店の目の前が足湯を囲む広場という立地を生かし、常時蒸したての温泉まんじゅうを提供しています。客足が途切れないからこそできること。草津随一の人気店です。

蒸したての温泉まんじゅうは、とろけるような皮とみずみずしさが特徴で、ほかにはない体験です！　湯の花の手すりで写真を撮って、すぐに食べてみましょう。

ちちやの温泉まんじゅう（白まんじゅう）は、こしあん+栗あんが売りですが、栗の風味は薄いです。また、皮は独自の食感とはいえ崩れやすく、お土産には向きません。また、甘さが強く、添加物も含まれるかも知れません。その代わり、蒸したては絶品で、ぜひ押さえたい温泉まんじゅうです。

本家ちちやでは、湯の花を思わせる白い温泉まんじゅうの方が人気。下は、白まんじゅうの評価です。

あん	皮	姿形	評	特徴
〇こしあん、やや甘さ強すぎ	◎繊細で独自	△皮が崩れやすい	Ａ（蒸したてなら）	栗あん入りだが、栗の味はかすか。蒸したてなら高評価。

草津温泉バスターミナルから、ちちや本店を経て、ちちや湯畑店に至るルートです。草津温泉バスターミナルを出たら、目の前の道ではなく、「バスターミナル前」交差点を経由し、中央通りに入るのがメインルートです。

白まんじゅうと茶まんじゅうの違いは？

温泉まんじゅうになくてはならない茶色と、草津の湯の花や雪を思わせる白は好対照です。ただ、皮が弱く、慎重に運んでも、個包装を開封する時に壊れやすいです。

なお、茶色の温泉まんじゅうは、伊香保温泉で、湯の色を模して、団子屋勝月堂が発明したというのが定説です（元祖温泉まんじゅうの写真）。

ちちやの温泉まんじゅうは、まんじゅうの皮が繊細で独特な食感。あんの甘さはやや強めで、標準クラス。栗あんは、見た目には面白いですが、栗の味をしっかり感じるところまではいきません。

草津を代表する店ですが、立地や創意工夫の点が大きいようです。草津の温泉まんじゅうは、粒あんがデフォルトですが、こしあん派も存在します。そのニーズに応えたのが、白い温泉まんじゅうです。

ヒント　ちちやのあんは、甘さが強め（やや不自然な甘さ？）。甘さを控えた温泉まんじゅうなら、富貴堂（こしあん）か、松むら（粒がはっきり感じられる粒あん）がおすすめです。

本家ちちやは、味が図抜けているわけではない

草津温泉の本家ちちやは、湯畑の目の前。クルマでの訪問に便利な、国道292号沿いにも出店し、お店はピカピカ。お店の維持費や、ラジオのＣＭ代、要所にある看板代を考えると、材料に予算をつぎ込むのは難しいのではないかと想像します。

また、湯畑店では人が集中するため、接客もワンパターンになってしまっています。人気店でも接客は、草津随一の松むらまんじゅう（１位で紹介）との差になっています。また、原材料を見ても、松むらの方が、手作りに近いです。

• 松むらの原材料　小麦粉、砂糖、小豆、鶏卵、カラメル、重曹
• ちちやの原材料　小豆餡、栗餡、砂糖、小麦粉、蜂蜜、砂糖結合水飴、澱粉、食用油脂、膨張剤、加工澱粉、増粘多糖類、乳化剤

夜の営業は大変便利

本家ちちやの湯畑店は、夜９時まで営業。湯畑のライトアップの見学者が多くいますし、仕事の都合で、夜に到着する旅行客もいるでしょう。夜の営業は、大変助かります。

まとめ

• △ 草津一上質な温泉まんじゅうを食べたい（→ １位・松むらへ ）
• △姿形の崩れにくい美しい温泉まんじゅうが良い（→２位・山びこへ）
• △ 甘さを抑えた温泉まんじゅうが良い（→富貴堂＝こしあんか、松むら＝粒あんへ）
• △ 草津に「とても詳しい人」へのお土産にしたい（→ １位・松むらへ ）
• 〇 できたてのみずみずしい温泉まんじゅうを、食べ歩きで試してみたい。
• 〇 草津だけの、湯の花のような白い温泉まんじゅうでインスタ映えを楽しみたい。
• 〇 草津に「ある程度詳しい人」へのお土産にしたい。

草津４位　末広総本舗｜草津一やる気のない？温泉まんじゅう屋もあんこ好きなら掘り出し物！ １個６０円です。

末広総本舗は、お店がひっそりしあまりやる気がないのが特徴（笑） お店の前の温泉まんじゅうを蒸す台も使われていません（取材は２月の木・金・土曜日）。

末広総本舗の温泉まんじゅうは、皮が薄いのが特徴。皮が薄いのに形が崩れたり皮が破れたりしないのは、モチっとした製法だから。それでいて普通の温泉まんじゅうらしさも十分で、意外性と定番性のバランスが良いです。また、皮が薄いため、あんこが前面に出てくるのが特徴です。

手作りの自然な風味で、これといった欠点はありませんが、皮のほわほわ感を求める人には合いません。あまりに地味なため、ほとんどのサイトが取り上げていませんが、あまり売る気がないのは、老夫婦が旅館と兼営しているからかと思います。

あん	皮	姿形	評	特徴
〇標的な粒あん	◎モチっとした薄皮	◯皮がつややか	Ａ	草津では珍しい、モチっとした薄皮。あんの存在感が大。

末広総本舗は、店頭に出している温泉まんじゅうもかなり少な目。

種類は、いさぎよく温泉まんじゅうのみ。値段は６０円で格安です！　温泉饅頭と漢字で横書きで書かれているのが特徴。

草津５位　亀屋まんじゅう　住民の日常用となる、皮がほわほわでぶ厚い温泉まんじゅう

草津温泉地区は、温泉街と住宅地がきっちりと分かれています。草津温泉バスターミナルを背に右斜めに向かうと温泉街ですが、左には役場やスーパーがあり、温泉の雰囲気が全くない住宅地です。亀屋まんじゅうは、住宅地にあります。

試食として、簡単なイートインが可能。隣に松むら、ちちやの支店があります。

皮が厚いため、姿形は安定し、お土産にも耐えます。職場などで、１個ずつシェアして持ち帰っても、崩れにくい強度があります。（個包装された写真）

亀屋まんじゅうの温泉まんじゅうは、とにかく皮が厚いのが特徴です。蒸しパンをイメージしても良いですが、素材や製法は本格的です。あんは甘さ控えめで、一層皮の存在感が引き立ちます。

あん	皮	姿形	評	特徴
〇甘さ控えめの粒あん	◎皮の厚さは草津一	◯崩れにくい	Ｂ	皮が分厚いのが特徴で印象に残る。ふだんのお菓子に良いかも。

亀屋まんじゅうは、その立地に最大の特徴があります。草津温泉バスターミナルからは徒歩５分ですが、湯畑とは正反対の方向。役場や学校などがある、住宅地のなかにあります。長野原草津口駅からの行きのバスは通らず、観光客が目にしない場所です。

そのため、立地は悪いがリピーターに支えられている名店と考えている人もいますが、至って普通の庶民的な温泉まんじゅうです。続いているのは、普段使いしやすい、オーソドックスな味で崩れにくいおまんじゅうで、地元民が車で訪ねやすいという点が大きいでしょう。

ただ、並びには、草津温泉２強といえる本家ちちや、松むら饅頭の支店があります。強豪の至近距離で生き残ってきたのは、皮が分厚い「皮派」に支えられているからかもしれません。

爆笑問題さんも食べた亀屋の温泉まんじゅう

草津温泉の亀屋は、『爆笑問題の日曜サンデー』のプロデューサーの実家です。お土産として、爆笑問題さんが食べたこともあります。なお、亀屋とちちやはライバルですが、いとこ関係です。

まとめ

• △全国の受賞暦のある温泉まんじゅうを知っている人。
• △ 皮とあんのバランスの取れた、王道の温泉まんじゅうを選びたい人。
• △温泉まんじゅうの主役は、あん。甘ければなお可という人。
• 〇 あんには余り興味がなく、皮が好きな人。パン好き、蒸しパン好き。
• ◯ 職場や学校へ、ベーシックな温泉まんじゅうのお土産を持ち帰りたい人（型崩れしない、手につかない）。
• 〇 クルマで草津に来た人（駐車場あり。道の駅からすぐ）

草津６位　田島屋｜インスタ映えする色は存在価値あり！ 粒あん、こしあんが選べる

草津温泉バスターミナルから、メインの中央通りで湯畑に行く途中にあります。店構えも良く、便利な場所の老舗ですが、中堅どころのイメージがあるお店です。

田島屋の温泉まんじゅうは、色鮮やかで５種類もあるのが特徴！　箱詰めしても、お店の中にある小さないろり端で食べても、インスタ映え必至です。

華やかな分、味は普通くらいです。

あん	皮	姿形	評	特徴
〇粒あん	〇標準	◎形は良くないが、色鮮やか	Ｂ	味は普通だが、色鮮やかで旅行を楽しくするメリットは大。

下は、基本の「粒あん」の評価ですが、こしあんもあります。田島屋の評価はＢとしましたが、温泉まんじゅうに驚くほど合う熊笹茶が頂ける、いろり端の小さなイートインスペースの評価込みです。インスタ映え・写真映えという要素を求めないのなら、合わないかも知れません。

田島屋の温泉まんじゅうは、集めてインスタ映え

田島屋の温泉まんじゅうは、粒あん、くるみみそあん、栗きんとん、よもぎみそあん、こしあんの５種類が、全て８０円（取材時）。写真は、基本の粒あんと、人気のくるみみそあんです。

田島屋の温泉まんじゅうは、ごく普通の、家庭的な製法の温泉まんじゅうです。あんも普通くらいです。くるみみそあん（右側）も、クルミの粒が入っていますが、オーソドックスで大人しい味です。

生地がやや大ざっぱな印象で、田島屋の温泉まんじゅうは、和菓子にうるさい人には向きません。

田島屋の温泉まんじゅうの真価発揮は、カラフルさが際だつ箱詰めです。お土産にしても楽しいですし、数人で旅館で食べるのも良いでしょう。

田島屋はイートインスペースが魅力的

田島屋にはイートインスペースがあり、食べて帰る場合は、熊笹茶がサービスされます。イートインできる温泉まんじゅう屋は、草津では少なく、お茶のサービスも珍しいです。熊笹茶は、温泉まんじゅうと驚くほどよく合います。

田島屋の温泉まんじゅうは、歴史と伝統に裏打ちされていますが、決してよそ行きの温泉まんじゅうではありません。子どもにも十分楽しめる味で、色鮮やかで食べ比べができる楽しさを提供してくれるお店です。

まとめ

• △ まんじゅうや和菓子にうるさく、本物志向が強い人。
• ◯ 彩りの華やかさ、面白さや、食べ比べを楽しめる人。
• ◯ 全種類そろえて、インスタ映え・写真映えを楽しみたい人。

草津７位　富貴堂｜甘さ控えめこしあんで、皮しっかり。崩れにくく味もベーシックで、お土産に最適。

富貴堂は、湯畑と西の河原を結ぶ通りにあり、人気店の松むら饅頭の隣！　それでも生き残ってきたのは、こしあんにこだわった差別化と、その実力です。

富貴堂の温泉まんじゅうは、あんも皮も素材自体は平凡ですが、しっかりと固い皮の食べ応えが特徴です。和菓子にうるさい人には向かないかも知れませんが、誰もが好きなベーシックに徹した味で、崩れにくいのでお土産にも向きます。

皮は空洞が多く、重曹でふくらませた大衆的なもの。しかし、皮全体に硬さがあり、独自の食感が富貴堂の特徴です。

あん	皮	姿形	評	特徴
〇こしあん	〇硬め	◎崩れない	Ｂ	素材平凡も、少数派で貴重なこしあん。固い皮ときれいな姿形が特徴。甘さ控えめが魅力。

富貴のすぐ近くに、人気が高い松むら饅頭（１位で紹介）があります。さらに先へ行くと、西の河原や大露天風呂です。

富貴堂は、草津温泉一の評判店・松むら饅頭の隣という、これ以上ない難しい立地です。

草津温泉の温泉まんじゅうは粒あんが基本とは言え、どのお店もあんは柔らかく、こしあんに近いです。しかし、強力なライバル松むら饅頭は、しっかりした粒あん。粒あんが苦手だったり、こしあんが好きな人は、 富貴堂を選ぶことになります。

• △ 全国の受賞暦のある温泉まんじゅうを知っている人。
• △ 和菓子にうるさい人。うるさい人には松むらが無難ですが、皮の食感や甘さを控えた感は、決して低レベルではなく、あえて選ぶ手はあります。
• ◯ 職場などで配る用途向き。箱から出した後も形が崩れにくく、あげた人が単品で持ち帰っても比較的安心。また、皮が手につかないため、ティッシュを配る必要がなく、ＰＣなどを汚しません。

草津８位　丸井堂｜試食ＯＫ　ふわふわの皮はお試し必須。持ち帰るなら電子レンジを。

湯畑から西の河原に行く道の、中間地点付近です。近くに押し売り作戦が草津の風物詩となっている長寿店があります。丸井堂は、ご主人と女性１名で回しますが、店員（勧誘員？）の多い長寿店に徹底対抗し、無料試食を行なっています。

丸井堂の温泉のまんじゅうは、姿形は普通。皮が柔らかめなので、完全な球のようにはならず、手作り感が出ます。

丸井堂の温泉まんじゅうの特徴は、厚皮の亀屋まんじゅうほどではありませんが、皮がやや厚めで適度にふくらませてあること。そのため、蒸したては、ふわっとした独自の食感となり驚きます！

持ち帰ると皮のふわりとした食感は薄れますが、電子レンジで５〜１０秒温めるとある程度再現できます。（電子レンジは１０秒以上の使用は避けてください）

あんは甘さ控えめですが、それなりの分量があり、皮とあんが半々というバランスです。総じて、人を選ばないベーシックな温泉まんじゅうとなります。

あん	皮	姿形	評	特徴
〇標準的な粒あん	◯厚め	◯崩れない	Ｂ	蒸したての柔らかさには驚くが、持ち帰るとやや平凡。電子レンジが使えるならお土産にも。

押し売り店？に対抗　のんびり構えて売るご主人

丸井堂の立地の大きな特徴は、押し売り店のニックネーム？もある。長寿店が近いこと。湯畑から西の河原に向かうと、長寿店の先が丸井堂です。

長寿店のように「ぜひ買ってください」ということはありませんし、お客のペースを尊重します。会話があるとしても、世間話くらいで、温泉まんじゅうのＰＲはほんの少しです。

面白いのは長寿店に徹底対抗し、価格表示も定価→売価の値引き表示がされていることです。

丸井堂の温泉のまんじゅうは、蒸したての柔らかさが特徴

丸井堂の温泉のまんじゅうは、店頭でのできたての試食がおすすめ。皮が少し厚めでふわふわと柔らかいのが特徴です。

丸井堂の温泉のまんじゅうの箱入りです。シンプルな包装紙は、お店の名前を前面に出さない控えめのもの。丸井堂らしさが出ています。個包装もシンプルです（写真）。

• 〇 試食してから買いたいが、押し売りが苦手な人。
• 〇 皮が厚めであんこも多い、バランス半々の温泉まんじゅうが良い人。
• △ 蒸したての試食はおいしいですが、持ち帰ると平均的。期待し過ぎないようにします。
• △ 薄皮が良い人（→末広総本舗）、皮もっと厚めが良い人（→亀屋）。

草津９位　長寿店｜押し売り力でおなじみの草津の風物詩

湯畑から西の河原へ向かうちょうど中間地点付近にあります。長寿店の特徴は、道幅が狭くなることを生かした押し売り作戦（笑） もはや草津の風物詩です。

このようにトレーに乗せて、押し売りされます（笑）　ただし、これは無料試食です。

長寿店は、勧誘員さんの数が多く質が落ちるのかと思いきや、ザ・王道とも言える温泉まんじゅうです。ただし、持ち帰ると、試食の温かい温泉まんじゅうと味はかなり変わりますので、試食や食べ歩きと持ち帰りは分けて考えてください。

あん	皮	姿形	評	特徴
〇標準の粒あん	◯２層に分かれる王道	△皮がはがれやすい	Ｂ	押し売り商法？が賛否も王道の標準的な温泉まんじゅう。

10位【番外編】ごま福堂の黒ごまかりんとうは、悪くないが休憩代か？

ごま福堂は、湯畑から西の河原に行く途中、富貴堂や人気店の松むらのあとにあるお店。ちょうど温泉まんじゅうに食べ飽きるようなタイミングで、お店が現れます。

ごま福堂の黒ごまかりんとうは、黒ごまをしっかり感じるあんですが、やや甘過ぎるかも知れません。この辺は、好みにもよります。（中身の写真）

あん	皮	姿形	評	特徴
◯黒ゴマあん	〇	〇	Ｃ	変化球としては悪くないがサイズが小さく、座って食べられるのがメリット。あんは悪くないが甘さ強め。

休憩ならごま福堂か、向かいの極楽館カフェ

草津・ごま福堂は、湯畑から西の河原に向かう途中にあります。

• 湯畑（２分）温泉まんじゅう松むら（１分）ごま福堂（１分）長寿店（６分）西の河原

湯畑周辺で温泉まんじゅうを食べたあと、草津温泉一の品質を誇る「松むら」、お隣のこしあんが特徴の「富貴堂」のあとの立地。ちょっと変わったおまんじゅうが食べたい、イートインで一休みしたいと思ったころに現れる好立地です。

スタッフがうすでゴマを突いているのは、観光地特有の資本主義のかおり？ 調べてみると、ごま福堂は京都発祥のチェーン店で、草津では、手作りお箸工房・遊膳も同グループです。

ごま福堂では、ソフトクリームの人気が高いようです。訪問時に注文している人が多くいました。うすで突いたごまを振りかけてくれます。

温泉まんじゅう11位　ホテル一井｜草津湯の花まんじゅうは、普及品の品質。泊まった人向け。

草津温泉バスターミナルそばの便利な場所です。ホテル一井の経営と勘違いしやすいですが、湯の花まんじゅうは昔からあり、ホテル一井の若社長が、客室に出す温泉まんじゅうの納入先に指定したものです。

ホテル一井　草津湯の花まんじゅうの温泉まんじゅうは、やや材料が良くない気がします。皮は空洞が多く、蒸しパンのようとまでは言いませんが、ごく普通の品質（特に柔らかいわけでもない）。

ホテル一井は、湯畑のそばにある草津温泉を代表するホテルですので、宿泊した方は良いお土産になるかも知れません。

あん	皮	姿形	評	特徴
〇こしあん	△パサっとし平凡	△	Ｃ	こしあんが特徴も、場所が良く材料費がかけられないのかも。

湯もみちゃん焼きは、面白い要素あり

草津湯の花まんじゅうの温泉まんじゅうは、おすすめ度はあまり高くありませんでしたが、湯もみちゃん焼きはユニークです。まず種類が豊富で、季節ごとにラインナップは変わります。

左は大人向けの酒かすしょうが、右は子どもも食べられるブルーベリーです。湯もみちゃん焼きは、値段（１００～１２０円）の割には大きさは小さ目。

左が酒かすしょうが、右はブルーベリー。ブルーベリーは、香料の味でしたが酒かすしょうがは、ユニークな味でした。湯もみちゃん焼きは、数多くの種類を全て手作りしています。

• △ 草津温泉の標準的な温泉まんじゅうを知っている人。
• △ 温泉まんじゅうの素材や見た目にこだわりがある人。
• ○ ホテル一井に宿泊し、出された温泉まんじゅうが気に入った人。
• ○ 湯もみちゃん焼きの様々な味を楽しみたい人。

閉店　さいふ屋 草津温泉まんじゅうの元祖店は、惜しまれつつ閉店　

草津温泉　温泉まんじゅうおすすめランキング最後には、さいふ屋をご紹介します。

松むら饅頭の向かいにあった、草津の温泉まんじゅうの元祖店ですが、裏の崖の安全の関係で取り壊しとなり閉店。観光協会によると、今のところ再開の予定はないそうです。なお、かつてあった支店も閉店しています。本店で製造していた関係かと思われます。

温泉まんじゅうの元祖は伊香保ですが、草津温泉の温泉まんじゅうの元祖は、満充軒さいふ屋。しかし、２０１７年頃から満充軒さいふ屋は閉店中です。

筆者：旅行年１００日。草津はもちろん、各地の温泉まんじゅうをよく知っています。

関連：草津温泉バスターミナルや湯畑に近い、穴場のランチ店がとり彦

関連記事

• 【全試食】草津温泉　温泉まんじゅうおすすめランキング
• 松むら饅頭の口コミ・評判〜２大草津温泉まんじゅうで全国有数の品質〜
• 本家ちちやの口コミ・評判～草津二大店で栗入り。できたてはおすすめ〜
• 長寿店の口コミ・評判〜押し売り力が草津一の温泉まんじゅう〜

草津の温泉まんじゅうの元祖、満充軒さいふ屋は閉店中

草津の温泉まんじゅうの元祖、満充軒さいふ屋は、人気店松むらの向かいにありました。湯畑から徒歩数分、西の河原に向かう途中です。

しかし、写真で分かるように現在は更地になっています。満充軒さいふ屋は、２０１７年頃に閉店しています。なお、国道２９２号線沿いにあった支店も閉店しています（本店でまんじゅうを製造していたからと考えられます）。

写真に写っているがけの安全の関係で、さいふ屋だけでなく、並びの家屋も全て取り壊されています。

さいふ屋のご主人は、特別なご高齢ではなく、お店も繁盛していたのですが、今のところ別の場所でお店を開く予定はないと、地元の方に話されています。

さいふ屋のかつての様子です。多くの人が訪ねています。温泉まんじゅうの上に空いた穴は、さいふ屋独自の工程によるようです。