身延山久遠寺周辺の駐車場を、現地調査しました。観光協会が非公開としている、穴場の駐車場も掲載しています。おすすめの宿坊も紹介。
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身延山久遠寺 2023年お花見の基本情報
交通規制
身延山久遠寺は、身延駅からバスで12分の場所にあります。ふもとに「総門」があり、そこから先は道が狭いため、3月21日~3月29日は、交通規制が行われます。
- 午前9時00分~午後16時00分まで、総門から先は通行止め。
マイカー(乗用車)での行き方《3月21日~3月29日、午前9時00分~午後16時00分》
- 身延町総合文化会館・特設駐車場(午前9時前〜)に駐車し、シャトルバス(往復400円)に乗り換え。
マイカーで、直接訪ねたい場合。
もっとも営業時間が長い駐車場は、せいしん駐車場です。営業時間は、以前は24時間でしたが、近年は、営業時間を短縮しています。ただし、変更の可能性があります。交通規制の時間外に訪ねて、駐車スペースを確保します。
身延山久遠寺 2023年お花見の駐車場のまとめ
身延山久遠寺は、石段が有名でその入口が「三門」です。また、「総門」は三門からかなり下った場所にあり、参詣は上り坂を歩いて20分かかります。
不確定要素が多いため、ピークをずらし、まずは総門(地図)に行き、警備員の指示を受けてみてください。
情報が異なっていた場合、お手数でもコメント欄でお知らせ頂けると、ほかの方が助かりますので、ぜひご協力ください。
2023年3月21日~3月29日
朝9時まで | 9~16時 | 16時以降 | 説明 | |
交通規制 | なし | 総門から先は通行止め ※バス、タクシー、11人乗り以上、身障者手帳などは対象外。 | なし | |
仲町町営駐車場 | ×未営業 | ▲満車確実 | ▲満車の可能性が高い | ・30台。 ・朝9時~17時。 ・三門、石段に近い人気の駐車場。 |
せいしん駐車場 | △早い段階に満車確実 | ▲満車確実 | ▲満車の可能性が高い | ・130台。 ・営業時間不詳 ・久遠寺本堂にエレベーターで登れる人気の駐車場。 |
総門町営有料駐車場 | ×未営業 | ▲満車確実 | △満車の可能性あり | ・30台 ・朝9時~17時 ・久遠寺まで上り坂徒歩20分 |
身延町総合文化会館・特設駐車場 (富士川臨時駐車場) | ○ | ○ | ×シャトルバスに合わせ閉門 | ・150台以上 ・地図 |
身延山聖園駐車場 | ? | 開放の情報は総門警備員が案内 | ? | 臨時。 |
南の苑駐車場 | ? | 開放の情報は総門警備員が案内 | ? | 臨時。久遠寺の行事の際に開放。 |
甘露門無料駐車場 | △原則として職員・身障者 | ▲原則として職員・身障者。昼間は埋まっていることが多い。 | ▲原則として職員・身障者 | ほとんど知られない穴場の駐車場。初詣とお花見は、職員、身障者のみとなる可能性。 |
身延山久遠寺 公式の駐車場リスト|石段を上がるなら「仲町町営」、斜行式エレベーターで上がるなら「せいしん駐車場」がおすすめ
2023年のお花見は、3月21日~3月29日に総門(久遠寺三門のかなり下)から先の交通規制が実施されます。そのため、朝9時以降は、人気の仲町町営駐車場(名物の石段を上がれる)、せいしん駐車場(斜行式エレベーターで久遠寺に行ける)へ向かうことはできません。
身延山には、代表的な駐車場が2つあります。1つは、仲町町営駐車場で、三門の先の287段の石段で登りたい人向けです。2つ目は、身延山関連会社のせいしん駐車場で、本堂まで斜行式エレベーターで登れますので、シニアや体が不自由な方にもおすすめです。
身延山久遠寺の、代表的な駐車場の1つは、参道商店街にある仲町町営有料駐車場(30台、朝9時~17時)です。有名な三門や287段の石段まで徒歩4分です。3時間940円(料金表写真)。
紅葉時でも、平日は余裕がありました(写真は2020年11月12日の正午ごろ)。土日祝日も、満車になることは少ないそうです。ただし、お花見、初詣のさいは、朝の時点での満車が予想されます。
身延山久遠寺のもう1つの代表的な駐車場は、株式会社せいしんの身延山有料駐車場(130台、営業時間の変動が多い)です。3時間700円。
せいしん駐車場は、身延山久遠寺の裏手に位置し、三門からは遠いのですが、斜行エレベーターがあり、一瞬で本堂や五重の塔に登れます。お年寄りや体の不自由な方向け。
クルマをせいしん駐車場に置き、斜行エレベーターで本堂や五重の塔を見学し、287段の石段を上から見たあと、斜行エレベーターで駐車場に戻ります。
※三門を見たい場合は、歩いて往復します。健康な人で、車道経由で行きは15分程度(ゆるやかな下り坂)。帰りは石段を上るか、石段をS字型にう回する道=急な上り坂を利用します。
ピーク時のみ使用される駐車場
- 身延町総合文化会館・特設駐車場(富士川臨時駐車場) 臨時。お花見シーズン、初詣のシャトルバス運行時に開放。
※3月21日~3月29日に営業。シャトルバス運行時間帯のみと予想されます。 - 総門町営有料駐車場(30台) 常時営業(9:00~17:00)だが、久遠寺まで遠く、観光客にはあまり利用されない。
- 身延山聖園駐車場(100台) 臨時。
- 南の苑駐車場(70台) 臨時。久遠寺の行事の際に開放。
身延山の初詣シャトルバスを撮りに行きました
— つんまっ@たまにバス (@ILOVE115kei) January 2, 2022
後で沢山写真載せます pic.twitter.com/la4yxlQNYE
富士川臨時駐車場(身延総合文化会館向かい)は、身延山までシャトルバスで移動する、初詣・お花見シーズン専用の臨時駐車場です。
南の苑駐車場(70台)は、どちらかというと三門に近い駐車場で、身延山御会式、身延山開闢会御入山行列前夜祭など、大きな行事の際に開放されています。経営は、株式会社せいしんです。(地図)
写真の総門町営有料駐車場(30台)は、三門まで上り坂を徒歩20分(帰りは下り)かかります。住宅地を歩きますが、歩道はなく、クルマの通行が多いです。三門に到着後、石段を上がるため、さらに15分程度かかります。通年営業しています。
身延山聖園駐車場(100台)は身延山の裏口にあたる甘露門まで下り坂を徒歩20分(帰りは上り)かかる臨時駐車場です。山の中の舗装された道を20分歩きます。車は少な目。久遠寺本殿と同じ高さの甘露門に出ますので、石段を登る必要がなくなります。
ヒント 身延山聖園駐車場に止める場合、同乗者を甘露門への分岐付近(急カーブとなっています、写真)で降ろすと、同乗者はかなり楽です。
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身延山久遠寺 非公開の穴場駐車場が3つある
サイト等で公開されていない駐車場は、①甘露門の前、②三門前の駐在所の横、③駐在所と仲町有料駐車場の中間地点です。いずれも無料。
甘露門無料駐車場
甘露門は、身延山久遠寺の本堂とほぼ同じ高さにある、便利な裏門です。石段や斜行エレベーターなしで、本堂にたどり着けます。なお、わずかですが、坂道があります(写真左すみ)。健康な人なら、1分で登れます。三門へは、女坂を5分下れば着きます。
甘露門無料駐車場は、職員や身延山への外来者向けに主に使われていますが、参拝客の利用が禁止されているわけではないようです。久遠寺の職員が使用するため、平日9時前に埋まりやすくなりますが、数台空いていることもあります。
(初詣、お花見では身障者専用となる可能性があります)
クルマで身延に来て宿坊やホテルに宿泊し、朝のお勤めに参加する場合、非常に便利な駐車場です。朝のお勤めは、通常5時半(冬季は6時)からです。この時間に石段や男坂、女坂を登るのは大変だと思います。
また、甘露門駐車場手前の道にも数台駐車可能で、ここは平日は空いていることもあります。すぐそばに、身延山大学があるので、外来者も利用するようです。
甘露門駐車場へ行くには、三門の手前を右に曲がり、日朝通りと呼ばれる林間の通りを進みます。すると「直進:身延山、右:国道52号」の標識があり、直進します。
直進とは、赤のシマシマが路面に描かれた道路(写真)に入ってゆくことです。ここを入ってゆくと、甘露門無料駐車場に着きます。赤のシマシマの道は、身延山の私道のためカーナビ等では設定できません。
三門無料駐車場
三門無料駐車場は、非公開の穴場駐車場。三門の目の前、交番の横。4台しか停まらないので、早朝訪問時に。(クルマが停まっているときの写真)
駐在所と仲町有料駐車場の中間地点の無料駐車場
駐在所と仲町有料駐車場の中間地点の無料駐車場は、新しくできたものです。身延山の入口にあたる総門から上がってくると、仲町町営駐車場のすぐ先にあります。無料。
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😎身延山周辺の観光地| 甲斐黄金村・湯之奥金山博物館
下部温泉は、見どころは特別にはありませんが、古い温泉街と懐かしさがある風景が残っています。下部温泉の奥には、かつて金山がありました。
金山の歴史を見ることができるのが、下部温泉駅前の甲斐黄金村・湯之奥金山博物館。駅から橋を渡って徒歩数分。到着時か、帰りぎわに立ち寄ることができます。
甲斐黄金村・湯之奥金山博物館は、1月2日から営業。砂金入りの砂の、干支根付、天然石が入った福缶を50個限定(2022円)で販売します。
内部のデザインが良い建物で、想像より作り込んだ大きなジオラマがあります。
金山には炭鉱夫(女性も含む)の村がありました。武田信玄の配下にありましたが、経済力から独自の文化が築かれていた場所です。
金を含む鉱石や金山で使われていた道具も展示されています。金山の観光施設といえば、佐渡金山や伊豆の土肥金山が知られます。土肥金山が炭鉱の内部の見学ができるもののやや陳腐な観光施設であるのに対し、甲斐黄金村・湯之奥金山博物館は、説明や展示が丁寧で、博物館としてハイレベルです。
地図では、下部温泉は駅のそばになります。金山は、下部温泉の奥の山深い場所にありました。
純金も展示。
周囲は川沿いの公園となっており、足湯があるほか、季節の花が見られます。
身延山周辺 おすすめの宿3選
身延山 覚林坊
覚林坊は、徒歩で身延山久遠寺に行ける、宿坊の1つです。豆腐の精進料理と大きめのお風呂が特徴で、観光向けです。
夕食は、広間でしたが、隣のテーブルとはかなり距離があり、安心です。ただし、人気の宿坊ですので、混雑期は少し気になるかも知れません。
料理が売りの宿坊で、旅館並みの凝ったものが出てきます。
このほか、デザートにソフトクリームが出てきました。(写真)
ひとり旅のため、小さめの部屋でした。部屋にこだわる場合は、山本坊の方がよいでしょう。宿坊は、どこもふすまで仕切られ、カギはかかりませんので、貴重品は自己管理します。
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身延山 山本坊
山本坊は、徒歩で身延山久遠寺に行ける、宿坊の1つです。家庭料理の宿ですが、清潔で1つ1つしっかりした対応で、観光利用でも信頼できる宿坊です。
ひとり旅でしたが、2間続きの部屋をあててくれました。宿坊は、どこもこのようにふすまで仕切られ、カギはかかりませんので、貴重品は自己管理します。
夕食は手作りの家庭料理ですが、かき(牡蠣)もあり、少しだけごちそうの雰囲気もあります。
お風呂は大型の家庭用ですが、早朝、混まないうちに桜を見物できるメリットは大きいです。
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下部温泉 大黒屋
下部温泉は、身延山から3駅のひなびた温泉地です。閉めた旅館も多いなか、大黒屋は中規模の良い旅館です。
夕食は適量ですが、手作りばかり。大旅館では真っ先に手抜きとなる、そばもしっかりしたものでした。
大浴場は2つあり、男女入れ替え制。夜10時~11時は貸し切りも可能です(楽天トラベル等で申し込み後、電話で事前予約可)。
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甲府~身延山周辺 ランチ1選
甲府から身延へ移動される方で、ランチを探している方におすすめ店があります。
身延駅前の「ゆたか屋」のあけぼの大豆の味噌かつ丼(1320円)もおすすめですが、お花見、紅葉、初詣シーズンは混雑必至。途中で済ませるのも、かしこい選択です。
おすすめは、増穂ICや鰍沢口駅から近い、しん坊(地図)は、地元で大人気のとんかつ屋。観光客は、ほとんど立ち寄りません。駅からは、徒歩6~7分。
店内は、座席配置にゆとりがあり、安心です。消毒や、自動の体温測定のほか、湿度計付きの加湿器もあり、感染対策はかなり熱心です。
刺身もありますが冷凍もので、おすすめは、とんかつ。衣がサクサクでおどろきます。
低温調理でジューシー。東京でもなかなかお目にかからないレベルです。なお、食事中の会話はお控えください。観光客向けのお店ではありません。
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