【全県が穴場】群馬県1泊2日 モデルコース15選!(電車や日帰りも対応)

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全県が穴場、首都圏からの安くいけるのに地味な印象から温泉や自然を独占できるのが群馬県。県全域で、静かで充実した旅行が楽しめます。

詳細掲載済み 万座温泉、四万・沢渡温泉、草津、伊香保、宝川温泉、猿ヶ京温泉、沼田、高崎、もぐら駅・谷川岳。(順次詳細を充実させています)

群馬県とは?

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群馬県は、三方を山に囲まれた地形。南東で関東平野につながります。南北に流れる利根川に沿って、上越新幹線・上越線が走ります。東西には、吾妻川が流れ、草津温泉や四万温泉へのルートが開けています。

群馬県が分かりづらい理由が、交通の多様性です。上越新幹線の群馬県の中心駅は上毛高原駅ですが上越線とは接続しておらず、関越自動車道の渋川・伊香保ICの利用者との分散が見られます。まずは、「上毛高原駅」「渋川駅」「渋川伊香保IC」を観光の拠点と把握しましょう。

吾妻川に沿う吾妻線は、線名よりも、上野発の「特急草津・四万」の方が有名。四万温泉は中之条駅、草津温泉は長野原・草津口駅と分かれるのも、少し難しい点です。なお、伊香保温泉最寄りは、上越線の渋川駅です。

群馬県は、中央アルプスも富士山も見えない、周囲を山に囲まれた場所。海もありません。そのため景色は地味ですが、3分の2が森林地帯の県だけあり、自然環境は絶好。群馬県は、山県でも海県でもなく「森県」。国内、海外からとも、その魅力の割に観光客は少な目で、ゆったりと過ごせます。

温泉エリアの7観光地

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群馬県の温泉は、上越線沿い、吾妻線(特急草津・四万)沿いの2エリアに大別できます。支線にあたる吾妻線エリアの方が人気は高めです。

吾妻線(特急草津・四万)沿いは、長野原草津口駅から向かう、草津温泉が中心。手前の中之条駅から向かう四万温泉は中小旅館しかない雰囲気で人気を上げています。草津も四万温泉も、個人客向けに手の込んだ町づくりが決め手です。

上越線沿いは、かつては水上温泉が代表格でしたが、団体旅行ブームに対応した宿が多く、今回は掲載を見送っています。現在なら、やや団体旅行時代の古さを感じるものの伊香保温泉が一応の代表格でしょうか。また、穴場なら、湖畔の猿ヶ京温泉、駅から歩ける上牧かみもく温泉などがあります。

混雑に注意が必要なのは、草津、宝川温泉です。草津温泉は、土日祝日を外し、平日や冬場がおすすめ。また、宝川温泉は、一軒宿ですが訪ねる人が多く、やはり平日や冬場がおすすめです。

1万座温泉標高1800m。旅館街のそばに温泉が湧く場所があり、土色の谷を温泉の小川が流れているほかにない自然景観が魅力。スキーシーズン以外は、穴場としてかなり狙い目です。温泉街やコンビニはなく、旅館内で過ごしたり、湯畑(草津と異なりダイナミックな自然の湯畑)を見に行きます。おすすめです。
2四万温泉・沢渡さわたり温泉吾妻線の中之条駅から、バスで向かうのが、四万温泉と沢渡温泉。四万温泉は、大旅館がない知名度の割に静かな温泉地です。川沿いに縦に長く、すみの方を選べば特に静かです。沢渡温泉は、山あいの村の雰囲気ですが、温泉まんじゅう屋・公共浴場はあり。とても静かで、泉質は抜群です。
草津温泉日本を代表する温泉地。湯畑を中心とした温泉街には、一般住宅がほとんどなく、個々の宿や飲食店が工夫を重ねたテーマパーク感があります。近くの草津白根山から来る豊富で濃い温泉も魅力。すきのない温泉地で、穴場好きでも、ここは訪ねるべきと言えます。
4伊香保温泉群馬の観光拠点「渋川駅」または高崎駅からバスが出ています。クルマなら観光の拠点ICと言える「渋川・伊香保IC」から20分。景色の良い石段商店街や、黄金の湯と白銀の湯の2色の温泉が魅力です。やや古い商売スタイルを感じ、人気もソコソコという感じですが、アクセスの良さが魅力です。
5上牧かみもく温泉上越線の上牧駅から徒歩圏の、川沿いの小さな温泉地です。駅ではほとんど誰も降りませんし、川と緑しかない場所ですが、ひとり旅にもおすすめの隠れ家的温泉地です。
6宝川温泉かつては川沿いに大露天風呂がある秘境温泉でしたが、徐々にそのたぐいまれな魅力は多くの人の知るところとなり、海外の人も多く訪ねます。平日や冬場を狙ってみてください。一生に一度は訪ねたい温泉地です。
7猿ヶ京温泉上毛高原駅からバスで行く、意外に便利な温泉地です。人造湖の周りに旅館が立ちます。温泉街はなく、旅館滞在が長いため、宿選びがポイント。新潟県の紅葉名所「ドラゴンドラ」にも近く、前泊地としてもおすすめです。

まちエリアの3観光地

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テレビ番組でおなじみの高崎のパスタ。群馬県には、川の下流に平地があり町が広がります。訪ねてみたいのは、高崎のほか、河岸段丘が見事な沼田、富岡製糸場です。

なお、上の赤で囲んだエリアには、赤城山、榛名山があり、伊香保温泉は榛名山のすそ野の温泉地です。

1沼田の段丘フランスの教科書にも掲載された、ダイナミックな河岸段丘の地形が楽しめる超穴場です。駅は川の高さにあり、急坂を登ると、天空に街並みが展開。段丘を望めるお寺(超穴場)やとんかつ屋さんがあり、知る人ぞ知る景勝地です。
2高崎純粋な都会ですが、空気がきれいで、水がおいしいのか食べ物の味も異なります。パスタが有名で店舗数は約150。観光なら、どこかで写真を見たことがあるはずの、白衣大観音、だるまが山積みされた少林山達磨寺がおすすめです。
3 富岡製糸場高崎駅で上信電鉄に乗り換え、上州富岡駅から徒歩圏。富岡製糸場だけでなく、昭和風の町歩きも楽しめ、おっきりこみや上州ソースかつ丼、みそプリンなど、群馬らしい飲食店が目白押しです。

やまエリアの5観光地

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群馬県には、山の自然を身近に感じられながら、温泉地でないためすいている観光地も数多くあります。上越線沿いと、吾妻線沿いに分類ができます。

赤城山は、沼や湿原が楽しめる場所。尾瀬は、湿原が広がりハイキングがメイン。土合駅は日本一のもぐら駅(トンネル駅)として知られ、谷川岳ロープウェイまで徒歩圏です。

吾妻線沿いのやんばダムは、川原湯温泉駅から徒歩圏。日帰り客も多いため温泉以外に分類しましたが、名前の通り、穴場の温泉地です。噴火で埋まった日本のポンペイ・鎌原村は、吾妻線の万座・鹿沢口駅からバスで向かう超穴場。浅間山の噴火の名残り、鬼押し出し園とセットで訪ねたい場所です。

1赤城山前橋駅からバスで向かう場所。大洞赤城神社、大沼、覚満淵かくまんぶち(湿原)が主な見どころです。日帰り客も多いのですが、中腹に穴場の赤城温泉があります。赤城温泉は、宿の当たりはずれがあり、宿泊費も相場よりやや高いように感じます。
2 尾瀬上毛高原駅か沼田駅よりアクセスします。バスで2時間前後かかるため、宿泊がおすすめ。「鳩待峠バス停」から出発するいくつかのハイキングコースが初心者向き。登山コースは、準備が必要です。なお、穴場の老神温泉がアクセスの途中にありますが、バスは乗り換えが必要です。
3 もぐら駅・谷川岳日本一のもぐら駅でおなじみの土合駅は、「国境のトンネルを超えるとそこは雪国だった」の舞台とされるトンネルの少し手前。群馬・新潟の県境にそびえる谷川岳ロープウェイも徒歩圏です。
4 やんばダム八ッ場(やんば)ダムは、建設の賛否で有名になった場所ですが、現在は完成し新しい景色が見られます。ダムとしては珍しく駅からすぐ。川原湯温泉駅の名の通り、ダム建設で移転した温泉地があり、駅、ダム、吾妻渓谷と歩くことができます。
5ポンペイ・鬼押し出し園噴火で町全体が埋もれたイタリアの古代都市・ポンペイ。日本のポンペイ・鎌原村は、吾妻線の万座・鹿沢口駅からバスまたはタクシーですぐ。かなりの穴場ですが、売店や資料館があります。噴火の溶岩が広がる鬼押し出し園もおすすめです。

群馬の昔からの定番観光地は?

JTB・日本の観光地温泉300に選ばれた、群馬県の名所は以下の7か所です。矢印は、人気の動きを示します。

  • 草津温泉↑ 地元一丸、品の良い中身重視の観光地づくりで人気は健在。
  • 伊香保温泉↓ 団体、グループのイメージがつき、接客も古い部分がありやや苦戦中。
  • 四万温泉↑ 草津同様、地元が中身の濃い、個人客向けの観光地づくりを進めている。
  • 水上温泉↓ 団体向けの大味なイメージは伊香保以上で、立て直しが図られている。
  • 谷川岳↓ 競合観光地が増え、人気はやや低下。星野リゾートが入り今後注目される。
  • 草津白根山↓ 入山規制が続き、ロープウェイも廃業。
  • 赤城山→ 地元客の支持が高い観光地。

温泉エリア1 万座温泉

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名前を知らないか、スキー場だと思っている方が大半の万座温泉。しかし、硫黄の煙が吹き上がる火山性の温泉は、ぜひ1度訪ねたい穴場の温泉です。草津や伊香保の辺りには住んでいる人もいますが、万座は観光業しかない、正真正銘の山の上です。

万座温泉へのアクセスは、電車なら長野原草津口駅のさらに先の、万座・鹿沢口駅から路線バスで約40分。上野から、特急草津・四万を使って約3時間半の道のりです。

軽井沢経由のルートもあり、こちらは約3時間。池袋、新宿、渋谷などから、軽井沢への高速バスも出ています。

バス停でサプライズ

万座バスターミナルに到着すると、周囲にはお手洗いしかなく驚きます。温泉全体にもコンビニエンスストア、飲食店などはなく、ホテル内で完結する仕組みです。

その代わりに、バスターミナルのすぐそばに、温泉の煙が噴き出す斜面が迫り、独自の雰囲気が楽しめます。バスの到着時間にあわせ、各ホテルの送迎バスが到着しています。原則として特に予約は必要ありません。

万座温泉には、温泉や火山性のガスが出る、噴出口(通称湯畑)が無数にあります。

湯畑と言っても、草津温泉のように見栄えを整えられたものではなく、まさに野生の湯畑。ほかの温泉では、なかなか見ることができない景色です。

ホテルは点在

万座温泉には、温泉街のようなものはなく、ホテルが互いに離れて点在しています。そのなかの1つが、万座プリンスホテル(社員)。スキー用のプリンスで、やや建物が古く、部屋も高級タイプのプリンスよりは狭いですが、調度品はよく手入れしてあり、高級感もあります。

万座プリンスホテルの売りが、谷筋の景色が開けた露天風呂。硫黄性で泉質も良いです。なお、露天風呂は混浴で、男性も湯あみ着用が必要ですが、更衣室が離れているため、おおむね左右に分かれます。

万座プリンスの姉妹ホテルが、万座高原ホテル。万座バスターミナルに近い場所にあり景色は開けていませんが、その分庭園露天風呂が作り込んであります(混浴)。万座プリンス、万座高原ホテルのいずれかに宿泊すれば、双方の大浴場や露天風呂が利用できます。

プリンス系以外で知名度があるのが、温泉地の奥の方にある、万座亭と日進舘。互いに向かい合う立地で、眺望はあまり効きませんが、湯畑には近いです。

万座亭はSNSで話題になったほど料理の量が充実。日進舘は、湯畑を望む手作り風の露天風呂が売りで、テレビ取材を受けたこともあります。

万座温泉では、野生の湯畑のほか、写真は氷結していますが牛池も見どころです。このほか、バスターミナルそばの空吹(温泉の煙が上がる場所)、徒歩40分の展望台(万座温泉を一望)も見どころです。

全体に見どころは地味で、ホテルや旅館に滞在し、余力があれば近所の立ち寄り湯を楽しむのがおすすめです。コンビニや飲食店がないため、夕食のないプランの場合は、駅弁などを持参すると楽しめます。

温泉エリア2 四万温泉・沢渡温泉

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群馬の温泉のなかでは、規模が小さく地味な存在の四万しま温泉。しかし、ジブリのモデルかも?と話題になり、もともとあった温泉街の個人客重視のこだわりが開花してきました。

四万温泉、沢渡さわたり温泉は、吾妻川沿いに走る吾妻線の中之条駅からバス。特急草津・四万では、多くの人が長野原草津口駅に向かうなか、中之条駅で降りるのはやや少数派。駅前には、四万温泉行きの大型バス、沢渡温泉行きの小型バス(日によってはワゴン車)が控えます。

※クルマでは、渋川・伊香保ICから約1時間です。

四万温泉は、小川沿いにかなり縦長に伸びる山の温泉。大旅館が1つもないことが特徴の静かな温泉地ですが、個人客重視の気の効いた町づくりで、ついに特急の名前(特急草津・四万、以前は特急草津)にもなりました。

沢渡温泉は、同じ中之条駅からバスが出ますが、平日はワゴン車がバス替わりのこともある超穴場。途中で四万温泉方面の道と分かれ、山なかの温泉地へ。コンビニはありませんが、飲食店、みやげ物屋、公衆浴場、温泉まんじゅう店、神社、河原があり、特に冬場の平日などは、ほとんど人と会いませんが、ひと通りの行き先が揃います。塩化物系の泉質は湯冷めのしづらく、県のリハビリ病院ができたほどです。

四万温泉は5つのエリアの縦長温泉地
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四万しま温泉は山あいの四万川に沿った細長い温泉地。中心部(新湯地区)には温泉街がありますが比較的静かで、縦長の両すみに行くほどさらに静かになります。

大型旅館は写真奥に映る1軒(四万グランドホテル)のみ。これが四万温泉の最大の特徴です。昔ながらの温泉旅館から、現代風の和風の宿まで、中小の旅館が点在しています。

四万温泉は5つのエリアから成ります。四万温泉の入り口は静かな温泉口地区。昔ながらの湯治温泉場の雰囲気がある山口地区、中心の新湯地区と続きます。

中之条駅から新湯地区までは、路線バスの定期便があります。ジブリのモデルともされる積善館は新湯地区です。ゆずりは地区から奥四万湖までは、秋などに臨時バスが運行されます(時期は年によって異なる)。そのため、春夏冬にゆずりは地区より奥の旅館を利用するには、送迎の確認が必要です。

特に静けさがある温泉口地区とゆずりは地区
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四万しま温泉の玄関口が、温泉口地区。道も細くなり、商店もなく、静かな環境が特徴です。

柏屋旅館は、アド街ック天国の四万温泉編でも紹介されなかった、穴場の名旅館です。

アンティーク調の内装が特徴。

部屋からは、道を隔てますが、四万川を望みます。

3つある貸切露天は、空いていれば使い放題。早めのチェックインがおすすめです。

食事は、分量は少し少なめで、甘口に寄せた女性を意識したもの。もちろん男性でも量を求める方以外なら楽しめます。

朝食は、和洋選べますが、洋食が圧倒的な人気。パンがおいしいためです。

四万温泉の中心 新湯地区にはジブリの舞台と言われる旅館
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四万しま温泉の中心が新湯あらゆ地区。温泉街は落ち着きがあり、観光地によくある大資本のワンパターンなお店がないのが特徴です。

クルマなら、商店街の奥、橋を渡る手前にある駐車場を利用します。路線バスなら、商店街の奥、橋を渡った先にある四万温泉バス停(終点)を利用します。

新湯地区には、ジブリのモデルとも言われる旅館・積善館があります。予約は取りづらい傾向にあります。

ゆずりは地区、奥四万湖は、自然が豊かなエリア
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四万しま温泉の奥にあたるゆずりは地区は、森と滝が特徴のエリア。

ゆずりは地区の大泉の滝は、少し小ぶり。四万温泉に開発の波が訪れないのは、少し見どころが少ない点にあります。クルマなら立ち寄りたい場所ですが、クルマがない場合、パスしても構いません。

奥四万湖は、ダム湖です。四万ブルーは、ジブリのモデルとも言われる旅館・積善館とともに、近年の四万温泉のイメージアップにつながってきました。

しかし、四万温泉を特急の名前にまで押し上げたのは、個人旅行を大切にし、大手資本に頼らず、手作りに徹した、四万温泉の人たちの力があってこそと言えます。

温泉観が変わる!県医師会も選んだ沢渡温泉
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沢渡温泉は、JR吾妻線の中之条駅からバス。四万温泉行きの大型バスを横目に、ワゴンカーのバスが来ることもあるほど、穴場の温泉地です。

しかし、江戸時代に反映した、伝統のある温泉地。静かでコンビニもありませんが、小さなよろずやや公衆浴場があり、温泉地らしさを持っています。

また、町はずれに県医師会のリハビリ病院があり、その泉質の評価の高さがうかがえます。

おすすめは宮田屋旅館。大浴場は、露天風呂とつながっています。

露天風呂は山に囲まれ、草津や四万などの有名温泉地とは、違った風情があります。

時間制で貸し切りの露天風呂もあります。

沢渡温泉の泉質は、カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉・塩化物泉。塩化物系の温泉は湯冷めしにくいのが特徴ですが、沢渡温泉は別格!

真冬の夜に、雪の中、屋外の廊下を通る露天風呂に行ってみてください。行きは寒さで震えますが、帰りはポカポカ。部屋に戻ると、暖房が入っていると誤解し、スイッチの入れ忘れに注意が必要なほどです。

食事は感染症流行前から、ほぼ完全な個室。しっかりした味付けの手作り料理です。大規模旅館のようなできあいのものがなく、中規模旅館の良さが生きます。

温泉街はとても静かですが、神社、河原、温泉まんじゅう屋など、散歩するところはあります。

沢渡温泉のきび大福は絶品。全国でも優秀なおまんじゅうに入るはずです。

中之条駅前「ほずみとんかつ店」のカレーラーメンは名物。行きか帰りにどうぞ。

温泉エリア3 草津温泉

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言わずと知れた名湯が草津温泉。熱海や箱根と同じイメージかも知れませんが、大資本による商業化を抑え本格的な温泉地です

草津温泉は、長野原草津口駅からバスで1本。路線バスは、特急草津・四万号に合わせ、数台がピストン輸送し、必ず座れます。草津温泉バスセンターに着いたら、湯畑まで徒歩5分です。

クルマの場合、群馬の観光の玄関口、渋川伊香保IC経由で2時間30分程度。碓井軽井沢ICを経由すると、時間は増しますが、運転しやすい道路です(ただし碓井軽井沢IC付近の渋滞に注意)。

草津温泉では、湯畑など、周辺を回り旅館でゆっくりする人が大半です。かつては草津温泉の源泉でもある、草津白根山の湯釜の見学が定番でしたが、現在は火山ガスによる事故が懸念され、見学は禁止となっています(2023年10月現在)。そのため、行き帰りに立ち寄るなら、八ッ場やんばダムがおすすめです。

草津温泉は歩きやすさも抜群
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草津温泉の中心が、湯畑。草津白根山で誕生した濃くアツアツの温泉が、大量に流れ込む場所です。

草津温泉は、バスターミナル、温泉街、湯畑、西の河原が一直線に並び、地図いらずで歩きやすいのも特徴です。この一帯には、住宅はほとんどなく、別世界のテーマパークような感覚。コンビニは1つありますが、ファストフード店などはなく、温泉地の理想とも言える雰囲気です。

草津白根山の最近の噴火は、約3000年前。火山の噴火としては比較的最近と言え、このことが、成分の濃いアツアツの温泉につながっています。沸かしたて、できたてのお湯ということです。

草津温泉の仕組み ブラタモリ草津温泉

草津温泉は、泉質が良く、大資本でなく地元が一丸となった温泉街づくりに長け、多くの人が集まります。そのため、旅館はもちろん、温泉まんじゅう1つにしてもハイレベルです。

旅館選びのコツ 湯畑周辺が便利
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草津温泉には良い旅館が豊富。逆に選ぶのが難しいほどです。

どうせなら湯畑の近く、それも大きなお風呂がある大旅館がよいというなら、湯畑を望むホテル一井(白い建物)。1階は、通行人も訪ねるほど大きなお土産店となっており、独自に温泉まんじゅうを委託製造しているほど。コンビニも近く、利便性が高い宿です。

草津には小旅館も豊富。写真の極楽館は、湯畑から徒歩数分、西の河原へも徒歩7分の便利な場所にある小旅館です。

湯畑に近い宿のメリットは、湯畑のライトアップを見るのに便利なことです。

3つある温泉は、空いていれば使い放題。ひとり旅、カップル、夫婦、少人数におすすめです。

夕食は提供していないため、同じ経営のレストランなどを利用します。朝食は、同じ経営のカフェが利用できます。いずれも同じ建物のなかにあります。

旅館選びのコツ 湯畑から遠い宿には掘り出し物が
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写真は、草津温泉の郊外のある安いホテルの料理。何とフルコースでした。

老朽化で閉館してしまいましたが、新しい建物の姉妹館(湯宿 きんだい)は健在です。湯畑まで徒歩10分かかり、ライトアップを見に行くのは少し大変ですが、気候の良い季節や、2泊目には、こういった郊外型の宿にも掘り出し物があります。

温泉エリア4 伊香保温泉

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渋川駅から訪ねる伊香保温泉。高崎駅からもバスが出ており、東京からの近さも特徴です。365段の石段で知られています。

草津温泉との競争ではやや劣勢。団体や大人数のグループ客のイメージがまだ強いようです。また、接客面でも、多少古さがあります。

365段の石段が名物

しかし、名物の365段の石段は、途中ふり返った山の景色も秀逸です。伊香保温泉は、榛名山の麓にあり、石段から見えるのは、小野子山などです。

石段からわき道に入ると、さらに多くの山々の景色が望めます。

温泉まんじゅう発祥の地

365段の石段を登り詰めると、温泉まんじゅう発祥とも言われるおまんじゅう屋さんがあります。店員さんによりますが、接客が不十分な場合があり、伊香保の印象をやや落としていますが、おまんじゅうは、その日に作ったものをその場で食べられます。

温泉まんじゅう屋さんのさらに奥には、公共露天風呂があります。伊香保温泉の2つの泉質のうち、人気がある黄金の湯を楽しめます(写真)。

伊香保温泉は、365段の石段、温泉まんじゅう、大露天風呂が主な見どころとなり、旅館でゆっくりくつろぐのがおすすめです。草津温泉の湯畑にあたるのが石段、西の河原にあたるのが大露天風呂です。

旅館は掘り出し物あり

伊香保は、温泉街が広く、住宅地と混在しているエリアがあるのも特徴。小旅館にも良い旅館があります。写真の徳田屋旅館は、まるで住宅のようですが、中は古く良い旅館です。

部屋はオーソドックスで、嬉しい広縁付き。

坂道にあり、想像よりも景色が良いです。

小旅館では、早くチェックインすると大浴場が貸し切りになることが多いのが魅力。徳田屋旅館では、グループなら、当日申し出で貸し切りもできます(混雑時を除く、早めのチェックイン推奨)。

泉質は、人気のある黄金の湯ではなく、白銀の湯ですが、泉質は絶品。白銀の湯を見直すはずです。

徳田屋旅館では、当日申し出で1名でも夕食の部屋出しが可能です(混雑時を除く)。

温泉エリア6 宝川温泉

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群馬には、多くの人が訪ねる草津、四万、伊香保のほかに、小さな温泉地が点在します。その1つが、川沿いの大露天風呂で知られる宝川温泉です。

宝川温泉は、山奥にあり、汪泉閣おうせんかくの一軒宿。一軒宿と言っても、老舗の大きな旅館です。

公式サイト

写真は120畳ある、宝川温泉でも有名な露天風呂です。混浴ですが、旅館指定の湯あみが渡されます。

公式サイト

さらに大きな200畳の湯もあります(混浴)。このほか、女性専用の露天風呂や男女別の内湯もあります。

温泉エリア8 猿ヶ京温泉

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上毛高原駅周辺には、小さな温泉が数多くあります。そのひとつ、猿ヶ京温泉は、人造湖を見下ろす、落ち着いた温泉地です。

猿ヶ京温泉へは、バス便もあります。もしクルマを運転できる人がいる場合、上毛高原駅のレンタカーも便利です。

クルマやレンタカーの場合、紅葉期ならドラゴンドラ(新潟県)との組み合わせがおすすめです。時間が経つほど行列になりますので、猿ヶ京温泉に泊まり、急いで朝食を済ませて出るとベストタイミングです(土日祝日は、朝食抜きが推奨)。

公共交通機関なら、河岸段丘のある沼田駅はバス1本です。

猿ヶ京温泉への道
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猿ヶ京温泉へは、上毛高原駅か沼田駅から向かいます。

写真は、猿ヶ京温泉へ行く途中に平行する赤谷川です。レンタカーの場合、ひと休みもおすすめです。

猿ヶ京温泉で屈指の景観を誇る、猿ヶ京ホテルの部屋から望む赤谷湖です。

猿ヶ京温泉は、その景観から一定の客数があり、手入れの整った旅館が複数あります。あまりに穴場を狙い過ぎると、旅館が朽ち果てているようなこともあり注意が必要ですが、猿ヶ京ホテルは安心できます。

猿ヶ京ホテル自慢の、赤谷湖を望む露天風呂です。

一定の規模があるため、お風呂は大きめです。

内湯も印象的です。(温泉成分表示

猿ヶ京ホテルの和洋室の部屋です。

まちエリア1 沼田の段丘

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沼田の壮大な河岸段丘は、フランスの教科書に掲載されたほどの貴重な景色です。

とんかつトミタは、河岸段丘を望む絶好の立地です。

まちエリア2 高崎

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高崎は、観光で行くイメージはないかも知れまんが、実は空が広く、空気のよい町で、大宮や熊谷とはずいぶん雰囲気が異なります。

高崎は、比較的近いことが特徴。東京から新幹線に乗り50分で到着。節約して普通列車なら、1980円で訪ねることができます。

白衣大観音
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高崎の白衣大観音は、地元の人が多い場所ですが、意外に山深く、東京などからでも観光でも楽しめる場所です。

白衣大観音は上に登ることができ、高崎市街や山々を見渡せます。

みやげ物や軽食のお店も開いています(うどんやそば、ラーメン、丼もの、こんにゃくなど)。

場所が少し不便ですが、少林山達磨寺も人気があります。

粉モノの町高崎
高崎市公式サイト
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小麦の消費量が多いことで知られる高崎は麺類の町。パスタは人気店がひしめきます。

ラーメンにも人気店が多く、駅からかなり歩きますが、まるこうは観光向け。

トリュフオイルを添えるラーメンに人気があります。店内はカウンターのみでゆとりがあり、清潔です。餃子も人気メニュー。

ホテルは少し贅沢も

交通費が浮く分、少し高級なホテルでという方は、マツコの知らない世界で紹介された、ココ・グランがおすすめです。

大浴場自慢のドーミーインもあります。

大浴場は欲しいけど安くという方には、1-2-3高崎がおすすめ。駅からすぐの立地は、ドーミーイン以上です。

やまエリア3 もぐら駅・谷川岳

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日本一のもぐら駅とも呼ばれる、上越線下りの土合駅(上り線は地上駅)。

上越線下り土合駅のホームには、テレビ取材も来ていました。

モデルコース 上野駅🚋9:00(特急草津)10:39渋川10:50🚋11:31水上11:40🚋11:49土合駅下り線地下ホーム…階段を登る…土合駅上り線地上ホーム13:23🚌(関越交通バス上毛高原駅行き)13:29大穴🚌(関越交通バス湯の小屋行き)14:04宝川入口(徒歩23分)宝川温泉
※2022年4月現在の時刻

参考までに、土合駅上り線地上ホームの真冬の写真です。

土合駅からは谷川岳ロープウェイが徒歩圏

谷川岳ロープウェイは、スキーのイメージがありますが、春夏秋も運転を行っています。

谷川岳ロープウェイ 公式Twitter

谷川岳ロープウェイと観光リフトを乗り継ぐと絶景に到着。標高1502mのため防寒に注意が必要です。穴場のため、さほど混まない傾向です。

やまエリア5 ポンペイ・鬼押し出し園

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記事作成準備中です。下のブラタモリ浅間山のリンクをご確認ください。

【ブラタモリ浅間山・鎌原村】ロケ地|タモリさんが巨大噴火の痕跡を追う #145

群馬でブラタモリ内容
😎現地取材 前橋(#227)
😎現地取材 草津温泉(#146)草津温泉のたっぷり、アツアツ、ピリピリのお湯は、なぜ生まれたのでしょうか?
😎現地取材 浅間山(日本のポンペイ鎌原村)(#145)浅間山の噴火のなかでも、歴史に残る天明の大噴火。最後の1日は驚くべきことが続きました。
😎現地取材 沼田(#31)沼田はフランスの教科書にも載る典型的な「ある地形」。駅から町へは階段を登って向かいます。
軽井沢への道(横川・碓氷峠)編(#24)|長野県にも分類世紀の難所・碓氷峠ですが、意外になだらか? タモリさんはめがね橋、アプト式の遺産を見学。
😎現地取材 軽井沢(#16)なぜ標高900mに広大な平地が出現し、またなぜ軽井沢は斜陽から復活を遂げたのでしょうか?
(注)浅間山は、群馬県と長野県にまたがります。

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