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ブラタモリのまとめ

【箱根・箱根関所】ブラタモリ紹介の歴史・地形観光スポットまとめ…2017.4.22 5.13

2017/05/14

NHK番組のブラタモリで、箱根ならびに箱根の関所の歴史や地形を踏まえた観光スポットが紹介されました。旅行の備忘録や教養のために、紹介地をまとめます。ぜひご利用ください。

ご案内:箱根編(4月22日放送)、箱根関所編(5月13日放送)の順に、紹介地をまとめました。

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箱根とは/ブラタモリ箱根

ブラタモリは、箱根の名所・大涌谷からスタートします。タモリさんは、大涌谷は初めて。箱根には、年に2000万人もの観光客が訪れます。

大涌谷では、寿命が7年伸びると言われる黒卵が名物です。温泉の中の硫化水素と鉄分が結合して、酸化鉄を生成したものです。

ブラタモリ箱根編のテーマは、箱根の地獄が極楽を生んだです。大涌谷は、2015年に噴火を起こしました。火山灰の量は100トンであり、人で言うとくしゃみまで行かない程度の、小規模の噴火でした。大涌谷には、亜硫酸ガス・硫化水素ガスなど有害な火山ガスが立ち込め、古くは大地獄と呼ばれていました。

※1873年の明治天皇の来訪の機会に、大涌谷と改称されました。

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箱根の山々/ブラタモリ箱根

箱根は、様々な山々の総称です。山々は外輪山を形成し、その内部のくぼみはカルデラと呼ばれます。箱根は、およそ3000年前に大崩壊を起こしたカルデラです。カルデラは、火山の火口と似ていますが、直径が2キロ以上のものカルデラと呼びます。

箱根のカルデラは、陥没カルデラに分類されますが、成り立ちは非常に複雑です。複数の火山からなる4つのカルデラが点在する、複合カルデラとなります。

宮ノ下温泉/ブラタモリ箱根

宮ノ下温泉は、箱根でも有数の温泉です。箱根七湯のうちの、四つの温泉場(宮ノ下・底倉・木賀・堂ヶ島)があるだけでなく、明治11年創業の有名なホテルには、多くの外国人が訪ねてきました。

アクセス:箱根登山線 宮ノ下駅

ブラタモリは、底倉地区にある源泉(地図:印)を訪ねます。崖の隙間から70度の温泉が湧き出す、自然湧泉です。付近にある太閤の滝のそばには、豊臣秀吉が入った温泉(太閤石風呂)もあります。

豊臣秀吉の小田原攻め

豊臣秀吉は、戦国時代から北条氏が守っていた難攻不落の小田原城を、苦心して攻め落とします。底倉温泉は、豊臣秀吉の勢力に占領されましたが、住民に無礼があってはならないと、大切に守られた歴史があります。

関連:ブラタモリまとめ 小田原城と周辺の歴史・地形観光スポット……2016.1.23

底倉の谷沿いからは、1日1000トンものお湯が湧き出します。宮ノ下温泉は、熱、泉質、泉量の3要素を備えた、名泉なのです。宮ノ下は、マグマだまりの上の温泉の塊に、地表が乗っているような形で、足元は地獄とも言えます。

長尾峠から神山と火山性扇状地を見る /ブラタモリ箱根

長尾峠へのアクセス:東名高速道路裾野ICからクルマで20分(バス便なし)

出典:Σ64氏撮影による(Wikipedia)

ブラタモリは、長尾峠に移動します。

長尾峠から見おろす、芦ノ湖の左手に見えるのは、箱根の最高峰・神山です。約3000年前に、北側が大きく崩壊し、カルデラを形成しました(現在の大涌谷)。その際に、崩壊物が火山性扇状地を形成しました。その結果、古い小さな芦ノ湖がせき止められ、いまの大きな芦ノ湖が出現したのです。芦ノ湖は、せき止め湖に分類されます。

九頭龍神社と芦ノ湖  ブラタモリ箱根

ブラタモリは、芦ノ湖の九頭龍神社(本宮)に移動します。

箱根九頭龍神社(本宮)へのアクセス

  • 小田原駅東口から、伊豆箱根バスで箱根園へ(80分)。箱根園のザ・プリンス 箱根芦ノ湖わきの道を徒歩25分程度。
  • 箱根園・元箱根・箱根・湖尻から貸切モーターボート。箱根園からが安く、1名1500円で往復(参拝時間あり)。

※箱根園からは、箱根神社・箱根九頭龍神社(本宮)の双方をまわる貸切ボートもあり。1名3000円。箱根神社境内には、箱根九頭龍神社(新宮)があります。

芦ノ湖の九頭龍神社(本宮)は、縁結びの神様として知られ、近年多くの人が訪ねるようになりました。

九頭龍は、現在は神様ですが、もとは「毒竜」として暴れまわっていたと伝えられます。ブラタモリは、芦ノ湖に船で出て、魚群探知機を利用します。湖底には、高さ20m、直径1mの巨木が立っているのが発見されます。なぜ湖底に、木があるのでしょうか?

これは、地滑りによって、樹木ごと湖底に沈んだ現象です。地滑りは、津波を引き起こし、かつては人々に恐れられました。湖底に沈んだ樹木は、神代木(じんだいぼく)と呼ばれます。暴れまわっていた毒竜は、箱根神社の上人に、この神代木にくくりつけられ、悔い改め神様になったと言い伝えられます。

温泉旅館山田屋/ブラタモリ箱根

温泉旅館・山田屋にある、大浴場の壁の寄木細工の、黒い部分は神代木から作られています(寄木細工の壁は、楽天トラベル内に掲載あり)。露天風呂からは、神代木を生んだ、外輪山を見ることができます。

※宿泊の際は、楽天トラベルの口コミを確認し、ご納得の上お選びください。

アクセス:箱根登山ケーブルカーの早雲山駅付近

タモリさんは、宮ノ下と異なり、白濁した硫黄泉が気に入ります。白濁湯は、箱根の北部を中心に3分の1のお風呂で楽しむことができる、箱根を代表する泉質です。

箱根カントリー倶楽部と温泉の不思議な関係/ブラタモリ箱根

ブラタモリは、箱根にあるゴルフ場。箱根カントリー倶楽部を訪ねます。

アクセス

  • 小田原駅・箱根湯本駅から湖尻行バス利用。箱根カントリー入り口下車。
  • バスタ新宿から、箱根小田急山のホテル行き高速バス利用。箱根カントリー入り口下車。

ゴルフ場には、大きな池があります。火山性扇状地を流れる水が湧いたものです。この水は、温泉ではなく単なる地下水です。

地獄谷周辺は、イメージとは裏腹に、天然温泉がほとんど沸きません。そこで昭和初期に、箱根温泉供給株式会社が設立されます。箱根温泉供給株式会社は、大涌谷くろたまご館の関連企業です。

  1. 箱根カントリー倶楽部周辺のイタリ湿原に湧く井戸水を、ゴルフ場内のイタリ池に貯水。
  2. 浄水後、ポンプの動力で、高低差約350m、総延長約3000mの配管を経て、大涌谷に汲み上げ。
  3. 大涌谷で、蒸気(火山性ガス)と用水を混ぜ、大涌谷に自噴する温泉水と混合(作業員は防毒マスク着用)。
  4. 温泉旅館に供給(供給先は7館ありますが、口コミが良い2館を下に掲載)。

大涌谷まで水をくみ上げ、成分と熱を加えて作る「天然温泉」。これは、地下水をマグマが温める、宮ノ下温泉の成り立ちとほぼ同じであり、天然温泉と認められています。タモリさんは、大涌谷で、できたての温泉水の香りや温度を確かめます。どこからどう見ても、本物の温泉でした。

(まとめ)箱根 ブラタモリ紹介の歴史・地形観光スポット

テーマ:箱根の地獄が極楽を生んだ

箱根は、地下に大きなマグマ溜まりがあり、火山活動が活発。噴火による、山体の崩壊が起きた、地獄のような場所でしたが……。

  • 大地獄と呼ばれた一帯は、明治天皇の来訪の機会に、大涌谷と改称され、多くの観光客を迎えた。
  • 箱根七湯のうち四湯を持つ宮ノ下温泉は、マグマが地下水を加熱してできた、豊臣秀吉も訪ねた人気温泉地。
  • 美しい芦ノ湖は、山体崩壊で誕生したせき止め湖。
  • 地獄の使者のイメージもある芦ノ湖の毒竜は、箱根神社の上人の手で改心。縁結びの神様に。
  • 地滑りにより、地盤ごと湖底に沈んだ木々は、黒い神代木となり、寄木細工の黒として、人の目を楽しませている。
  • 箱根カントリー倶楽部周辺に湧いた井戸水は、大涌谷で温泉に生まれ変わり、旅館の湯船に供給される。

(参考)崩壊した山体の巨大な破片である岩の塊は、流れ山と呼びます。船見岩、金太郎岩、望湖石など。

★★ここからブラタモリ箱根関所編★★

ブラタモリ箱根関所編は、箱根関所前からスタート。ブラタモリのテーマは、箱根の関所はなぜ破れないのかです。

江戸と京都を結ぶ東海道の要所、箱根の関所は、鉄壁の守りだったと伝えられます。「一夫関に当たれば、万夫も開くなし」(一人が関所を守れば一万人がかかっても通れない)と言われたように、人の手に頼らず、立地などの諸条件から、不正な通過が困難だったのです。

箱根関所はなぜ鉄壁なのか/ブラタモリ箱根関所

ブラタモリは、京都方面から、全長38mの関所に入ります。関所入口では、足軽が24時間監視をしていました。旅人は、まず係から検閲を受けます。そばには、火縄銃や弓が大量に備え付けられており、旅人にプレッシャーを与えます。

  • 小田原駅より箱根町行バス55分、箱根関所跡下車2分
  • 箱根湯本駅より箱根町行バス40分、箱根関所跡下車2分

江戸時代の箱根関所には、最長400mの柵(さく)が、山の頂上から芦ノ湖のあいだに、いくつか作られていました。

高台(地図:印)から、箱根関所を見ると、山と湖との間の土地は、わずか猫の額ほどです。よく観察すると、断層が作った崖と芦ノ湖の間の狭小地に、箱根関所が作られていることがわかります。箱根関所は、地形的に要害にあたり、鉄壁の守りを誇ったのです。

箱根関所は、丹那断層の北に接続する箱根町断層のそばに立地しています。箱根町断層は、伊豆半島の丹那断層の北に接続しています。箱根町断層は、横ずれ断層です。縦ずれ断層と異なり、崖を生成することは通常はありません。なぜ箱根関所付近には、崖が生まれたのでしょうか?

箱根町断層には、並行する平山断層が存在します。長方形の長辺が、2つの断層に引っ張られるようなイメージとなり、挟まれた四角の地帯が陥没したのです。その低くなった土地に、芦ノ湖、箱根関所が位置しています。

箱根関所は女性に厳しい?/ブラタモリ箱根関所

ブラタモリは、江戸方面から、箱根関所を訪ねてみます。

すると、関所の係員に扮した演者に、同行者のうち女性だけが、取り調べを受けます。関所では、女性は、幕府発行の証文(手形)を見せ、本人確認を受けます。証文には、髪の毛や灸の跡など、身体的な特徴が記され、すり替わらないように工夫されています。

※関所の演者はNHKが手配したもので、普段はおりません。

江戸から箱根関所に入ると、なぜ女性だけが、取り締まりを受けるのでしょうか?

それは、江戸で謀反を起こそうとする者は、事前に、人質となっている妻や家族を江戸から逃がすということが、多く見られたためです。当時の規則を確認すると、女性だけが証文(手形)を求められたことが分かります。

 

かつての東海道五十三次のすごろくには、「手形を忘れ江戸に戻る」のマスがありました。遊びを通して、関所のルールを浸透させていたのです。

箱根八里とは/ブラタモリ箱根関所

ブラタモリは、「小田原橋」に移動します。なぜ箱根に、小田原橋が存在するのでしょうか?

箱根宿は、小田原と三島の人が移住して作られたため、小田原の地名が残っているのです。移住は、箱根の険しい山道に宿場が必要だと考えた、幕府の命により行われました。

ブラタモリは、現在の箱根湯本駅と箱根関所(箱根宿)の中間付近に位置する、畑宿の畑の茶屋付近を訪ねます。畑宿は、江戸時代に、街道を外れて歩く不審者を監視する「守り村」に位置づけられており、寄木細工が盛んです。

  • 箱根湯本駅より箱根登山バス・箱根旧街道線にて15分。畑宿バス停下車。

畑宿は、東海道の難所「箱根八里」に位置します。箱根八里とは、東海道の小田原宿から箱根宿までの四里、箱根宿から三島宿までの四里をあわせた区間です。

畑宿付近の箱根八里は、尾根筋に道がありました。しかし、江戸時代に幕府により、谷道に付け替えられます。幕府は、抜け道がなく、またぬかるみやすく歩くのに時間を要する谷の道をわざわざ敷設させたのです。石畳の道は、よく観察すると、水はけを良くするための、側溝の跡があります。畑の茶屋付近から谷道に入り、国道1号に近づくと、厩舎が急になり最大の難所を迎えます。

箱根寄木細工/ブラタモリ箱根関所

ブラタモリは畑宿に戻ります。畑宿では、箱根寄木細工の看板が多く見られます。寄木細工は、200年の歴史があります。タモリさんは、寄木細工浜松屋の7代目の職人に話を聞きます。

寄木細工は、細長い木片を、決められた手順で組み、幾何学的な模様材を作ります。その後、特殊な大型のかんなで薄く剥がすと、シート状となり、様々な容器に貼ることができます。

寄木細工を作っていた畑宿は、箱根関所を鉄壁にするために、重要な役割を担っていました。不審な旅行者を幕府に通報する役目です。畑宿のような集落は、守り村(関所守り村)と呼ばれます。守り村は、箱根関所だけでなく、脇の街道にも点在していました。

以上、NHK番組のブラタモリが紹介した、箱根関所の歴史や地形を踏まえた観光スポットやアクセス方法を紹介しました。


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