ブラタモリのまとめ

【長崎】ブラタモリおすすめの観光スポットまとめ……2015.4.1+4.18

2016/07/27

ブラタモリ長崎編が2週に渡って紹介した、長崎の歴史や地形がわかる独自の観光スポットをまとめました。長崎旅行の前や教養のためにぜひご覧ください。

フェイスブック ブラタモリとヨルタモリ

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長崎の基礎知識

●赤色 北から対馬、壱岐、平戸
●青色 長崎

・古くからの日本と中国の接点は、外洋にある対馬、壱岐、平戸でした。宣教師フランシスコ・ザビエルが訪問したのも平戸です。

・1571年に城主長崎純景(ながさき すみかげ)が、一漁村だった長崎港を整備し開港しました。キリスト教へのアレルギーが強かったなかイエズス会への協力姿勢を打ち出し、平戸などを逆転し代表的な貿易港に発展させました。

・徳川家の鎖国政策により1634年に「出島」が作られました。

・鎖国がとけたあと、1859年に長崎は再度開港。坂の段々畑の土地を転用し外国人居留地が完成しました。なかでも石炭や造船の技術も持ち込んだ武器商人トーマス・ブレーク・グラバーのグラバー邸が有名です。

・その後、石炭の採掘と造船業が発展。日本の近代化を支えました。

グラバー園への玄関口「石橋電停」近くの謎 観光おすすめ度

✔ グラバー園への玄関口として観光客が多く訪れる「石橋電停」。不自然な道路の盛り上がりがあり、大型車は通行禁止となっています。なぜでしょうか?

✔ この場所にはかつて川と「大浦橋」が存在したのです。戦後復興を急ぐなか川の上に道路をかぶせてしまいました。現在川は暗渠(あんきょ)となっており、大浦橋(明治19年完成)がそのまま埋められています。信号脇に橋の欄干が残存。

相生地獄坂とドンドン坂 観光おすすめ度★★★

グラバー園への主なアクセス方法
 相生坂経由(旧来のルート)
 スカイロード経由(傾斜型エレベーター、垂直型エレベーター使用)
 大浦天主堂電停経由

 ドンドン坂

✔ 「グラバー邸」へは、従来相生坂の223段の階段を上がっていました。しかし余りにも大変で「相生地獄坂」の呼称も登場したほどです。

出典:長崎遠めがね

✔ 2002年に傾斜型エレベーターと垂直型エレベーターから成るスカイロードが建設されました(地図)。

出典:長崎遠めがね

✔ タモリさん一行はもちろん「相生地獄坂」をチョイス。傾斜に沿って住宅がすきまなく建ち並んでいます。しかし江戸時代のこの場所の写真を見るとほとんどが段々畑。外国人居留地として1859年の長崎開港後に開発されたのです。

出典:http://blog.livedoor.jp/kasutera100g/

✔ 長崎は坂が多いため、ゴミの収集はタイヤ付きのプラスチックのかごをヒモで引っ張って行います。

✔ 地元の案内人がすすめる穴場が「ドンドン坂」(地図)。知名度は低いですが洋館が立ち並ぶぜひ訪ねたいポイントです。街を見下ろす景色は、映画やCMでの採用も多くあります。

✔ 脇の水路は水が「ドンドン」流れるようV字型になっているところもあります。これが名前の由来です。

かつての「出島」の痕跡 観光おすすめ度

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✔ 長崎電鉄の出島電停は、長崎駅前と石橋(グラバー園最寄り)の中間にあります。

※石橋に行く場合、築町で乗り換えます。1号系統、5号系統間の乗り換えなら、築町降車時に運転士に請求して「のりかえ券」を入手すると無料となります。

✔ 出島はすでに埋め立てられその形は残っていません。正門前のアスファルトはかつての海岸線(岸壁)が分かるように色が変わっています。

✔ ブラタモリではちょうど出島内の発掘現場に居合わせ、タモリさんが「古伊万里焼」の断片を発見しました。VOC(=東インド会社)の文字が見える陶器も出土しています。

出典:楽天(古伊万里焼を再現。クリック対応)

✔ 古伊万里焼(伊万里焼)は佐賀県の焼き物。豊臣秀吉の朝鮮出兵によって陶工が来日したことがきっかけです。古伊万里焼は江戸時代に作られたものを指し、高価で取引されています。

超穴場の「ねずみ島」 観光おすすめ度

✔ かつての海水浴で人気があったのがねずみ島。大井川を渡る参勤交代の苦労を表現するために、陸から島までみこしを担いで海を渡る大名行列が催されていました。現在ねずみ島は埋め立てられ陸続きになっています。

※大名行列は現在市民プール(長崎市松山町2-2)で実施されています。

●赤色 ねずみ島
●青色 神の島公園
●黄色 木鉢IC

✔ ねずみ島の眺望は正面より側面が優れています。神の島公園や木鉢IC付近がおすすめです。

なぜ長崎は国際港となり造船業が栄えたのか

✔ 幕末に函館、横浜、長崎港が開港しました。横浜港がもっとも繁栄しましたが、長崎にも各国の船舶が停泊し横浜と競いました。なぜ長崎は世界中の船舶の支持を集めたのでしょうか?

ブラタモリ横浜のまとめ

✔ ひとつはその地形にあります。周囲を山に囲まれた「すり鉢型」の港は、風が弱く帆船を停泊させるために望ましい場所でした。もうひとつは蒸気船の燃料である石炭が豊富に産出されたことです。

✔ 長崎にはグラバー氏のバックアップもあり造船業が栄えました。これは太平洋戦争で51回もの空襲を受け原爆投下の地に選択されることにもつながっています。1571年に当地の城主長崎純景がキリスト教に門戸を開いたことが長崎繁栄の原点でしたが、米国による原爆投下にもつながったという複雑な歴史があります。

戦後の中心産業の変遷

1945年頃~ 石炭(国の政策は石炭への選択と集中。炭鉱マンの給与は会社員の倍)
1955年頃~ 造船・鉄鋼(造船は1956年に世界一)
1980年頃~ 電化製品・自動車
2000年頃~ IT産業

原爆の被害を受けた長崎が、日本の戦後復興に多大な貢献をしたことが分かります。

世界遺産 三菱ジャイアント・カンチレバークレーン 観光おすすめ度★★★

✔ 世界遺産に指定されたのが長崎港の「三菱ジャイアント・カンチレバークレーン」(1909年完成)です。ニュースでは「軍艦島」が報道されていますが、世界的な注目は断然カンチレバークレーンとなっています。

✔ 世界に11の同型がありますが、長崎のものは完成当時の技術が職人により伝えられ、現在でも稼働している点が貴重とされます(稼働中のため、間近で見学することはできません)。

✔ イギリスから輸入された国内初の電動式クレーンで、その屈強さは原爆にも耐えたほどです。金づちに形が似ていることから、通称ハンマーヘッド型。高さは62m。最大150トンまで吊り上げることができます。

●赤色 三菱ジャイアント・カンチレバークレーン
●青色 長崎水辺の森公園
●黄色 小菅修船場跡

✔ おすすめの見学地は対岸の「長崎水辺の森公園」です。出島に近くついでに寄ることが可能です。

写真・多田征樹

✔ ブラタモリではクルマを使って、グラバー氏が計画した日本初の蒸気機関による洋式ドックである小菅修船所跡を訪ねています。

※JR長崎駅から長崎バス(戸町経由・野母半島方面)15分、小菅町下車、徒歩5分。問い合わせ095-829-1314 長崎市観光推進課。

✔ 「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」として世界遺産登録が決まった場所のうち長崎エリアは下の8か所です。

・三菱長崎造船所ジャイアント・カンチレバークレーン … ブラタモリが訪問
・小菅修船場跡 … ブラタモリが訪問
・旧グラバー住宅
・三菱長崎造船所第三船渠
・三菱長崎造船所旧木型場
・三菱長崎造船所占勝閣
・高島炭坑 … ブラタモリは最後の炭鉱「池島炭鉱」を訪問
・端島炭坑

軍艦島に比べ混雑しない穴場池島炭鉱 観光おすすめ度★★★☆

✔ 池島炭鉱は世界遺産ではありませんが、2001年まで稼働していた「最後の炭鉱」です。最大8千人を誇った人口は150人ほどに減りましたが、坑内めぐりのトロッコの運転(予約制)も開始され観光地として再起を図っています。申込みはこちらから(2名~。1名2600円)。池島中央会館は宿泊可(自炊)。食堂は「かあちゃんの店」のみ。

✔ 2015年の年間来場者数は7千人前後と見られ、首都圏の富岡製糸場がピーク時に1日で集めた程度の数で穴場といえます。軍艦島と異なり順路がなく、自分のペースで自由行動が可能です。

【豆知識付】富岡製糸場 観光・見どころ・所要時間オールガイド

✔ 長崎では石炭が海中から産出するため「島」が拠点となります。池島の名の由来は、島に池があったこと。現在は海水が導入され港の一部になっています。

✔ ピーク時は60軒のマンションに約8千人が暮らしていました。余った石炭を燃やし発電を行い、発電に使った蒸気は各マンションに配管で送り暖房や湯沸かしに利用されていました。現在でも配管が残っています。

✔ 島全体が傾斜地のためマンションは傾斜に沿って建設。海側に1階への入口があり、山側に5階への入口がある珍しい構造のアパートも存在します。稼働時の名残で、いまでも1日に5回ほど時報のサイレンが鳴り響いています。

✔ 住宅地から炭鉱へ降りていく道には「御安全に」と書かれたゲートがあります。立抗の入口にははるか海の向こうの別の島を見据える石像が。この石像が象徴する通り、地下の坑道は3キロ先のその島までつながっています。入り口を入ると大浴場があります。

✔ 地下坑はトロッコで移動します。作業はダイナマイトで石炭の一部を崩した後、ロードヘッダと呼ばれる切削チップが配列されたドラムを回転させるマシンを利用しました。場所によっては手掘りを併用していました。

✔ 他方、軍艦島の様子は長崎大インフラ長寿命化センターが作成したフル3DCGで知ることができます。完成度が高く驚きます。

※service-news.tokyo(トラベルジャーナ)は現地取材を中心としていますが、この記事にはキュレーションの手法を用いています。ご容赦ください。誤りがあればご指摘ください。

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