【ブラタモリ桜島 全ロケ地】タモリさんが桜島の不思議を探る#211

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ブラタモリ桜島編で、タモリさんが、活火山で暮らす桜島の不思議を探りました。このページでは、ブラタモリ桜島編のルート(ロケ地、撮影場所)、内容、関連情報をくわしくご紹介します。

鹿児島でブラタモリ内容
指宿(#263)
種子島(#236)タモリさんが、旅のお題「種子島は地球のチカラを感じる島!?」を探ります。
屋久島(#235)タモリさんが、屋久杉を生んだ貴重な地形を探ります。
桜島(#211)至近の鹿児島市には60万人、桜島に3500人が暮らします。お題は、「世界有数の活火山になぜ暮らす?」です。
鹿児島(#98,#99)なぜ鹿児島は明治維新の主役となれた?をタモリさんが探ります。
奄美大島(#66,#67,#68)豊かな自然に恵まれ、大島紬や黒糖が名産品。固有種でも知られます。テーマは、自然を生かした奄美の宝とは?です。

桜島とは?

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ブラタモリは、桜島へ向かう桜島フェリーの上からスタート。鹿児島市街から15分で到着。

桜島に上陸したブラタモリは、湯之平展望所を訪ねます。

桜島は、鹿児島県のシンボル。1年間に最大996回噴火したこともある、外周約55キロの比較的若い活火山です。

温泉、桜島大根でも人気の観光地。感染拡大の影響があった、令和3年度でも、約100万人が桜島フェリーを利用(統計)。多いときには、年間520万人もの人が利用しています。

縄文時代から人が住んでいた桜島。至近の鹿児島市には60万人が暮らし、桜島に住んでいる人も3500人。ブラタモリのお題は、「世界有数の活火山になぜ暮らす?」です。

灰に克つ“克灰袋”!|ブラタモリ桜島

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タモリさんは、北西部の住宅地で、桜島の灰に加え、目立つ黄色い袋を見つけます。これは克灰袋。なぜこのような名前がついたのでしょうか?

アクセス 武貝塚(鹿児島市桜島武町350)付近

以前は降灰袋という名前でしたが、前向きなネーミングに改められた経緯があります。

退避壕の1つ

ブラタモリは、退避壕(退避壕No22 武1)を訪ねます。同様の施設は、桜島に32ヶ所あります。噴火時には、灰のほか、まれですが小石大の溶岩のかけらが降ってくることもあります。

集落は火口から4キロ以上離れており、比較的安全ですが、火口の近くでは、直径2mの噴石が降ってきたこともあります。そのため、火口から2キロ以内は、立ち入り禁止になっています。

タモリさんは、桜島の海に、偶然イルカの群れを見つけます。イルカは1日10〜15キロのエサを必要とし、資源が豊かな海ということになります。

関ヶ原の戦いで敗れた島津が徳川に贈った桜島の名産品とは?|ブラタモリ桜島

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ブラタモリは、果樹園が多い、隣の集落を訪ねます。

桜島の名産といえば、桜島大根。世界一大きな大根として知られています。

しかし、大根以上に、多く育てられているものがあります。桜島小みかんです。直径4〜5センチで、世界一小さなみかんとも、言われています。

ブラタモリでは、桜島小みかんの重要性がわかる資料を紹介します。1603年に島津家と徳川家の仲介をしていた人物が、島津家に宛てた書面です。「内々蜜柑之儀 御進上」とあります。内々にみかんを、徳川家に差し上げておいたという意味です。

島津家、徳川家が敵味方に分かれて戦った関ヶ原の戦いの3年後、島津氏のお膝元のみかんが、徳川家康に贈られたのです。

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島津氏は、鶴丸城(鹿児島城)を拠点とし、九州南部を中心に勢力を広げてた武家で、明治維新にも大きな影響を与えました。

鶴丸城そばの城山から、桜島を見渡すことができます。

関ヶ原の戦いでは、もともと東軍(徳川家康)につく意向でしたが、諸事情から西軍へ。戦いには敗れましたが、忠誠を誓う部下に支えられ、島津義弘は、伊勢・境を経て、奇跡的な帰還に成功しています。その後、西軍では異例の扱いとして、徳川家康に許しを得ています。

北岳と南岳、2つの火口の違いが桜島を知るカギ?|ブラタモリ桜島

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桜島には、北岳・南岳があります。北岳4合目までは一般の立ち入りができ、南岳を望む展望台が設置されています。

  • 山体に浅くて細い溝 …南岳。現在噴火中。噴火が続き、溝は大きくならない。
  • 山体に深くて太い溝 …北岳。5000年前に噴火活動を終了。風雨にさらされ、大きな溝が生成。

ブラタモリが訪ねた、北岳側の扇状地は、日当たりの良い斜面、水はけのよい土壌、温暖な気候がそろい、みかんの栽培に適していました。

しかし、なぜこのような火山活動が活発な島で、みかん作りが盛んになったのでしょうか?

桜島の成り立ち

今から約2万5千年前、山体が吹き飛んでできたカルデラが、今の鹿児島湾(北寄り)を作るほどの規模の、姶良火山あいらかざん噴火がありました。そのときに、南の端にできたのが桜島の原点である北岳です。(国土交通省

西南戦争、戦没者の墓から分かる驚きの真実とは?|ブラタモリ桜島

鶴丸城(鹿児島城)の銃弾跡
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ブラタモリは、桜島の北側にある、屋根のついたお墓を訪ねます。火山灰が降る桜島ならではの光景です。しかし、なかには、屋根がないお墓があります。

屋根のないお墓の文字を見ると、「熊本」「戦死」という文字が。熊本といえば、西南戦争の舞台の1つ(ブラタモリ熊本城)。このお墓に祀られたのは、西南戦争で亡くなった人たちです。

西南戦争は、明治維新後に、その立役者である西郷隆盛が挙兵し、政府軍と戦った日本最後の内戦です。なぜ、西南戦争の戦没者の墓には、屋根がないのでしょうか? 

実は、屋根があるお墓は、比較的新しいもの。これは、明治初期には、桜島から灰が降っていなかったことを示します。桜島が灰を降らせる様になったのは、1955年以来のことだったのです。江戸時代、みかんの栽培が栄えた頃には、灰は降っていませんでした。

現在、みかんの栽培は、ハウスが中心です。

ブラタモリでは、奈良時代の天平宝字噴火以来の、噴火の歴史を確認しています。

  • 太平宝字噴火(764〜766)
  • 文明噴火(1471〜1476)
  • 安永噴火(1779〜1782)
  • 大正噴火(1914〜1915)
  • 昭和噴火(1946)
  • 現在の山頂噴火(1955〜現在)

活動期と休眠をくり返してきた桜島には、各時代の溶岩が分布しています。例えば島の南部には、西に安永溶岩(江戸時代)、中央に昭和溶岩、東に大正溶岩が、海岸線付近で交わるような場所があります。

有村海岸 温泉が湧き、江戸・大正・昭和の溶岩をいっき見できる場所|ブラタモリ桜島

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ブラタモリは、南岳の活発な火山活動の影響を受けている、桜島の南側の地域にある有村海岸周辺を訪ねます。

港の水面には盛り上がりがあります。これは、温泉です。

アクセス 有村バス停から徒歩

有村海岸は、砂浜を掘れば、温泉が出る場所があります。島津家の保養所も、作られていました。西郷隆盛や、大久保利通も訪ねています。昭和40年代には、ホテルも立ち並びました。

かごしま生き物ラボによる写真

ブラタモリは、3つの時代の溶岩を見学できる桜島大観橋がかかる海岸を訪ねます。西に安永溶岩(江戸時代)、中央に昭和溶岩、東に大正溶岩が、海岸線付近で交わる場所です。

写真右寄りの、大橋の手前にある小さな盛り上がりが昭和溶岩、大橋の向こうの緑に覆われた連なりが大正溶岩です。

※雨天時は土石流が発生する恐れがあり危険です。

溶岩の景観は、桜島の代表的な観光資源です。溶岩を観察した場所に近い、有村溶岩展望所は、番組では、資料映像で紹介されました。

大正大噴火(1914年)は、特に規模が大きく、大量の噴煙がはるか上空まで立ち上りました。20世紀以降、国内で起きた最大の噴火で、火山灰はカムチャツカに到達しました。

このとき、海に流れ込んだ溶岩で、桜島は、南東で大隅半島と陸続きになりました。

噴火をきっかけに、島民の高校への通いやすさも考慮し、西の鹿児島市(薩摩半島)へ向かうフェリーも開通しました。こうして、桜島の交通事情は大きく改善し、生活や教育、物流は大きく変わりました。フェリーは、24時間通しで運行されています。

黒神埋没鳥居は、多くの被害ももたらした、大正大噴火の規模を今に伝えています。

世界に誇る観測技術で暮らしを守る!|ブラタモリ桜島

火山活動研究センター桜島観測所 引用 京都大学

桜島には、京都大学防災研究所附属 火山活動研究センター桜島観測所が設置されています。

最も新しい観測坑道 引用 京都大学

ブラタモリは、噴火の兆候をいち早くキャッチするための、桜島北部の山中にある桜島観測所の観測坑道を訪ねます。

観測坑道では、横穴が、噴火口直下の方向へ続き、早い段階でマグマの動きをとらえます。観測坑道は、ほかに2か所あり、3か所の観測坑道を持つ火山は、世界で桜島だけです。

ブラタモリは、坑道内にある、ガラス棒が収納された機械を見学します。ガラス棒は、山体の膨らみや傾きを測定するための道具で、ミクロンの1000分の1のナノ単位まで、計測しています。過去の9割の噴火は予測できたと考えられ、桜島の住民の安全を守るために用いられています。

鹿児島でブラタモリ内容
指宿(#263)
種子島(#236)タモリさんが、旅のお題「種子島は地球のチカラを感じる島!?」を探ります。
屋久島(#235)タモリさんが、屋久杉を生んだ貴重な地形を探ります。
桜島(#211)至近の鹿児島市には60万人、桜島に3500人が暮らします。お題は、「世界有数の活火山になぜ暮らす?」です。
鹿児島(#98,#99)なぜ鹿児島は明治維新の主役となれた?をタモリさんが探ります。
奄美大島(#66,#67,#68)豊かな自然に恵まれ、大島紬や黒糖が名産品。固有種でも知られます。テーマは、自然を生かした奄美の宝とは?です。

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