【ブラタモリ蔵王・蔵王温泉 全ロケ地】エメラルドグリーンの御釜と湯けむりの温泉街 新#23 24

とらべるじゃーな!
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ブラタモリ山形・蔵王編で、タモリさんが蔵王御釜や麓の蔵王温泉を訪ねます(2025年10~11月)。このページでは内容やロケ地をお伝えします(再放送・見逃し情報はこちら)。
現在速報版です。今後一部訂正する場合があります。

【ブラタモリ見逃した?】再放送、過去放送の視聴方法

山形でブラタモリ内容
😎現地取材 山形編(#243)タモリさんが、山寺、山形城などを訪ね、旅のお題「山形~山形は何度も生まれ変わる?~」を探ります。
😎現地取材 酒田編(#113)酒田は日本の中心だった? 北前船(北海道・東北⇔門司⇔大阪)の通り道であったことが、第1のヒントです。

蔵王連峰|ブラタモリ蔵王

舞台は宮城県と山形県にまたがる蔵王連峰。ブラタモリはアクセス道路(写真)を経て、蔵王連峰の1つ刈田岳山頂付近からスタートします。クルマや路線バス、刈田リフトで容易にアクセスできる場所です(冬季は道路を含め閉鎖)。

引用 やまがた山(山形県環境エネルギー部みどり自然課)

蔵王は1つの火山ではなく、熊野岳、刈田岳など十数の火口丘が重なった火山群(成層火山群)です。

エメラルドグリーンに輝く御釜、なだらかな登山道、湯けむり立ちのぼる麓の温泉街。江戸時代から人々を惹きつけてきた蔵王は、自然と信仰、癒やしと冒険が融合する奇跡の山です。

ブラタモリは、刈田山頂付近のレストハウスから歩いてすぐ御釜の眺望地点をめざします。

火山の噴火が生んだ火口湖が御釜(標高約1700m)です。ご飯を炊く御釜からの連想。タモリさんは家庭用の入浴剤の色(バスクリン?)を思い出しました。

熊野岳

宮城県側に刈田岳、山形県側に熊野岳(写真)があり、その間に御釜があります。

旅のテーマは「なぜ人は蔵王をめざす?」 江戸時代に大ブームとなった信仰登山「御山参り」の秘密に迫ります。

タモリさんは古い絵馬を見ます。非常に多くの人が蔵王を目指して歩いています。信仰登山は「御山参り」と呼ばれました。

御釜は約300年前の大噴火でできた火口がおおもと。その跡に(記録がある限り)江戸時代中期頃には雨水がたまり美しい湖が誕生しました。火口湖は強酸性で、エメラルドグリーンは光と金属イオンが作り出しています。

タモリさんは刈田岳の山頂の神社を訪ねます。蔵王刈田嶺神社は、蔵王の信仰に深く関りがあり、社殿は江戸時代に建てられました(現在は強度の関係で昭和期に建て替えられたもの)。

社殿の狛犬に「安政四歳」(安政4年)とあり、「出羽」や「奥」(陸奥の一部が欠けたもの)の文字が見え遠方から来訪があったことが分かります。

山形県側には3つの登山口、宮城県側には1つ登山口があり、それぞれに神社(江戸時代までは寺だった)があります。御山参りの人々は、宮城側は刈田岳の蔵王刈田嶺神社、山形側は熊野岳の神社を目指しました。

御朱印にも書かれる「蔵王大権現」は、修験道に原点があり人々の信仰を集めました。江戸時代には寺社参拝を目的とする旅行は庶民にも認められており、この地区では蔵王を目指す「御山参り」が大盛況となりました。

御山参りは、頂上の神社や御釜だけではなく、途中の道のりにも人気の秘密がありました。

宮城側の御山参りルートを下る

タモリさんは駒草平を訪ねます。火山によってつくられた荒涼とした景色が人々を惹きつけたのです。溶岩がまだ柔らかいうちに地面に打ち付けられたもの。溶岩餅と呼ばれる石も見られます。

荒涼とした景色の一部(駒草平よりやや御釜寄り)は賽の河原と呼ばれ、死後の世界の疑似体験だったとも考えられます。賽の河原を通ることで、一生を何度か生き功徳を積むという発想がありました。

展望所から見える滝の1つ(不帰の滝)は、御釜周辺から染み出たもの。

谷状の地形は、浸食の様子がよく分かります。

この蔵王は多くの人が訪ねやすい場所でした。なぜなのでしょうか?

深い谷の横に帯状の高低差が少ない地形がありました。これは約30万年前以降の溶岩が作った地形です。御山参りのルートは、溶岩流の帯の上をきれいに通されていました。このルートは、ご来光を目指し夜中の1時に出発すれば、1日で麓から山頂まで往復出来ました。昭和37年には、宮城側から蔵王を結ぶ道路である蔵王エコーラインが開通しました。

宮城県側の御山参りのスタート地点が、遠刈田です。ブラタモリは刈田嶺神社を訪ねます。山頂の神社と御神体を行き来させる行事(季節遷座)が、麓にも蔵王信仰を広めました。麓には「先達」と呼ばれた案内人がおり、修験道の僧が原点と言われます。

ブラタモリは遠刈田温泉を訪ねます。御山参りの旅人は、麓の温泉宿に宿泊しました。

タモリさんは明治時代の石版を確認。現在も営業する共同浴場の周りには、温泉街が広がっていました。

第2夜 蔵王温泉

タモリさんが魅了された強酸性の温泉はどう生まれた? そして火山活動が作り出した蔵王に広がる奇跡の絶景、誕生の秘密とは? 東北最大級のスキー場、神秘的な樹氷の生成メカニズム、白洲次郎の功績まで。

😎タモリさんからのメッセージ
蔵王は初めて来ました。江戸時代に大ブームを起こしたそうなんですが、
その時代に生きていたら、絶対に来ていますね。強酸性の温泉もいいです。
御釜と樹氷のイメージしかありませんでしたが、すごい絶景でした。

長野でブラタモリ内容
😎現地取材 安曇野(#223)わさびが育つ名水はじめ、安曇野の水の秘密を探りました。秘伝のタモリ流わさびアイスレシピも登場。
😎現地取材 善光寺(#222)
😎現地取材 松本(#183)武田・豊臣・徳川の武将に愛された松本城。テーマは「国宝・松本城はなぜ愛された?」です。
😎現地取材 諏訪(#182)テーマは、「なぜ人々は諏訪を目指すのか?」。盆地と八ヶ岳の山裾の狭い範囲ですが、年間1200万人もの観光客が訪ねます。
😎現地取材 軽井沢(#16)なぜ標高900mに広大な平地が出現したかなど、軽井沢繁栄の秘密を探ります。
碓氷峠、鉄道文化むら(#24) |群馬県にも分類 碓氷峠越えは、想像よりは楽だった? 長野側の地形の秘密と、溶岩流の役割を探ります。

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