ブラタモリ深海編で、タモリさんが、横須賀市の海洋研究開発機構JAMSTEC を訪ね、深海探索の技術と、深海の秘密を探りました。このページでは、ブラタモリ深海編のロケ地、内容、関連情報をくわしくご紹介します。
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「奇跡の編集力」 編集部記事 | 日本の寺社19選 編集部記事 | タモリさんが監修 カレーうどん仙吉 |
😎マークは、現地取材済みです。
横須賀市の海洋研究開発機構JAMSTEC|ブラタモリ深海
ブラタモリは、横須賀市の海洋研究開発機構JAMSTECを訪ねます。
ちょうど南極観測船のしらせが出港するところでした。(ブラタモリ南極)
海洋研究開発機構JAMSTECは、人々の幸福な暮らしのために、海洋に関する研究を行う機関です。
最近では、2022年9月に、これまで明確な境界があるとされた地殻とマントルについて、90%以上で境界が明瞭ではないとするなど、新しい説を発表しています(資料)。
ブラタモリ深海編の旅のお題は、「なぜ深海へ潜るのか?」です。深海とは、水深200m以上の海を指し、地球の海の9割を占めます。しかし、様子が分かっているのは2割程度。地球最後の未開の地(フロンティア)です。
水深7000mの水圧を再現!ブラタモリ号の運命やいかに!?
海洋研究開発機構JAMSTECには、深海の水圧を再現する装置があります。ブラタモリでは、発泡スチロールの船の模型に、水深7000mの水圧をかけます。すると、10分の1程度の大きさに縮小! 水圧の高さが、想像できます。
タモリさんが調査船「しんかい6500」に潜入…狭っ!直径2mの空間に3人で8時間!?|ブラタモリ深海
ブラタモリさんは、格納庫のシャッターを開けてもらい、調査船「しんかい6500」を見学します。
有人深海調査船しんかい6500は、文字通り6500mの深海まで、探索が可能。正解の深海調査をリードしています。
しんかい6500には、人間の手にあたる、マニピュレーターがついており、岩石や生き物などの標本を回収できます(上の写真)。
しんかい6500には、「116・・・750(神奈川)」の登録番号が、付されています。法律上は、小型船舶1級の免許で乗ることができます! タモリさんも免許を持っています。タモリさんの、ヨットの係留地の様子は、下のtwitterからどうぞ。
タモリさんがヨット大会を開催していた、沼津(江浦・内浦)を訪ねました!😎https://t.co/9pFMrlQMQu
— ブラタモリ (@buratamori2018) September 30, 2022
しんかい6500は、軍用潜水艦とは異なり、空気を含んだ浮力材があちこちに詰め込まれ、必ず浮くように作られています。
潜るときは、重り(1枚25kg)を乗せることにより、沈むことができます。浮上時は、深海に捨てる形になってしまいますが、鉄製のため、もともと自然界にあるものです。
タモリさんは、小さな入口からしんかい6500の船内に入ります。狭い船内ですが、3名が乗船します。深海の水圧を均等に受けるよう、球の形になっています。
タモリさんは、マニュピレーターの操縦装置を見せてもらいます。ゲームのコントローラーのようになっており、手で動かした通りに、マニュピレーターが動きます。
【気分は科学者!】こういうの欲しい!というご要望にお応えして用意しました! #JAMSTEC 深海調査などの #バーチャル背景画像 オンライン授業やビデオ会議の背景にどうぞ! https://t.co/EOKy1DiKvi #STAYHOME でも #いつも心に海を pic.twitter.com/Htjttd4BU7
— JAMSTEC 海洋研究開発機構 \海と地球の研究所/ (@JAMSTEC_PR) April 17, 2020
VRで深海探検!生命の起源を発見!?|ブラタモリ深海
ブラタモリは、VRで深海探検の旅に出ます。
ゴーグルをつけると、母船の「よこすか」を離れ、しんかい6500は着水。
徐々に暗くなり、マリンスノー(プランクトンの死骸や排泄物が雪のように舞う)が見えます。海底が見え、サメ(ギンザメ)の姿が見えました。
水深800mでは、高温の水を吐き出す、神秘的な煙突のようなもの(チムニー、熱水噴出孔)が見えました。熱水には、メタンや硫化水素が含まれますが、これは深海では貴重な栄養源。VRを通じて見えた沖縄沖のチムニーでは、シンカイヒバリガイ、ゴエモンコシオリエビなど、熱水の周辺に見られる、珍しい生き物が見られました。
食物連鎖の頂点に立つトッププレデター
アメリカのある国立公園で、家畜を襲うオオカミを駆除したことがあります。結果として、シカなどが増えすぎ、植物が減り、川の氾濫などが起きました。
深海でも同様のことが起きないように、トッププレデターの特定が急がれています。例えば駿河湾では、深海約1000mまではサメがそれに当たりますが、約2000mでは、体長が2.5mにも達するヨコヅナイワシなどの「硬骨魚類」が、トッププレデターであることが分かりました。
硬骨魚類の水深限界は、約8500mとされますが、さらに深いところに生存している可能性もあります。「しんかい6500」は、6500mまで探索できます、JAMSTECは、1万1000mまで設置可能な、フリーフォールカメラシステムを所持しています。(詳細はこちら)
インド洋海底下に謎のヒマラヤの砂|ブラタモリ深海
タモリさんは、プライベートで、地球深部探査船「ちきゅう」に乗船した経験があります。
地球深部探査船「ちきゅう」は、海底の地層(コア)を掘り出すことができる装置を積んでいます。
タモリさんは、高知コア研究所と中継を結び、インド洋の海底約115mから掘削されたコアを見学します。約126万年前にできた、1万5千年分の海底の地層(コア)です。砂の層が見られます。インド洋で採取された地層ですが、インドではなく、何とヒマラヤ山脈から来たもの。
つぎに、四国沖のコアを見学します。フィリピン海プレートに由来する地層ですが、もろく砕けてており、日本近海に加わる力の大きさを思い起こさせます。
最後に、紅海の底の地層(コア)を見学します。岩塩からなる、白く輝く地層に驚かされます。
以上は、高知コア研究所との中継です。
ブラタモリは、海洋研究開発機構JAMSTECに戻り、水深技術の進化の歴史を聞きます。最初は、水深300mへ潜る訓練から始め、今に至ります。
最新研究!深海に潜れば大陸の成り立ちが分かる!?|ブラタモリ深海
西之島(小笠原諸島にある無人の火山島)の研究が、紹介されます。
地球の誕生は46億年前。その表面は、マグマでドロドロでした。やがて雨が降り注ぎ、1度は海だけになります。このあと、どのように大陸が誕生したのでしょうか?
ヒントになるのは、大陸地殻と海洋地殻の成分のちがい。いずれもマントルがもとになっていますが、大陸地殻は安山岩質、海洋地殻は玄武岩質となっています。
大陸地殻は安山岩質。チョコチップ入りアイスに例えると、バニラだけが溶けた状態です。
海洋地殻は玄武岩質。チョコチップ入りアイスに例えると、室温が上がり、バニラもチョコも溶けた状態です。
地下のマントルにおいては、室温ではなく、圧力が問題となります。マントルに対してかかる圧力の大きさで、できる岩石が異なるのです。
- 圧力が低い …安山岩
- 圧力が高い …玄武岩
西之島一帯に注目すると……。
- 圧力が低い …安山岩 …伊豆大島、三宅島、八丈島
- 圧力が高い …玄武岩 …西之島
西之島は、地殻が薄く、マントルにかかる圧力(重さ)は小さくなり、安山岩質となります。伊豆大島などは、地殻が厚く、マントルにかかる圧力(重さ)は大きく、玄武岩質となります。
歴史をたどると、最初に安山岩ができ、それを含めて重さが増し、玄武岩ができるようになりました。安山岩は比重が軽く、プレートの動きに乗って地球の奥深くに沈み込むことがなく、地上にたまり陸地となっていったと考えられています。
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😎マークは、現地取材済みです。
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😎過去回ロケ地 完全収録
ブラタモリが、長岡→燕・三条→新潟市を、信濃川なしには語れない地域としてまとめてくれそう!😎
— ブラタモリ (@buratamori2018) August 27, 2023
漏れる糸魚川、上越、村上などは北前船航路でカバー🚣♂️
信濃川、北前船で理解しやすく全県を売り出せば、まだまだ観光客は来そう!
動画は十日町市に信濃川が作った河岸段丘で、このエリアもカバー。 pic.twitter.com/pFJF4tlKW3
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