【ブラタモリ深海】ロケ地一覧|タモリさんがなぜ深海へ潜るのか?を探る#216

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ブラタモリ深海編で、タモリさんが、横須賀市の海洋研究開発機構JAMSTEC を訪ね、深海探索の技術と、深海の秘密を探りました。このページでは、ブラタモリ深海編のロケ地、内容、関連情報をくわしくご紹介します。

深海(#216)
なぜ人は深海へ?
南極(#194)
生活の様子は?
日本の温泉
タモリさんおすすめ温泉
日本の岩石
石だけをピックアップ
😎 構造線
ごはんとおかずの境目?
😎 三英傑
信長・秀吉・家康のまちづくり
😎 日本の鉄道
タモリさんおすすめの鉄道
日本の石垣
金沢城など石垣変遷
日本の山
高尾山、昭和新山、立山
「奇跡の編集力」
編集部記事
日本の寺社19選
編集部記事
タモリさんが監修
カレーうどん仙吉

😎マークは、現地取材済みです。

横須賀市の海洋研究開発機構JAMSTEC|ブラタモリ深海

南極観測船「しらせ」
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ブラタモリは、横須賀市の海洋研究開発機構JAMSTECを訪ねます。

ちょうど南極観測船のしらせが出港するところでした。(ブラタモリ南極

地球深部探査船「ちきゅう」

海洋研究開発機構JAMSTECは、人々の幸福な暮らしのために、海洋に関する研究を行う機関です。

最近では、2022年9月に、これまで明確な境界があるとされた地殻とマントルについて、90%以上で境界が明瞭ではないとするなど、新しい説を発表しています(資料)。

ブラタモリ深海編の旅のお題は、「なぜ深海へ潜るのか?」です。深海とは、水深200m以上の海を指し、地球の海の9割を占めます。しかし、様子が分かっているのは2割程度。地球最後の未開の地(フロンティア)です。

水深7000mの水圧を再現!ブラタモリ号の運命やいかに!?

海洋研究開発機構JAMSTECには、深海の水圧を再現する装置があります。ブラタモリでは、発泡スチロールの船の模型に、水深7000mの水圧をかけます。すると、10分の1程度の大きさに縮小! 水圧の高さが、想像できます。

タモリさんが調査船「しんかい6500」に潜入…狭っ!直径2mの空間に3人で8時間!?|ブラタモリ深海

下の公式twitterより
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ブラタモリさんは、格納庫のシャッターを開けてもらい、調査船「しんかい6500」を見学します。

有人深海調査船しんかい6500は、文字通り6500mの深海まで、探索が可能。正解の深海調査をリードしています。

しんかい6500には、人間の手にあたる、マニピュレーターがついており、岩石や生き物などの標本を回収できます(上の写真)。

しんかい6500には、「116・・・750(神奈川)」の登録番号が、付されています。法律上は、小型船舶1級の免許で乗ることができます! タモリさんも免許を持っています。タモリさんの、ヨットの係留地の様子は、下のtwitterからどうぞ。

しんかい6500は、軍用潜水艦とは異なり、空気を含んだ浮力材があちこちに詰め込まれ、必ず浮くように作られています。

潜るときは、重り(1枚25kg)を乗せることにより、沈むことができます。浮上時は、深海に捨てる形になってしまいますが、鉄製のため、もともと自然界にあるものです。

下の公式twitterより

タモリさんは、小さな入口からしんかい6500の船内に入ります。狭い船内ですが、3名が乗船します。深海の水圧を均等に受けるよう、球の形になっています。

タモリさんは、マニュピレーターの操縦装置を見せてもらいます。ゲームのコントローラーのようになっており、手で動かした通りに、マニュピレーターが動きます。

VRで深海探検!生命の起源を発見!?|ブラタモリ深海

公式twitterより
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ブラタモリは、VRで深海探検の旅に出ます。

ゴーグルをつけると、母船の「よこすか」を離れ、しんかい6500は着水。

徐々に暗くなり、マリンスノー(プランクトンの死骸や排泄物が雪のように舞う)が見えます。海底が見え、サメ(ギンザメ)の姿が見えました。

JAMSTECニュースより

水深800mでは、高温の水を吐き出す、神秘的な煙突のようなもの(チムニー、熱水噴出孔)が見えました。熱水には、メタンや硫化水素が含まれますが、これは深海では貴重な栄養源。VRを通じて見えた沖縄沖のチムニーでは、シンカイヒバリガイ、ゴエモンコシオリエビなど、熱水の周辺に見られる、珍しい生き物が見られました。

食物連鎖の頂点に立つトッププレデター

アメリカのある国立公園で、家畜を襲うオオカミを駆除したことがあります。結果として、シカなどが増えすぎ、植物が減り、川の氾濫などが起きました。

深海でも同様のことが起きないように、トッププレデターの特定が急がれています。例えば駿河湾では、深海約1000mまではサメがそれに当たりますが、約2000mでは、体長が2.5mにも達するヨコヅナイワシなどの「硬骨魚類」が、トッププレデターであることが分かりました。

硬骨魚類の水深限界は、約8500mとされますが、さらに深いところに生存している可能性もあります。「しんかい6500」は、6500mまで探索できます、JAMSTECは、1万1000mまで設置可能な、フリーフォールカメラシステムを所持しています。(詳細はこちら

インド洋海底下に謎のヒマラヤの砂|ブラタモリ深海

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タモリさんは、プライベートで、地球深部探査船「ちきゅう」に乗船した経験があります。

地球深部探査船「ちきゅう」は、海底の地層(コア)を掘り出すことができる装置を積んでいます。

タモリさんは、高知コア研究所と中継を結び、インド洋の海底約115mから掘削されたコアを見学します。約126万年前にできた、1万5千年分の海底の地層(コア)です。砂の層が見られます。インド洋で採取された地層ですが、インドではなく、何とヒマラヤ山脈から来たもの。

プレート

つぎに、四国沖のコアを見学します。フィリピン海プレートに由来する地層ですが、もろく砕けてており、日本近海に加わる力の大きさを思い起こさせます。

最後に、紅海の底の地層(コア)を見学します。岩塩からなる、白く輝く地層に驚かされます。

以上は、高知コア研究所との中継です。

ブラタモリは、海洋研究開発機構JAMSTECに戻り、水深技術の進化の歴史を聞きます。最初は、水深300mへ潜る訓練から始め、今に至ります。

最新研究!深海に潜れば大陸の成り立ちが分かる!?|ブラタモリ深海

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西之島(小笠原諸島にある無人の火山島)の研究が、紹介されます。

地球の誕生は46億年前。その表面は、マグマでドロドロでした。やがて雨が降り注ぎ、1度は海だけになります。このあと、どのように大陸が誕生したのでしょうか?

ヒントになるのは、大陸地殻と海洋地殻の成分のちがい。いずれもマントルがもとになっていますが、大陸地殻は安山岩質、海洋地殻は玄武岩質となっています。

安山岩 マグマが非常に急に冷え固まったもの。水晶の成分がやや多い火山岩であり、プレートの沈み込みの上の火山に多い。
安山岩 マグマが非常に急に冷え固まったもの。水晶の成分がやや多い火山岩であり、プレートの沈み込みの上の火山に多い。

大陸地殻は安山岩質。チョコチップ入りアイスに例えると、バニラだけが溶けた状態です。

玄武岩 水晶の成分が少ない火山岩。海のプレートの火山に多い。
玄武岩 水晶の成分が少ない火山岩。海のプレートの火山に多い。

海洋地殻は玄武岩質。チョコチップ入りアイスに例えると、室温が上がり、バニラもチョコも溶けた状態です。

地下のマントルにおいては、室温ではなく、圧力が問題となります。マントルに対してかかる圧力の大きさで、できる岩石が異なるのです。

  • 圧力が低い …安山岩
  • 圧力が高い …玄武岩

西之島一帯に注目すると……。

  • 圧力が低い …安山岩 …伊豆大島、三宅島、八丈島
  • 圧力が高い …玄武岩 …西之島

西之島は、地殻が薄く、マントルにかかる圧力(重さ)は小さくなり、安山岩質となります。伊豆大島などは、地殻が厚く、マントルにかかる圧力(重さ)は大きく、玄武岩質となります。

歴史をたどると、最初に安山岩ができ、それを含めて重さが増し、玄武岩ができるようになりました。安山岩は比重が軽く、プレートの動きに乗って地球の奥深くに沈み込むことがなく、地上にたまり陸地となっていったと考えられています。

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😎過去回ロケ地 完全収録

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