【ブラタモリ熱海】熱海の歴史・地形・散歩ルートまとめ #27


トラベルジャーナ
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NHK番組のブラタモリ熱海編で、熱海の歴史・地形を踏まえた散歩ルートが紹介されました。この記事では、ブラタモリ熱海編のルートを、アクセスなどの情報とともに紹介します!

内容はもくじから。

ライターに外注するメディアとは異なり、旅行年50泊の専門家 (証明写真)が、すべての記事を担当しています。


ブラタモリ便利帳

(前回)ブラタモリ日本の山 まとめ
(前々回の放送)ブラタモリ熱海編のまとめ

まとめ  ブラタモリ全放送回のまとめ (都道府県別)
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静岡でブタラモリ概要
現地取材浜松(#153)浜松~なぜ浜松が楽器の町になった♪~
現地取材浜名湖(#152)浜名湖~“ウナギといえば浜名湖”なのはなぜ?~
現地取材下田 (#107)幕府の意向で不本意ながら下田入りしたペリーですが、大変気に入ります。祭りは外国人も歓迎です。
現地取材天城越え(#104,#105)天城越えの歌が作られた、巨石のある湯ヶ島温泉を起点に、難路だった天城越えをめざします。
現地取材三保松原・久能山(2018年新春SP)徳川家康お気に入りの場所が三保松原。タモリは、一富士二鷹三茄子に登場する折戸なすを調べます。
現地取材熱海(#27)ビーチや歓楽街でなく、 海食崖と海蝕洞の見学から。多賀火山が熱海を生んだ?別荘跡も訪問。
富士山(#19,20,21)冨士山本宮浅間大社からスタートし、もっとも最近の噴火である宝永火口を経て山頂をめざします。

お宮の松、熱海サンビーチからスタート|ブラタモリ熱海

足湯も整備され、新装になった熱海駅。熱海駅から、お宮の松までは、バスで3分、徒歩10分です。

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ブラタモリは、お宮の松からスタートします。そばにあるのが、寛一とお宮の像。尾崎紅葉の『金色夜叉』の一場面です。

  • 家の意向で、お金持ちに嫁入りするお宮。
  • 婚約者の寛一は、熱海の海岸で、お宮を蹴り飛ばすほど怒りをあらわに。
  • 「来年の今月今夜になつたならば、僕の涙で必ず月は曇らして見せるから、月が……月が……月が……曇つたらば、宮さん、貫一は何処かでお前を恨んで、今夜のやうに泣いてゐると思つてくれ」

ブラタモリのテーマは、人気温泉地・熱海を支えたものは、です。

温泉地・熱海はどのようにできたのか?|ブラタモリ熱海

ブラタモリは、熱海を代表するサンビーチから、街を眺めます。熱海は、三方を山に囲まれた急斜面に、旅館や建物が、びっしりと並んでいる地形です。

ヒント 熱海の地形を見るなら、熱海城(模擬城)がおすすめです。

熱海のサンビーチは、埋め立てた場所です。熱海は本来、鉄分が黒っぽい多い砂地ができます。千葉から海路で運んだ白っぽい砂が、熱海のイメージを作っています。

ホテルニューアカオへ|ブラタモリ熱海

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ブラタモリは、サンビーチから2キロ、岬の先端に建つ、ホテルニューアカオを訪ねます。

  • アクセス お宮の松・サンビーチから錦ヶ浦までバスで8分(錦ヶ浦バス停と、ニューアカオ本館の中間地点に、岬の地形を見学できる場所があります)

ブラタモリはロビーでホテルマンに出迎えられ、大浴場に移動します。

ホテルニューアカオ 公式サイトより
ブラタモリ
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不思議なことに、温泉のお湯で石鹸を泡立てることができません。なぜなのでしょうか?

タモリさんがお湯を飲んでみると、強い塩気を感じます。熱海温泉は、塩化物泉です。お湯の中に、塩分やカルシウム分があると、石けんが泡立たないのです。

熱海の温泉には、海が関係しているようです。

続いて、ブラタモリは、ホテルニューアカオのレストラン(2階・メインダイニング錦)を訪ねます。

ダイニング錦からは、洞や海食崖を間近に眺めることができます。海食とは、波が海岸や海底を削ることです。

タモリさんいわく、「海食コンビ」は、景色をとても良くする名コンビです。どちらが欠けても、もの足らなくなります。

タモリさんが、間近から観察すると、溶岩であることがわかります。水冷破砕溶岩と呼ばれ、海底火山の溶岩流が、海水で急速に冷やされ、熱やひずみで砕け散ったものです。

ブラタモリ
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水冷破砕溶岩は、どこからやって来たのでしょうか?

熱海には、30万年前まで多賀火山があり、その火口の1つが熱海に近い海底にあったのです。海から陸にかけて染み込んだ水(雨水と海水の混合物)が、その余熱で温められ、噴出したことで、熱海に温泉が湧きました。そのため熱海の温泉は、塩分を含みます。

海底にあった火口の周囲には、水冷破砕溶岩が広がり、その一部が海面上に出たのが、ホテルニューアカオから見える海食洞や海食崖だったのです。

展望台から、海食洞や海食崖を見学

ホテルニューアカオに宿泊しなくても、近くにある展望台から、海食洞や海食崖を見学することができます。

ホテルニューアカオ(本館)と、錦ヶ浦バス停(=サガミシード熱海営業所付近)の中間地点にあります。位置は、スパリウムニシキ(宿泊者専用)の場所ですが、建物は半地下にあり見えません。

ヒント 花の妖精というカフェも、海が見え人気があります。

写真の階段を降り、展望台へ向かいます。ホテルニューアカオの敷地内ですが、ここは見学自由です(昼間のみ)。

芝生のテラスの下に、メインダイニング錦があります(ランチ営業なし、宿泊者のみ)。

海食崖です。

展望台からは、別の海食洞も見ることができます。展望台には、熱海温泉の成り立ちを示唆する、神話が書かれた石碑もあります(写真)。

ブラタモリでは紹介されませんでしたが、ホテルニューアカオの敷地内(一般立ち入りも可能)には、熱海温泉の成り立ちを神話形式で教える石碑があります。

ニューアカオでは、カフェ・花の妖精も訪ねたい

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ニューアカオでは、カフェ・花の妖精もおすすめです。(参考の情報です)

錦ヶ浦バス停からすぐ。熱海駅から来た場合、錦ヶ浦バス停の進行方向に、カフェ・花の妖精があります。戻る方向に、無料の展望台やホテルニューアカオの本館があります。

人気があるため、12~14時は避けるのがコツです。窓際でない席もありますが、段差があり、海が見える設計です。窓際がよい場合は、リクエストすれば、応じてくれることもあります。


熱海温泉が誕生した場所は?|ブラタモリ熱海

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熱海の温泉としての歴史は大変古く、江戸時代後期の温泉番付である、諸国温泉功能鑑では、別格として、行司扱いされています。

熱海温泉が別格として扱われた理由は、徳川家康。泉質が良いといわれる、立ち寄り湯の大湯は、徳川家康が天下をとる前に、湯治に来たことが記録に残っています。また、幕府を開いた翌年、1週間熱海で湯治し、他の武将にも勧めたとされます。

豆州熱海絵図という古地図

現存する、最古の熱海の地図が、豆州熱海絵図です(1681年)。

絵図に描かれているのは、大湯と呼ばれる、元湯を中心とした温泉街です。当時は湯戸と呼ばれる湯治宿が、27戸ありました。湯戸は、湯株と呼ばれる、温泉の利用権を持った特権階級でした。大湯を中心とした温泉集落は、遅くとも平安末期までには成立していたと思われます。

現在では熱海七湯と呼ばれる、温泉街の原点となった場所には、なだらかな坂が見られます。

  • アクセス 熱海銀座商店街に入り、大湯をめざす。(熱海銀座商店街は、サンビーチの外れ、熱海親水公園・スカイデッキ付近から、山側に向かいます)
ブラタモリ
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なぜ、なだらかな坂が見られるのでしょうか?

温泉街の原点となった場所には、糸川が流れており、山の土砂を削り、小規模な扇状地を形づくっていたからです。

ブラタモリは、豆州熱海絵図において、温泉街の中心を貫く本町通りを歩き、源泉だった、大湯間欠泉跡に向かいます。

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大湯間欠泉は、大正末期に枯れ、現在は、ポンプでくみ上げ、ときどき間欠泉を再現しています。間欠(歇)泉とは、一定周期で水蒸気や熱湯を噴出する温泉のことを指します。(立ち寄り湯の大湯は、さらに山側にあります)

豆州熱海絵図の時代には、大湯から、坂の下の方へ、湯治宿が立ち並んでいました。木管を使い自然の傾斜で、湯を送っていたのです。絶妙な高低差が、熱海を支えていたのです。

大湯(間欠泉)から徒歩5分、古屋旅館は、江戸時代から続いている旅館です。

古屋旅館には、大湯からお湯を運ぶ絵(昭和時代に書かれたもの)が飾られています。

ブラタモリ
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熱海温泉のお湯を、どこに、運んでいるのでしょう?

お湯は、江戸城まで運ばれていたのです。指示していたのは、歴代の徳川将軍。とくに徳川吉宗は気に入り、9年間で3643樽も運ばせるほどでした。(絵によると、1つの樽を7人がかりで運んでいます)

古屋旅館に眠っていた版木を、タモリさんが刷ってみると、沢庵和尚(江戸初期を代表する禅僧)による、熱海を主題にした歌が彫ってありました。間欠泉のことが触れられています。旅館が、宣伝に使っていたものと思われます。


熱海御用邸と別荘地|ブラタモリ熱海

熱海
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明治中期、皇室熱海御用邸の建築をきっかけに、熱海には政財界人の別荘が、立ち並ぶようになりました。

傾斜地に建ち、緑やその向こうに広がる海を見下ろす借景を持つ、熱海の別荘は、大変な人気を誇りました。かつての別荘のうち、旧日向別邸が現存しています。ブラタモリは、熱海駅を背に左手、伊豆山(写真)を訪ねます。

  • アクセス 熱海駅から徒歩10分(急坂<写真>のため、シニアの方は、行きはタクシーがおすすめ)。2022年4月まで休館中。見学は予約制。

旧日向別邸は、海と島を望む高台にあります。

タモリさん
タモリさん

背景を借景として取り込む、伝統的な庭園の作り方ですね!

日向別邸は、実業家の日向利兵衛が1934年(昭和9年)に立てた別荘で、ブルーノ・タウトが設計した、意匠を凝らした内装が有名です。

熱海市観光協会・公式サイトより

日向別邸には、より良い眺めを得るために、階段状にデザインされたスペースがあります。タモリさんは、壇上に座り、海の景色を眺めました。


熱海旅行では、感染対策に注意が必要!

上にツイートしたように、バスを使った熱海の観光は平日でもリスクがあります。とくにシニアの方は、ぜひ、タクシーを利用してください。10月は、GoToトラベルの東京都民解禁、ブラタモリアンコール編効果で、とくにリスクがあります。

感染対策を重視したモデルコース

東京駅🚄⇒熱海駅🚙タクシー=錦ヶ浦バス停…周辺を見学…カフェ・花の妖精…ホテル(感染対策で、早めにチェックインし、温泉へ)

宿泊は、ホテルニューアカオか、すぐそばの熱海後楽園がおすすめです。熱海駅から、無料送迎バスを運行。いずれもスパ施設を新設しています(下のページをご覧ください)。

熱海Fuuaフーア・今夏の混雑と、絶景♨️温泉露天風呂を独自写真でレポ!|旅行ブログ

  • ホテルニューアカオ 古風な洋式のホテル。メインダイニング錦から海食洞などを見学できる。
  • 熱海後楽園(タワー館) 本館。和室がメインで、高さがあるため海がよく見える。
  • 熱海後楽園(アクアスクウェア) 新館。高さは低めだが、モダンな洋室はリゾート気分。 

丹那トンネルは熱海の救世主|ブラタモリ熱海

熱海~三島には、工事の難しい山地(写真、三島側から)が横たわっているため、東海道線は熱海の手前から、現在の御殿場線を回るルートで運行していました。

しかし、難工事の末、丹那トンネルが開通。熱海は、ようやく東海道本線の駅に昇格し、年間191万人の観光客を集めました。その後も観光客は増え続け、年間1000万人に到達。1947年(昭和22年)頃、熱海は水不足に悩まされるようになります。

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このとき意外な形で貢献したのが、丹那トンネルでした。芦ノ湖3つ分の水が湧いた、と言われたほどの難工事でしたが、排水していた湧き水を、丹那用水として利用することを決めます。

運が良いことに、熱海市街へ水道を供給するには、水源から市街への傾斜がちょうどよいことがわかりました。望ましい水圧を、自然に調えることができたのです。

JR来宮駅そばの丹那神社境内脇から、トンネル前に下りると、2つの4桁の数字を確認できます(写真右)。それぞれ、西暦1918年、西暦1934年を皇紀で示したものです。丹那トンネルが、多くの犠牲者に支えられながら完成した、工事期間を示しています。

東海道本線を通すことで観光地として熱海を盛況に導き、水がめともなった丹那トンネルの存在が、熱海の発展を支えてきたのです。

静岡でブタラモリ概要
現地取材浜松(#153)浜松~なぜ浜松が楽器の町になった♪~
現地取材浜名湖(#152)浜名湖~“ウナギといえば浜名湖”なのはなぜ?~
現地取材下田 (#107)幕府の意向で不本意ながら下田入りしたペリーですが、大変気に入ります。祭りは外国人も歓迎です。
現地取材天城越え(#104,#105)天城越えの歌が作られた、巨石のある湯ヶ島温泉を起点に、難路だった天城越えをめざします。
現地取材三保松原・久能山(2018年新春SP)徳川家康お気に入りの場所が三保松原。タモリは、一富士二鷹三茄子に登場する折戸なすを調べます。
現地取材熱海(#27)ビーチや歓楽街でなく、 海食崖と海蝕洞の見学から。多賀火山が熱海を生んだ?別荘跡も訪問。
富士山(#19,20,21)冨士山本宮浅間大社からスタートし、もっとも最近の噴火である宝永火口を経て山頂をめざします。

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(前々回の放送)ブラタモリ熱海編のまとめ

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