【ブラタモリ伊豆・天城越え編】全内容・ルートを写真でまとめと要約!#104

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NHK番組のブラタモリ伊豆・天城越え編で、タモリさん推奨の伊豆の歴史・地形を踏まえた観光ルートが紹介されました。この記事では、ブラタモリ伊豆(天城越え)編のルートを、アクセスなどの情報とともに紹介します。

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静岡でブラタモリ現地取材概要
現地取材 ブラタモリ浜松(#153)浜松~なぜ浜松が楽器の町になった♪~
現地取材 ブラタモリ浜名湖(#152)浜名湖~“ウナギといえば浜名湖”なのはなぜ?~
現地取材 ブラタモリ下田 (#107)幕府の意向で不本意ながら下田入りしたペリーですが、大変気に入ります。祭りは外国人も歓迎です。
現地取材 ブラタモリ天城越え(#104,#105)天城越えの歌が作られた、巨石のある湯ヶ島温泉を起点に、難路だった天城越えをめざします。
現地取材 ブラタモリ三保松原・久能山(2018年新春SP)徳川家康お気に入りの場所が三保松原。タモリは、一富士二鷹三茄子に登場する折戸なすを調べます。
現地取材 ブラタモリ熱海(#27)ビーチや歓楽街でなく、 海食崖と海蝕洞の見学から。多賀火山が熱海を生んだ?別荘跡も訪問。
ブラタモリ富士山(#19,20,21)冨士山本宮浅間大社からスタートし、もっとも最近の噴火である宝永火口を経て山頂をめざします。

天城越え 湯ヶ島温泉から河津まで|ブラタモリ天城越え

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天城越えとは、三島から伊豆半島を縦断し、下田に至る下田街道の一部。より詳細に言えば、徐々に山深くなる湯ヶ島温泉から、桜の名所・河津に至るルートです。

天城越えは、下田街道の最大の難所でしたが、現在は快適なドライブルートが整備されています。

ブラタモリは、修善寺の南にある月ヶ瀬梅園からスタートします(シーズンのみ開園)。ブラタモリのテーマは、どうして越えたい天城越え、です。


アクセス 修善寺から月ヶ瀬温泉バス停へ。徒歩20分。

天城越えの歌詞

石川さゆりの「天城越え」の歌詞

タモリさんは、石川さゆりの「天城越え」の歌詞を確認します。

  • 隠しきれない 移り香がいつしかあなたに 浸みついた
  • 誰かに盗られる くらいならあなたを殺していいですか……
    何があってももういいの  くらくら燃える火をくぐり……あなたと越えたい、天城越え

ブラタモリでは、写真を見て、天城峠の場所を確認します。つづら折りの道を進み、周辺よりは低い700mの谷を越える形です。


伊豆パノラマパークのさえずりの丘展望台からは、伊豆半島を南北に流れる狩野川が見えます。眼下の市街地は大仁おおひとで、その先が修善寺。写真では、その右上の連山が、天城山です。もう少し右のいくぶん山が低い部分が、天城峠です。

ヒント 大仁には、巨人の長嶋監督の練習地、宿泊先として名高い、大仁ホテルがあります。長嶋監督が室内で!打撃練習をして、1球だけ失敗してしまった部屋が現存しています。

湯ヶ島温泉 『天城越え』が作詞作曲された宿 白壁荘|ブラタモリ天城越え

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ブラタモリは、湯ヶ島温泉に移動し、狩野川沿いの道を旅館・白壁荘を目指します。狩野川は、天城山から沼津に抜ける川です。富士山へ向かい北へ流れる川は珍しく、貴重な存在です。

アクセス 修善寺駅からバスで約30分


湯ヶ島温泉の旅館・白壁荘では、1988年に旅館を改装したさいに、地中から巨大な石が出てきました。ブラタモリは、それをくり抜いて作った名物露天風呂を訪ねます。

外壁は、🏓ブラタモリ伊豆下田編で大きく取り上げられたなまこ壁です。

石をくり抜いて作った露天風呂は、重さは53トンもあります。ハンマーで軽く叩くと、露天風呂の岩は硬く、溶岩性の安山岩だと分かります。天城山は、火山だったのです。

岩風呂は、宿泊日に男性専用、翌朝が女性専用になります(2018年秋現在)。立ち寄り湯や見学は行っていないとのことでした。

タモリさんは庭に移動します。旅館・白壁荘の敷地に見られる岩石が丸いことから、溶岩が川の流れを助けに、転がってきたことが分かります。天城山が、いかに高くて激しい噴火をもたらしたことが想像できます。

写真 白壁荘のフロント周辺

内湯には海底火山由来の岩石?

ブラタモリは、川沿いにある白壁荘の別館(旧館)の地下へ移動します。別館の地下の女湯(現在、朝風呂は男湯)の壁は、周囲の岩をそのまま使っています。

タモリさんが岩を叩いてみると、名物露天風呂の岩よりは柔らかさがあり、崩れている部分もあります。これは、堆積性の凝灰岩です。海底火山の存在が、疑われます。

ブラタモリ
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溶岩性の安山岩から、火山(天城山)の存在が分かります。でも、陸地に堆積性の凝灰岩があるとは、どういうこと?

フィリピン海プレートと伊豆半島南部

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伊豆半島は、本州のなかでは唯一フィリピン海プレートの上にあります。2000万年前、800キロ離れた場所にあった海底火山が原点です。フィリピン海プレートに乗って運ばれ地上に出て、さらに地上で天城山の噴火があり、1400mもの標高に達しました。

伊豆半島の南部は、海底火山の上に、さらに天城山が重なった地形なのです。

  1. 海底火山  … 別館の地下の女湯(朝は男湯)の壁の柔らかい岩【凝灰岩】に痕跡。
  2. 天城山  …  旅館・白壁荘の巨石風呂や、庭の丸い硬い岩【安山岩】に痕跡。

『伊豆の踊り子』と「天城越え」

湯ヶ島温泉には、川端康成も滞在しました。その後、川端康成は、天城越えを舞台にした『伊豆の踊り子』を執筆しています。

また、ブラタモリが取材した旅館・白壁荘は石川さゆりの「天城越え」が作詞作曲された旅館です。

「天城越え」の作詞・作曲使われた部屋(左下)は、2018年秋の改修工事のためなくなってしまいましたが、直筆の歌詞がロビーに残されています。

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幕府も注目していた天城山|ブラタモリ天城越え

ブラタモリ
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なぜ、わざわざ立体地図が作られたのでしょうか?

ブラタモリは、江戸時代、伊豆の代官によって作られた、天城山の地形図を確認します(豆州天城山見取絵図)。絵図には、いくつもの紙を折り込んだ仕掛けがあり、立体地図のようになっています。なぜ、わざわざ立体地図が作られたのでしょうか?

天城山からは、薪や炭が多く生産されます。立体地図は、江戸幕府の関係者が、地形を把握しやすいように作られたのです。

年間降水量が4000mmを越える天城山では、質の良い木材が育ちます。天城山に人が入ってきた理由が、この木材です。天城の語源は、雨木だったです(諸説あり)。

浄蓮の滝|ブラタモリ天城越え

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ブラタモリは、湯ヶ島温泉の南にある、浄蓮の滝を訪ねます。

アクセス 修善寺駅からバスで35分(河津駅からバスで50分)

落差25m、幅最大7mの滝が名物ですが、ブラタモリは岩盤に注目します。タモリさんは、柱状節理を発見します。マグマが冷えるさいに、多数の柱のような状態となることです。

天城のわさび生産

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ブラタモリは、浄蓮の滝のすぐわきの、わさび田を見学します。

浄蓮の滝周辺は「天城越え」が大ヒットするまでは観光地ではなく、山がちな、わさびの生産地でした。江戸時代に、伊豆わさびの生産の原点となった場所です。

わさびは、稲作や耕作に不向きな伊豆の貴重な資金源となりました。現在でも伊豆では、全国の4割のわさびを生産しています。

わさびは、もともとは自然に生えていたものですが、近年は鹿に食べられてしまい、天然ものはあまり見られないとのことです。

ブラタモリ
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わさびは水を選びます。わさびの栽培には、浄蓮の滝の湧き水が望ましいのですが、どういうことでしょうか?

湧き水は、温度が一定であることが特徴。水温12~13度を常に求める繊細なわさびには、温度変化がある川の水では難しいのです。天城の山々には、水が湧く、溶岩の端や、がけが崩れた場所が点在しています。人々が、険しい谷間に多い、その場所を求めて細かな道ができたのです。

タモリさんもわさびを試食

ブラタモリでは、浄蓮の滝で採れたわさびを擦ります。

農家によって食べ方は異なりますが、番組では砂糖、しょうゆ、かつお節を加え、白いご飯にかけて試食します。タモリさんが味見すると、天城のわさびは、ほんの少しでよく効くことが分かります。

観光客向けには、擦りたてのわさびをのせたアイスクリームが用意されています。わさびは、ほんのり甘さがあり、舌触りが絶好です。



天城越え|ブラタモリ天城越え

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ブラタモリは、旧天城トンネルをめざします。旧天城トンネルは、水生地下駐車場付近で分岐する旧道沿いにあります。旧道をクルマは走行できますが、未舗装の上、車幅ギリギリですれ違うことがあります。

ブラタモリで紹介された場所

  1. 氷室跡地付近(橋があり道が左右に分かれるのが目印) … つづら折りの道路形状と、崩れた石を観察しました。
  2. 天城山隧道(旧天城トンネル)… 北の出口、トンネル内、南の出口を観察しました。

つづら折り(氷室跡地付近)

旧道の氷室跡地付近です。天城越えの歌詞にあるような九十九つづら折りが見られ、周辺には崩れて落ちてきた石が見られます。

旧道には、落石よけや落石注意のカンバンが多く見られます。

タモリさんが、石を観察すると、緑がかっていることに気づきます。これは、旅館・白壁荘の内湯で見た、海底火山の岩石です。周辺は、天城山をかさ上げしている、海底火山が地上に現れた部分なのです(火山on下の火山の、下の火山にあたる部分)。

地質が古く、火山の熱で変質していることから、非常にもろく、落石や崩落が頻発してきました。そのため、何度も天城越えのルートは付け替えられています。

ハリスも越えた天城の道

下田に領事館を構えていたハリスは、江戸へ出向くことを再三申請していましたが却下されています。外圧が強まり、幕府は江戸への訪問を許可しますが、天城越えのルートを指示され、大変な苦労をしています。


旧天城トンネルの北側は、豪華な表玄関|ブラタモリ天城越え

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ブラタモリは、旧天城トンネルを訪ねます。

旧天城トンネルは、明治38年に完成した、長さ445.5mの現存最長の石造トンネルです。このトンネルの開通が、天城越えの困難を解消しました。バスが通るようになり、1日がかりの天城越えが、3時間で済むようになりました。

トンネルのアーチ型の頂点(最上部)にある要石に、両側の曲面の力がぶつかり合う構造に設計されています。南北からほぼ手掘りで作られましたが、合流点はピタリと合っています。

旧天城トンネルは北側が豪華

旧天城トンネルは北側が豪華に作られています。黒っぽい岩は、お城の石垣にも使われる玄武岩です。

ブラタモリ
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玄武岩は、周辺で産出しないため、わざわざ運んで来たのです。なぜなのでしょうか?

南伊豆の側からの視点では、北側が、家の玄関に当たります。旧天城トンネルに、南伊豆の人々の期待が集まった結果だと考えられます。

南伊豆のお年寄りに状況を聞くと、南伊豆では、江戸や京へ行きたいという思いが強く、天城越えは悲願でした。天城越えは、現在の観光における北から南へのイメージより、南伊豆から日本の中心へというイメージが強かったのです。

旧天城トンネルの内部

旧天城トンネルの内部の石は、海底火山に由来する凝灰岩が使われています。個数は3万5千個以上。詳しい資料は残っていませんが、周辺から調達されたと考えられます。冬は、3mものつららができることがあります。

旧天城トンネルの南側は、勝手口

旧天城トンネルの南側は、勝手口にあたります。

旧天城トンネルの南側には、緑がかった、海底火山由来の岩が使われています。


河津七滝ループ橋|ブラタモリ天城越え

1978年の伊豆大島近海地震で、旧天城トンネルの南、七滝温泉付近の天城越えの道は崩落してしまいました。

新しく付け替えられた道が、その景観からも知られる河津七滝ループ橋です。山肌に沿った崩れやすい道を諦め、空中を回転することで、一気に高低差を下るように作られました。

河津七滝(ななだる)

ブラタモリでは訪問を省略していますが、河津七滝は、河津七滝ループ橋の直下付近にあります。

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