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ブラタモリのまとめ

【金毘羅(こんぴら)さん】ブラタモリ紹介の歴史・地形観光スポットまとめ…2017.1.21

2017/01/23

NHK番組のブラタモリで、こんぴらさんの歴史や地形を踏まえた観光スポットが紹介されました。旅行の備忘録や教養のためにぜひご利用ください。

都合により、記事の完成が月曜日となりました。お詫びいたします。

前回のブラタモリ

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【讃岐うどん】ブラタモリ紹介 香川の歴史・地形観光スポットまとめ…2017.1.14

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金毘羅(こんぴら)さんとは/ブラタモリこんぴらさん

ブラタモリが訪ねた金毘羅(こんぴら)さんの正式名称は、金刀比羅宮(ことひらぐう)。香川県琴平町の象頭山(琴平山とも呼ぶ)の中腹にあり、785段の階段を登ります。海の神を祭る、海上交通の守り神ですが、農業、医薬、芸能の神としても知られ、幅広いご利益があります。金毘羅(こんぴら)の名は、サンスクリット語(=南・東南アジアの古代語)のクンビーラ(=ワニ、あるいは竜の前身)からきています。

こんぴらさん

金毘羅(こんぴら)さんへは、琴平駅から、徒歩で向かうことができます。参拝客は年間に300万人以上。金比羅(こんぴら)さんが賑わったのは、江戸時代から。老若男女、様々な身分の人が金比羅さんを目指しています。ブラタモリのテーマは、なぜ人は、金比羅さんを目指すのか。

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大門とあめ売り/ブラタモリこんぴらさん

タモリさんは、参道の大門をくぐり神域に入ります。振り返ると見事な景色が見えます(上の写真はPCでは、回転できます)。

神域では、本来、お土産を売るなどの商売は出来ませんが、金毘羅さんでは、800年前から飴(あめ)を売る商売が続いています。5人の方が、五人百姓と呼ばれ、許可を得て飴を売っています。なぜなのでしょうか?

画像出典:楽天市場(クリックできます)

こんぴらさんで売られている飴には、飴を叩き割る小さな金槌が付いています。これは、大きめの飴を叩き割るためです。持ち帰った人が、飴を割ってシェアすることで、金比羅(こんぴら)さんの信仰が広がってゆきました。

こんぴらさんは、海上交通の守りですので、神海運に携わる人が、西回り航路(酒田・下関・大阪・江戸)に沿って、信仰を広めた面もあります。

金刀比羅宮(ことひらぐう)の宝物/ブラタモリこんぴらさん

金刀比羅宮(ことひらぐう)の「金毘羅庶民信仰資料収蔵庫」には、貴重な宝物が収められています(一般非公開)。ブラタモリが特別に中に入れてもらうと、酒樽が多数あります。この酒樽は、どこからやってきたのでしょうか?

この酒樽は、「流し樽」と呼ばれています。海上の船舶から、酒や賽銭を詰めた酒樽が、海に落とされ、地元の漁船が回収し奉納する仕組みです。この背景には、江戸時代初期から、海難が増え続けた事実があります。流し樽を流した船乗りにも、見つけて山上のこんぴらさんまで担ぎ上げた地元の漁師にも、双方にご利益があるとされていました。この風習は現在も受け継がれ、金毘羅庶民信仰資料収蔵庫には、自衛隊の船舶が流した流し樽も奉納されています。

境内の道をタモリさんが歩くと、直進せずに大回りする箇所があります。写真は、1度左に曲がり、さらに右に曲がる地点です。なぜ、回り道をさせているのでしょうか?

※場所 金刀比羅宮(ことひらぐう)本堂すぐ手前。

この場所は、江戸時代にはまっすぐな参道だったのですが、こんぴらさんの人気から奉納が多く、名前を記した玉垣を置き、参詣者に見て頂くためにも、大回りに道のつけ替えが行われたのです。

金毘羅さんと地形/ブラタモリこんぴらさん

こんぴらさん 本宮

ブラタモリは、本宮に移動します。

こんぴらさん

本宮を背にして左手からは、海がよく見えます。逆に海からもよく見えます。象頭山は、名の通り、海上からは象の形に見え、本宮の場所が、象の目になっています。なぜ金毘羅(こんぴら)さんは、標高538mの象頭山の中腹に建てられたのでしょうか?

メサ

出典:ウィキペディア

「メサ」とは、アメリカ合衆国によくある地形です。柔らかい地層に、硬い地層が重なった場所に見られます。時間の経過で、柔らかい地層が侵食され、硬い地層が机のように残る地形です。

象頭山(ぞうずさん)

出典:ウィキペディア

こんぴらさんが建つ象頭山(ぞうずさん)は、柔らかい花崗岩でできた窪地に、硬い安山岩が入り、しだいに花崗岩が崩れ、安山岩が地表に現れたメサの1種です。

金刀比羅宮(ことひらぐう)の本堂は、象頭山の左隅、中腹に位置します。本宮の場所は、侵食されマサ(真砂)も見られる、柔らかい花崗岩層の1番上の場所です。硬い安山岩地層に比べ、傾斜がゆるやかで、建物が立てやすい特徴があります。一方でそれなりの高度があり、海からも見え、登ってもありがた味のある場所なのです。

※マサ(真砂)・・・花崗岩が風化したもの。

芝居小屋「金丸座」と金毘羅さん/ブラタモリこんぴらさん

ブラタモリは、金刀比羅宮(ことひらぐう)から降り、麓にある門前町に移動します。

門前町では、月に2回、富くじが発売されていました。発売日から当選発表まで日が開くため、参詣客の滞在期間が長くなります。当選発表の場所は、芝居小屋の「金丸座」です。富くじの抽選が行われていた痕跡として、舞台の隅に、抽選が公正であるかどうか監視する場所があります。

金丸座

金丸座(かなまるざ)は、狭い升席に4人ずつ、観客がぎっしりと入り、いつも満員御礼でした。金丸座にある、すっぽんという舞台装置は、舞台下から、舞台上に急に現れることができる仕掛けです。タモリさんは、実際にすっぽんを体験します。

運試しとショーがある門前町は、現代のラスベガスのような町だったのです。

第3の鉄道の跡/ブラタモリこんぴらさん

高松駅から琴平駅までは、JRと「ことでん」(琴電)の2本の鉄道が競い合っています。(出典:Yahoo!乗換案内)

琴電 高松 琴平

ことでん(琴電)は、高松駅から徒歩4分の高松築港駅から出発し、1時間強で琴平につきます。時間は少しかかりますが、電車に風情があり、琴平では、JRよりこんぴらさん寄りに駅があります。

JR 高松 琴平

JRは、快速を利用すると、45分ほどで到着しますが、乗り換えがあり、運賃は高くなります。

ブラタモリは、琴平駅の北側、JR線沿いの住宅地に移動します。

ことでんとJR線が立体交差する場所(印)です。よく見ると、ことでんがJR線をくぐる場所の左側(北側)に、別の線路の跡があります。第3の鉄道があったのです。

琴平急行電鉄の跡です。琴平急行電鉄は、坂出から琴平を結んでいました。タモリさんが、金倉川のそば(印)に移動すると橋、脚の土台のコンクリートが残っています。琴電の駅よりも、金毘羅(こんぴら)さん近くに駅があった痕跡です。

川を渡った場所(印)には、琴平急行電鉄の廃線跡に建てられた家があります。琴電琴平駅よりも、こんぴらさんに近い、現在琴平湯便局がある場所(印)が、琴平急行電鉄の琴平駅の跡です。

さらに琴平急行電鉄の琴平駅跡の近くに、第4の琴平駅跡があります。琴平参宮電鉄も走っていたのです。

琴平急行電鉄

  • 1930年から1944年
  • 坂出駅~電鉄琴平駅
  • 金刀比羅宮(ことひらぐう)への第4の路線として、開業。
  • 坂出は重要な港だったが、高松には劣り、営業はやや苦戦。1944年に国から不要不急路線に指定され、資材供出のうえ廃線。

琴平参宮電鉄

  • 1923年(琴平開通)から1963年
  • 坂出駅前~(丸亀通町駅経由)~琴参琴平/ほかに多度津桟橋通駅からの路線
  • 琴参琴平駅は、最もこんぴらさんに近い場所(かつては国鉄が使用していた)。
  • 戦後、クルマ社会の進行や、坂出港の地位低下で乗客が減り廃止。

成田山でも繰り広げられた、鉄道の乗客争奪戦

金刀比羅宮(ことひらぐう)への参詣と同様、成田山でも、3つの鉄道が絡む乗客の争奪戦がありました。成田駅周辺には、今でも痕跡が残っています。詳細は以下の記事をご覧ください。現地取材で記事を強化してあります。

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【成田山新勝寺】ブラタモリ紹介の歴史・地形観光スポットまとめ…2017.1.2

前回のブラタモリ

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【讃岐うどん】ブラタモリ紹介 香川の歴史・地形観光スポットまとめ…2017.1.14

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