【ブラタモリ葉山編】全内容・ルートを写真でまとめと要約！｜再放送 #163

再放送　ブラタモリの再放送について

😎鎌倉2024年版 （#260･261）幻の御所と２つの寺院	😎鎌倉2015年版 （#5,#6）鎌倉の地形を探る	横浜港・川崎 （#203）東京湾はどう発展？
葉山 （#143）御用邸と幻の鉄道計画	😎武蔵小杉 （#125）なぜ発達？古い武蔵小杉	😎湘南 （#115）江戸時代の湘南は大磯！
箱根 （#71,#72,#114）七湯のしおりが箱根の原点	😎横須賀 （#42）なぜ横須賀は要港すか？	😎横浜 （#38）中心は神奈川駅だった
😎小田原 （#28）難攻不落・小田原城の守り

葉山港｜ブラタモリ葉山

ブラタモリは、東京オリンピック（１９６４年）にあわせて開業し、１５０隻以上のヨットを擁する、葉山マリーナからスタート（地図）。テーマは、憧れの葉山はどうできた？です。

• 京急 逗子・葉山駅🚌→４分→葉山マリーナ

葉山といえば、ヨット、御用邸、別荘地から、高貴なイメージがあります。ヨットと葉山が有名になったのは、石原裕次郎の映画『狂った果実』でした。

江の島ごしの富士山の絶景

ブラタモリは、船で葉山の海へくり出します。葉山は、江ノ島のすぐ近くにあり、相模湾を挟んだ、江の島ごしの富士山は、葉山を象徴する風景です。

正解は、風が良いこと。海域によって風が変わる、つまり複雑な風が吹くことです。ヨットの操縦の腕の見せ所となります。

葉山の複雑な風｜ブラタモリ葉山

海から陸を見ると、葉山には、山地が２列あることが分かります。入り組んだ山々の間を風が吹き抜けると、複雑な風が生まれるからなのです。山が端までせり出していることが、端はしの山、端山はやま、つまり葉山の地名の由来です（諸説あります）。

森戸海岸｜ブラタモリ葉山

ブラタモリは、森戸海岸を訪ねます（地図）。晴れていれば富士山が見える、人気のビュースポットです。石原裕次郎の碑があります。

森戸海岸の脚元は、砂岩が泥岩が混在しています。この固い地層を葉山層群と呼びます。

葉山には、１８８万年前の地層である、葉山層群が分布し、さまざまな作用を受け、複雑な地形を作っています。葉山層群は、房総半島につながっています（総称して、葉山–嶺岡帯）。

海岸の岩に、断層が見られます（縦に陰になっているところ）。葉山の町全体に、断層が複雑に分布しています。断層は浸食を受けやすく低地になります。断層が、葉山の地形を複雑にしたのです。

なぜ葉山に御用邸？｜ブラタモリ葉山

葉山町は、明治２０年代、ドイツ人医師が保養地として紹介し、多くの皇室関係者が別荘を作っています。明治２７年には葉山御用邸が作られました。

葉山に御用邸が建てられたのは、山中を抜け、海軍の拠点・横須賀に抜けられたのも、１つの理由と言われています。葉山御用邸が建てられたのは、軍事が重要だった、日清戦争のころ。明治時代は、天皇陛下が、軍の大元帥だいげんすいだったのです。

旧東伏見宮葉山別邸｜ブラタモリ葉山

ブラタモリは、旧東伏見宮葉山別邸（一般非公開）を訪ねます。現在、建物が残っている親王（天皇の親戚）の別荘は、旧東伏見宮葉山別邸（地図）だけです。現存する洋館のほか、奥には、炊事場や女中が住まう、和館も建てられていました。

東伏見宮家は、海軍大将を輩出しています。旧東伏見宮葉山別邸の目の前には、横須賀へつながる道があります。有事のさいに、横須賀へ出られる立地だったのです。

旧東伏見宮葉山別邸の内部

旧東伏見宮葉山別邸の１階は応接スペース。

２階には、ナイフスイッチや碍子がいしがむき出しの、古いタイプの配電盤があり、タモリさんは大喜び。配電盤を見ると、部屋ごとの用途が表示されており、２階はプライベートな空間であることがわかります。床の間もある、とても大きな和室や、海が見える洋風のサンルーフがありました。

ヒント　ナイフスイッチとは、ナイフ状の電極（刃）を、別の電極（刃受）に差し込むことにより、電気などが通ずるスイッチのこと。下の模型を参照。

別荘地の地図

葉山の別荘地の地図（大正１５年）を見ると、景色の良い海沿いだけでなく、山沿いにも多くの別荘があります。葉山は、海から登り坂が続くため、山沿いからも富士山が見えます。

葉山に別荘が集まったのは、富士山が見える場所が多いからだったのです。海、江の島、富士山が一直線に見える場所が、葉山だったので。

葉山の鉄道計画とは？

ブラタモリは、逗子市へ移動します。葉山町には鉄道がなく、逗子市の逗子・葉山駅が一応の玄関口となっています。

京急の逗子・葉山駅は、かつては新逗子駅でしたが、葉山への観光客誘致という狙いもあり、改称されています。逗子市にある「葉山駅」ということで、葉山町民には、反対意見もありましたが、女性の旅行客が増えるなど、効果も出ています。

湘南電鉄予定線

タモリさんは、終点にあたる逗子・葉山駅の改札を背に、まっすぐ伸びる道を見つけます。葉山に鉄道を伸ばす計画があったのです。

しかし、別荘地のまんなかを鉄道が通れば、いまの静かな葉山は、なかったかも知れません。

森戸海岸で見た、葉山層群の固い地質や断層の存在は、大正時代の技術ではトンネルの建設が不可能で、建設を断念したと言われています。

😎鎌倉2024年版 （#260･261）幻の御所と２つの寺院	😎鎌倉2015年版 （#5,#6）鎌倉の地形を探る	横浜港・川崎 （#203）東京湾はどう発展？
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箱根 （#71,#72,#114）七湯のしおりが箱根の原点	😎横須賀 （#42）なぜ横須賀は要港すか？	😎横浜 （#38）中心は神奈川駅だった
😎小田原 （#28）難攻不落・小田原城の守り