【ブラタモリ飛鳥 全ロケ地】田園に点在する日本の原点#162/祝・世界遺産!奈良・飛鳥SP

とらべるじゃーな!
とらべるじゃーな!

NHK番組のブラタモリ飛鳥編で、飛鳥の歴史や地形を探るルートが紹介されました。このページでは、ブラタモリ飛鳥編の全内容・ルートを、写真やアクセスなどの情報とともに紹介します。
※2026年祝・世界遺産!奈良・飛鳥SPでは同内容を再編集して放映されました。

「日本」の名前が用いられる前の時代、飛鳥で国づくりの基礎がつくられました。1400年も前のことですが今でも遺構が残ります。日本の桜の代表格、ソメイヨシノの名前のもとになった吉野。桜を育てたある石とは? 吉野は長く山伏が活動した山深い場所ですが、桃山時代に豊臣秀吉は徳川家康や伊達政宗を招き華やかな花見を楽しみました。

正倉院(#262)吉野(#238)
法隆寺(#161)飛鳥(#162)奈良(#10,#11)

2026年の祝・世界遺産!奈良・飛鳥SPは、盆地の北にある若草山の山頂での新規収録からスタート。世界遺産記念として、6年前の内容が再編集で放映されました。

明日香村

明日香村の風景

ブラタモリは、奈良県の明日香村の田園風景からスタート。「日本」の名前が用いられる前の時代、約1400年前にこの場所で国づくりが始まりました。

  • 田園風景の推定位置 飛鳥宮跡(地図) の南側一帯

ブラタモリ飛鳥編のテーマは、なぜ飛鳥は日本の国の礎となったのかです。飛鳥は、592年、初めて都が置かれた場所。何度か遷都を繰り返し現在は東京が都になっています。

ブラタモリは、飛鳥時代の宮殿跡である「飛鳥宮跡」を訪ねます。

周囲の田園風景は、日本の原風景とも言われます。タモリさんは、大化の改新のきっかけとなった、乙巳いっしの変、蘇我入鹿暗殺の現場の再現を見学します。

  • 飛鳥宮跡(地図) 橿原神宮前駅からバスで30分、岡天理教前下車。

乙巳の変 …中大兄皇子なかのおおえのおうじ・中臣鎌足なかとみのかまたりらが、蘇我入鹿そがのいるかを宮中で暗殺し、蘇我氏(蘇我宗家)を滅ぼした飛鳥時代の政変。その後、中大兄皇子は体制を刷新して大化の改新を実施しました。

中臣鎌足の子孫は、大河ドラマ『光る君へ』で活躍する、藤原氏一族です。

石舞台古墳

ブラタモリは「石舞台古墳」を訪ねます。6世紀に、巨石30個を積み上げて造られた石室古墳でその規模は日本最大級。もとは覆いがありましたが、現在は石室が露出しています。

古墳時代から飛鳥時代に勢力を持ち、代々大臣を出していた有力豪族であった蘇我氏にゆかりがあると考えられています。

  • 石舞台古墳(地図) …橿原神宮前駅からバスで30分、石舞台下車。飛鳥寺(岡天理教前バス停)からバスで5分。

タモリさんは、石室の中に入ります。これが蘇我氏の巨大権力の証しとは、どういうことでしょうか?

他の古墳(石室)は、しゃがんで入る規模のものが基本です。数人が横に並んだまま入ることができる石舞台古墳は、蘇我氏の権力を表していることに、ほかなりません。石舞台古墳の埋葬者は、蘇我馬子、蘇我稲目などの説があります。

飛鳥寺

ブラタモリは飛鳥の集落で、礎石が塀の下にある場所を見学したあと「飛鳥寺」を訪ねます。

境内には、数多くの礎石があります。これには建築の歴史上、重要な意味があるのですがどういうことなのでしょうか?

日本でいちばん古い礎石だったのです。

蘇我氏は、従来工法の「掘立柱」(地中に柱を立てる)から、礎石に柱を立てる建築を初めて取り入れたのです。飛鳥寺は法隆寺よりも古い歴史を誇ります。

【ブラタモリ法隆寺 全ロケ地】ルートを写真でまとめ、浅野里香アナデビュー回 #161

  • 飛鳥寺(地図)…橿原神宮前駅からバスで17分、飛鳥大仏前で下車。または石舞台古墳(石舞台バス停)から、バス8分+徒歩18分。
Wikipedia、パブリックドメイン(Saigen Jiroさん)

飛鳥寺は、日本最古のお寺であるだけでなく、日本最古の仏像も遺されています。作られたのは609年、今年(番組初回放映年)で1412歳となります。

飛鳥寺の役割

飛鳥は周りを山に囲まれた小さな盆地で、北側の入口部分に飛鳥寺が作られました。盆地の中には宮殿が作られ、飛鳥寺は守りの役割を負っていたのです。

乙巳の変、Wikipedia パブリックドメイン

蘇我氏は、こうして作った宮殿に天皇を呼び込みました。しかし、権勢を極めた蘇我氏は乙巳いっしの変(蘇我入鹿暗殺)で滅亡します。

その後、斉明さいめい天皇(女性)が権力を掌握し豪族中心から天皇が中心の時代に変わります。

水落の場所(水落遺跡)

ブラタモリは、水落の場所を訪ねます。低い柱が並ぶ不思議な光景ですが、地面を掘り返した部分に、礎石があります。

  • 飛鳥水落遺跡(地図)… 飛鳥寺から北西に徒歩3分。飛鳥バス停も利用可。

礎石が地下にあり、さらに礎石同士をつなぐようにいくつかの石を配置する不思議な設計です。これは、何を意図していたのでしょうか?

これは、地震のときに礎石や柱がずれないようにという配慮です。決して大きくはない建物ですが、何が置かれていたのでしょうか?

古文書によると、日本で初めて時計が置かれた場所と分かります。

引用 下に添付の動画(朝日新聞デジタル)から

水時計は、下の水槽にたまる水量で時間を計る仕組みです。水時計の保護は、非常に重要なため屈強な建物が作られたのです。

時を決め、時を支配することは、国を支配する上で、根幹となる重要なことです。当時は、百済や高句麗が滅んだ激動の時代。倭わの国は、国の基礎固めを急ぎました。

実は、水落の地名がつけられたのは明治期。その頃には水時計の存在は分かっていなかったのですが、地名が伝えていたのです。

2つの石造物

ブラタモリは、2つの石造物(須弥山石と石人像)が見つかった場所を訪ねます。石造物が見つかった場所には「迎賓館」があったとみられます。

石造物は、噴水を構成する一部でした。日本は水が豊かで、噴水がありがたがられることはありません。なぜ噴水が作られたでしょうか?

外国からの客人に、石を貫いて水が通るように加工する高度な技術を見せるためだったのかも知れません。

※動画は、2つの石造物のほか、水落の場所や時計の仕組みも解説しています。
※2つの石造物(須弥山石と石人像)は、飛鳥資料館(飛鳥寺の北東、徒歩13分。飛鳥水落遺跡からも徒歩13分)に所蔵されています。

引用 飛鳥資料館

一列に並ぶ低い田んぼ

ブラタモリは、一列に並ぶ周辺より低い田んぼがある場所を訪ねます。なぜ低くなっているのでしょうか?

これは、運河の跡です。宮殿の東の山に石垣を作るための石を運びました。日本書紀には下のように記されていました。3万人を動員し石を15キロも運んだ、世紀の大土木工事だったのです。

舟二百隻ふたももふなを以て、石上山の石を載みて、流みづの順ままに控引ひき、宮の東の山に石を累かさねて垣とす。時の人の謗そしりて曰はく「狂心たぶれこころの渠みぞ。功夫ひとちからを損おとし費すこと、三万余みよろずあまり。

ブラタモリは、宮殿の東の山の石垣の痕跡を訪ねます。石垣を見学したあと、山の上に登ると、不思議な石がありました(酒船石遺跡)。

酒船石遺跡

ブラタモリは、竹林に囲まれた「酒船石遺跡」を訪ねます。

  • 酒船石遺跡(地図)…橿原神宮前駅からバスで30分、岡天理教前下車。飛鳥宮跡(地図) と同じバス停です。

くぼみと溝のある不思議な石です。どのような用途で作られたのでしょうか?

お酒を作るもの、ゾロアスター教の儀式に関係したものなど、さまざまな説があります。ブラタモリの解説者は、占いに使った「笹船石」であったのではないかと考えています。笹の葉を水に浮かべて、占いをしたということです。

周囲には、祭り事(政治)に使われた場所が発掘されたため、占いの説の1つの根拠になるかも知れません。

  • 亀形石造物(地図)…酒船石遺跡から徒歩4分。

タモリさんは、飛鳥の地を一望します(初回放送、2026年とも同じ場所から)。感想として先立つのはその狭さでした。この狭い場所で、日本の国の原点が生まれたのです。

「日本」の名前が用いられる前の時代、飛鳥で国づくりの基礎がつくられました。1400年も前のことですが今でも遺構が残ります。日本の桜の代表格、ソメイヨシノの名前のもとになった吉野。桜を育てたある石とは? 吉野は長く山伏が活動した山深い場所ですが、桃山時代に豊臣秀吉は徳川家康や伊達政宗を招き華やかな花見を楽しみました。

正倉院(#262)吉野(#238)
法隆寺(#161)飛鳥(#162)奈良(#10,#11)

高い崖の上にあるのにスムーズにたどり着ける不思議な地形が清水寺。清水のような定番スポットも地理面から興味深く紹介されていますが、なかなか気づきにくい穴場なら大原は特におすすめ。このほか、山科、西寺跡、西陣地区、伏見城跡、御土居などは地形や歴史を伝える場所です。

平等院鳳凰堂
(新)
三十三間堂
(新#19)守られた仏像と秀吉
😎東海道五十七次
(#SP)大坂へ続く分岐路
😎山科
(#234)巨大要塞の痕跡
😎東寺
(#233)幻の「西寺」があった
😎大原
(#207)癒しの里を巡る
😎鴨川
(#206)貴船神社と納涼川床
天橋立
(#172)共通テスト的中の地形
😎比叡山編
(#143 144)山深い仏教の聖地
😎京都御所編
(#142)幻の秀吉・聚楽第を発見!
京都西陣編
(#139)西陣織はどうできた?
😎宇治編
(#103)宇治茶はなぜうまい
😎銀閣寺・東山編
(#102)引き算の美学とは
😎京都祇園編
(#70)花街は分業制?
😎清水寺
(#69)類まれな崖の地形
😎伏見編
(#37)秀吉の面影を探る
😎嵐山編
(#36)渡月橋の景色
😎南禅寺・御土居
(#パイロット版)幻の先行版

😎マークは、現地取材済みです。

😎見逃した方はこちらから
【ブラタモリ見逃した?】再放送、過去放送の視聴方法
ブラタモリ書籍一覧

😎過去回ロケ地 完全収録

ブラタモリ
ブラタモリ

コメントをどうぞ(情報ご提供、旅行相談など)

タイトルとURLをコピーしました