NHK番組のブラタモリ松本編で、タモリさんが松本の地形・歴史が分かるスポットの紹介しました。このページでは、ブラタモリ松本編が訪ねた場所やアクセス等をご紹介します。
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長野でブラタモリ | 内容 |
😎現地取材 安曇野(#223) | わさびが育つ名水はじめ、安曇野の水の秘密を探りました。秘伝のタモリ流わさびアイスレシピも登場。 |
😎現地取材 善光寺(#222) | |
😎現地取材 松本(#183) | 武田・豊臣・徳川の武将に愛された松本城。テーマは「国宝・松本城はなぜ愛された?」です。 |
😎現地取材 諏訪(#182) | テーマは、「なぜ人々は諏訪を目指すのか?」。盆地と八ヶ岳の山裾の狭い範囲ですが、年間1200万人もの観光客が訪ねます。 |
😎現地取材 軽井沢(#16) | なぜ標高900mに広大な平地が出現したかなど、軽井沢繁栄の秘密を探ります。 |
碓氷峠、鉄道文化むら(#24) |群馬県にも分類 | 碓氷峠越えは、想像よりは楽だった? 長野側の地形の秘密と、溶岩流の役割を探ります。 |
松本とは?
ブラタモリ松本は、現行シリーズの第183作目。豊かな湧き水の町、長野県松本市の中心は、武田・豊臣・徳川の武将に愛された松本城。テーマは「国宝・松本城はなぜ愛された?」です。
アクセス | ・新宿駅から特急あずさで2時間30分前後。 ・名古屋駅から特急しなので2時間前後。 |
主な観光地 | ・松本城 ・旧開智学校(国宝、休館中) ・松本市美術館(松本出身の草間彌生の展示で知られる。2022年4月まで休館) |
名物 | ・信州そば(【便利マップ】本物志向!松本駅そばランキング) |
松本と長野 | ・長野県の県庁所在地は長野です。松本は「学都」と呼ばれています。 ・長野市(人口約37万人)と、松本市(人口約24万人)はもともとは別の県。対抗意識が強くあります。 |
ポスターのご提供ありがとうございます。
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— さすらいの旅人 (@dash77TV) November 4, 2021
国宝5城の1つになった理由「複雑な構造」の天守はどう出来た?| ブラタモリ松本
松本城は、松本駅から徒歩15分。ブラタモリは、松本城の入口からスタートします。
松本城は、黒いお城として人気があります。400年前の天守が残る貴重なお城です。観光客に人気がある角度は、赤い橋越しの松本城です。
ブラタモリは、秋以降に魅力が増すアルプスを背にする松本城を紹介。ロケ時は曇っていましたが、晴れると写真のようにアルプスが見えます。
松本城は、国宝5城(ほかは姫路城・彦根城・松江城・犬山城)に選ばれたお城です。赤い手すりの月見櫓は、天守には珍しい、接待のための場所です。
松本城が、国宝5城の1つに選ばれたのが、複雑な構造の天守。これは、どのように出来たのでしょうか?
合計5つの天守と櫓がつながった、複雑な構造です。城主が何度も変わり、増築されていることが、その理由です。石川数正が大天守と右側。松平直政が左側。さらに武田信玄も居城としています。
松本の城下町
守りが弱い「平城」ながら武田信玄が松本に目をつけた秘密とは? | ブラタモリ松本
松本城の天守からの風景です。遠くに山が見えますが、城下町が広がっています。
美ケ原温泉から見た、松本市の様子です。松本城は、平地にできた平城だと分かります。武将たちは、なぜ松本城を拠点にしようとしたのでしょうか?
戦国時代、武田信玄は信濃侵攻への足がかりとして、1550年から32年間松本城(当時は深志城)を治めています。守りが弱い平城ですが、なぜ信玄は松本城に目につけたのでしょうか?
ブラタモリは、城の北側を歩きます。石垣の切れ目、木橋(地図)を見学し、現在公園となっている堀の跡を尋ねます(地図)。堀の跡には、自然の湧水が沸いています。山城、平山城に比べ、湧き水が豊富なことが、松本城が多くの武将に選ばれた理由の1つです。
ポスターのご提供ありがとうございます。
— myoty34 (@myoty34) November 5, 2021
水が湧くのは複合扇状地のおかげ? | ブラタモリ松本
松本城の城下町では、随所に水が湧きます。ブラタモリは、城の東側を訪ねます。
城の東側には、水門がありました(地図)。水切り土手と呼ばれ、一度水をせき止め、水位を調整する役割を持ちました。古地図を見ると、水門は計4か所。なぜ水門が必要なのでしょうか?
松本は比較的平坦な盆地ですが、松本城の周辺は、北東(高い)から南西(低い)に傾いています。堀の水が偏らないように、水門で調整をしていたのです。
なぜ松本には、水が湧くのでしょうか?
傾きがあるということは、扇状地。扇状地の先端(扇端)では、地下の水が地表近くに上がってくるため、水が湧くのです。さらに、複合扇状地が松本の特徴です。
松本では、きれいな水を使った、蕎麦が有名です。
川が直角に曲がる理由は?自然派と人工派が対決! | ブラタモリ松本
ブラタモリは、松本城の南東、女鳥羽川周辺を訪ねます。古い街並みが残り、観光地としても人気があります。
女鳥羽川は、直角に曲がる場所があります。ちょうど松本城の南側、東側を流れることとなり、天然の堀として、松本城を守る役割を果たしてきました。
女鳥羽川が直角に曲がる理由には、2つの説があります。
- 人工派 当時の技術なら、流路を曲げることは可能。
- 自然派 女鳥羽川の流路が東側の扇状地(複合扇状地の1つ)に押されることで曲がった。
善光寺街道と野麦街道の分岐点にあるメリットとは? | ブラタモリ松本
松本周辺から、善光寺西街道を経て善光寺に行くことができます。また、野麦街道を経て、飛騨へ向かうこともできます。
これは、どのような意味があったのでしょうか?
松本から北へ向かう善光寺街道こそが、北へ攻めたい武田信玄が、松本に注目した理由です。善光寺の手前は、川中島の戦いがあった場所です。武田信玄は、西の飛騨への勢力拡大も狙っていました。
その後松本は、秀吉にとっても重要な場所となります。秀吉は、家康を意識していました。下諏訪の諏訪大社下社付近を通る中山道は、江戸へ向かい、そこに家康がいたからです。
信玄は断層に導かれて甲斐から松本へやって来た? | ブラタモリ松本
ブラタモリは、松本城の西側を訪ねます。西側には、段差(写真中央ガードレールのある場所)があります(地図)。
始めから段差があれば堀を作るのは、比較的容易です。段差は、断層の場所。断層の存在が、松本城の位置を決め、街道を東に押しやったと考えられます。
松本は、ブラタモリ諏訪で紹介された、糸魚川-静岡構造線(糸静線)が通過し、構造線には断層が多く見られます。
糸魚川-静岡構造線は、ブラタモリ・フォッサマグナで詳しく紹介されました。
ブラタモリは、城山公園を訪ねます(地図)。
断層が北から南へ延びていることがわかります。縄文海進で諏訪に海沿いの縄文人がやってきたように、武田信玄は断層に導かれて、甲斐から松本へやって来たのかも知れません。
😎見逃した方はこちらから
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😎過去回ロケ地 完全収録
ブラタモリが、長岡→燕・三条→新潟市を、信濃川なしには語れない地域としてまとめてくれそう!😎
— ブラタモリ (@buratamori2018) August 27, 2023
漏れる糸魚川、上越、村上などは北前船航路でカバー🚣♂️
信濃川、北前船で理解しやすく全県を売り出せば、まだまだ観光客は来そう!
動画は十日町市に信濃川が作った河岸段丘で、このエリアもカバー。 pic.twitter.com/pFJF4tlKW3
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