【ブラタモリ京都山科・全ロケ地】タモリさんが要衝・山科を探る#234

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ブラタモリ京都・山科編で、タモリさんが、滋賀県との境にある要衝ようしょう・山科の地理、地学や歴史に関わるずらし旅スポットを紹介します。このページでは、ブラタモリ山科編の、ロケ地、内容、関連情報を分かりやすくご紹介します。

下のリンクで「ブラタモリ」の体験視聴をご案内中です(「どうする家康」は初回から視聴OK)。

😎山科
(#234)巨大要塞の痕跡
😎東寺
(#233)幻の「西寺」があった
😎大原
(#207)癒しの里を巡る
😎鴨川
(#206)貴船神社と納涼川床
天橋立
(#172)共通テスト的中の地形
😎比叡山編
(#143 144)山深い仏教の聖地
😎京都御所編
(#142)幻の秀吉聚楽第を発見!
京都西陣編
(#139)西陣織はどうできた?
😎宇治編
(#103)宇治茶はなぜうまい
😎銀閣寺・東山編
(#102)引き算の美学とは
😎京都祇園編
(#70)花街は分業制?
😎清水寺
(#69)類まれな崖の地形
😎伏見編
(#37)秀吉の面影を探る
😎嵐山編
(#36)渡月橋の景色
😎南禅寺・御土居
(#パイロット版)幻の先行版
😎は現地取材

山科とは?|ブラタモリ京都・山科

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山科は、京都駅から電車で1駅。京都市の東部に位置する、山に囲まれた地域です。

山科駅から滋賀県側を望む

かつて農村だった山科も、現在は、京阪のベッドタウンとなり、京都の玄関口として発展しています。観光地としては、隨心院、毘沙門堂でも知られます。

ブラタモリは、山科を望む山科疏水展望広場からスタート(地図)。

東山により京都盆地から、音羽山などにより近江盆地(滋賀県)から隔てられた、独立した盆地状の地形です。古い時代より、京都と東国とを結ぶ交通の要衝ようしょうでした。

今回の舞台は、山科。京都と東国をつなぐ要衝だからこそ生まれた、数々のすごいものとは? タモリさんが旅のお題「要衝・山科は何を生んだ?」を探ります。

“知るも知らぬも逢坂関”を知れば山科が分かる!|ブラタモリ京都・山科

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逢坂関おうさかのせきは、山科区と大津市の境にある、奈良時代に設けられた関所です(住所は大津市)。とくに平安時代に、京と東国を結ぶ交通の要衝として栄えました。

京都と東国のほか、2つの水運ルートをつなぎます。

アクセス 京阪大谷駅降りてすぐ。旧道の雰囲気が良いです。

ブラタモリは、逢坂関跡を訪ねます。

逢坂関は、現在でも、百人一首でよく知られている場所です。

れやこの 行くもかへるも 別れては 知るもしらぬも 逢坂あふさかせき(蝉丸)
(現代語訳)これがまあ、京を出て行く人も帰る人もここで別れ、知り合いも他人も出会うという逢坂の関なのか
※あふさかは、オーサカと発音します。

なつかしの李澤すももざわ教授

フジテレビの「ヨルタモリ」(2014~2015年)では、タモリさん扮する李澤すももざわ京平教授による、百人一首コーナー(パロディ)が放映されていました。

あれやこれ いくもいかぬも 別れては 知るも知らぬも 大阪の人(熊蝉丸)
(現代語訳)あの手もこの手も試し、悦ばせたりらしたりと昵懇じっこんとなった恋仲も、別れてしまえば、束の間に大阪の人(京都の熊蝉丸から見たら縁遠い人)になってしまう。
※「あれやこれ いくもいかぬ」は男女の営みをさし、平安時代にはあらゆる「手」は出そろっていたのではないかとの、教授から解説がありました。

ヨルタモリ(ヨルタモリの内容まとめ)

逢坂関の名物です。

逢坂峠をデザイン。

これが名物!

※逢坂山かねよ …うなぎきんし丼が名物。グループ向けで和風の本店と、小上りもある別館レストラン部がある。

それほど高い峠ではありませんが、昔は、現在よりも高い場所を、人々は行き来していました。

大津駅方向へ少し歩くと、逢坂峠を越える、京阪京津線最大の難所! 番組未放映ですが、タモリさんも見ているかも知れません。急傾斜61‰は日本の鉄道で第3位。特殊な車両が、音を響かせ行き来しています。

おすすめルート 京阪大谷駅(徒歩すぐ)逢坂山かねよ《うなぎきんし丼がおすすめ》(徒歩すぐ)逢坂関跡(徒歩5分足らず、途中右手に「車石」のイラストあり)京阪京津線最大の難所《弘法大師堂が目印。少しわき道へ》(徒歩15分)大津駅
※大谷駅→大津駅はずっと下りでおすすめです。逆はずっと上り坂です。

意外と短い?逢坂峠を生んだ奇跡の地形とは|ブラタモリ京都・山科

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大津駅から京都府側を望むと山が見えます。山の左手にある逢坂峠は、どのように誕生したのでしょうか?

逢坂関は、両側から谷が入り込み、短い峠を越える形となっています。

周辺には複数の小さな断層があるため岩盤が弱く、川の流れによって谷ができたと考えられています。そして、比較的高度が低い逢坂峠の部分は、南北の地盤が隆起したことで誕生しました。

下を向いて歩こう♪東海道で発見した謎の石から分かる江戸時代の先進的交通システム|ブラタモリ京都・山科

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ブラタモリは、山科駅から徒歩15分ほどの場所から、旧東海道に入ります(地図)。

タモリさんは、旧東海道の石垣などで、不思議なくぼみがある石をいくつか発見します。石は、ツルツルしています。

※グランシャリオ御陵の隣の建物の低い石垣が分かりやすいです(地図)。

U字型のくぼみのある石が、多数見つかります。これらの石を並べると、レールのようなものができます。これは牛車を走らせるレール(車石)だったのです。

山科のど真ん中に巨大要塞出現!?正体は…なんと寺|ブラタモリ京都・山科

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タモリさんは、木立に覆われた不思議な高まりを発見(地図)。

アクセス 東野駅から徒歩10分

土塁です。

堀の跡です。

焼き討ちにあい、いまはない山科本願寺は、東西の要所に位置していたため、堀や土塁を巡らせ、守りを固めていました。

すぐ近くに蓮如上人御廟所。

蓮如上人は、いまはない山科本願寺を建立。像は御廟所から近い長福寺にある。

山科本願寺は、南殿(と土塁)も持っておりその跡。上記各所からは、少し離れている(徒歩15分程度)。

地図を見ると、山科本願寺は、山科川に守られた場所だったように感じます。さらに山科全体を、山々が囲み、まさに要衝の地です。

山科本願寺は、壮大な土塁と堀を築き寺内町を形成しましたが、当時京都を支配していた守護大名・六角氏と、本願寺のライバルだった法華宗などのタッグ、推定3~4万の軍勢に四方を囲まれ焼失してしまいます。

おすすめルート 東野駅(徒歩9分)史跡山科本願寺跡公園(徒歩6分)山科中央公園《山科本願寺土塁跡》(徒歩2分)蓮如上人御廟所(徒歩4分)蓮如上人像《長福寺境内》(徒歩13分)山科本願寺南殿土塁跡・南殿跡(徒歩10分)東野駅
※時間がない場合、蓮如上人像までとします。
※蓮如上人御廟所の近くに蓮如上人御塚道 道標、蓮如上人銅像跡もありますので、興味に応じて。
※興味があれば、山科本願寺南殿土塁跡・南殿跡への移動中に、蓮如上人 御指図の井へ立ち寄ることもできます。

500年前の寺に“サウナ”があった!?|ブラタモリ京都・山科

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タモリさんは、山科本願寺のサウナの跡がある、史跡山科本願寺跡公園を訪ねます(地図)。

日蓮宗ポータルサイト

史跡山科本願寺跡公園には、発掘調査で見つかった主要堂舎内の風呂跡がわかるよう広場が整備され、土塁跡もあります。

山科本願寺の折れの跡(サウナ跡のすぐそば)。のちの城郭や城下町の防衛に、生かされた可能性もあります。

会津若松城の城下町のクランク。(ブラタモリ会津若松

宿泊費高騰の京都宿泊の裏ワザ

1泊5千円では相部屋のゲストハウスにしか泊まれないほど、宿泊費が高騰している京都。京都駅からJRですぐ。円町駅が穴場です。室料は楽天トラベルで確認できます。

要衝ならでは!日本初の“山越え”鉄道誕生秘話

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ブラタモリは、住宅地にある神社の敷地のすみに、レンガのようなものを発見します(地図)。

もともと、レンガは地面に接しており、U字を逆にした形に積まれていました。これは歩行者用のトンネルの跡です。歩行者がトンネルでくぐらなければならないものは、何だったのでしょうか?

トンネルの上には、道路。道路は歩行者も渡れますので、ここは鉄道の跡だったのです(上の写真では、右手にレンガのトンネル跡がある神社の鳥居)。

線路は、京都と大津を結ぶ東海道線でした(昭和13年開業)。新橋~横浜、大阪~神戸、京都~大阪につぐ、4番目の鉄道です。

【ブラタモリ鉄道スペシャル】全ルートをまとめ|タモリさんが鉄道150年の歴史を探る

現在の東海道線は、トンネルが完成しほぼ一直線に進みますが、かつては、京都~伏見稲荷~レンガのトンネルの場所~大谷(逢坂関がある場所)のように、大きく迂回をしていました。このルートは、日本で初めて、山越え(逢坂山)に挑んだ鉄道路線でした。

ここで培った技術は、山がちな日本の鉄道敷設に、大いなる遺産を残しています。

😎山科
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(#139)西陣織はどうできた?
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(#103)宇治茶はなぜうまい
😎銀閣寺・東山編
(#102)引き算の美学とは
😎京都祇園編
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