
NHK番組のブラタモリ目黒編で、タモリさんが目黒を紹介しました。このページでは、ブラタモリ目黒編の内容、ロケ地、アクセスを分かりやすくご紹介します。
😎世田谷 (#256)世田谷城の見事な痕跡 | 😎目白 (#255)滝を見る名所だった? | 😎下北沢 (#232)江戸時代はジジイの街? |
😎汐留 (#231)江戸時代もフロンティア | 😎スカイツリー (#217)立地の謎とは? | 😎町田 (#205)なぜ神奈川県と間違う? |
😎八王子 (#204)25倍に拡大した秘密 | 東京湾 (#202)湾はどうできた? | 😎鉄道スペシャル (#sp)新橋から桜木町? |
😎大名屋敷 (#200、201)屋敷跡が多数登場! | 😎江戸の水 (#189)羽村から東京まで | 😎NHK (#187)226事件とラジオ |
😎渋谷 (#186)谷の地形の痕跡を探る | 😎江戸城 江戸城は台地の先端? | 😎白金 (#137)茶畑が高級住宅地に |
😎豊洲 (#121)日本のエネルギーを支えた? | 😎田園調布 (#96)放射線の美しい道 | 😎吉祥寺 (#94)吉祥寺はどこから来た? |
😎目黒 (#57)江戸のリゾートだった? | 😎高尾山 (#47)2種類の森はなぜ? | 伊豆大島 (#164 #165 #166) |
😎 東京駅 (#SP) | 😎築地 (#SP)貴重な先行版 | 😎三田・麻布十番 (#SP)貴重な先行版 |
😎マークは、現地取材済みです。
大河ドラマ「べらぼう」に登場
江戸時代の書物『金々先生栄花夢』(きんきんせんせいえいがのゆめ)の序盤、田舎から出てきた金兵衛が、江戸を目指す途中で立ち寄った地が目黒不動尊でした。3代徳川家光が恩恵を感じ、将軍家の加護により焼失していた塔や伽藍が再建され、江戸有数のリゾート地として賑わいました。品川宿に近く、江戸を訪ねる人も数多く立ち寄りました。
タモリさんの地元 目黒|ブラタモリ目黒


ブラタモリは、中目黒駅からスタート。地下を流れる蛇崩川の上を通り、桜の名所である目黒川に出ました。
中目黒駅を出て東方向に、蛇崩川の上を進む歩道があり、そこを抜けると目黒川です。

目黒は、古地図によると幕府が決めた江戸の範囲外ですが、まるで盲腸のように線が引かれ奉行所の管轄には含まれます。人の出入りがとても多く、奉行所の警察力が必要だったのです。これはなぜなのでしょうか?
マツコが「泊まりたい」と2度発言した宿(露天風呂がお目当て)
そのヒントは、目黒不動にあります。
目黒不動|ブラタモリ目黒


江戸時代、江戸の郊外にあたる目黒に多くの人が訪ねたのは、目黒不動が目的でした。
日帰りで、遊びを兼ねて参詣できる場所として、目黒は栄えたのです。名物は「目黒飴」。目黒は、江戸のリゾートと言える場所でした。

目黒不動へ向かう参道は、現在は商店街となっています。

参道では、うなぎ屋さんが繁盛していました。

ブラタモリは、目黒不動(龍泉寺)境内を目指します。

タモリさんは、まず水かけ不動に参詣します。水をかけた場所が健康になると伝えられ、大変人気のスポットです。タモリさんは、ボケないように!とまずは、頭から。

まっすぐ奥に進むと本堂です。現在の本堂は戦災にあい、戦後再建したもの。
江戸時代には、お堂が40もあり、諸願成就、多くの願いがかなう場所として人気がありました。現在、40のお堂のうちの1つ、前不動が残存します。

前不動は、本堂のへ昇る階段の下、水かけ不動の近くにひっそりとたたずみます。

前不動の建物のなかには、不動明王の像のレプリカがあります。なぜなのでしょうか?
これは、徳川家将軍が本堂に参詣するタイミングに、ちょうど訪ねてきた庶民がお参りできないことを防ぐものでした。

水かけ不動付近には、鷹のモニュメントがあります。目黒は、鷹狩り(鷹を用いた狩り)の場所だったのです。特に三代将軍家光は、目黒での鷹狩りを好み、目黒不動にも多くの貢献をしました。
目黒のさんまとは|ブラタモリ目黒


家光は、落語・目黒のさんまで、目黒で献上された庶民食だったさんまを気に入り、城内でも振る舞わせた大名様のモデルとされることもあります。
9月に行われる目黒のさんま祭りは、ニュース映像でも有名です。
落語・目黒のさんまをモチーフとしたもので、焼きさんま7000匹あまりを無料で配るお祭りです。バブル期以降の地価上昇で、庶民の活気が失われつつある目黒を盛り上げようと、企画されたものです。
(目黒駅前商店街振興組合は、松平出羽守説)
落語『目黒のさんま』
《あらすじ》ある大名(松平出羽守)が馬の早駆けに目黒へ行った時のこと、空腹となり百姓家で焼きたてのサンマをわけてもらった。屋敷に戻ったが脂が乗ったサンマの味が忘れられない。しかし、屋敷の御膳にサンマが出る訳もなし。そこで親戚へ食事のお呼ばれをしたので、ここぞとばかりにサンマを注文。しかし、親戚の家来たちが体を気遣いサンマを脂を蒸して抜いてしまった。ひと口食べたがおいしくも何ともない。「このサンマはいずれより取り寄せた?」「日本橋魚河岸にてございます」「それはいかん。サンマは目黒に限る!」
引用 目黒のさんま祭り公式ホームページ
マツコが「泊まりたい」と2度発言した宿(露天風呂がお目当て)
行人坂|ブラタモリ目黒


行人坂は、江戸時代から残る坂です。目黒駅を出て、左手の住友銀行の左側の一方通行の道に入ります。
行人坂は、目黒不動が見える位置にあります。目黒不動との高低差は10mほど。行人坂の上からは、江戸時代には富士山が見え、それも人気の秘密でした。

タモリさんが目黒不動を見下ろしたホリプロ(株式会社ホリプロインターナショナル)付近の場所には立ち入りできませんが、近い場所にある大黒天があります。目黒雅叙園を背景に立つ神社です。
大名屋敷と目黒|ブラタモリ目黒

目黒には、(細川)越中守、讃岐守、伊豆守の大名屋敷があり、崖の上に建てられていました。
高台にあるため用水も整えら、三田用水(現在は廃止)はその痕跡が見られました。
ブラタモリは、防衛省の研究所に特別な許可を得て入ります。敷地内を探すと水路橋の跡と思われるものがあります。
ブラタモリは、敷地内の、昭和5年に完成した大水槽を訪ねます。戦艦大和の開発などに使われたものです。研究の精度を上げるために水の入れ替えを行いません。そのため、4割程度が、三田用水時代の水が残っていると思われます。
目黒雅叙園|ブラタモリ目黒


目黒雅叙園は、創業85年、日本初の総合結婚式場です。細川越中守の屋敷跡で、料亭として開業しました。
※現在は、ホテル雅叙園東京に改称。2025年10月よりしばらく休館を予定。
創業当時のままの姿が、残っている百段階段は、崖の地形をそのまま生かしています。百段階段に沿うように、趣向を凝らした広間が配置されています。

百段階段は通常非公開ですが、イベント開催時は公開されます。

百段階段の入り口の様子です。公開時でも百段階段の内部や広間は撮影禁止となっています。

百段階段周辺に7つある広間のうち、もっとも目を引くのが「漁樵の間」です。絵画ではなく彫刻からなる部屋で、純金箔が用いられています。中国の漁樵問答をテーマにしています。

「草丘の間」は、落ち着いた色使いで、四季の草花や松原が描かれており、森の中を歩いているような気分になる荘厳で不思議な雰囲気です。

百段階段の外は、傾斜になっており、崖の地形を生かしていることがよくわかります。
百段階段を登りきった場所の「頂上の間」からは、崖を下る水路の痕跡を見ることができます(目視では判別は難しいです)。
以前は、三田用水の水が引かれ、滝もありました。この趣深い地形が、大名屋敷が建った背景にあります。
なお百段階段は、実際には九十九段です。諸説ありますが、ひとつには完成したものはあとは朽ちるだけであるということから、縁起担ぎという説があります。日光東照宮などにも、この考え方が見られます。
【ブラタモリ日光東照宮 全ロケ地】参道の気づきにくい工夫から、唐門と眠り猫が暗示するものまで#25

目黒雅叙園では、滝を望む喫茶、軽食スペースも人気があります。

庭園に出ることができ、滝の裏側にも行くことができます。
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- 特番 東海道五十七次(京街道)
- 最終回 指宿
- 3/2 正倉院
- 2/3 鎌倉
- 1/13 黒部峡谷
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